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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

僕の最愛の女性を見せてあげる。海辺の結婚式。ドレス姿の彼女の美しさは、この世の物とは思えないほどだった。
僕が映ってないって?撮影してたし、それに僕の花嫁じゃないんだよ。振られちゃってさ、悔しくて、許せなかった。
だから彼女は翌日水死体になって、この世の物でなくなったんだよ。#呟怖 https://t.co/xDDhhMsnJM

このマンホールは塀の向こうの監獄の下水道と繋がっていてね。ときどき脱獄してきた囚人が蓋を押し上げるので、その度に蓋を糊付けしてるんだ。
えっ?蓋を開けられる前に糊付けするべきだって?
それは無理なんだ。脱獄してきた囚人の指を切断して、その血糊で閉じるんだから。
#呟怖 https://t.co/Xb2DeVHpRI

通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ。

道の向こうから女の子の歌声が聞こえる。
気になった俺は細道を奥へと進んだ。

陽だまりで着物を羽織った老婆が手毬をついていた。
女の子の姿は見えない。

目を凝らして俺はゾッとした。
手毬に見えたのは、切断された女の子の頭部だった。
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雨風に打たれる野鳥を気の毒に思い、盲目の老人は庭の木に巣箱をかけた。巣箱にはいつも鳥が群れ、歌声のようなさえずりに老人は満足していたが、鳥たちは何かお礼をしたいと思っていたらしい。
老人が死んで、木から下ろされた巣箱には、ほじくり出された人間の眼球がゴロゴロと転がっていた。
#呟怖 https://t.co/7XDFbH6Jdc

真夜中の路地の角を曲がるとハンマーを持ったピエロが立っていて、その足元には血まみれの男が倒れていた。ピエロはゆっくりと振り向き、俺を見てニッコリと笑った。俺は走って逃げて、あわてて交番に駆け込んだ。
「お巡りさん!」
ゆっくりと振り向いた見覚えのある顔が、ニッコリと笑った。
#呟怖 https://t.co/h01Vu8vReM

生きるのが辛くなったら、この踏切で振り向いてごらんなさい。亡くなった母の遺言だった。
今の俺は無職で、友達からは裏切られ、もう生きる希望がない。
踏切の真ん中で俺は後ろを振り向いた。そこに見えたのは懐かしい母の笑顔。
「母さん!」
そう叫んだ時、特急列車が俺の体を跳ね飛ばした。
#呟怖

真夜中の峠の曲がりくねった暗い道。制限速度を超えて車を走らせる俺の目の前に、赤信号が現れた。こんな山道に赤信号か。止まって待つが、一向に青にならない。
ええい、いいだろう。どうせ他に車はいないんだし。
赤信号を無視してアクセルを踏み込むと、車は真っ逆さまに奈落の底へと落ちた。
#呟怖

「生活と趣味で2部屋は欲しい。あと防音がしっかりしてる物件を」
不動産屋で男は希望を告げた。
「防音はピアノやギター等の楽器ですか」
「いや、ペットのなき声がうるさくて」
「この物件はペット禁止なんですよ」
「首輪してても駄目ですか」
「犬猫は禁止です」
「人間の女の子なんだが」
#呟怖

「彼女には親子丼、俺はこの特製親子リゾットをください」

「お客さん、運がいいですね。食材の入手が難しくて、親子リゾットは作れない日もあるんですよ」

運ばれてきたリゾットは淡白なミルク味だった。

「これ牛乳じゃないよね、羊の乳とラム肉かな?」

「いいえ、母乳と新鮮な人肉です」
#呟怖

舞台にて。
彼女は稀代の名女優。その演技力と美貌に劇団員の誰もが尊敬と羨望の感情を抱く。
盲目の踊り子を演じる彼女が、舞台の袖から登場した
皆が一斉に手を叩く。舞台上での立ち位置を、拍手の音で彼女に知らせるために。
もう一歩、前へ。あと一歩。
軽やかなステップで、奈落に落ちろ。
#呟怖

外敵から身を守る甲羅は頑強で、赤い肌は枯れた大地における保護色だ。
口から吹く泡は少ない酸素を効率よく取り込むフィルターの役目をしている。
大きなハサミは戦闘だけでなく、愛するパートナーを抱きしめるためにも使われる。

核戦争で汚染された地球を生き延びた未来人の姿がこれだ。
#呟怖 https://t.co/j8atoRx6Gu

生きるのが辛くなったら、この踏切で振り向いてごらんなさい。亡くなった母の遺言だった。
今の俺は無職で、友達からは裏切られ、もう生きる希望がない。
踏切の真ん中で俺は後ろを振り向いた。そこに見えたのは懐かしい母の笑顔。
「母さん!」
そう叫んだ時、特急列車が俺の体を跳ね飛ばした。
#呟怖 https://t.co/GsHqm6HOLG

この踏切で振り向いてはいけないよと、ずっと母から言われていた。

でも好奇心に負けた俺は言いつけを破り、思い切って踏切の真ん中で振り向いてみた。

!!!

嘘だろ!?

そんな馬鹿な!!!

見るんじゃなかった!!!

