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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
国民の生涯未婚率が問題になった。『結婚・同棲相手・恋人は特に必要せず。ただし、ペットは必要』の国民が7割いた。少子化問題を解決したい国は一番ペットとして飼われている猫に着目した。被験体の男性達の頭を猫にした。独身者達は彼らに入れあげ、アイドル化。彼らに結婚は許されなかった。 https://t.co/zLZatuKWa0

#呟怖
夫は毎朝、自分の首を手で絞めていた。子供の頃、“毎朝、自分の首を絞めないと誰かが不幸になる遊び”を友達としていた。忘れてしなかった日に目の前で友達が事故に遭い、刎ねられた首と目があった。以降、“遊び”は“儀式”になった。夫は私に強要、忘れた日は折檻した。今晩、私は夫の首を絞める。 https://t.co/d7WA1jppKn

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私は死にましたが天国へ行けません。私はこの世にまだ逗まっております。貴方を遠くから、時に近くで見ております。声が出ません故、お話することは叶いません。非常に遺憾でございますが私はいつも貴方の傍におります。いずれ、貴方の魂は地獄へ堕ちるでしょう。それまで、せいぜい、お幸せに。 https://t.co/WqmAv5Fuys

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「これはこれは、おもいかね。これはどうかね、おもいかね」巨大な禿頭、目鼻と耳がない僧侶が小さな袋を子供の掌にのせた。「これ軽いよ」「まいてごらん、みのるかね。すきまあけて、ぎっしりなるかね」子供は田圃に間隔を開けて袋の中身を撒いた。秋に黄金色の穂がぎっしりついた稲に育った。 https://t.co/zPBtkP1god

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余興で白蛇を鎚で殺した男がいた。頭が三日月に変形するほど叩き、体を細かく刻んで山野に捨てた。「無用な殺生をしない蛇を無闇に殺すな」怒る者に「死ねば何も出来ん」と嘲った。柴刈りの最中、男は獣道に落ちた。頭が三日月の白く細長い蛭の群れが襲いかかり、骨の髄までしゃぶり尽くした。 https://t.co/qcVDCR5dQj

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余命僅かの妻はいつも変わり映えのない窓外を眺めていた。
「夢のない日々は苦痛だろう」
妻を国境の展望台に連れて行った。「ご覧。隣の国は来年、祭があるんだ」「あの渓山は雪が綺麗で…」「こっちは…」
妻は涙を流した。外で景色を映したシャボン玉が儚く弾けた。妻は余命より早く死んだ。 https://t.co/YnvK4MYFFv

#呟怖
雨降らしの儀に巫女が境内で神楽を舞った。空に暗雲が立ちこめ、灰色の靄が広がった。靄が晴れた時、巫女はいなくなっていた。神楽を観ていた人達が驚いていると、雨が降り始めた。最初、村人は喜んだが悲鳴に変わった。雨は血。強さを増す雨は人の肉を抉って血を流させた。大地は血を飲み下す。 https://t.co/MHcty1M1TS

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彼の留守中に家を模したケーキを作った。彼の子供を想像で描いたクッキーを置いてあげる。カードに「昨日の夜は激しかったね」と描き、僕は天井裏に戻った。夜に男女が争う声が聞こえた。「不倫してるの!?」「誤解だ!」昨日の彼は荒れていた。元気づけようと思ったのに。死んだら意味がない。 https://t.co/09EFcEleK2

#呟怖
「鬼が出る」占い師が言った。「鬼が現れる森に生贄を捧げよ」指名された娘は麻の服を着せられ、縛られた。森の奥にある石台の上に寝かせられた。娘を助けに来た友が密かに娘を縛る縄を切った。娘は刃物を奪うと友の顔は剥ぎ取り、己の服と取り替えた。鬼は人の心に棲まう。森に鬼が現れた。 https://t.co/nu6qwU9qVg

#呟怖
おっはよー!

今日もキミは配合上手
マヨネーズに“ブツ”を混ぜよう

ジョロキア ハバネロ
バーズアイチリ クサヤ
普段の鬱憤をぶちこんで♪

嫌な奴 生理的に無理な奴
付き合いが面倒な奴

おっはよー! おっはよー!
おっはよー! おっはよー!

いただきやがれ〜
強制マヨチュチュ♪ https://t.co/k3ZIvlUd5d

#呟怖
「ティティヴィラス…頼んだぞ」
主は凛々しい顔で言った。
ティティヴィラスは頷いた。

「国語のテストを始めまーす」
点数配分は特に漢字や文章の筆写に振り分けられていられる。ティティヴィラスは女子生徒に憑き、本領を発揮した。

数日後。主と女子生徒が席を並べて補習を受けていた。 https://t.co/YkmFR5cEY4

#呟怖
自棄酒で酔った。不満をぶち撒けて、寝転がる。滲む夜空にヌウッと現れた黒いシルエット。
「猫になりたまえ」

「歩きながら眠るとは器用な」
群れを率いる王様が笑う。
仲間たちも笑った。
「懐かしい夢を見ておりました」
「そなたと出会ったのはこの辺りであったな」
覚えていてくれたんだ。 https://t.co/NXaMvpPeWG

