呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

何の変哲もない直線道路、なのに車の死亡事故が多発する。
直線の真ん中で突然ハンドル操作を誤ったかのようにガードレールや対向車に突っ込むのだ。
わずかな生存者は「突然バイクが割り込んできた」と口をそろえて言う。

だが監視カメラに映った事故にはどれもバイクの姿はなかった。
#呟怖

中古で買ったビデオカメラで試し撮りした自分の動画を見ていて違和感に気付く。
映像の中の自分の動きが撮影時と微妙に異なる。
繰り返し見るうちにとうとう画面外へ出てしまった。

そしてTVの背後から、自分が現れた。
#呟怖

何が嘘をついていい日だ。
4月1日はすべてが信じられない。
その話、どうせ嘘なんだろ!?
その告白だってどうせ嘘なんだろう!?
その約束だってどうせ嘘なんだろう!?
その信号、赤だけど嘘なんだろ!?
その踏切、閉まってるけどどうせ電車なんて来な

#呟怖

同棲中の恋人が交通事故で無くなった
悲しみの中遺品を整理する
PCのパスワードは私の名前と誕生日
カレンダーには私に関する日付が記念日のように記されていた

さかのぼっていくと私と付き合い始める前のもの、知り合う前のもの、以前付き合っていた人と出かけたものまで記録されていた
#呟怖

同棲中の恋人が交通事故で無くなった
悲しみの中遺品を整理する
PCのパスワードは私の名前と誕生日
カレンダーには一緒に出掛けた日が几帳面に記されていた
さかのぼってみていく
私と付き合い始める前のもの、知り合う前のもの、以前付き合っていた人と出かけたものまで記録されていた
#呟怖

ドアを激しく叩く音で目覚めた
覗き穴から見知らぬ人が知らない名を呼びながらドアを叩いているのが見えた
怖くなって警察に連絡するとほどなく警官が連れて行った

後日それがニュースに載った
調べるとここの以前の住人で数年前に自分の家族を殺したらしい
呼んでいたのはその家族の名前だった #呟怖

深夜の定点カメラからのライブ映像
カメラの首振りで人が映し出される
こんな深夜に一人、交差点で信号待ちをしているようだ
首振りが反転し、その人が画面の端へ消えようとした瞬間
何か黒い大きなものが覆いかぶさったように見えた

再びカメラがその場所を映したが、もう何もなかった

#呟怖

「エレベーターが止まらない途中階に余分なフロアがあるような気がする
それを確かめたくて仕方がない
どうにも我慢できないので、ドアをこじ開け立坑へ降りてみることにした」
エレベーター坑で転落死した男のポケットのメモ帳にはそう書かれていた
今月に入ってすでに3人目、なんなんだろう
#呟怖

エレベーターは昇っていく
私の部屋の階へ向かって
そのはずだった

扉にある唯一の窓からは同じような階が繰り返し流れていく
階数表示はおかしくなって、今何階にいるのかわからない
そもそも12階建てで最上階へ1分とかからないのに

エレベーターは昇っていく
エレベーターは昇っていく

#呟怖

TVでキャスターが
「1月32日、朝のニュースです
そして黙り込む
間違えたんだろうが黙り込むのもどうだろう

家を出て駅まで来たがどこもシャッターが降りて人影もない
何か怖くなって家に駆け戻った

あれからTVには無言のキャスターだけが映り、毎朝一言
「1月32日、朝のニュースです

#呟怖

いつもの帰り道、並ぶ街灯に照らし出されていくつもの私の影が落ちる。
人通りのない通りで背後の気配に振り返るが、誰もいない。
気のせいだろうかと向き直り再び歩き出そうとすると、影のような黒い姿に取り囲まれた。
その姿の影は私の足元につながっていた。

#呟怖

「お前たちは人形だ
薄暗い部屋の中、椅子に縛り付けられた私たちにそいつは言った
もがき逃れようとする一人をそいつが斬りつけると、その人はガランと音を立てて倒れる
そいつは次に私を斬りつけ、私もガランと音を立てて倒れた
#呟怖

向こうから戻ってきてすれ違う人々はみな一様に晴れやかな笑顔を浮かべている。
うわさに聞いたとおり、この先にあるという高台は素晴らしいところなのだろう。

たどり着いた高台からの景色は素晴らしく、言葉では表せないほど。
やはり噂は本当だったのだ。

私はためらいなく、飛び降りた。
#呟怖

「自分が生きているのか死んでいるのか、時々わからなくなるよ
あいつは10年もここでそんな事を言っている
心配するな、確実に死んでるよ
私がやったのだから間違いない
#呟怖

今日もドア越しに君と他愛のないあいさつを交わす
ドアの向こうから、挨拶が返ってきた

あの日、ドアの隙間から遺書と書かれた封書が覗いていたのを見たときから、君が外に出ることはなく、私もこのドアを開かない
もし開けて確認すれば、終わってしまうかもしれないから
#呟怖

