呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

締め切った部屋にて椅子に座り、本を読んでいると猫が寄ってきたので目線はそのままに膝を開き、撫でる為に手をふらふらさせて待つもいつまでも手は虚空を撫でるだけであった。
見ると猫は居らず、探すと部屋の外にいた
私は一体何を見たのだろうか。

「ニャン」
背後、椅子の上にて声がした。
#呟怖

#夏だしフォロワーさんの怖い話教えてください
確か去年も同じ事を言ったのですが、たまに家に半透明の猫が出ます。アメリカンショートヘアっぽい灰色の猫が走ったり目の端に歩いていたり。
家の猫とは全く違う猫。
何故。#呟怖

落とした指輪を拾おうと磁石を括り付けた糸を排水溝に垂らし引いたところ、糸の先に蝶々結びに結ばれた指輪が出てきた。#呟怖 #一行怪談

『彼を見てごらん』天の声はそう言って一人の赤ん坊を見せた。

彼はどこかいつも孤独であった。上辺の関係を掻き集めた結果か、鳴らぬ携帯を傍に、虚無に耐えれず命を絶った。

「自殺する程の事じゃないだろう!」
『最後にこれを見てごらん』
そう言って現れた鏡には、先程の男が映っていた。#呟怖

その狸は上手く化けるも何故か足跡が肉球になる

ある日気配を感じ振り向くと、般若のお面を被った、正に妖怪と言わんばかりの者がいた。足跡も付いていない。
「おお!凄いじゃないか!」
手を握り感激すると何故か少し困っている

背後で悲鳴が聞こえた。
振り返るといつもの狸が戦慄していた。#呟怖

深夜林を横切ると馴染みある音がした。探してみると奥に不法投棄された洗濯機があり、それが動いているのだ

ゴウンゴウン─
中々蓋が開かず奮闘していると「入っています」中から男の声が聞こえた

翌日、やはり洗濯機はあった。すんなりと蓋は開き、中には濡れた藁人形が一つ、此方を見ていた。#呟怖

蝉の歌う十字路にて、カーブミラーに真黒い女が手を振っていた。
すると突然大きな音を立て、カーブミラーが割れたのだ。
驚きながらも近付き覗くと、青空と共に、粉々になった破片全てに先程の女が映っていた。
#呟怖

私はお姉ちゃん。
だから弟が私のを食べても壊しても、私が1番欲しいものを持っていても我慢して、弟を守るんです。
誰も私を見ないし褒めてもくれないけど…

でも、成長した弟が、私のためにお線香を焚いて手を合わせてくれるのをみると、君のお姉ちゃんでよかったなあと思います。#呟怖 #幽霊の日

「私が殺しました」
女が白状した。長い睫毛を陰に、赤い唇を開いた

「こう、ナイフをするりと」
夕日だろうか、輝く輪郭が心地よく、目が離れない

「どうしても疼くのです」
悩ましい香りがする。脈打つ喉に彼女の白い手が触れる

「嗚呼、貴方も殺したい」
それは酷く甘美な誘惑だった
#呟怖

シャワーの音がした
先程まで入っていた風呂場からだ

行ってみると電気がつけられシャワーを浴びる人影が見える。
驚いて開けると先程とは打って変わって暗く、湿気の残るだけであり誰もいない。

見間違いかしら。
戸を閉めるとあのシャワーの音と光と、異様に大きな人影が戸の前に立っていた。#呟怖

テレビの暗い画面に赤い着物が私の前に映っていた。
それはゆらゆらと揺れだして、唐突に脱げ落ちた。
中から現れたのは真白な骸骨だった。それはゆっくりと此方を見、目が合ったか否かの時に「ガシャン」確かにそんな音を立て崩れ落ちた。床を見ると仄かに甘く香る灰が一握り山になっていた。#呟怖

「◽︎◽︎が綺麗ですね」
そう言う彼の顔が影に隠れ見えなかった。満月の頭が欠けていたのだ
段々とそれは下へ、月の中央へと動きぶるんと震えて、そこでこれが目玉だったのだと気が付いた

「◽︎◽︎◽︎ぁ◽︎◽︎◽︎ね」
彼が私の手を離さない
#呟怖
#月が綺麗ですねを1番ホラーに書いた人が優勝

赤い糸を引っ張ると、彼は転んで事故に遭い、私に残ったのは彼の小指だけだった。
そんな筈ではなかったし、こんな事は望んではいないのに、暗闇からズルズルと音を立て現れるのは、私の赤い糸に引き摺られる小さな小指だけなのだ。#呟怖 https://twitter.com/sachuta_0u0/status/1151870710546960384 

遺体にメスを入れる。下腹部まで引くと中から溢れ出たのは深緑の葉であった。恐る恐る手を入れると葉が撫でる感触の中、一つ何かが触れた。それは艷やかな林檎で、弱々と「見ないでください」呟いた。

気付くと葉は無く、ただ開かれた遺体があった。顔をみると知らぬ間に開いた瞳と目が合った
#呟怖

「今日も月が綺麗ですね」
その言葉で違和感に気が付いた。そうだ、ずっと朝が来ていない。いつのまにか僕達は隣町に行く事を諦めていた。この街を囲む壁は一体いつ出来たのか。

