呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖(#返怖 可)

霊感も様々で

気配を感じる者
霊の姿が見える者
音や声が聞こえる者

友達は匂いで
幽霊が居ると
わかるらしい

だけどそんな時は

「幽霊スメルがする」

と、言っちゃうので
割と怖さが台無しだ

#呟怖(#返怖 可)

スプレー落書きの現場
依頼通りに落書きを
落とし鳥居を描き
盛り塩を設けた

常習的だった
その現場は

効果覿面
ピタリと
止まった

なので犯人は
悪霊の類いか
神様の祟りを
怖れる者とか

あるいは

そこに仕掛けた
呪いが効いて
えらい目に
遭ってる
人なの
だろ

#呟怖(#返怖 可)

「え?五体投地って祈りだったの?」

「両手足と頭を地面に投げ出す、つまり全身を大地に投げる様にうつ伏せに倒れる、最大級の祈りの形だよ」

「てっきり人身御供の亜種だと思ってたわ」

「あ〜、だからこの前ウチで飛び降りあった時に『あと一人か・・・』って言ってたのね〜」

#呟怖(#返怖 可)

「浮気現場を押さえたぞ!」

「何のことかしら?」

「とぼけるな、男はどうした?」

悲鳴
そして
窓の外で

何か落ちた様な
砕けて潰れた音

「証拠なんて無い筈よ」

妻はそう言って
ニヤリと笑ったのだ

#呟怖(#返怖 可)

探偵業をしてる従姉妹は
幽霊も見える霊感体質だ

なので失踪とかは
霊が絡むと解決が
早く済む事が多い

「死んでるからね」

本人が霊になり
現場に導くから

でも

「幽霊に教わりました」

とは言えないから
調査の過程の説明が
物凄く大変らしい

犯人が分かると
更にキツいとか

#呟怖(#返怖 可)

朝ごはん中に母が

「あんたの部屋の人形ね」

「うん?」

「向きや位置が変わるって」

「ああ、今もだよ」

「犯人わかった」

「え?」

「お婆ちゃんが変えてた」

「うわ」

そっち?
人形の怪異
じゃない?

「仏壇に文句言って来る」

位牌燃やすぞと怒る
人形の怪異は止んだ

#呟怖(#返怖 可)

奇妙な夢を見た

妻が寝ている僕の横に立ち
人型の異形と会話していた

「いいサンプルじゃないか」
「いやコレは私の所有物にする」
「サンプルはどうするのだ?」
「アテがある」

面白かったので
持ち歩いている
手帳にメモした

だが、先刻手帳を見たら
そのページが破られてる

#呟怖(#返怖 可)

通勤経路の工事現場に
幽霊が立つ様になった
仮設トイレの横に朧に
佇んで現場で事故とか
あったのかな?なんて
訝(いぶか)しんでた

夜になると淡く浮かび
いっそう怪奇が増した

工事が終わった

トイレは撤去された
幽霊も居なくなった

ひょっとして
仮設トイレに
憑いていた? https://t.co/AEMheoZ8tx

#呟怖(#返怖 可)

夢で見る風景が
記憶にないものや
見た事の無いもので
印象に残っているなら
気をつけてと言われた
目の前にいつか来る
それは予知夢かも
知れないからと

物陰に隠れてスマホを弄る
通り魔に刺されて倒れた人
血が足元まで流れて来てる

一番嫌な夢が
現実になって
これかぁって

#呟怖(#返怖 可)

知り合いは幽霊に
憑かれやすい体質

休みで出かけると
霊がくっつくのを
僕もよく見ていた

「仕事に行くと落ちるから」

霊障とか無いらしい

知人は歯科医
ずっと憑くのは
キツいんだろうな

#呟怖(#返怖 可)

友達が神社で
憑き物落としの
お祓いをしてから
忘れ物が減って
凄く喜んでる

なるほど憑き物が
人の記憶とかに
干渉する事が
あるのかと

ならば私もとお祓いに

肩が軽くなって
気持ちも何だか
スッキリしたが

忘れ物は減らず
生まれつきだと
判ってしまった

治らないのか・・・

#呟怖(#返怖 可)

施設内で巡回する
警備員をやってる
知人に怖い話とか
無いの?と効いた

霊感が多少あるので
幽霊や白いモヤとか
割と見るし変な音も
起こったりするって

「センサーに出ないなら良し」

センサーに出たなら
確認し報告書も提出

義務だし

だからそんな幽霊は
徹底的に排除すると

#呟怖(#返怖 可)

居酒屋でスーツの
男性が飲んでいて
一人がもう一人の
愚痴を聞いている

「うるせぇ!」

お?
慰め方が悪かったか?

「毎日毎日、挨拶していた婆さんが幽霊だと分かった時の俺の気持ちなんか、簡単にわかってたまるか!」

うん、わかんない

#呟怖(#返怖 可)

通勤経路である日から
霊が見える様になった
道の傍らに立って女が
僕の顔を覗き込むのだ

無視を決め込む

その霊が夢に出てきた
夢でも無視を決め込む

そんな日が続き
通勤電車で女が
僕に話しかけた

「何でいつも無視すんの?」

生き霊だったか

だがそれも無視
経路も変えよう

#呟怖(#返怖 可)

私の友達は
きのこの山と
たけのこの里を
均等に混ぜ込んで
食べるのが好き
争いの構図を
楽しむとか

敵味方が入り乱れて
巨大な力がそれらを
無慈悲に取り上げて
食す理不尽さも良き

悲鳴を想像しながら
つまんで口に入れる
背徳感や全能感とか

コスパが優秀な
愉悦の味だよと

#呟怖(#返怖 可)

「風呂に浸(つ)かってる自分を見てんのよ」

友達は湯船に入って
リラックスしてると
たまに幽体離脱する

「幽体離脱したら何処でも飛んで行けるんじゃない?」

訊いた

「それやると戻れなくなりそうで」

前に身体に戻れなくて死ぬと思ったら戻れた

だからまだ生きてる、と

#呟怖(#返怖 可)

引越ししてまだ
慣れない街中で
散策中に身体が
金縛りにあった

硬直して動かない
傍らに黒い影が
地面からわき
恐怖した時

スマホから般若心経が!

