呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖
夜中
ママが目を覚まさないように
トイレに起きた

僕のおもちゃ箱を見ると
知らない男の子が
顔と手と足だけ出している
何をしてるの?って聞くと
君を待ってた
遊ぼうと男の子は言う
男の子は身体を
おもちゃ箱から出さない
こっちで遊ぼうよ
無理やり引っ張り出すと
男の子には身体が無かった https://t.co/jo0EJ5XQgZ

#呟怖
幼い娘を乗せて
近道と思った
深夜の山道を走る
娘は疲れたのか
後部座席で眠っている

とあるカーブにさしかかると
止めて!
若い女の声が後から響く

慌てて車を止めて
後ろを見ると
静かに寝てるわが娘

何だったんだ?と
ハンドルを握ると

耳元で
私はここで殺されたの…

わが娘の声が響く https://t.co/WgFHLIEgwS

#呟怖
両足の激痛で目覚める
車のタイヤが雪で滑って
ガードレールに衝突した様だ

山奥の深夜
しかし周囲に人の気配がする

大丈夫ですか?
大丈夫ですか?

あ!
こりゃ生きてるわ

急に人の気配が無くなる
助かった後
その場所で
何人も亡くなってる事を知る
運転手としての俺はここで死んだ https://t.co/WgFHLIEgwS

#呟怖

数年前に別れた彼女から
突然呼び出しをくらった

待ち合わせの喫茶店で
すでに待ってた彼女が
赤いバックから
何やら取り出す

飼ってた猫がいたでしょう
今朝やっと採れたの

目の前に赤い種を置かれる

よーく見て

種の中から
猫の目がこちらを見つめる

あなたを気に入ったみたいね https://t.co/M6xsf1ruUr

#呟怖

またこのカーブか…

深夜に山中を走っていて
同じカーブに
何度も何度も
来てしまう
あまりにも狭い道で
Uターンも出来ず

何分も
何時間も
何日も
何ヶ月も
何年も
同じ道を走っている

またこのカーブか…

カーブの下に俺は
愛車と一緒にいる

誰か…
頼む…
俺を見つけてくれ… https://t.co/WgFHLIEgwS

#呟怖

これが最後の景色か
住みなれた家も
馴染みのある風景も
すべてが紅く
すべてが紅く染まる

そうか
俺はすでにこの世には
いないのか

想いは残る
哀しみは
朽ちていく我が家とともに
憎しみへと変わる

誰か
俺を止めてくれ… https://t.co/EtRzVq7MQk

#呟怖

紅葉を見るために
深い山奥まで来た
周囲は紅い紅葉でいっぱいだ
私は夢中で写真を撮る

しばらく歩くと廃屋が出てきた
こんな山奥にも人が住んでたんだ…
などと関心していると
視線を感じた

廃屋から和服の少女が
こちらを見ていた

そしてゆっくりと
手招きをする

私は怖くなり逃げ出した https://t.co/EtRzVqoPSk

#呟怖
道を歩いてたハズだった
目覚めると
湿気のある暗い空間にいた
両足は激痛
折れているらしい
周囲を見渡すと
人が折り重なるようにいる
すでに息は無く
生きているのは俺だけみたいだ
天井を見上げると
女の子が
こちらを見てた
ニヤリと笑うと
蓋を閉められた
17
17
17

外から少女の声がする https://t.co/b2Sy6IrTfc

#呟怖
深夜
トイレに目覚めた

廊下の先に白く細い女性の腕が
床から生えている

女性の腕がこちらに向かって
おいでおいでをしている

ひぃ!!

