呟怖.ORG | 呟怖

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案山子を上手に作りすぎてはいけない。
人間だと勘違いして魂を持ち、そのうち、本物の体を欲しがるから。
案山子を上手に作りすぎてはいけない。
これはよい塩梅だと、魔物が入り込むから。
案山子を上手に作りすぎてはいけない。
わたしかかかしか、わからなくなるから。
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やぁ! 僕はここの番人さ。
ゲームのルールは簡単。僕の仲間が君を追いかけるから、一生懸命逃げるだけ。ただし、このトウモロコシ畑の中だけだよ。
お日様が沈むまでに捕まらなければ、君の勝ち。この特等席を譲ってあげる。
捕まったら? その時は君が、次の番人だよ。
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誰にも言うなよ?
これはな、妖精を捕まえる罠なんだ。
蛸壺と一緒だよ。あいつらバカだから、すぐかかるんだ。
ん? 奴隷だよ。掃除に洗濯、飯炊き。夜の相手まで、何でもしてくれるぜ、へへ。
何だよその顔。お前にはやんねーぞ。

「……兄ちゃん、病院行こう」
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「あの月に、帰らなければ」
そう流す涙が惜別のそれでないことは、夜空に浮かぶ巨大なしゃれこうべを見れば瞭然だ。
亡者に手を取られすっかりそれらと同じ姿に変じてしまった姫が、月光の階を静かに昇っていくのを、翁は震えながら見つめることしかできなかった。
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命の蝋燭なんてもんが、見えるようになってよ。
俺ぁこう見えても、真っ当な医者だったんだ。患者の爺様婆様の蝋燭なんて、考えただけでゾッとするだろ。
終いには、患者だか蝋燭の化物だかわからなくなっちまった。
だから俺ぁよ……

老人はゆっくりとサングラスを外した。
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三日三晩火にかけられた大鍋は、やがて緑色のけばけばしい光を放ち、立ち上る湯気の中からゆっくりと、真珠色の肌をした少年が現れた。
目の下の隈も濃い無精髭の男が、小躍りしながら無表情の少年にキスをする。
その一部始終を、私は瓶の中から目撃したのだ。
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グラリと世界が傾いだ。
チカチカと赤と青の明滅を繰り返し、遠近がグリグリと狂う。大小の光の輪がいくつも瞬いて、目の前の湯呑みに重なるとまるで目玉がついたようだった。
あぁ、お茶に、何か入っていたのか。
極彩色に輝く小さな湯呑みが、俺の最後に見たものだった。
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赤い睡蓮の咲き乱れる池を、一艘の小さな船が静かに進む。
きらびやかな青い傘の下には、着飾った花嫁が。
漕ぎ手に肉はなく、虚ろな眼窩で白い骨をカラカラと鳴らしながら櫂を漕ぐ。
美しい花嫁の向かう先はどこだろう。
白い太陽が、西の空に傾いている。
#呟怖 https://t.co/tMAIV6y18E

甘ぁい、ボンボンショコラをどうぞ。
可愛い見た目、香りで酔わせて、最後に甘い毒に気付いた時は、もう手遅れよ。
ポアロを待っても無駄。ここは名探偵でも入れない。
大丈夫。暗い道でも、二人なら怖くないわ。
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