そう思った時、特急列車が俺の体を跳ね飛ばした。
#呟怖 https://t.co/GsHqm6HOLG

闇鍋屋へようこそ。お腹いっぱい食べて帰ってくださいね。それでは明かりを消して、鍋を持ってきます。

すべてお召し上がりですか。ありがとうございます。明かりをつけますので、気をつけてお帰りください。

闇鍋、最高でしょう。

死体の処分には闇鍋が最高なんですよ。
#呟怖 https://t.co/19MdTpPwHD

ひと気のない湖の水面を僕は見つめた。風で波打つ湖面に僕の顔が歪んで映る。帰ろうとすると風がやみ、水面が平らになった。水面の僕の顔が目を閉じてにたりと笑う。ぞっとした僕は目をつむった。目を開けると、僕は湖の底に沈んでいた。見上げると水面越しに、帰っていくあいつの背中が見えた。
#呟怖 https://t.co/Gkg6v5FFke

真夜中の峠の曲がりくねった暗い道。制限速度を超えて車を走らせる俺の目の前に、赤信号が現れた。こんな山道に赤信号か。止まって待つが、一向に青にならない。
ええい、いいだろう。どうせ他に車はいないんだし。
赤信号を無視してアクセルを踏み込むと、車は真っ逆さまに奈落の底へと落ちた。#呟怖 https://t.co/gDabFm2AAb

「これ咥えてみろよ」女の子に差し出されたのはトイレットペーパーの芯。いじめっこが怖くて級友達は沈黙する。女の子が芯を咥えると一斉にからかう声。「こいつ、だっせえ!」
そのとき芯からトイレの神様が飛び出して、女の子に魔法をかけた。女の子は美しい白鳥になって大空へと飛び立った。
#呟怖 https://t.co/Y0gezvmC5E

断崖のカーブを曲がりきれず、俺は車ごと海へと転落した。気がつくとベッドの上だった。病院のようだ。
「どえりゃー怪我だで」
白衣を着た男が俺の体に包帯を巻く。べったりと湿った感触が体にまとわりつき、香しい刺激が俺の鼻孔をくすぐる。
巻かれたものは包帯ではなく、きしめんだった。
#呟怖 https://t.co/Hm79IuiCnv

魔界の魔王は閃いた。
「ドーナツの穴がなければドーナツは存在しない。トイレットペーパーの芯がなければトイレットペーパーは存在しない。我輩は魔力のすべてと引き換えにトイレットペーパーの芯を消して、人間どもを絶望のどん底に突き落としてやる!」

魔王は人間に負けて、魔界へ滅んだ。
#呟怖 https://t.co/Y0gezvmC5E

「生活と趣味で2部屋は欲しい。あと防音がしっかりしてる物件を」
不動産屋で男が希望を告げた。
「防音はピアノやギター等の楽器ですか」
「いや、ペットのなき声がうるさいので」
「この物件はペット禁止なんですよ」
「首輪してても駄目ですか」
「犬猫は禁止です」
「人間の幼女なんだが」
#呟怖 https://t.co/ZtOcHt2SeL

毎朝8時にアパートの前を通るバスに彼女は乗っている。部屋の窓から彼女の顔を見るだけで幸せだったが、俺も一緒にバスに乗ってみたくなった。でもこんな醜い顔は見せられないし、大きな声で騒がれても困る。俺は覆面を被り、包丁と猿轡を持って乗り込むことにした。待ってろよ。
#呟怖 #百円怪談 https://t.co/HnMDkFkvLL

「業火に身を焼かれても我々は決して諦めない!」炎に包まれて灰になり、白い鎧を着た戦士は逝った。
「仲間の死を無駄にするものか。奴らを皆殺しにして絶滅させるまでは!」細身の戦士が相手に向かって飛び出し、また捕まって火あぶりにされる。

煙草たちの人類肺癌化計画は今日も続く。
#呟怖

「ずっと愛してる」「俺もだよ」病床で彼女は息を引き取った。二人の想い出が詰まった形見の小瓶は長い間、寂しい俺の心の支えだった。ようやく新しい恋人ができて瓶の蓋を開けると、中から毒煙が噴き出して俺は絶命した。瓶の中から彼女の声がした。「ずっと愛してるって言ったのに、嘘つき」
#呟怖 https://t.co/Hf9eWsQgYU

イヒヒヒヒ。シンデレラはこのかぼちゃの中さ。かぼちゃの馬車の魔法を解いて、中に閉じ込めてやったのさ。

ほら、耳を澄ませてごらん。中から苦しそうな声が聞こえるだろう。

助けたければ、このかぼちゃを真っ二つに切るがよい。

ただし手元を誤ると、シンデレラの額も真っ二つになるがね。
#呟怖 https://t.co/rm5IwBfMQj

浮気がバレないように、彼女が帰ってから俺は家の中をコロコロで掃除して回った。

家の中に彼女の髪がまったく落ちていないのを確認した。証拠隠滅は完璧だ。

妻が帰ってきて部屋に入るや否や、掃除を終えた俺に言った。

「手に持ってるコロコロにいっぱい付いてる長い茶髪は誰の?」
#呟怖 https://t.co/tAWkfIMaty

生きることは食べること。

母さんはいつも言っていた。食材に感謝しなさいと。

母さんは俺を愛し、俺に生き方を教えてくれた。

ありがとう、母さん。

そして俺は、血塗れの母さんの額にかぶりついた。
#呟怖 https://t.co/kwHskDt1Gg

ここは火星基地。超光学望遠鏡による地球の表面探索が行われていた。

「隊長、女が倒れています」

「うむ、この女が始まりだ。地球の人類を滅亡させたゾンビ大増殖の第一号だ」
#呟怖 https://t.co/CEsDzKnK9o

「また派手にやってるなあ」

「いつも激しいのよね、あそこの夫婦喧嘩……」
#呟怖

作者注:全然怖くなくて、すみません。 https://t.co/sXgqaWJcWM

ずっと昔から、私の屋敷の壁にはバレリーナが埋まっている。

突き出した尻が壁に埋まり、上半身を部屋の中に飛び出させた姿勢で。

昼間はだらりと垂れ下がって動かないが、夜になると狂ったように踊りだすのが困りものだ。

昔々、ガラスの靴を履いて王子様を騙して嫁入りした罪のせいらしい。
#呟怖 https://t.co/vy6V3JeWRy

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