呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖
#実話
「今晩は…」
大晦日、母と真向いになってコタツでミカンを剥いていると、開いた襖から女性が一言そう言った。
「今晩は…」
私がそう返すと、母は女性に会釈だけ返した。
襖は再びスっと締まり、私と母は顔を見合せ、そしてお互い同時に口を開いた。
「今の誰…?」 https://t.co/T0WQEwmZSQ

#呟怖
天空から垂れ下がる糸、その先に居るのは一匹の蜘蛛…。
何処から垂れてるんだこの糸…不思議に思いながら空を見上げると突如声がした。
「掴んでみろよ…」
「えっ?」
と一言返すと、蜘蛛は糸を手繰り寄せるかのように空へと吸い込まれ消えてしまった。唖然とし呟く
「蜘蛛を掴むような話…」 https://t.co/jHDorsLS8p

#呟怖
「これ何に見える?」
娘の問いかけに微笑ましく思いながら答えた。
「人の顔に見えるね~」
「じゃああれは?」
そう言って先月建てたばかりの新築の家の窓を指さし娘が言った。
窓には何もない。困った顔を見せていると娘が口を開いた。
「パパ見えないの?血だらけの女の人の顔」 https://t.co/LCnQrtJfAX

#呟怖
バスに乗り遅れて会議に遅刻した。その後始末書を書かされデートに間に合わずキャンセル。家に帰りヤケクソにビールを煽りTVを観ていると、見慣れたものが…今朝のバスが横転している。続いて流れた映像はデートの待ち合わせ場所、通り魔による無差別殺傷事件のテロップが…バスに乗り遅れて… https://t.co/vDmk9aCSpA

#呟怖
「あら、見えるのね」
彼女はそう言って冷たい笑みをこぼした。
彼女を取り巻く無数の手。それ等は何かを求めさ迷うかのように蠢いている。
その手は一体……彼女に聞くと、今度は満面の笑みでこう答えた。

「私が今まで奪ってきたものよ」

その瞬間、無数の手が彼女の細い首目掛けて群がった https://t.co/kcdLRl8h65

#呟怖
「押すなよー」
むぎゅうー
「そっちこそ押すなよー」
むぎゅうー
「潰れるー」
むぎゅうー
「押さないでー」
むぎゅうー
「そういえばさっき飛び込んできた女の子どうした?」
「さあ…出てこないね」
むぎゅうー
「だから押すなって」 https://t.co/KWnKTKeCxN

#呟怖
取り憑かれてる。彼女にそう言われた。視える人っているんだなと素直に感心してしまった。しかしお祓いに行けと言われたのは傑作だった。だが冗談じゃない……愛した女を一生俺の物にする方法をやっと見つけたんだ。そう言って口の端を歪めると、俺はナイフを握りしめ、彼女の家へと向かった。 https://t.co/yo61RLg4g3

#呟怖
風情ある京の街で、私は彼女と出会った。艶めかしく流麗な着物姿。一挙手一投足が優美に見えた。見とれていると、不意に耳元で声がした。ようこそ、幽玄の街へ……。ハッとして当たりを見渡すが誰もいない。彼女の姿も消えていた。目の前には石造りの狐の像が、凛とした姿で佇んでいた。 https://t.co/Xq8ih0GPCk

#呟怖
先生から次の本の構想が決まったと連絡があった。編集担当である俺とぜひ打ち合わせしたいという。急ぎ車に乗り先生の家へと急ぐ。そういえば何か手伝って欲しいとも言っていたが何を……。考えていると先生からメールが届いた。題名が決まったらしい。内容に目を通す……。

超入門「人間解体」 https://t.co/TnEH720ptB

#呟怖
──貴方がこれを読んでいるという事は、おそらく私はもうこの世にいないのね。
貴方にとって私は邪魔だったもの。
今頃大好きなワインでも呑んで笑ってるのかしら?

