呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
【恨み椅子】
雑貨屋の店頭に朽ちた椅子が置いてある
売り物かと訊いた所
「いえ…
何度捨てても戻ってくるんです
まるで誰かを待ってるみたいに」
数日後
再び店を訪れると例の椅子が無い
訊くと
「ええ…あの椅子に座った方が…
それで突然苦しみ出して結局…
直後に椅子は忽然と消えました」 https://t.co/yUks4Whg7T

#呟怖
「あれ一反木綿じゃね?」
「すげえ、動画撮っとこ」
友人達は浮かれていたが
私は友人達の後ろで身を潜めていた
あれは私が子供の頃
逃げる私を襲った一反木綿だ
あの時は妹が身代わりになったが
ずっと私を探していたのだろう
耳の奥
妹の声が聞こえる
兄ちゃんどこ行ってたの
迎エニ来タヨ https://t.co/1yocHdewLf

#呟怖
友人達と恐ガチャというのをやってみた
「大凶のおみくじだ」
「こっちは心霊写真」
皆で盛り上がっていたが
友人Aの様子がおかしい
見ると、カプセルに髪の毛が詰め込まれており
「呪呪呪呪A 真由」
と書かれた紙が入っていた
「あぁぁ…」
真由は自殺したAの元カノ
Aは錯乱し、未だ行方不明だ https://t.co/2WfVP6kMae

#呟怖
深夜、通過していく回送電車の中で首無しの乗客達が揺られていた https://t.co/LTmuJLDLvh

#呟怖
「人間には二種類いるって知ってる?」
食事中に彼女が訊いてきた
「男と女…?」
私が答えると
「残念でした
答えは
喰う者と喰われる者」
何それ、と訊ねると
「私達は喰う側なの
よかったね
だからこんな美味しいもの食べれるんだよ」
レアステーキを頬張る彼女
もしかしてこの肉って人間の… https://t.co/bFmZ6uzq5V

#呟怖
#塗り絵
その日堕天使が降臨した
待ちわびた亡霊共が次々に手を伸ばす
だがその手は堕天使に決して届かぬ
亡霊共が叫ぶ
我等に永遠の眠りを
堕天使は氷の眼差しで答える
これは目覚め
永遠に続く覚醒
苦しめ
声の限り呻け
亡霊共は呻きながら
地を覆い尽くす
そして今
我等はその地に立っている https://t.co/9Wued93xFT https://t.co/1WZaElds0e

#呟怖
ある漫才師がライブ中
会場は大爆笑だったのだが
観客のうち一人だけが一切笑わず
終始真顔で漫才師を見つめていた
ライブ終了後
なぜか気になりその観客に理由を尋ねると
「明日になれば分かる」
とだけ答えて去って行った
翌日
漫才師が乗った車がトラックに追突され
二人は重傷を負った

#呟怖
弁当が冷たいといって
一口も食べず捨ててくる夫
昨日も一昨日も
ずっとそうだった
でも今日は違った
残さず全部食べてくれた
大好物のカレー
でもごめんね
スパイスの代わりに
毒入れちゃった

ねえ苦しかったでしょ?
残せばよかったのに

そう呟いて
戻ってきた遺品の弁当箱を
ゴミ箱に捨てた https://t.co/DVrT0ySVfg

#呟怖
「私が?」
アントニウスは驚いた様子で言った
「そうだ、お前だ」
ルキウスは冷たく言い放った
「命ある者に限りあり、我々も然り」
ガイウスが俯いたまま呟く
「覚悟を決めろ!」
ルキウスが叫んだ直後
アントニウスは粉々に砕かれた

「彫像の癖にうるせえな」
作業員は再びハンマーを構えた https://t.co/e6U1iqRwrs

#呟怖
箱入り娘と噂の見合い相手が、要冷凍の宅配便で送られてきた https://t.co/LTmuJLDLvh

#呟怖
写真展で気になる写真があった
建物の角から睨む赤いワンピースの女
じっと見ていると
「これ私の元カノなんです
死んでやるって包丁持って
この写真撮った時はもう首筋を切って…
恨んでるだろうなあ、私を」
写真家は溜息をついた
翌日
写真家は遺体で見つかった
血染めのワンピースを着た姿で https://t.co/6buQAvIG12

