呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

道端で財布を拾った
ラッキーと思い中身を見ると
古い呪符のようなものが
びっしりと詰めてあった
縁起でもないモノ拾っちまった
そう思いつつ側溝へ投げ捨てた
翌日
警察から拾得物の連絡があった
交番へ出向くと 昨日の財布だ
呪符にミミズの這ったような字で
私の名前と連絡先が書いてあった
#呟怖 https://t.co/druOuHHH3m

鬱蒼たる森の先
死者の橋に立つ時
足元に霧が立ち込め
過ぎ去りし者たちが
静かに彷徨う

風が吹き渡ると彼らは咽ぶ
その苦しみが聞こえてくる
彼らが生きた時に残した
悔いを背負いながら

死者の橋を渡るときは気をつけよ
そこには苦しみと悔いが溢れ
立ちはだかる
そう 貴方の目の前に

#呟怖 https://t.co/uRxYhu3UY3

焼け落ちた住宅から焼死体と地蔵が見つかった
出火元は地蔵と見られる

それを聞いて父が震えた
被害者はかつて車で女性を轢き殺したが
地元の有力者だった父親が揉み消したと
慰霊の為地蔵が置かれたが
最近になって姿を消したと

地蔵が復讐しに来た
次は俺の番だ

翌日
父は忽然と姿を消した
#呟怖 https://t.co/PSakYGfanO

行方不明だったAが見つかった
だが何を訊いても「見た」としか言わない
「A、無事でよかった」
「…見た」
「何を?」
「見た」
「A、それをここに書いてみて」
Aの手が震える
そして両目が白濁していく
「ぐわあぁぁ」
仰向けに倒れ込むA
その白濁した目に
「呪」
の文字が浮かび
血の涙が溢れた
#呟怖

行方不明の新幹線作業員見つかる 捜索で遅れも「詳細明かせない」(朝日新聞デジタル)
#Yahooニュース
https://t.co/hXa6dt9CBx
なかなかに #呟怖 向けな案件ですねこれは…

海水浴中にはぐれてしまった
警察にはそう話した
君が消えてから一ヶ月
毎日君の事を考える
泳げない君を海に誘ったのは私だったね
大丈夫だよと言って沖まで泳いでいった
君の姿が目に焼き付いてる
私は秘密のSNSにこう記す
「#事故死に見せかけた殺人」
君の水死体が発見されたと連絡があった
#呟怖 https://t.co/iUfkGNNthj

「月なら俺が食った」
男が大声で叫ぶ
今日は皆既月食
皆男を一瞥した後
赤銅色の月を見る

よく見るとそれは月ではなく
無数の赤い光の寄せ集め
「俺が月を食ったんだ」
男が叫んだ次の瞬間
男の腹が裂け
眩い光
巨大な月が現れ
空へと昇った

満月が我等を照らす
男の亡骸は
既に無かった
#呟怖

老夫婦が終活の相談に来た
二人共ヨボヨボで
こうはなりたくないな
と思いつつ話を聞いた
帰り際
謝礼ということで封筒を頂いた
後日封筒を開けると
謝礼と共に一枚の写真が同封されていた
見ると
先日私達夫婦で撮った記念写真と
瓜二つの写真であった
あの老夫婦は
未来から来た私達だったのだ
#呟怖

さっちゃんの事覚えてる?と母
覚えてるよ
小さい頃いつも一緒だったから
「そのさっちゃんだけど…」
え、何
私は母を急かした
「貴方の双子の妹なの
生後すぐ死んだんだけど
貴方だけは見えてたみたいで…」
私は慌ててさっちゃんから貰った手紙を探した
そこには震えた字で

と書かれていた
#呟怖 https://t.co/YYnZ5gE20j

「帰れ!」老婆は声を荒げ、扉をピシャリと閉めた
どの家もそうだ
「脈々様」という伝承の調査で訪れた村は静かで、人々は閉鎖的だった
唯一話を聞いてくれた高齢の男性は、崖を見上げこう呟いた
「数年前、お宅らと同じような輩が来たよ
で、あそこから落っこちて死んじまった」
#ミャクミャク様
#呟怖