もう一度貴方を愛してると言いたかった……。
そうそう、ワインに毒を入れておいたから。

追伸、また会えたなら伝えます。 https://t.co/oZg5OrArtb

#呟怖
「お姉ちゃん半分こしよ」

「うん、いいよ」

「よいしょっと、はいどうぞ」

「あっ!お姉ちゃんずるい!お姉ちゃんの方が多い!!」

「もう分かったわよ、じゃあほら、お母さんの腕あげるから」

「やったー!」 https://t.co/Et6JI5Npxl

#呟怖
#朗読
ロク玄様、素敵な朗読ありがとうございます。
(*ᴗˬᴗ) https://t.co/zJwVfrjxCU

#呟怖
所謂視える人と呼ばれる俺は、毎晩天井からぶら下がり俺の顔を覗き込む女に悩まされていた。地縛霊と言うやつだろうか。ある日意を決してなぜ現れるのか問いただすとこう答えてくれた。「貴方の寝顔が可愛いから…」幽霊にはモテるのだが…なんともモヤモヤした気持ちのまま、俺は眠りについた。

#呟怖
夢を見た。居間にある神棚。そこに置かれた女の生首。気味が悪いため父を問いつめると、どうやら何処からか拾ってきたものだという。捨てるように言ったその日から父が家に戻らない。翌日、またあの夢を見て私は思わず飛び起きた。神棚に女の生首、その横に恨めしそうな父の生首があった……。 https://t.co/lunh9X2ot3

#呟怖
今は亡き息子と遊んだ公園に深夜足を運ぶと、風もないのにブランコが独りでに揺れていた。怖くはなかった。むしろ息子が遊んでいるのかもと思い隣に腰掛ける。すると「ついて行ってもいい……?」と、不気味な老婆の声が隣から聞こえ、思わずその場を逃げ出した。 https://t.co/LIjR0P09t3

#呟怖
棄てられたスコップを見て邪魔だと拾い上げると、俺は唐突な衝動に駆られ穴を掘り始めた。何でこんな事を……狂気じみた行為に思わず笑いが込み上げてくる。やがて地中に埋まる残骸を見つけそこで我に返った。嗚呼…そうか、ここに埋めたのか。蘇る記憶、俺は数年ぶりに彼女との再開を果たした。 https://t.co/MoRta6NdwD

#呟怖
公衆電話で妻に電話すると
「しばらくお待ちください」
ガイダンスが流れた。何だ?と首を傾げながらも掛け直すが再び同じガイダンス。諦めて電話ボックスを出た瞬間、大型のダンプがボックスへと突っ込み薙ぎ倒して行った。震えながら振り返ると、生気のない女が、此方を憎々しく睨んでいた。 https://t.co/bpPgUumQKg

#呟怖
疎遠だった父が亡くなった。
別段悲しくはなかった。

タクシーを呼ぼうと近くにあった公衆電話に入りダイヤルを押す。
「あ、病院までタクシーを、」
「もしもし?タクシー会社じゃないよ?」
電話口に出た男は、そう言って静かに切った。
若い頃の父の声に瓜二つ……頬に冷たい雫が流れた。 https://t.co/bpPgUumQKg

#呟怖
大昔、悲しい事があると母が優しく髪を解いてくれました。私はそれが忘れられず、人の子の母を何人も攫いました。ですが人の身は脆く矮小な生き物……。然し忘れられないのです。あの母の手が……嗚呼、悲しや人の子よ。さあ今日もまた、私の髪を解いておくれ、あの優しき我が母の様に。 https://t.co/tQUlTn0g2u

#呟怖
夕暮れ時、この時間になると数人の男女が向かいマンション一室に入っていく。毎日見掛けるが毎回違う人物。カーテンは締め切られ中は伺えない。何かの集まりか?しかしふと気が付いてしまった。今まで一度も部屋から出てくる所を目撃した事がない。翌日、あの部屋から数十人の遺体が発見された。 https://t.co/FgJW6S2Jq6

#呟怖
「ねえママ押して!」
そう言うと、後ろからママが思いっきりブランコを押してくれた。足が天高く舞い、まるで空を泳いでいるような気分。「もっと!」更にブランコが高く舞い上がり、さすがに怖くなった私は振り向きざまにママを見た。

