呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

アパートの前を通ると、窓から子供が手を振っていた
やがて隣の窓でも同じように子供が出てきて手を振り始める

アパートの横を通り過ぎて振り返ると、つい先日火事で全戸消失したアパートの残骸があった

#呟怖

その空地には「禁止」と書かれた立て札があった
何が禁止かわからないまま、子供たちは遊んでいた

ある時その空地で一人の子供が亡くなった
子供たちはその子が禁止されたことをやってしまったんだと噂していた

だが何が禁止だったのかは誰も知らない

その後その空地は駐車場になった
#呟怖

「怖い話をね、探しているんですよ。何かありませんか
「ごめんなさい、そういうのはちょっと思いつかないですね
「まあとりあえず見せてくださいよ
「見せるって何を……
その瞬間、私の頭は何か重い刃物でたたき割られた
#呟怖

「ああ……、ほんとにないんですねぇ

一人エレベーターを待つ
ドアが開く
乗り込み目的階のボタンを押して閉ボタン

と、閉じ始めたドアが、閉じきる前に再び開く
だが外には誰もいない
閉ボタンを押すのと同時にエレベーターが振動
なにが乗り込んできた?

エレベーターが動き始める
開ボタンは、間に合わなかった

#呟怖

地下500メートルにある核シェルター。
本来なら100人暮らせるのが、''その時"にここへ来ようとしたのは私だけだったらしい。
地上が安全になる50年後まで扉は開かない。
食料も水も寝床もあるのに、50年間たった一人。
大勢死んだろうに幽霊の一人も出ない。
いっそ来なければよかった。
#呟怖

友達が一緒に入ったコンビニで突然トイレに行きたいと言い出した。
「トイレをご利用の方は事前に店員にお申し付けください」という張り紙があったが、友達は無視して入った。

30分経っても出てこないので店員に言ったら
「だから事前に言ってと張り紙したのに」
と言われた。

#呟怖

玄関前でそれは立ち止った

とても重そうな靴音、底に砂利でもついているかのようなざらざらした接地音

最近毎晩、そんな足音がアパートの扉の前で、止まる

だが覗き穴から見ても誰もいない
扉を開けて確認してもやはり、いない

今夜も足音は玄関前で立ち止まった
一体、なに?

#呟怖

妙なアンケートが届いた

問1.あなたの周りで最近亡くなった方はいますか?
問2.その方が亡くなった理由は何ですか?
問3.それにあなたはどのように関わっていますか?

誰が送ってきたのだろうか
送ってきたやつは、何か知っているのだろうか

#呟怖

「見える」友達と温泉旅行

湯上りにちょっと散策

…うん、廃墟になった宿屋の前を通るたびに見えない誰かに会釈するに、やめてもらっていいかな?

#呟怖

その画家の描く肖像画は緻密でまるで描かれた人そのもののようだとまで言われた

描かれた人が事故で亡くなると、その肖像画にも傷が浮かび上がるそうで、そういう意味でもまさに生き写しだった

だが噂では事故の前にその画家が肖像画に何かを描き加えていたのを見た人がいるという

#呟怖

未来との通信技術が発明された
これで世の中は大きく改善されるはずだ
何しろ間違った方向へ進もうとしていたら、教えてもらえるのだから

数か月後、未来からの通信がほとんど届かなくなった
教えられた未来の状況に絶望して自殺者が激増したからかもしれない

#呟怖

突然の猛吹雪が登山チームを襲う
視界はゼロ、皆の声も聞こえない

山小屋を見つけて逃げ込むが吹雪は強くなるばかり

突然扉をたたく音
仲間?だがこの吹雪でたどり着けるだろうか
私は扉を固定し、耳をふさいだ…

救助隊が見つけた一人は山小屋の前で息絶えていた
小屋の中には誰もいなかった

#呟怖

※ちょいグロ

今日もお隣さんで夕食をいただく

しかし困った

脚や腕や、食べやすい部分はもう食べてしまった

ここいらの他の住人はみな、食べ物が残っていそうな場所へ逃げ出したか、餓死してから日がたっているので腐敗している

明日からは何を食べよう

#呟怖

「私メリーさん。今駅にいるの
「私メリーさん。今信号を渡るところ
「私メリーさん。コンビニの前を過ぎたわ
「watasimeri-san.nihongogadenakunattanodousiyou
#呟怖

ある日、チャットで話している相手が皆「エラー」としか言わなくなった
実際にあったことはなかったけれど、人間と思っていたがAIだったらしい
それにしたって全員てのは酷いだろ

