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ここは楽園だ。争いのない楽園だ。

人類の英知を結集した案山子ロボット。

侵入者に容赦なくレーザー光線を浴びせるこのロボットのおかげで、ここに侵入してくる者は誰もいない。

もう幾年も。

ロボットは今日も鋭く目を光らせる。

すべての人類を撃ち殺した今も変わらず。
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角膜移植を受けて、私は視界を手に入れた。

目が見えるようになり、色鮮やかな世界に毎日感動している。

だが陽が落ちて、周囲が色をなくす時、包丁を手にして憎悪の顔で私を睨む女がいつも、目の前に浮かんで現れる。

噂では、私がもらった角膜の持ち主は女に刺殺された男だったらしい。
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この砂浜には貝殻がたくさん落ちている。

お前の思い出を探して、俺はしゃがみ込んで砂をまさぐる。
まだ残っているだろうか。

細長いマテ貝、ピンク色の桜貝。

お前の好きな貝だったよな。

細長い指の骨、桜の花弁のような爪。

証拠は持ち帰らないとな。
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綺麗な月ね。

河川敷に彼と並んで満月を眺める。頬を撫でる秋風に、遠くの茂みからは虫の声。

ロマンチックな夜なのに、隣の彼はさっきからソワソワして落ち着かない。

もしかして、今夜いよいよ……。

初体験の予感に私の胸が高鳴る。

振り向くと、全身毛むくじゃらで牙を剥く彼がいた。
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「彼女は親子丼、俺はこの特製親子リゾットをください」

「お客さん、運がいいですね。食材の入手が難しくて、親子リゾットは作れない日もあるんですよ」

運ばれてきたリゾットは淡白なミルク味だった。

「これ牛乳じゃないよね、羊の乳とラム肉かな?」

「いいえ、新鮮な母乳と人肉です」
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竹藪はいいぞ。

竹が成長すると地下で根が絡み合って、地盤が固くなるからな。

地震がきたって地割れしないし、掘り起こすのも難しくなる。

家を建てるのにいいのか、だって?

違うよ。

お前を埋めるのにいいんだよ。

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斜面に建つこの家の玄関は二階で、私のいる一階は地下なの。

暗い床に這いつくばいながら、私はいつも階段の上の光を見ているわ。

あそこから外の世界に出られるって。

でも無理なの。

ほら、また義母がやってきた。

手にハンマーを持って。

私の脚を叩いて折るために。

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最初は真っ白だった花が、数日で紅に染まったの。

土の中に埋めたあの人の血を吸い上げたんだわ。
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近頃の若い娘は恥じらいってものを知らないよな。

ビール飲みながら臭い餃子をガツガツ食べて、締めはラーメンにニンニク大盛りだとよ。

やりきれないよ、俺。

ああ、もっと濃い血をお願いしますよ、ドクター。
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(わかりにくかったので推敲しました。) https://t.co/H1QGj8awlv

彼女は稀代の名女優。その演技力と美貌に、劇団員の誰もが尊敬と羨望の感情を抱く。

盲目の踊り子を演じる彼女が、舞台の袖から登場した。

皆が一斉に手を叩く。舞台の上での立ち位置を、拍手の音で彼女に知らせるために。

もう一歩、前へ。あと一歩。

軽やかなステップで、奈落に落ちろ。

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この人形が不気味ですって?

とんでもない。これは人を若返らせる魔法の人形なんですよ。

この人形を枕元に置いて、ひと晩過ごしてご覧なさい。

朝になると誰もが言葉を失い、ただ怯えた目をして泣きじゃくるようになりますの。

まるで赤子みたいに。

さあ、貴方に差し上げますわ。

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「お誕生日おめでとう! プレゼントは何が欲しい?」

俺に捨てられて気持ちを病んで、どこかの精神病院に入院してる元カノから、毎日カードが届くんだ。

#呟怖 https://t.co/VqYjaUEg0V

幼い頃にご両親を亡くして、さぞ苦労したことだろうね。

こんなに立派な大人になって、ご両親もきっと天国で喜んでおられると思うよ。

もしかしたら輪廻転生して、この世に生まれ変わっておられるかも。

この魚が君のお母さんだったりして。

さあ、食べなさい。

#呟怖 https://t.co/N5cQGpqWuY

その農園主は向日葵を大切に育てていた。

一本一本に名前をつけて、話しかけながら水をやり、撫でながら肥料をやっていた。

畑で農園主が殺された時、向日葵はひどく悲しんだだろう。

恨めしげに犯人をじっと睨みつけただろう。

だからここの向日葵は、いつも君の方を向いてるわけだ。

#呟怖 https://t.co/MzWF0wjQJn

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