冷静に考えれば不気味なほど頭が大きく、走るのにも事欠きそうな短い脚、物をつかむのがせいぜいな手
着ぐるみというのは考えてみれば不思議な造形をしている

通りで愛想を振りまく着ぐるみを横目に通り過ぎて、何か違和感を感じ振り返って見たその背中には縫い目もファスナーもなかった
#呟怖

「頼りは懐中電灯だけ
「ホラーではまあ普通

「背後で勝手に扉が閉まる
「鉄板だね

「逆に前方の扉が音もなく開く
「あるある

「窓の向こうに青白い人影
「気が付かないことも多いやつね

「隣にいるのが仲間だと思ったら怪物
「あー、それもあるな

「じゃあこの状況全然問題なくね?
「だな

#呟怖

部屋の隅にある段ボール箱の底から赤い液体がしみだしている
開くとそこには切り落とされた人の頭

背後に人の気配と悲鳴
妻が駆け寄り箱をのぞき込んで中身を取り出す

「ジャムの瓶、割れちゃってたんだ
困ったような笑顔

心拍数が上がる
中身は間違いなく私が切り落とした君の頭だったのに

#呟怖

ドアを開けるとそれまでの記憶がなくなっていた。私は誰で、何をしていたのだろう?
もしかしたらドアを閉じれば何か思い出すかもしれないと思って、閉じた

さっきドアを開けたと思ったのに、なぜ閉じているのだろう?
私はドアを開けた

ドアを開けるとそれまでの記憶がなくなっていた。

#呟怖

電車で向かいに立った人が少しいいなと思った
こんな人と付き合えたらなぁ…
「ごめん、君のような人は生理的に無理だから
えっ!?声に出してた?
すると周囲の人たちが一斉に私が考えていたことを並べ立て始める
私は次の駅で逃げ出すように電車を降りた
#呟怖

あれから一週間たった
仕事帰りにポストを確認すると、はがきが一枚届いていた
「大変参考になりました。近日中に結果をお見せできるかと思います
はがきにはそう書かれていた
どういうことだろう

数日後、各種ニュースが大騒ぎを始める
「この隕石群が地球へ接触する可能性は極めて高く…

#呟怖

食べればその姿のまま不死を得るという"人魚の肉"を手に入れた帰り道、私は車で大事故を起こした
私自身も意識を保つのがやっとというとき、前にあの肉が転がり出ているのを見つける
生き延びたい一心で私はそれを口にした

以来、事故当時の姿のまま、もはや死ぬこともできずに生きている

#呟怖

「もし世界が終わるなら、どのように終わってほしい?」というアンケートを受けた
選択肢は下の通りだった

回答したら「ありがとうございます。参考にさせていただきます」だって

どう参考にするんだろう?

#呟怖

ある日、世界がゾンビだらけになっていた。
バットで殴って数体のゾンビを撃退したところで、目が覚めた。
私の手には血まみれのバットがあった。
#呟怖

友人かある日焦燥した様子でうったえてきた。
聞くとどうやら飼っている犬が人語を話し始めたらしい。
私はそれをそんな馬鹿な、と取り合わなかった。
人語を話すようになるのは、猫だ。
#呟怖

電話がかかってきた
受話器の向こうから聞こえたのは
「○○さんは、死にました
□さんは、まだ死にません」
気持ち悪いのですぐに電話を切った

あれから何とはなしにニュースなどを注意してみている
今のところ○○さんも□□さんも、亡くなったというニュースはない
ただのいたずら?
でも…
#呟怖

漂着した遺体は見たこともない不気味なものだった
性別も年齢も不明、体の構造も我々とは大きく異なる
目らしい器官が体の上部の大きなこぶ状の突起に二つ付いているばかりか、その周囲に機能不明の穴が5つもある
腕も足も2本ずつ、体毛は一部にしかない
このような生物は今まで見たこともない…
#呟怖

物語の中限定の奇跡を売る男がいた
値段も手ごろなのでそれを買うことに
恋人が病で亡くなる小説を変えるよう頼むとそう変わった
悲しい結末が消えて少しうれしかった

翌朝、その本は手元からも本屋からも消えた
男に聞くと「そんな物語は誰も顧みないから、なかったことになった」のだそうだ
#呟怖

突然現れた邪悪な笑みを浮かべ自らを侵略者と称するは対象の一人と決闘し、その力に絶望させた後、圧倒的な力で侵略するという

方法は"空想具現化装置"なるものでの想像力対決

3分後、彼らは泣いて逃げ帰った

スーパーヒーローとか悪魔とか銀河を投げちゃう巨大ロボとか、反則だと叫びながら

#呟怖

「全ては認識の問題なのです

眼の前の男は私に語り続ける

「ときに事実は受け入れがたいものですが

彼がなんのつもりでこんな話をするのかわからない

「そろそろ冷静に受け入れなければいけません

そんなことよりも私の足元の私そっくりの死体について

「あなたご自身の死を

私の…?
#呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。