友人に電話でそれを話そうとしたら「エラー」としか言わなかった

#呟怖

おまけ

現代アート展に行ったときは、
「この作者はまだ生きてる
「こっちの作者は亡くなってる
って、ちょっと怖かった

#呟怖

「見える」友人と美術館へ

作品について友人がいろいろ説明してくれる

「詳しいんだねー
というと、ちょっとすまなそうに
「ううん、受け売りだよ。…作者が説明してくれるから…

何それずるい

#呟怖

子供のころの夏休み、田舎の神社で知らない人に声をかけられた
大人たちがそれを見て騒ぎだし、その人は逃げだして事故にあったそうだ

大人になって神社を訪ねると境内でどこか見覚えのある子供が遊んでいた
好奇心から声をかけると、近くの大人がすごい剣幕でかけてくる
驚いて逃げ出すと…
#呟怖

足元、気を付けたほうがいいですよ
…ほら、踏んじゃったじゃないですか

なにをって?
足元を走り回っている動物たちの霊ですよ

見えないんだから仕方ない?
まあ、そうでしょうね

でも
踏み潰される方にはそんなこと、関係ないんじゃないですか?

#呟怖

雑踏の中でもみんな周りを見ずに
下とかスマホとか見ながら歩いているから
すぐ隣にいた人が消えてしまっても
誰も気がつかない

あなたが消えてしまっても
誰も気がついてくれない

#呟怖

近所の食堂には限定メニューがある

そのメニューはある期間だけ出されるのだが

その直前一週間以内に必ず近所でペットの行方不明事件が起こる

#呟怖

「見える」友達と昼食に出た。
傘をさして並んで歩く。
「雨の日っていやだよね
というと、
「そうだね、みんな傘に入りたがるから…

友達のほうを見ると、傘にもう一人入っているような変な持ち方をしていた。

#呟怖

やつとはある意味長い時間を共に過ごしたともいえる
それは私を虐げ搾取するだけだったが

今やつは私によってナイフを胸に突き立てられ、地面に転がっている

だが私が今ここで立ちつくしているのは、安堵からでも、恐怖からでもない

あんなやつでも血は赤いと思っていたのだが…
#呟怖

私は人には見えない不思議なものが見える
いわゆる霊というものだろうか

同じように霊が見えるという知人がいるが、その人の言うものは私には見えない

その人が私の目の前で霊が襲ってくると言い残して亡くなった
だがその時も私には見えず何もできなかった

私の見ているものは何なのだろう
#呟怖

「私は未来が見えるし、見えた未来は必ずそのとおりになるんです」といって飛び降りたあの人には、どんな未来が見えていたんだろう?

#呟怖

#呟怖
#このお題で呟怖をください

海辺での撮影会
砂浜と岬へ道が分かれていたので、30分後に合流を決めて分かれた

だが30分後、他のグループが戻らない
携帯ではここにいると言うし、互いのGPS情報を確認したが間違いない

ふと風に彼らの声が聞こえた気がしたhttps://twitter.com/moon04cat/status/1127204204035002368 

新しい霊園ができてお寺からそこへの案内看板が据え付けられた。

だがそれを誰かがいたずらして並び替えたようで、同じところをぐるぐる回るようになっていた。

それ以来、日が落ちてくるとそこを影のような人たちがぐるぐる行列を作るようになった。
#呟怖

その生徒は校内で知らない人はいないほどの有名人だった。
誰とでも気さくに話し、皆に慕われていた。
ある日からその人が学校に来なくなった。
転校、病気、事故。様々な理由を憶測する人がいた。
驚いたのは生徒はもちろん先生すら、その人の自宅はおろか学年もクラスも知らなかったことだ。#呟怖

「小さいころ、家族といった遊園地で迷子になったことがあってさ。どうにか親に見つけてもらったんだけど、しばらくなんか家族が知らない人に見えて不安だったなぁ。今ではもうそんなことないけどね

そう語る友人の言葉から私が友人とその家族の間に感じていた違和感の正体が分かった。

#呟怖

長い一直線の道路で車をずっと走らせている。
景色は白くかすみ、流れていくのは道路自体のみ。
ずいぶん前に大きな事故を起こした気がして、それ以来ずっとこうだ。
時計は動かず夜も来ないのでどれほ時間がたったのかもわからない。

ただ、二度と戻れない気がして車を止めることもできない。

#呟怖

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