呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

私には超能力がある。人が死んだ場所にその人にあった架空の花が見えるのだ。公園では無数のタンポポが、病院のベットには彼岸花と百合が、自殺スポットには野ばらが見える。
私が今度住む家には何が咲いているのだろう。

こんなのおかしい。新家には埋まるほどの花が咲いている。
#呟怖 #返怖

世の中、ハロウィン。恐怖が主役のその夜は何故かパリピやリア充が大騒ぎしている。若い頃はまったくもって下らないと思っていた。だが今では違う。俺にも仲間ができた。用意も出来たし祭りに参加したいと思う。電話で連絡して一番人通りの多い場所に集合だ。
さあ行こう。俺は引金を引いた。
#呟怖

ぶーん。この音が聞こえ始めてから二週間である。煩いとは感じない。虫とは違うのだ。
ぶーーん。あれから10年だ。音が伸びた気がする。耳も遠くなったのにこれだけははっきり聞こえる。
遂に死ぬ時がきた。家族が私に話しかけている。だが私に聞こえる音はこれだけである。ぶーーーん。
#呟怖

彼女を寝取られた友人を慰める為にカフェに来た。コーヒーが置かれている。
「いやひどい目にあった」砂糖一匙
「まあ彼女が幸せなら」砂糖一匙
「少し名残惜しいけど」砂糖一匙
「今度はいい人見つけるさ」砂糖一匙
それを飲み干す。空になった。
「でもやっぱり」砂糖一匙
#呟怖

掃除の為、机を後ろに移動しようとしたら落書きを見つけた。小学生らしい「うんこ」「おっぱい」「ちんこ」といったものばかりである。だがどれにも小さく線が引かれている。それを辿っていくと隅の方に小さく「食べたい!」と書かれていた。
#呟怖

急に転校した石尾君の机を掃除する事になった。片付けが下手で中はゴミで一杯だった。地層の様になっているそれを徐々に掘り起こす。落書きや食べ残し、図工の作品、テストの答案、成績表、英語の本。徐々に内容は高度になっていく。そして一番奥にあったもの。
血に濡れたコックリさん。
#呟怖

先輩がまたいい加減な除霊をしている。不思議ちゃんアピールの為に霊感のある振りをしているのだ。成仏してくださいと花を置く。無意味だ。幽霊の望みはただ一つ、道ずれ。もう後ろに迫っている。僕は彼女を助けるべく成仏させる。幽霊を成仏させる本当の方法は死因と同じ方法で何度も殺す事。
#呟怖

人気のない場所を歩いていると肩を叩かれる。そして必ず「知りませんか?」と聞かれる。俺は知らないと答え振り返ると誰もいない。それが何度も何度もやられるから気が滅入る。いい加減鬱陶しくなり思いっきり振りながら「知らねえよ」と言った。
するとそれはこう言った。
「知ってる」
#呟怖

マンションの二階、両角部屋の人が死んだ。不注意の事故と聞いたから呪いとかでは無い。だが近頃、端から順に扉を叩くいたずらをされている。俺が住んでるのはちょうど真ん中だから遠くに聞こえるだけである。

俺の番が来た。扉を激しく叩かれる。それと同時に大声で「オセロ、オセロ」
#呟怖

街から離れたこの村には野犬が多い。誰も保健所に連れて行かないから村の人口より多くなってしまった。流石に困ってしまい街の方から人を連れてきた。
調査すると恐ろしい事が分かった。犬の数は変わっていなかったのだ。
#呟怖

隣部屋は事故物件らしい。そのおかげで安く住めた。駅も近いし好立地だ。唯一の問題は隣部屋から聞こえる声である。死んだ時を再現し続けているのだろう。

だが、死に方も選んだほうがいい。腹上死なんてするから。
#呟怖

近頃、町では不思議な落書きが噂になっている。「あっち」「こっち」「そっち」「どっち?」と子供がチョークで書いたような字が壁や道路に書かれているのである。誰もが子供の悪戯だと思っていたが最期の落書きでそうじゃない事に気づく。
一軒の家に埋め尽くすような「ここ」という字が。
#呟怖

幽霊が現れた。昔、いじめていた奴だ。鬱陶しいったらありゃしない。散々、いじめたから恨んだのかもな。あーあー、こんな風になるなら一思いに殺してやれば・・・
#呟怖

小さい頃から幽霊が見えてしまう。その恐怖を誤魔化す為に酒に女、果ては薬物にも手を出した。だが幽霊は見える。死んで逃れようとあらゆる自殺を試すがどれも上手くいかない。やはり幽霊が見える。耐えればいいと何百年も耐えた。だが幽霊は見える。 #呟怖

深夜、事務所で一人仕事をしていると無言電話がかかって来る。初めは無視しようとしたがずっと鳴り続けて大変にうるさい。それにたまに仕事先から急用の電話もあるから取らないわけにはいかない。
「はい」
「たすけて」
電話を切る。俺は何も聞いていない。また無言電話だった。 #呟怖

四国のある村では「乱痴気祭」と呼ばれる行事がある。これは村中の人間が一日中、狂った様にお互いの不平不満を言い時には殴り合い、それによって死人も出るらしい。
だがそれより恐ろしいのはこの祭が終わった次の日なのだ。
彼らは何もなかったかの様に過ごし出すのだ。

#呟怖

小学生の時、クラス替えになり新しい席に座ると机に落書きが彫ってあった。小学生特有の「うんこ」とか「ちんこ」とか「おっぱい」とか下ネタばかりである。だけどその全部に小さな矢印が書かれていてそれを辿るとある言葉に続いていた。
「たべたい」
#呟怖

怖いもの無しの友人がいた。
廃墟で花火をして事故した人のお供えを食うような奴だった。でもそれ以上に凄まじかったのはそいつが幽霊が見える上でそんな事をしてた事。
#呟怖

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