#呟怖
#一行怪談
今日の夕空はやけに赤いなと思ったら、人々の血飛沫だった https://t.co/p3ZsLUG5pr

#呟怖
昨晩ここで百物語をやってたんだ
順番が来たらベンチに座り怪談を語る
最後友人のAが語り終えようとした途端
いきなりベンチが燃え上がって…
Aも炎に包まれて…
幸いAは一命を取り留めたけど
病室でうわ言のように怪談の続きを喋ってて
ついさっきその病室でボヤ騒ぎがあって
Aが焼死したって… https://t.co/tEzLwbCbsT

#呟怖
彼女とのドライブの途中
湖の中に立つ鳥居を見つけた
「映えるー」
「近くまで行こう」
彼女が岸に置いてあった舟に乗り漕ぎだした
だけど様子がおかしい
漕いでもいないのに舟が鳥居に近づいていく
「助けて!」
彼女の悲鳴が湖に響く
そして鳥居の真下で
ふっと沈んだ
彼女は未だ行方不明だ https://t.co/SJr5RXbQqQ

#呟怖
母の日の似顔絵コンテストを見に行ったら、一つだけ明らかに異形の作品があった
作品名は
「わたしがだいすきなおかあさん」
主催者に展示の理由を尋ねると
「崇高な親子愛が描かれています、大傑作です!」
そう叫びながら主催者は壁に貼ってある絵を片っ端から黒い絵の具で塗りつぶしていった https://t.co/gBM9qKIX4W

#呟怖
某商業施設
トイレの個室に覗き穴が開いていた
悪質な悪戯か
そう思いつつ興味本位で覗いてみた
首吊り死体が見えた
慌てて個室から飛び出したが
隣は用具入れだった
もう一度穴を覗く
やはり首吊り死体だ
しかもよく見ると
そこは私の部屋で
首を吊り
恨めしげにこちらを見ているのは
私だった https://t.co/SHDLzGzM3t

#呟怖
「それは脚喰蟲が這い出てきた跡だよ」
廃校を探検していると背後からいきなり声がした
振り返ると老人が居た
「脚喰蟲は恨みを抱く者が靴に祟って生まれる怪でな、恨み相手の脚を食らう」
「あんたらも恨みを買うような事はするなよ、特に学校では」
老人は片脚を引きずりながら去っていった https://t.co/rwXWynsdKw

#呟怖
深夜
帰宅途中スマホに着信が
見ると「非通知」
悪戯か
切りかけた時
ふと電話BOXが目についた
女が受話器を持ちこちらを見ている
あの女がかけてきたのか
不審に思いつつ電話に出る
「見つけた」
嗤う女
あの時振った女か
一目散に自宅へ逃げ帰り
ドアを閉めると
そこは電話BOXの中
目の前に
https://t.co/JZnkF0t0vU

#呟怖
老人が一斗缶で何かを燃やしている
「何を燃やしてるんですか」
と尋ねると
「婆さんだよ」
との返事
意味が分からず
「お婆さん…?」
と再度尋ねると
「婆さんの生霊」
そう答えた途端
炎が人の形に燃え上がり
断末魔のような音が響き
炎は消えた
黒焦げの塊を取り出し
老人は満足げに微笑んだ https://t.co/TD3iWvE8SZ

#呟怖
これが取り壊される直前の六地蔵の写真です
何の変哲もないように見えますよね
でもよく見ると地蔵の目から血の色をした涙が流れています
これに気づいていればよかったのですが
取り壊した直後に起きた原因不明の大規模崩落
それで工事関係者十数名が犠牲となりました
ええ
地蔵は無傷でした https://t.co/twmX0g0b3a