深夜
踏切で回送電車の通過を待つ
低速で通り過ぎる回送電車
暗い無人の車内
茫と眺めていると
最後尾の車両
首の無い人々が
びっしりと
吊革に掴まり
揺られていた
血糊で滴る窓から
首のような物が
ゴロンと落ちて
ベチャ
と線路脇に落ちた
翌朝
それは既に無く
烏共が何かを
奪い合っていた
#呟怖 https://t.co/11IadufMY6

#呟怖
104号室
そこの住人はクレーマーで
気に触る事があると大声で騒ぐ
迷惑な住人だったが
ある日忽然と姿を消した
あれから4年
その住人が戻って来た
生気のない目
何かに怯え震える体
事情を訊こうとしたが
そのまま104号室へと消えていった
翌朝
104号室でミイラ化した住人の遺体が見つかった https://t.co/n3cSz1qnXB

#呟怖
白い軽自動車に君を乗せて山道を走る
久しぶりのドライブ
君はずっと楽しみにしてたね
曲がりくねった道
何かあったら困るから
ゆっくり慎重に運転する
そしてようやく着いた
山深い行き止まり
君をそっと下ろし
ようやく着いたよ
耳元でそう囁いた後
首だけになった君を
崖の下へ投げ落とした https://t.co/vKRWTX0J9J

#呟怖
深夜
妻が寝室を離れることが度々あった
不審に思った私はある日
そっと妻の後を追った
妻は居間の壁に貼ってあるポスターに向かい
聞いたことのない言葉で喋りかけていた
そしてポスターを剥がすと
びっしりと黒い足跡が付いていて
それを愛おしそうに撫でた後
ペロペロと一心不乱に舐め始めた https://t.co/WaO4Uzzxx6

#呟怖
階段を上がると、廊下にびっしりと鳥居が居並んでいた
「こ…この奥が物件となります」
怯えた様子で案内する営業マン
部屋に入るなり、凄まじい揺れが襲う
しかもこの部屋「だけ」が揺れている
「ああもう!入口は塞いだはずなのに!」
呆気に取られる私をよそに
営業マンが大声で喚きたてる https://t.co/7ct1lgJjQ2

#呟怖
バラバラにした遺体を山深い森に埋めていく
最後に頭部を地中深くに埋めた
これでよし
立ち去ろうとした時
ドサッ
目の前に何か落ちてきた
先程埋めた頭だ
土塗れのそれを恐々と持ち上げ
先程と別の場所に埋め直した
もう大丈夫だろう
車に乗りふと見た助手席
土まみれの頭が
こちらを睨んでいる https://t.co/crSwxYOUcl

#呟怖
深夜
路地裏に見慣れない自販機を見つけた
「搾りたて1杯百円」の文字
試しに百円を入れボタンを押す
ぐあぁ
と短い悲鳴が聞こえたような気がした
紙コップに注がれる赤い液体
取り出してみると
血だ
放り投げて慌てて逃げる
翌朝
自販機は無くなっていて
うっすらと
血の滲んだ跡が残っていた https://t.co/ofWvtiLPjI

#呟怖
大凶
大凶
大凶
何度引いても大凶
一体どうなっているのか
神主に訊ねると
「前世で悪行をされたようです
今世でその償いをしなければなりません
良ければお祓いしましょう」
私は二つ返事でお祓いをお願いした
それ以来おみくじで大凶は引かなくなった
私の身代わりに
神主に死んでもらったから https://t.co/VnMvvj6BqU

駅のホーム、撮り鉄とおぼしき爺がおもむろにマスクを外して咳とくしゃみを連発して、またマスクを着けた...
#呟怖

#呟怖
「スユグマイコニシクロ」
スマホにメッセージが届いた
何だ
子供の悪戯か?
すぐに消去した
深夜
スマホに連続してメッセージが届く

「スユグマイコニシクロ」

「イスユグマコニシロク」

「イマグスコロニシユク」

怖くなりスマホの電源を切ろうとした時
メッセージが届き
玄関ドアが開いた https://t.co/8zYZ267ZKX

#呟怖
「よお」
木にぶら下がっているのは友人B
その姿は蓑虫のようだ
「まだ人間やってんの?
蟲は気楽だぜ、こうしてぶら下がってるだけで生きていける
お前も蟲になれよ」
次の瞬間、巨大な蛾が目の前を掠め飛びBは消えた
蛾の正体は友人Aだった
「蟲の世界も人の世と同じ
食うか食われるか、だ」 https://t.co/O72XmrWIC2

