呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖(#返怖 可)

「居るね、電波を受信してる人」

ワクチンを接種したら5G通信能力を得るというネットミーム の話に友達が割り込んで来た

最近はスマホとワイヤレスホンで中空を見てお話してる人も居るからって返すと

そう見える様に手に持ってる物と話している人を見たらしい

「名刺入れに」

#呟怖(#返怖 可)

「え?『けしかける』って『焚き付ける』って意味なの?」

「相手をそそのかしたり、勢い付かせたりとかで思い通りの行動に駆り立てる事だが?」

「私、その言葉を聞くたびに『後で面倒を生むのに、どうして最後の片付けまでやらないんだろう?』って・・・あ、いや、何でもない」

#呟怖(#返怖 可)

やり手の親友が死んだ
良き生徒を演じ
良い社員を演じ
良き友を演じて
良き上司を演じていた

役割を演じる人生
深い溜息を吐いて

演技の善人

葬儀で皆が口々に
もっと生きて欲しかった
などと言って棺桶に
声をかけていた

だから出棺の際に
棺桶を中から叩く
音を聞いた人が多数

#呟怖(#返怖 可)

雨上がりの友達は
外を歩くのが好きだ
大き目の水たまり脇に
「どこでもウユニ湖〜」
などと言って自分を撮影

水面は低角度だと
反射しやすくて
上下対象のが
撮れるのだ

でも水面の方に
小さな女の子の
親指ほどの顔が
いつも写り込む

見せて

私はそれを
毎度確認し
黙っている

#呟怖(#返怖 可)

この綱がなければ

そう思って今回も
飛び込む・・・

#呟怖(#返怖 可)

「すみません換気扇の向きを逆に付けていたみたいです」

業者に平謝りされて
却って恐縮を感じた

トイレもバスも換気扇を
付けたままにしておく
父からの教えだけど
臭いが抜けず相談
施工ミスだった

天井裏の空気が
室内に入ってた
死臭がしてたが
その所為だった

と・・・

#呟怖(#返怖 可)

幽霊列車が出る廃線に行った
物凄い山奥になっていたが
テントを張って夜を待つ

蒸気機関車だった
涙が止まらなくて
星空に自分が溶け
気付けば朝だった

---

そう書いた
祖父のメモを
見つけ思い出す

祖父はいまわの際に
誰かに迎えられた
風で亡くなった

「切符が」

と言って

#呟怖(#返怖 可)

「顎が外れるほど面白かった」

と誰か言った途端

のっぺら坊が嫁の旦那と
蛇女が嫁の旦那の目が
光って顔を見合わす

のっぺら坊は変幻自在
蛇はアゴを外せるから

ウチのは悪い奴のアゴを
楽しそうに外しちゃうわ

ガチの鬼嫁だし

で、皆が身を乗り出して
その様子を聞いちゃうし

#呟怖(#返怖 可)

ウチのユニットバスは
トイレ一体型のタイプ
浴槽の天井に換気扇が
あるのだけどそこへと
黒い影がスッと消える

一瞬だけ見える
ボヤけた尻尾の
様な霧の様な影

「風呂の見守りアザっス」

戯れに見る度に
声かけを続けた

去り際に手の形した
影がにゅっと一瞬
出る様になった

#呟怖(#返怖 可)

帰社までの電車移動にて
楽しそうな母子の会話が
後ろから漏れ聞こえてる

〇〇ちゃんの家の
人形を見せてもらった

そう、よかったわねぇ

沢山あった!棚にいっぱい!

まあそうなの?

どの人形もからっぽ
まだ入ってなかった

そのうち入って来るわよ
楽しみねぇ

入るって、何?

#呟怖(#返怖 可)

「どうやったらこの異世界から戻れるんだ?」と言ってる通行人が居た

#呟怖(#返怖 可)

あら、私を
助けてくれるの?
ありがとう

と言って海に引き込む
幽霊の話を聞いてて

僕は目の前で誰か
崖から飛ぼうと
しても止めは
しない事を
決めてた

罠かも
って

でも新聞記事を
読んでこんなに
凹むのは想定外
だったよ・・・

#呟怖(#返怖 可)

この部屋に越して来て
「誰か」が居る気配や
金縛りや異音がしてる

金縛りでは何度か
女の人の影を見る

手持ちのカメラで
部屋を何度か録画
夜中の様子を確認

怪しいモノは
映っていない

アレは気のせいか
錯覚か何かかと
思っていたら
耳元で声が

【残念でした】

やっぱ居るわ

#呟怖(#返怖 可)

「ねえ、ママ」

「うん?」

「『ここが思案(しあん)のしどころね』って言うのを、つい、『ここが思案(シアン)の入れどころね』って言っちゃう癖は直した方が良いと思うんだ・・・」

「そうね」

#呟怖(#返怖 可)

小学校の思い出で盛り上がり
そのまま学校の怪談に広がる

そう言えばウチの
人体模型って妙に
リアルで変わった
色分けで塗られて
気持ち悪かったね

呪われそうな
雰囲気だった

なんて盛り上がったが
ひとりがこう言って
皆がシンとなった

人体模型でなく
標本だからアレ

と、

#呟怖(#返怖 可)