影は消え
硬直も解け
ひと息ついた

知人で寺の息子に
設定した着メロだ

助かった

別の知人で悪魔信者の
着メロは聖歌に変えた

#呟怖(#返怖 可)

お婆ちゃんが毎朝
仏壇にお供えして
お経をあげている

いつの間にかその
仏壇に肌色をした
頭も腕も脚も細く
長い人の形をした
つるんとした者が
居付く様になった

お経をあげてる
婆ちゃんの頭を
読経中に撫でる

害は無い様だ

婆ちゃんが死に

母が読経を

異形は二体に増えてた

#呟怖(#返怖 可)

田舎の町内放送は
訃報があると必ず
通夜と葬儀の会場
などの案内をやる

だけど

ウチの集落の皆は
薄々なれどもう
誰か死んだと
気付いてる

法螺貝の様な
サイレンの様な
そんな音が聞こえ
なんとなく悟るのだ

村の神様に召し上げられた
印(しるし)の音だと
幼い頃に教えられる

#呟怖(#返怖 可)

夜の帰り道

(後ろに誰か居ない?)

「居ないよ」

ザワッ

(ヒッ)

「小動物とかが逃げる音だそれ」

(本当に誰もついて来てない?)

「無いよ、足音の数は?」

(あんた一人だけ)

「だろ?」

ツレが怖がり過ぎて困る
生者でも無いクセに・・・

#呟怖(#返怖 可)

またコレクションの
ぬいぐるみや人形の
並びが変わっている

急にオモチャの
スイッチが入り
勝手に動いたり
喋ったりしてる

妊娠してから
こんな事が
続いてて
怖いと
夫に

だが

「マタニティブルーってヤツ?」

と笑って気にも止めない

じゃあ産むわ
後悔しても
知らないから

#呟怖(#返怖 可)

夫が室内に仕掛けた
カメラの映像を
再生してる

ウチにペットは居ない
ひょっとして幽霊か?
なんて思ったりもした

「うん、やっぱ俺はイイな」

ナルシストだった
結婚後にわかった

だから変な影が
映っていても
気にしない
のだなと
・・・

#呟怖(#返怖 可)

「ママ、さっきの人が『貴方のお母さんは人のモノをちょっと手に取って見るのにもマメに手袋をして素晴らしいね』って褒めてたよ『気遣いが凄い』って」

「汚したとかのトラブルを避けるのもあるけど、指紋や痕跡を付けずに済むから白手袋は必ず持ち歩いてるのよ」

「ママ・・・」

#呟怖(#返怖 可)

ウチの嫁は
悪い言葉を
使わない

人を傷つける言葉
小馬鹿にする言葉
嫌悪や怒りの言葉

まるで出ないのだ
そこに惚れて結婚

「言葉がね、呼ぶのよ」

そんな嫁が一時期
聞こえぬ様な声で
何かをぶつぶつと
言ってた事がある

彼女の上司が自殺した

また嫁は小言を
言わなくなった

#呟怖(#返怖 可)

取調室に可愛いがっていた近所の子が居る

「君はふと目に付いたハサミを」

「刺すつもりで買ったス」

「それ動機と計画的で罪が重くなるからネ、だからたまたま」

「◯◯のホームセンターで千円くらいで」

「いや偶然とか衝動的に君はだな」

どうやってこの子を助けよう・・・

#呟怖(#返怖 可)

「該当の寝室に仕掛けていた盗聴器からですね」

上長に、誰も居ない筈の部屋でボソボソと人の声の様な音がずっと聞こえると相談

「該当の浮気相手とは違うのですが何なんでしょう?ずっと喋り続けているんです」

「あ、それ幽霊だわ」

「幽霊?」

「割とそゆのある」

割と?

#呟怖(#返怖 可)

会社のビル

エレベーターに乗って
降りる階のボタンを押し
振り返ると先に入っていた
人の影も形も無くなっている

それはいい

押す前に誰も居ない
エレベーターが来て
目の前で扉が開く

それもいい


誰も居ないのに乗ると
重量超過のブザーが
鳴ったりするけど
アレはきついわ

#呟怖(#返怖 可)

「コタツに入るとなかなか出られなくなるよね〜」

「怪談で水面から手が出てる写真が〜ってのあるじゃない?」

「水の中に引きずり込むっていうアレね、何でまた急にそんな話を?」

「あ、やっぱいい」

そんな手がコタツの中に見えてるんだけど友達には黙っておこう・・・

#呟怖(#返怖 可)

「あのな、換骨奪胎(かんこつだったい)とは古典や他の作品の参考になる所を倣(なら)いつつ、巧みにオリジナリティをはめ込んで個性と作品の完成度を高める手法であって、リアルにそれを組み替える事じゃ無いんだよ」

と師匠と一緒に穴を掘りながら説教をされているワイ

と作品

#呟怖(#返怖 可)

バイクでツーリング中に
道に迷って廃村に出た
夜中だった上に更に
走ってヤバい事に
なるよりは、と
夜露の凌げる
家を見つけ
中に入り
そこで
寝た

音や
声を

聞いた
気がした
が無事に朝

帰宅後に旅の写真を確認した

「またのお越しを!◯◯村」

この看板は撮った覚えが無い

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