#呟怖
血飛沫で濡れた窓ガラスに
君の恨めしそうな顔が浮かぶ
また君か
カーテンを閉めようとすると
何で
と声が聞こえる
確かに私は君を殺した
痴情の縺れって奴だ
だが恨まれる筋合いはない
君にも原因がある
カーテンを閉め振り返ると
血塗れの君
捕まえた
そう呟く君から流れる血は
悦びの涙か https://t.co/x97LuHDmm8

#呟怖
物の怪が出るという廃屋に祓い師の相棒と泊まり込んでいたところ、梁の上から墨書された半紙が次々と降ってきた。それを床に落とすな!と叫ぶ相棒の声に慌てて半紙を掴むが、最後の一枚を取り損ねた。瞬間、相棒の姿が消えた。床に落ちた半紙には「消」と墨書されていた。私は床にへたり込んだ。 https://t.co/UMZ1OX2SVR

#呟怖

ドサッ

深夜
玄関の前で音がした
気になりつつもまた寝入る

ドサッ

まただ
慌てて起き玄関の様子を伺う
誰もいない
ドアを開ける
黒いビニール袋が二つ

願い事、と書いてある
袋を開けると
生首

確かに短冊に
同僚達の事が殺したい程憎い
と書いた
震えながらドアを閉める

ドサッ

まただ https://t.co/Jxtat6Bh7v

#呟怖
雨の夜
蛙の鳴き声が聞こえる
毎夜の事だが
今夜は様子がおかしい
やけに野太い声で鳴く蛙が
一匹混じっている
気になって田圃を見に行く
懐中電灯で照らした先に
泥だらけの体に充血した目の
裸の男がゲェコ ゲェコと鳴いていた
男は私を見つけると
四つん這いで走り出し
用水路の中に消えた https://t.co/1AvmTX7XVn

#呟怖
小さい頃
客間の隅の日本人形と
よくお喋りしていた
名は美代と言った
ある日
ここから出して
と懇願され
透明な箱を開けた
すると美代の体から何かが抜け出し
台所の方へ消えていった
その日以来だ
母が見知らぬ子の思い出を
話すようになったのは
その後美代は祖父に壊され
首だけが残っている https://t.co/TumvNUgVcC

#呟怖
彼女にマニキュアを塗ってあげた
たくさんの白く長い指
その一本一本
丁寧に赤いマニキュアを塗ってあげた
彼女とっても喜んでた
そして白く長い指で
表情一つ変えず私の首を絞める
でも知ってるよ
言わなくても分かる
決して目を合わせてくれなくても

君は僕の事が好きなんだ
殺したいほど https://t.co/cKD5jkNdpO

#呟怖
小さい頃壁乃神様に逢った事がある
かくれんぼで壁の隙間に隠れてた時だ
耳元で囁く声が聞こえた
「ここは危ないよ」って
慌てて飛び出したら皆に笑われた
でも良かった
あの後同じ壁の隙間に隠れた子が
忽然と行方を眩ましたんだ
きっと忠告を聞かなかったんだ
壁乃神様は
悪い子が嫌いだから https://t.co/HJR7iiQbZz

#呟怖
土砂降りの夜
破れ傘を差した女とすれ違った
ワンピースが雨でずぶ濡れだ
気になり振り返ると
目が合った
「あんたもずぶ濡れになる?」
女が言った瞬間
私の傘は風で飛ばされ
私はずぶ濡れに
女の笑い声
だがもう女は居ない
あれはきっと
雨女
その日以来
もう1か月以上
雨が降り続いている https://t.co/ubsYl3Qnd8 https://t.co/Pn25Y4uLRL

「今夕食のハンバーグ作ってるからね」その声を聞き台所へ様子を見に行くと、母が包丁で自分の左手を切り刻んでいた。

#呟怖
#一行怪談

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