「そう言えば地震でねぇ」

母の叔母にあたる人が
物凄い霊感持ちだった

霊能者として色々回り
見立てが正しいから
儲かっていたとか

「物凄くふっかけてたわ」

高額の相談料

で、地震の時に煉瓦の壁の
下敷きになって潰れてたと

今までの対価が
高く付いたのよ
煉瓦だけにって

#呟怖(#返怖 可)

友達と怪談パーティー

たまたま遠方の叔母が
訪ねて来ていて彼女も
面白そうって参加した

怖い話で盛り上がり
玄関のドアを叩く音

笑っていた叔母が
皆を制止し言った

ドアを開けないで

暫くして止む

扉の向こうは
生きてる者の
世界じゃない

叔母の言葉に皆
言葉が出なかった

#呟怖(#返怖 可)

死神の案内をして
街の中でも評判の
良くない家に行く

相手は家の前で
刺されて絶命し
僕らを待ってた

魂の緒を切る

闇の夜に
トンネルの
出口が浮かぶ

指をさしたら
相手は安心し
足からそこに
降りて消えた

うん
やっぱ
地獄への
入口を天に
浮かべるのは
抵抗なく行くわ
. https://t.co/pDWsTUUwKI

#呟怖(#返怖 可)

この先にある筈だが
引っ越したばかりで
土地勘が狂ったのか

赴任先にて
歓迎の飲みで
自分で帰れると
一人で歩いてみた

この小さな
トンネルの
先が寝ぐら



何度も同じ
トンネルを
くぐってる

入子町(いれこまち)

字(あざ)の
意味に気付く

座る

朝を待って無事帰宅
. https://t.co/pDWsTUUwKI

#呟怖(#返怖 可)

リアリストのキューブリックが
月ロケやって撮ったとかって
都市伝説が流行ってると?
そんなの可愛いモンだよ
奴がダンテの神曲って
ヤバいのを試作した
時に引き起こした
地獄に比べりゃ
そりゃもうな

・・・

#呟怖(#返怖 可)

優勝したトロフィーの横に
プラスチックの花嫁が居る

#呟怖(#返怖 可)

恋にときめく小学生だった頃
恋物語が好きと言ったのを
どういう取り違えをして
解釈したのか数日後に
叔父からプレゼント

箱を開けると
小芋がひとつ

ぶつぶつと声がする

小芋の語り

いや、そうじゃないし
なんか気持ち悪いし

母に言ったら
畑に埋めて更に
事態が悪化したし

#呟怖(#返怖 可)

黄昏時に通り魔

ナイフを持ち人を刺した
ヤバいと思っていたけど
足がすくみ動けなかった

でも刺されて倒れた人が
すっと立ち上がって奴の
後ろエリを掴んで倒して
凹り浴びせて気絶させた

「ありがとうございます」
「いえ名乗るほどの者では」

噛み合わない会話
人じゃ無かった

#呟怖(#返怖 可)

いや、水ぼうそうって

疱瘡(ぼうそう)だから
水痘(すいとう)だから
帯状疱疹ウィルスだから

だからね

君が全力でその地区を
洗い流す「暴走」とは
全然違うモノだからね

だからヤメてトメて

もう我慢の限界なんて
言わないでホントもう

#呟怖(#返怖 可)

ひったくりをしたバッグから
ニョロニョロなんか出てきた
というLINEと動画がダチから
来たんだけどソイツがそこから
服や靴を残して消えてしまった

#呟怖(#返怖 可)

自殺の予行演習をやっていた友達の名前を朝刊で確認した

#呟怖(#返怖 可)

他の所はどうだか知らないが
ウチの所では「パッタン」が
死刑執行の隠語で通っている

「明日はパッタンだから」

絞首刑の準備をしとけと

「ウチの国は電撃引退だよ」

飲み屋で外国の刑吏が言った

椅子に座ったままで引退か
そう言えば捜査課の知人が
感電自殺の事をそう言うわ

#呟怖(#返怖 可)

ウチの田舎の国道沿いに
荒れ果てた元ホテルがある

友達はその廃ホテルの横を
有名なアニメの歌を必ず
口ずさみながら歩くのだ

「みんなが笑ってる」

そして廃ホテルを見て
ニヤリと笑い僕を見る

その笑いの意味を
訊くに訊けない

何が笑っているのか
知らない方がいい https://t.co/VggV2ZWc5R

#呟怖(#返怖 可)

「え?あれ怪現象だったの?」

学校の怪談で盛り上がって
音楽室に飾ってる肖像画が
笑う話で友達が驚いていた

普通に

「お?今日は笑ってんな〜」

って思っていたと

「春になると山笑うって言わない?」

「言うね」

「山だって笑うから絵も笑うよね」

「いや笑わない」

#呟怖(#返怖 可)

その男は嘘つきだった

「太陽でも君の輝きには敵わないさ」

「マリア様が嫉妬するくらい親切だね」 

「紳士の嗜みが敬礼するほど紳士な人だ」

でも彼は人気者だった

「春の花たちが君に妬いてるよ」

彼は木に話していた

「永遠の虜になっちまうよ」

そして彼は村から消えた

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