知らない女がニタニタとヨダレを垂らして笑っていた。 https://t.co/XXAecQNe0c

#呟怖
リズム良く落ちる薬莢、飛び交う火花、漂う硝煙と死臭。街中がゾンビ共に溢れ帰り、視界は阿鼻叫喚の地獄絵図。それでも私は撃つ手を止めない。そう言えは私の事を妄想癖だと罵った医者がいたな。殺しちゃったけど。ていうかこのゾンビ簡単に死に過ぎじゃない?一発で血を流して死ぬんだもん。 https://t.co/fKnzCMPefl

#呟怖
「けんけん…」
片足飛びで器用に階段を下る少女。
懐かしい、俺もよくやったなと階段を昇る。やがて少女と距離が近付いてきた時、俺は一目散にその場で踵を返し逃げ出した。
満面の笑みで、けんけんと片足飛びをする少女。
両腕をピンと伸ばし、体の真ん中から生えた足は、一本しかなかった。 https://t.co/GeR8u88VGK

#呟怖
足の悪いお婆ちゃん、それを支えるように並ぶ子供。
優しいお孫さんだなと思い前を向いた瞬間、隣で急ブレーキの音が響いた。
見ると先程のお婆ちゃんが赤信号なのに道路に飛び出していた。
慌ててお婆ちゃんを助け声を掛けると。
「身体が勝手に引っ張られて…」
子供の姿はどこにも無かった。 https://t.co/xsHRY0IZBj

#呟怖
「何あれ……?」
幼き頃、山で見た空から降る火柱について祖父に尋ねた。
「あれは天狗様じゃよ。ああやってたまに降ってきおる」
「何をしに?」
再び尋ねると、祖父は怯えた目でこう答えた。
「増えすぎた人間を、山から祓うためにな……」
後日、村の大人達が神隠しだと何やら騒いでいた。 https://t.co/oLVm05LDfY

#呟怖
「あら、私のゆうちゃん!!」とブルブル震えながら言ってそのまま眠りについた。

翌日、鳥達のさえずりで目を覚ますと、ボロボロになった一体の人形が私の隣にあった。
十年前、私が家族もろとも火を放った、あの家にあったはずの人形。

良かった……本物のゆうちゃんだ、オバケじゃない。 https://t.co/bkcVEhRiMp

#呟怖
黄昏時、とある路地裏で、ある呪いの儀式を行うと、奇妙な音が聴こえだし、壁に無数の手形が現れるという。
有名YouTuberがこれを試そうとTwitterに書き込み実況したところ……。

くるなくるなく……彼のツイートはここで途絶えている。

途絶えた時刻は19時4分だったそうだ。「イクヨ……」 https://t.co/qaIb6x0J6e

#呟怖
「私は猫である」
逮捕された少女は連日の取り調べでそう呟くばかり。何故殺したのか聞くと「猫だから」の一点張りだ。
拉致があかず途方に暮れていると、新人の刑事が慌てて俺の所にやって来てこう言った。「殺された男の名前!」名前……?資料を見ると男の名前は……木鼠 拓也……なるほど? https://t.co/5NQ4ZH75oZ

#呟怖
彼は嘘つきだ。なのに私には嘘を付かない。彼曰く私への愛の証明だという。とは言うもの、私には愛する夫がいる。ある日、彼は笑顔でこう言った。「僕と一緒になってくれ」私が困った顔をすると彼は「邪魔者はもういない」ニヤリと笑いこうつけ加えた「君につける嘘は、生憎持ち合わせていない」 https://t.co/xNRSnNlUWO

#呟怖
常闇に巣食う禍津者……やがて集いて鬼となる。
が、人に仇なし災いもたらす其れを、密かに刈る物が有る。

新月に浮かぶしゃれこうべ、眼窩よりいづる八咫烏。

宵闇に蠢く其れを啄み、喰い尽くす……。

「お残しはダメよ……?」

少女はそう言ってクスリと笑うと、鴉の背をそっと撫でた。 https://t.co/8KWqVQwmxk

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。