「運転手さん……見えますか?」
死神と覚しき者がバスの中で乗客を観察している。
「見えますけど、大事なお客様なので」
運転手は落ち着いていた。
「大丈夫なんですか?」
聞き返す僕に、運転手は笑い声を上げる。
「あの方は安全ですよ。だって乗客の命を握っているのは私なのですから」
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