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夏の始まりは廃墟になった遊園地で過ごすと決めている。整備もされてない観覧車を見ながら寝転ぶのが最高だった。そして最初の夏を思い出す。僕があの観覧車から落ちたのが始まりだった。
遊園地が再開される予定は無い。
#呟怖 http://pic.twitter.com/68AFHZzCBN

やまい
大病を患い、苦しむ私の枕元に一人の少女が立っている。彼女が言うにこれは誰かに移すと治ると言う。それも親しければ親しい人ほど完治するらしいのだ。私はそれは出来ないと断った。彼女は去り際にこう言った。
「でも御両親は即答でしたよ」

#呟怖


この街では嘘をつくと一凛花が咲く。春になると優しい嘘で咲いた桜で花見をして、秋にはさみしい嘘で生えた芒が揺れる。嘘も悪くないねと笑う町の人の足元には真っ黒で名前もつかない花が一面に咲いている。

#呟怖

この美しい広場にはいくつも曰くがある。
入水自殺が行わた川、事故が起きた煉瓦の壁、花の下には死体が埋まっている。にも拘らずこの広場は美しくてまた綺麗な物を増やしていく。
そんな私は右端の花、死んだ理由は分からない。
#呟怖 https://twitter.com/knk_shirogane/status/1007601640164081670 

詰問
夜中歩いていると補導され警察に詰問される。動揺しながら答えていた為か警察は更に怪しみ家までやって来る。俺は部屋に招き入れる。何も無かった。
「ふざけているのか!」
「いや、俺も訳が分からなくてだから教えて下さい。俺の家ってここですか?」
今度はこちらの詰問が始まる。
#呟怖

大雑把な殺意
誰でもいいから人を傷つけたというのはずいぶんと大雑把な話である。もっと漠然でいいはずだ。男でも女でも子供でも老人でも、区別なく分類せず、賽の目で選ぶ方がいい。
俺はその目に従った。渾身の力を込めてナイフを自分に突き立てた。
#呟怖

数字
僕が朝起きると手に10と書かれている。何が始まるんだと立ち上がり鏡を見る。すると顔や首に9から0まで書かれている。
始まったのでは無く終わっていた様だ。

#呟怖 https://twitter.com/suika_sheep/status/1003411199734657024 

いつからか夏に育てたあじさいの鉢に生えてきたこれは小さな声で語りかけて来るのだ。
「ねえ、目を開けていい?開けてもいい?」
私は答えられなし、捨てることも出来ない。
#呟怖 https://twitter.com/sa_tsumi/status/998692130057957376 

僕が殺した彼女の首が弧を書いて空に飛んだ。
未だ落ちてこない。仕方が無いので、両親の首も・・・。
#呟怖 https://twitter.com/sa_tsumi/status/998692300774502401 

ある日起きると変な違和感があった。今日も一日頑張ろうと言う気持ちが溢れてくる。緩やかな高揚感。不思議な気分だ。
周囲の人間も同じ様である。そして皆口々にこの感覚をこう言った。
「「まるで明日が来ないみたいだ!」」

人類の緩やかな衰退が始まっていた。
#呟怖

この部屋には窓も扉も無い。
私がどうやって入ったかは分からない。一つだけ理解出来る事は私の腹がはち切れそうな程膨らんでいる事だ。

#呟怖

楽しい休日も最後だな。あと1日ぐらい遊んでいたかったな。僕は車に乗って帰宅の用意をする。荷物を詰め込んで自宅に変える。その帰り道、人を轢いてしまった。僕は急いで隠そうとトランクを開けた。
中にはバラバラの死体。
「あ、荷物入れてたんだ。まあ分ければ入るか」
#呟怖


彼女と星を見た事を思い出す。星座を指でなぞりながら二人でクスクスと笑い合った。今は一人でそれをなぞる。そして最後の星座は僕オリジナルの星座。君を模した星座だ。切った首も外した足も表現した。その隣は別の人。その隣も別の人。

#呟怖


私はエレベータに乗った。すると声が聞こえる。
―下に参ります。
私は事故で死んだ。
死後の世界でも声が聞こえる。
―下に参りまーす。
私は地獄で責め苦を受ける。そこでも声が聞こえる。
―下に参りまーーす。
もう下は無いこの場所でも私の目の前で声が聞こえる。
―下に参りまーーーす。
#呟怖