逃げようとすると
足首に
床から生えてた
無数の女性の手が絡みつく
そこで意識が途切れた
翌朝
足首に無数の手の跡が残ってた
おねしょした布団と一緒に https://t.co/02QcPLLRzh

#呟怖

深夜にもかかわらず
参道前には行列が出来ていた

何かあるんですか?
見物客に聞くと
30年ぶりだ!
ありがたい

などと言って
訳がわからない

もっと前を見ようと
参道に近づくと
すさまじい風が目の前を通り抜けた

身体ごと吹き飛ばされる
なんなんだ?
と周囲を見ると
誰もいなくなってた https://t.co/RFEQZTMqhl

#呟怖

シャリン!
シャリン!
鳥居の向こう側から
何かがやってくる

暗い中で目をこらすと
花魁だ!
顔はよく見えない
後ろには
異形の行列が見える

百鬼夜行か?
もっと見ようとすると
背後から

ひかえよ!
と女性の声が聞こえると

眠りから目覚めた

なぜか手には
豪華なかんざしを握っていた https://t.co/RFEQZTMqhl

#呟怖
真夜中
見知らぬ町を歩いてた
どこだ?ここは?

呆然としながら
道路の真ん中に立っていると
いきなり背中に痛みを感じた
無礼者め!
後ろを振り返ると
大名行列がずらっと並んでいた

深い闇に落ちていく

目覚めると自分のベット
なんだ夢かと呟くと

背中に痛みが
ベットが血で染まっていく https://t.co/RFEQZTMqhl

#呟怖

すみません
若い男が話しかけてきた
この写真の場所に行きたいのだけど
たどり着けないんです
僕の新しい職場なのですが…

『あ!それならあそこですよ!』
私は道を教えてあげた

夕方のニュースで
交番が暴漢に襲われたニュースを見た
襲ったのは
私が見た男だった… https://t.co/QrLBDcfAdh

#呟怖
よくある指名手配写真
何気なく見ていると
自分の顔がある
懸賞金までついて
情報提供を求めてるみたいだ

なぜ?
自分が??
呆然としながら
指名手配写真を見てたら
中から警官が出てきて

捕まった所で目覚めた

なんだ夢か…

375番
起きてるか?

警官が起こしてくれる
ここは良い場所だ https://t.co/QrLBDcfAdh

#呟怖
幼少の頃の記憶
父親と港に行くと
若い兄ちゃんが手づかみで
大きな魚を取って
父にその魚をあげる記憶があった

父親に当時の話を聞くと

お前あの時を覚えているのか?

あの兄ちゃんの背中
覚えていないか?
背中一面に入れ墨が入ってたろ

怖すぎてすぐ帰ったわ!

笑い話の様な本当の話 https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
高校を卒業して
免許証と車を購入した若者達が
港を車で走っていた

その夜は満潮で
ライトに照らされた海を
道路と勘違いしたのだろう
そのままのスピード車で
海に飛び込んだ

窓が全て開いていたのに

誰も外に出ようとはしておらず
シートベルトもつけてた
若者達の命は海に消えてしまった https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
期待の新人だ!
と社長が紹介していた
高学歴の新人が入社した

しかし
全く仕事を覚えず
教育係は呆れていた

ある日の事
新人が教育係の背中に
包丁を突き刺した

その後
新人は車で
この港に飛び込んだ
新人は助かったが

その後
新人の経歴は全て嘘で
社長は見事に騙されてた事が
判明した https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
磯釣りにて
磯に乗り
各々の場所で
第一投目を投げた
隣の男性に
一投目から当たり
男性は思いっきりリールを巻く
大物だ
もう少しでという所で

なんでお前が…と呟き
その場で倒れて
イビキをかきだした

あわてて漁師に電話をする
港から船が出るのが見えた

一体彼は何を見たんだろうか? https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
たしかにここで事故が起きた
男性が
泳ごうと飛び降り
亡くなったはずなのに
某事故物件サイトにも
載ってない
当時の記事すら
ネットからも
見つからなかった…
あきらめてたら
死体が流れ着く場所の
論文を見つけた
やはり事故はあったんだ

最近誰かに
見られてる気がするのは
気のせいか? https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
夏の夜
小型の船で船釣りを
楽しんでいると
堤防の下で
何やら光が見える
波に揺られる
夜光虫の光ではなく
意思を持った光だった
ゆっくりと船を堤防に近づけると
ヘッドライトを持った男性が
堤防になんとかしがみついてた

夜釣りをしていたら
突然背中を押されて
海に落ちたと男性は語った… https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
この港で釣りをしていて
波にさらわれて
行方不明になると
潮の流れのせいか
水死体が必ず流れ着く場所がある

