呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

私は高尚な舌を持っている訳ではない。
大抵のものを美味しく食べられるのはむしろ幸せだと思う。
それでも皿のソースまで綺麗に食べる時などは
「ああ、とても好きなんだ」
と変に感心してしまう。
今もそうだ。

「骨の髄まで美味しい」

私はあなたの事がとても好きだったんだ。

#140字小説
#呟怖

聞こえてる?
僕の声、聞こえてる?

ねぇ、誰か聞いてよ。
誰か僕の声に応えてよ……

誰にも僕の声は届かない。
僕の声は──……

「我が校にはイジメなどありません。新入生の皆さん、安心して通ってください」

この世から卒業しても、声は届かなかった。

#140字小説
#呟怖

「運転手さん……見えますか?」

死神と覚しき者がバスの中で乗客を観察している。

「見えますけど、大事なお客様なので」
運転手は落ち着いていた。
「大丈夫なんですか?」
聞き返す僕に、運転手は笑い声を上げる。

「あの方は安全ですよ。だって乗客の命を握っているのは私なのですから」

#呟怖 https://t.co/hGBGqdXI0n

「他の客もいない。今日こそ聞いていいか?」

俺はバーテンダーに声をかけた。

「何でしょう?」

「何故、俺はここにいる?」

バーテンダーは空色のカクテルをグラスに注ぎ、俺の前に置いて微笑んだ。

「私のカクテルでお亡くなりになったからですね。こちらで成仏して頂けると思います」

#呟怖 https://t.co/3IKfPauQuC

#140字小説
#呟怖

実体験なんですけどね←
誰だよ並べたの……。

空を見上げた。
月が明る過ぎて星が殆ど見えない。

君を見た。
影に隠れて表情が分からない。

僕を見た。
土をかけられてもう身体は見えなくなっていた。

もう一度、君を見た。
空を見上げて、満足そうに微笑んでいた。

#140字小説
#呟怖

「君の手料理が食べたい」

プロポーズのつもりで、確かに言った。

「左手の薬指、僕のために使って欲しい」

そうとも言った。
だけど、ごめん……。

「嘘つき!」

泣きながら家を飛び出す君を追いかけられなかった。

君の〝左手の薬指入りの手料理〟は、僕には食べられない。

#140字小説
#呟怖 https://t.co/MckJP3tF1s

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。