#呟怖
合わせ鏡のずっと奥
手招きしている者がいる
訳が分からず
誰だ
思わず呟く
背後に気配を感じ
振り返ると
私の真後ろ
私そっくりの老人が
ニタアと嗤って立っていた
私は悲鳴を上げ
気を失った
しばらくして気が付くと
老人はもういない
その代わり
鏡の中
老人となった私が
立ちすくんでいた https://t.co/CqZ79H9v2a

#呟怖
#54字の物語
「眠る」「眠る」「眠る」世界を司る三体のAIは同時に昏睡状態となり、世界は滅亡した。廃墟に子守歌が響き渡る。 https://t.co/orBVULCZKe

#呟怖
君が作ってくれる
キャベツ入りラーメンは
本当に美味しくて
いつもリクエストしたよね
またいつか作って欲しいけど
それも叶わないよね
でもこうしていると
君を近くに感じられるんだ
君の笑顔をもう一度見たいよ
ねえ
ペットボトルに入れた
君の眼球と脳漿に向かって
今日も僕は呟き
微笑む https://t.co/lCsUc9f88C

#呟怖
深夜
友人Aから奇妙なものを見つけたとの連絡
板に奇妙な印が書かれているという
「なんだこれ…うわぁあえr」
突然Aとの通話が切れた
翌朝
Aの自転車と所持品が見つかったと連絡があった
行ってみると
奇妙な印が書かれた板の前に
Aの靴や衣服が綺麗に揃えて置かれていた
Aは未だ行方不明だ https://t.co/vR5l2PfmYV

#呟怖
「それ、食べちゃったの?」
同棲して3年
冷蔵庫のケーキを食べたら
彼女が激怒
「もう知らない!」
部屋を出ていった
そのうち戻るだろうと
スマホを見る
視界がぼやけ
意識が遠のく
彼女が戻ってきた
男と一緒だ
「毒入りケーキ美味しかった?じゃあね」
最後の光景は
今迄で最高の
彼女の笑顔 https://t.co/Fx9ocMLrnM

#呟怖
「家なんてないぞ」
案内されたのは空き地
「いえ、深夜2時にだけ現れます」
そして深夜2時に再び訪れると
煌びやかな邸宅が現れた
「今だけ二千万、お買い得かと」
その家を購入したが
家の中は常に深夜2時
食事も取らず
家事も仕事もせぬまま
私達家族は眠る
悪夢にうなされながら
永遠に https://t.co/xL105fRil4

#呟怖
昨年死んだ飼い猫の話をしていたら、知人が急に
「で、それ食べちゃったの?」
と訊いてきた
驚く私をよそに、知人は続ける
「私も先月ネコちゃんを煮て食べたの、そしたら美味しくて」
呆気にとられる私達
「また食べたいけど良い猫がいないのよねえ」
その知人は今
動物保護施設で働いている https://t.co/Fx9ocMLrnM

#呟怖
娘を寝かしつけている時
子供の頃お供え物を盗んだ話をした
「それ、食べちゃったの?」
心配そうに訊ねる娘に
「うん、食べちゃった
でもママは大丈夫だったよ」
と答えると
すっかり安堵した様子で眠りについた
そんな娘の背中に
人面瘡がくっきり浮かび上がっている事を
まだ言えずにいる https://t.co/Fx9ocMLrnM

#呟怖
ヤバい事になった
社の奥
古びた地蔵に悪さしてたら
頭が落ちた
お前祟られるぞ
友人の言葉が刺さる
んなわけねえだろ
強がってみたものの
不安は募る

地蔵の頭に追いかけられる
長く苦しい悪夢
ようやく朝が来たが
布団が重い
見ると
地蔵の頭が乗っかって
逃がさんよ と
ケタケタ嗤った https://t.co/WaYIfMzKYL

#呟怖
リサイクルショップで妙なコーナーを見つけた
「自殺者の遺品セレクト」
何故か次々と売れてゆく
店員に話を訊くと
「不思議と売れるんです」と
「これが戻ってくるんですよ、遺品として」
「その赤いのなんて4回目ですよ、戻って来たの」
店員はヒヒッと嗤った
そして赤い鞄が
また売れていった https://t.co/3AlxEcw7fS

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