呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
故郷から遠く離れたこの地で
目の前に
懐かしい我が家がある

そんなハズは…
目の前の扉がゆっくりと
開かれる

さきほど割かれた
腹部からは
ゆっくりと臓物が
ズリ落ちる
扉が完全に開かれると
懐かしい母が

おかえり

重くなった身体をそこに残し
私は光につつまれ
我が家に入っていった https://t.co/ZoVGLnyJWe

#呟怖
遭難して3日目
山中をさまようと
開けた場所に廃屋をみつける
なぜ?こんな山中に…

入り口には
いらっしゃい
と張り紙が
俺は助かったんだ
中に入ると暖かい食事が
美味い

数ヶ月後
人の入らない山中で
前のめりに倒れ込んだ
男性の遺体を発見
男性の胃からは
大量の岩が見つかった https://t.co/ZoVGLnyJWe

#呟怖

俺の勤める
管理会社にクレームが入った
隣の部屋がうるさいから
注意して欲しい

まぁこの手のクレームは
良くある話だ
現場について
チャイムを鳴らす
しかし返事が無い

会社に戻って
上司に報告すると

あそこは来月取り壊し予定で
誰も住んでないぞ
って…

あのお客様はいったい誰だ? https://t.co/F3Ec2rCJK3

#呟怖

ここだよな
恐る恐るチャイムを鳴らす

出てきたのは
老婆

老婆は呟く
またか…
とりあえず靴を貰うよ

靴を渡すと

次は隣の部屋へ

ピンポーン
また同じ老婆が出てくる

またか…
はい上着を脱いで

上着を渡すと隣に行けと言われる

ここは衣領樹(えりょうじゅ)
裁きが待っている https://t.co/F3Ec2rCJK3

#呟怖

夜道を歩いていると
背後から人の気配がする
段々と段々と近づいてくる
もう背後まで来ている

ねえ?
こっちを見て

耳の後から囁く

なんとか電柱の所まで来て
背後を振り返ると
誰もいない

なんだ
気のせいか…

正面を向くと

見たわね?
と顔の崩れた女性が
ニヤリと笑いながら立ってた https://t.co/R3MuWvQ8fY

#呟怖

この景色
見た事がある
暗い夜道を歩いていくと
電柱がある
頼りない電球が
周囲を照らしている

電柱の下に
枯れた花が置いてある
私が好きだった花だ

そうか
私はここで刺されて
死んだんだ

犯人は付き合ってた彼

彼は被害者面して
まだ捕まってない

今夜も私は
この夜道をさまよう https://t.co/R3MuWvQ8fY

#呟怖

最近、毎晩同じ夢を見る
暗い道の先にある電柱の
消えそうな電球を見てるだけの夢

夢のなかでは
身動き一つ出来ない

今夜の夢はいつもと違った
電球が消える夢だ

電球が消えると完全な闇に包まれた

目覚めると
病院のベットの上で
死にかけたらしい

あの電球が消えた時
俺も消えるのか? https://t.co/R3MuWvQ8fY

#呟怖
真夜中
飲んだ帰り道
通り慣れた道を歩いていると

空中に青白い手が浮いている

なんだ?とよく見ると
手は手招きをしている

改めてよく見ると
何もない普通のいつもの道だ

なあんだ気のせいか
と独り言を呟くと

気のせいじゃないよ…
と耳元で呟かれて