私が古本屋で買った名言集を読んでいるとしおりが挟まれている事に気付く。そこを開くとこう書かれていた。

あのような死を迎えるぐらいなら振り向かずに生きるべきだった

言った人間の名前は私。
#呟怖


まぶしい光がその場を照らす。私は何が起きたか理解出来ずにそこで収まるのを待つ。だが光はさらに強くなる。先ほどまで見えていた腕時計も見えなくなった。多分だがこの光は強くなり続けるのだろう。

ラッパが聞こえた。
#呟怖


隣の物音がうるさい。人を殺したのかと思うほど騒いでいる。出不精の家内に急かされ注意しに隣扉を叩くが誰も出ない。扉を開けると誰もいない。すると隣の物音がうるさい。人でも殺したのかと思うほど騒いでいる。
#呟怖


喫茶店で昼ごはんを食べていると外に変な物を見つける。影が人混みをすり抜けながら歩き回っている。その動きは徐々に激しくなり暴れながらそこらを回り始めた。誰も気にしてないから見えていないのだろう。
視線を戻すとそいつはこちらに近づいている。そして早口で「なんで見えるんだよ」#呟怖

夜中、軽食を買いに行くためにコンビニに向かう。
やけに静かで気味が悪い。幽霊でも出そうだ。

誰もいない。コンビニは無人。町明かりは消えている。これなら、まだ幽霊が出たほうが・・・。

#呟怖

昔、死ぬまでいじめた奴がいた。
何故そこまでしたかは誰も分からない。その場の空気としか言えなかった。勲章としてそいつの死体の写真をみんなで撮った。

10年が経ち皆で同窓会をした。その写真を見せ合うことになり一斉に出した。そこには死体ではなく壊れた地蔵があった。
#呟怖

好きな女の子の家に行くと彼女は決まって「散らかっててごめんね」と言う。
だが部屋は綺麗に片付けられている。何故だろうと思うと彼女はいきなり壁を雑巾でこすりながら「散らかしてごめんね、汚くてごめんね」と拭き取り始めた。

#呟怖

小さい頃、母から盛塩による霊探知術を教えてもらった。
もし塩が黒くなる様なら直ぐにそこから去った方がいいらしい。

私が住み始めた家にも一応盛塩をしたが特に問題はない。ある日料理をしていると指を切った。傷口を見ると真っ黒な血が流れた。

もう手遅れの様だ。
#呟怖

あの世の理屈が解明され死後の世界に一つだけ生前の物を持ち込むこめる事が分かった。

おばあさんはぬいぐるみを、男は携帯を持った。

だが僕は違う。使い勝手のいい愛用の物を持ち込むことにした。
動かない彼女の手を握った。
「死んだぐらいで逃げれると思うなよ」
#呟怖

小さい頃、天使が見えた。祖父を運ぶ姿を見た。私も天国に行きたいものだ。

老いた私はベットの上で横になる。祖父はこれを見たのだろうか。ではろくな人間では無いのだろうな。

天使に見えたそれは真っ白な禿鷹だった。
#呟怖

枕元に髪の長い女が立っていた。
私は驚いて押入れを確認する。
そしてその女にこう言った。
「おい、私はお前は殺してないぞ」
幽霊は納得して消えた。私も安心して眠れる。
#呟怖

外に出なくなった理由?私ね霊感があるんですよ。関係ない?これがあるんです、私がいつもの様に外に出るとやけに清々しいんですよ。ならいい?そりゃ私も初めはそう思いました。でもね消えたのが浮遊霊だって気づいたんですよ。だからこれから幽霊にとって未練がなくなる様な事が起きるんです。
#呟怖

自動販売機の横に紙が貼られていた。
「この世で許せない事は惨めに這いつくばって小銭を拾うあの姿である」

その横に行方不明の似顔絵。
#呟怖

この村において最重要視されるのはたべたべ様の機嫌である。

たべたべ様が気にいる様に供物を差し出し、時には生贄も必要になる。

一晩中踊る事もあり中には発狂するものもいる。

そして最後にたべたべ様に聞くのだ。

「今日の宴はどうでしょうか?」
「帰してくれ」
#呟怖

お題物「ホラビ」
冗談でホラー映画を見ながら抜いていたら恐怖の中でしかイけない体になっていた。
だが私は結婚し子供も二人いる。
#呟怖

事故から数年経ちすっかり元気になった。
あの日見たショウウインドを見に行くと建物ごと取り潰されていた。

粉々に割れたガラスの一枚を見ると小さな俺が無数にいた。
#呟怖 #返怖

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