ふと空に横一筋に白い線が現れ、そこから目玉が此方を覗き込んだ。
#月が綺麗ですねを1番ホラーに書いた人が優勝 #呟怖

機械の体にしたので肉体を捨てたのだが、その日から「君の昔の体を見かけた」と言われるようになった。
話によると楽しそうで、新しく出来た恋人や友人と仲睦まじく生活している様だ。

私よりも遥かに楽しそう。ふと、酷く劣等感を覚えた。
私は本当に体を捨てたのだろうか。
捨てられたのは…#呟怖 https://twitter.com/roku_souko/status/1150416499535781888 

城砦の石垣、土管の中から女性の歌声が聞こえた。手を伸ばすとすぐに土壁に当たり、その手前に厭に冷たい塊がある。
取ってみるとそれは古い南京錠だった。歌声はその鍵穴から聞こえていたのだ。

この城には座敷牢がある。そんな噂を 思い出した。 #呟怖 https://twitter.com/sorapoky/status/1150247913248870400 

「酷く悍ましい顔をした幽霊が現れる」

いざ幽霊が現れると男達は一目散に逃げ出した。
ひどく見覚えのある顔の幽霊であった。確かに私が殺した顔だった。

その顔は、私の整形前の顔だった。
#呟怖

その美しい湖には男女の幽霊が現れる。湖の真ん中には目印のように一輪の睡蓮が咲いており、その上に現れるのだ

長い睫毛を伏せさせながら空を向き、白く輝くその女性の姿は真に女神の様だと言うが、その彼女の足元に氷の様な顔をしてしがみつく男が彼女に見惚れる人々の恐怖を突き刺さすという #呟怖

廃墟にて、コソコソと声がする。探してみると声は障子の向こう側、二人の影が耳打ち小声でコソコソ話をしている姿が見えたのだ。
「脅してやろう」
そう思い、勢い任せに障子を開くも誰も居ず、ただ二人分の影絵人形がパタンと倒れるだけだった。#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1135438576634568704 

目覚めぬ彼女の口から溢れたのは、あのルビイであった。
病床にて、彼女はその赤い石を飲み込んだ。「私は長く御座いません。きっと死に際この石を貴方に渡しますのでどうか、お側に」
ころころと私の側に転がるそれは一層紅く染まっており、「ぎらん」その奥の輝きと目が合った気がした。#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1137638244038742017 

階段下から音楽と騒めきが聞こえる。どうやらこの下はクラブやディスコになっているようだ。
興味本位に行ってみると次第に音はくぐもり、どこかへ行ってしまった。

ひんやりとした地下。
誰もいない床に、平仮名の様な見た事のない文字の書かれたチラシが一枚落ちていた。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1141177059441434624 

その女性は凡そ裸であった。
長い髪を濡らし、長い睫毛を一文字に、髪の先を見る大きな瞳の中に星が瞬いていた。

見惚れているとパチリと目があった。彼女はさっと水に潜ると姿を消し、あとは静寂だけが残った
彼女はひどく美しかった
特にこの場の色を制すような肌の青緑色と、甲羅の艶めきが。#呟怖 https://twitter.com/moziyuri1227/status/1139808502279364608 

影が一人多い

#6文字でホラーを書け
#呟怖

その花を啄ばんだ小鳥が倒れ伏せた。
後日そこには鳥はおらず、ただよく似た花が少し大きな群れとなりそこにあった。

友人がその花を摘んだ。
後日友人は失踪し、部屋のベッドには人型に群れをなしたあの花が、意味を察しろとばかりに咲いていた。#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1139146277440983041 

そのラジオは黄昏時になると時々、物憂げなノイズと共に誰かの最期の一言を流す。叫び声や泣き声、こんな筈ではと後悔の言葉が多い中、「もしがあれば、来世でも共に」と老夫婦の微笑む声が聞こえた。
きっとそれは心中だった。ラジオの音が途切れる最中、手元のナイフが酷く無意味な物に見えた。#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1139131778709377025 

図書室のある本を読むと、秘密の教室に入れる。
前にそんな本を読んだ。
そういえばこの学校にもそんな七不思議があるのだが、結局のところ誰もその本がどれで、教室がどこなのかわかっていない
だが、友達の言っていた第5美術室は見つかっていないし、今私のいる第3音楽室は誰も来たことがない。#呟怖

鳥居から出ると、何かを落とした様に左手が涼しくなった。
何を握っていたかしら。振り返ると、鳥居奥の人混みから懐かしいお面を見た気がする。
私は今まで誰と歩いていたかしら。
左手を開くと、覚えの無い玩具の可愛い指輪が入っていた。#呟怖
#祭踊出店金魚夜浴衣を使わずに悲しい夏祭りを書く

夢を見た。そこは暗く、身動きも取れず、しかし暖かかった。遠くの方から音がする。次第にそれは近付いて、目の前に光が射した「あら、そこは私の場所よ」
そうか、君は埋まっていたのか。
目を覚ました後も響くその声と顔は、暫く前に行方不明になった友人だった。#呟怖

休日リビングで寝ていると金縛りにあった。目を閉じているのに部屋の様子が見え始め、本棚の近くに家族ではない人の影がみえた。そしてそれは次第に一冊を抜き、読み始めた。
やがてしっかりと目覚めたのでそこへ行くと棚にあった筈の李白詩集が出ており、覚えの無い所に栞が挟まっていた #呟怖 #実話

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。