両肩をつかまれた https://t.co/R3MuWvQ8fY

#呟怖
ここは俺の店だ
だれにも売るつもりは無い

道路拡張で
ヤクザに騙されて
借金をして追い詰められて
妻と二人で
外の店の看板に二人首をくくった

その後
俺の店はコンビニへと姿を変えたが

ここは俺の店だ

誰にも渡さない
コンビニは廃業して
コンビニの店長も仲間に加わった

ここは俺の店だ https://t.co/4gsVq1JZa6

#呟怖
人生で初めての店
優しい妻と一緒に
頑張って生きた

しかし
妻に先立たれ
借金が残ったが
この店だけは手放さなかった

余命宣告を受け
最後に懐かしい我が店に
向かった
俺は最後まで笑って生きた

店の入り口だった所をくぐると

懐かしい妻の声が聞こえる

お疲れ様でした

これからは一緒だ https://t.co/4gsVq1JZa6

#呟怖
一国一城の主
夢を見ていた

夢は夢なかばで破れ
あとに残ったのは
多大なる借金

私は最後はここでと思い
縄を持ってやって来た

最期の一服を済ませ
最期の仕事をしようとすると

背後から懐かしい声がする
亡くなった妻の声だ

死なないで

これからは
死ぬ気で生きる事にした
笑顔で死ぬ為に https://t.co/4gsVq1JZa6

#呟怖
千鳥足で道を歩いていると
おでん屋の屋台を見つける
こんな夜には
熱燗を飲みながら
おでんに限る
店主はいない
お好きにお食べください
後ほど会計します
と書き置きがおいてある

思う存分飲み食い
気を失った

翌朝
路上に男性の死体が転がってた
お代はいただきましたと
書き置きがあった https://t.co/MnmI81Hwgu

#呟怖
この島は
墓で出来ている
何年も何年も
死者が出るたびに
ここに埋葬し墓を立てた
島は怨念で満ちている
生者への憧れは
いつしか呪いとなり
周囲に災いを振りまいた

ある日
少女がこの島に渡り
白い花を植えた
白い花は島を覆い

呪いは祝いへと変異する

呪われた島と呼ぶ者は
今は誰もいない https://t.co/I6xZ7TQC3O

#呟怖
近くの石橋公園に
車を置いて
山中を歩いていくと
突然目の前に
六角形のトンネルが現れる

トンネルの先に和服の少女が
こちらに手招きをしている

近づいてみると
少女の手はかろうじてついてて
風に揺られて手招きをしているだけ

少女の亡骸を
木の杭にくくりつけてあった

私は逃げ出した https://t.co/PDVkKJnb2g

#呟怖
この島の事を知っているか?
道を歩いていると
見知らぬ男に声をかけられる
たぶん湾内にある島の事だと話すと

男は

ありがとう
いいか!
ここから逃げろ!
なるだけ遠くにだ!
要石が動き出す!
と言って
人混みの中に消えた

後日
大きな地震が来た
男は失敗してしまった

終わりが始まる https://t.co/I6xZ7TQC3O

#呟怖
かってこの島には
本土には決して行かせないと
英霊達がいた
英霊達は死してもなお
護り続けた
それから一世紀
本土の人々は
英霊達を忘れ
英霊達を弔う家族も
全ていなくなった
しかし
思いは残る
願いは怨念となり
本土上陸を夢見る https://t.co/I6xZ7TQC3O