その場所は
必ず魚が釣れて
釣れない日は無いと
語っていた先輩が
その港で釣りをしていて
波にさらわれて
行方不明になってしまった

不思議な事に
先輩の死体は
今も見つかってない https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
船釣り好きな先輩が
港に着くと
漁師から
今日は戻り恵比寿が出た
帰ってくれ!と言われた
先輩は気にせず
港で釣りを始める
大漁で
漁師に自慢した
帰ってくれ!と言われた

その後
先輩は海に消えた…

戻り恵比寿とは
水死体の事で
釣りは禁忌だと
先輩が笑いながら
今も話してたのを思い出す https://t.co/HRbTkMLGxL

#呟怖
故郷を
山津波で失って
ただ一人生き残った男が
私財を投じて
寺を建立した

亡くなった友人達を模して
地蔵を作った

おごそかな除幕式の中で
背後から友人達の声がする

遊ぼう
一緒に遊ぼう
ずっと一緒だよ

男は静かに人生の幕を閉じた

満面の笑みをたたえながら… https://t.co/X3vkLChKzA

#呟怖
男は著名な作家で
彼の彫る地蔵達は
何故か神々しさがあった

彼は魂を込めると称して
子供達を惨殺して
埋めたその上に
地蔵を建立していた

ある日
いつものように
地蔵を建立していると
大きな音を立てて
彼の上に倒れ込んだ
即死だった

彼の足元には
無残な子供が
彼の足首を握っていた… https://t.co/X3vkLCyNBA

#呟怖
いつも君と遊んでた場所
大好きだった君は
僕には何も告げず
独りで逝ってしまった
せめて一言

君に伝えたかった
想いを胸にしまい
今日も君のいないこの場所へ
やってきた

帰ろうとすると
背後から懐かしい君の声
ああ…
迎えに来てくれたのか…

いつまでも待っているから

涙が溢れ出た… https://t.co/X3vkLChKzA

#呟怖
一匹の若いタヌキが
地蔵に恋をした
今宵こそは
貴方を振り向かせよう
タヌキは見事に地蔵に
化けた
身動きもせず…

新しく増えた地蔵を
村人は大切に祭った

行く年月がすぎ
今や誰もお供えすらしない…

タヌキは
恋い焦がれる

いつか貴方と共に生きたいと…
願いはすでに叶っているのに… https://t.co/X3vkLChKzA

#呟怖
六体の地蔵達の目の前に
六人の遭難者
地蔵の前の石を見てみると
各々の名前が掘られてた

右手がかけた地蔵の名前の者は
右手をひどく怪我をしていて

頭がかけた地蔵の名前の者は
頭に酷い怪我をしていた

気味が悪いと言って
自分の名前の地蔵の頭を
蹴り飛ばすと
その者は頭が飛んだ… https://t.co/X3vkLChKzA

#呟怖

またここか?
彷徨い歩いて
いったい何時間過ぎている?
時間の感覚がおかしくなってる
目印に石を置いて歩いても
すべてこの地蔵達の前に
並べられてる
木を折りながら進んでも
地蔵達の前にお供えされてる

どうすればいいんだ?

翌朝
地蔵の前で死体が見つかる
腹には石や枝が詰められてた https://t.co/X3vkLChKzA

#呟怖
もう何年も誰も来ない
せめて誰か来てくれたら
などと思っていたが
お互いに声を掛け合い
励ましながら
何年も過ごした
しかし
誰も来ない
隣の者はすでに息も無く
その隣の者も声も無い
あと何年待てば良いのか?

湖面の底で
今宵も
来訪者を待つ https://t.co/X3vkLCyNBA

#呟怖
電話ボックスに
備え付けのタウンページで
電話番号を探すと
上の方に
23ページを見ろ
馬鹿な事をしてるな

245ページを見ろ
136ページを見ろ
444ページを見ろ
最後のページを見ろ
後ろをみろ!

後ろを見ると

見知らぬ女
深く刺さる包丁

俺の血の海の中で
女は満足そうに
月夜に消えた… https://t.co/S0pMNqgAdB

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。