#呟怖
この島には英霊達がいる
戦時中
最期の一人になるまで
戦い死してもなお戦い続けた
愛する祖国を護る為に

愛する祖国を
遠い南の島から
見守っている https://t.co/I6xZ7TQC3O

#呟怖
死者に逢える島がある
そんな噂を聞いて
先日亡くなった母に
逢いにやってきた

海を見つめて
振り向かない母に

最後に立ち会えなくてごめんね

母は優しい声でささやく

こちらこそ
最後まで一緒にいてくれて
ありがとう
あなたの母親で良かった…

消えていく母を見ながら
私は泣き崩れた https://t.co/I6xZ7TQC3O

#呟怖
一年に一度
歩いて島に渡れる島に
観光を兼ねてやってきた

島の砂浜を歩くと
所々にカラフルな服が
砂浜から飛び出している

良く見てみると
全て人だったモノだった

ガイドの漁師が
絶対に触るな!
と言われる

島への供物だそうだ
流れ着いた彼等は
今日も大漁を祈りながら
その浜にいる https://t.co/I6xZ7TQC3O

#呟怖
本当にここなのか?
実際に訪れてみると
凄まじい広さの物件だ
早速住むことにした
近所に人がいないのが素晴らしい

最期のその時まで
この家で過ごそう

終末に
白い死の灰が降り積もる
外には大量の死体の山

素晴らしい家だ
読みかけの本を静かに開いた
読み終わるかな?
時間はたっぷりある https://t.co/R5U88cFwy3

#呟怖
どんな写真を撮っても
この家の写真しか撮れない

風景を撮っても
人物を撮っても

この家の写真しか撮れない

気味が悪いので
写真を撮るのは辞めた

そんな俺の目の前に
家が見える

家には亡くなった父や母
親族達がこちらに手招きをしている

もう気味が悪いなんて
思わない
ここが我が家だ https://t.co/R5U88cFwy3

#呟怖
磯釣りをしていると
海底まで見える時がある

海底には
たいがい海藻がゆらゆらと漂うのが
見えるだけなのだが

今日は波が高く
海底など見えないハズだが
何故か
視線を海から感じる

波の隙間に
俺を見つめる目が見えた

冷たく見る目
しかも多数の目が
俺を見ている

もう二度と釣りはしない https://t.co/IgPvLYV4nl

#呟怖

海に行くのが怖い
何故そんな気持ちになるのか
不思議で仕方がないのだが
磯に打ちつける波が
どうしても
無数の手に見えて仕方がないのだ
そんな私も海に出かけたいと言う
妻に誘われて
磯に立ってみた
穏やかな良い天気だ
何を怖がっていたのだろう

するとふいに足を掴まれ
私は海中に消えた https://t.co/IgPvLYUwxN

#呟怖
私はきつねそばが好きだ
いつもの様に
駅の立ち食いそばで
きつねそばをすする

すると急に立ちくらみがして
気がつくと
目の前にお稲荷さんがいた

供えよ

頭の中で言われた気がした
稲荷を備えると

大義

と言われ
元の立ち食いそば屋に立っていた

私は追加のきつねそばを頼んだ https://t.co/8QWiLkmIAq

#呟怖
とある工場の煙突に
髪の長い少女が
月を見上げて立っている
工場の従業員には
絶対に少女を見てはいけないと
言われていた
ある新入社員が
そんな迷信
嘘くさい!
と彼女を見上げた

すると笑いながら
手を広げて彼女か落ちてきた
ドスン
新入社員はその場で
潰れた

彼女は今夜も月を見ている https://t.co/b4qd0Fle8V

#呟怖
道を歩いていると
知らない女から
急に引き止められる

ねぇ
知ってる?
ここで人が死んだの
20代前半で
髪の毛は金髪
髪には赤いリボンをしてて
服は赤いゴスロリっぽい服

話しかけてきた女の特徴に似ている
気味が悪いと思ったら
服は赤い服ではなく
血に染まった白い服だった
俺は逃げ出した https://t.co/pIRW9LMKNy

#呟怖
飛行機で
うたた寝をしていると
急にガクンと
飛行機が高度を下げた

ガタガタガタガタ
周囲は悲鳴が鳴り響く

客室乗務員達は
訓練された通り
シートベルトをして
体制を低く
などと言っている

そんなに焦る必要は無いだろう
これは夢なんだから

私は最期の一服に火を灯す
なんて美味いんだ https://t.co/D35zkY1CAX

#呟怖
メリーゴーランドは
まわる
まわる

周囲に人はいないのに
くるくると回る
順番待ちをしている者は
異形の者たち

彼らの順番は
永遠に来ない

あまりにも気味が悪いので
メリーゴーランドに
乗る人はいない

まわる
まわる
メリーゴーランドは
まわる

異形の者たちは
見てるだけで幸せそうだ https://t.co/mRehACTpcN

#呟怖
ぼんやりと外を見ていると
窓の向こう側に
見慣れた後ろ姿が見える

数年前に病で亡くなった妻だ
せめて顔を見たいと
窓を開けて確かめたが
妻の姿は無く

幻か…と
呟くと
背後から

幻じゃないわ
迎えに来たわ

優しい妻の香りに包まれて
彼は自ら命を絶った https://t.co/i5InZOjkdX

#呟怖
学生時代の頃
付き合ってた彼女から
1枚の写真を見せられる
何の変哲もない山道のカーブだ

彼女が笑いながら
あなたはここで死ぬの
即死だったわ
助からない
気味が悪いので
そのまま別れた

数十年後
山道を走っていると
見覚えのあるカーブが
迫ってくる
あなたはここで死ぬの
彼女の声が響く https://t.co/WgFHLIEgwS

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