#呟怖
「おはよう」布団に横たわる妻に挨拶した。手足を動かせず、話が出来ない妻は瞬きで僕に合図した。『オハヨウ』と言っている。長年の連れ添いの僕には分かる。

「こんにちは」寝たきりの患者に挨拶した。彼女は声の出ない口を動かす。『タスケテ』…無理だよ。客の依頼。彼女の腕に注射を打つ。 https://t.co/nblFbSy2Gz

#呟怖
人の男女の交わりは罪です
子は悪です
成長した子は罪を犯します
繰り返される原罪です
我々は我々を浄化せねばなりません
十代未満の子を《断絶の間》へ
十代以上の子を《隔絶の間》に入れなさい
人は子を愛しています
神も人を愛し直すでしょう

異郷の地下墳墓の壁に記された言葉

“地獄” https://t.co/dwuZ4j63Hf

#呟怖
牛鬼は川に来た人を喰い、犠牲者達の桶を積んでは壊し、嘲笑っていた。女に化けて弄んでから喰う為に誠実な村男の水汲みを手伝った。夫婦になるも男は僅か数日で死んだ。川で桶の残骸を見た牛鬼は呵責に苛まれて死んだ。雨の日、川辺に青い勿忘草が咲く。流水の如く清らかで美しい色をしていた。 https://t.co/oHwMX2deqC

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イジメが原因で31人が死んだ。3割が加害者、7割が傍観者だった。全員は校庭の中央で手を繋いで輪になって死んでいた。死因は自殺、溺死、病死、感電死、焼死…一人ひとり違った。廃校になった学校の校庭の中央に輪の形に白いシロツメグサが群生した。花言葉は「私を思って」「約束」「復讐」 https://t.co/sj9tq098fh

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「店主よぉ、店を更に繁盛させたくはねぇかい?この白〜い粉をラーメンに混ぜると中毒者…客が増えるぜぇ」「ウチの売りはチャーシュー。…その粉より、俺は旦那が欲しい…」「えっ」「豚ども!餌の時間だ!!」店主が紐を引く。男の足元に穴が開き、真っ逆さまに落っこちていった。「アーッ!」 https://t.co/Wf2BtJovBd

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結婚詐欺に遭った。美人妻の正体は人喰い鬼婆。成敗してやるつもりが浚われ、人食い鬼どもの巣に連れてこられた。「ヒヒッ、いい尻の男だ」「二の腕の肉づきがプリプリだねぇ」「あの髪を食えば、アタシの髪が生えるかのぉ」檻の中の俺を囲む鬼婆達。粘つく熱視線。年季の入った加齢臭、クッサ。 https://t.co/pkRsJmeHM3

#呟怖
夜と朝の境に帝居の上空に銀竜が現れ、毒霧を吐く。都には絶命した者が溢れ出た。当代一の弓取り、都を見渡せる丘の頂に登り、銀竜の心臓を狙う。矢は硬い鱗を穿ち、心臓を射抜いた。地に堕ちた銀竜、今際に鱗を飛ばす。弓取り、即座に矢を放つ。鱗は頬を掠め、矢は銀竜の心臓を再び貫いた。 https://t.co/6OQp28FirQ

#呟怖
妻との最初で最後のデート。とりあえず来た公園の椅子に座った。「行きたい場所あるか?」「アナタは?」「俺は…なんでも」たまに通り雨の小雨のような会話をしている内に時がきた。彼岸の門が開く。妻が門前で二度三度振り返る。俺はサヨナラが言えない。振り絞った声で言えた「愛している」。 https://t.co/wWVXm12hDF

#呟怖
彼女の実家に来た。「ここが私の家」「…湖しかないけど?」「インターホンを押してないもの」彼女は地面のボタンを押す。湖が割れ、底から轟音を上げて、巨大建築物が出現した。「何これ!?」「私の家」彼女は未来から来た巫女姫様で将来は女王様で――神官から説明を受けるがもう訳分からん。 https://t.co/bFn5SekJuN

#呟怖
ウチの仏壇にはいつも煙草とマッチが置かれている。どうしてか母は私の誕生日になると線香と一緒に煙草に火をつけていた。「父ちゃんは昔は喫煙家で、アンタが産まれた日に止めたんよ。アンタの誕生日は、こっそり煙草を吸っててなあ…。祝杯のつもりだったんよ」切り分けたケーキもお供えした。 https://t.co/fqRKtQPLDS

#呟怖
その岩は元は巨大建築物の一部だった。1900年前に大国が建てた神殿で、独自の神を崇めていた。王は神の御告で国を治め、王の代理で将軍が戦場の指揮を執った。
その国の人々は突然現れ、先進的な文明を繁栄させたが忽然と消えた。岩は脈動しており、常人には聴こえない周波数を発している。 https://t.co/UFR0N1tlIL

#呟怖
本日、閻魔大王に就任しました。
モットーは「信賞必罰」。
どれくらい徳を積んだかで天国での快適度を、どれくらい悪行をしたかで地獄での苦痛度を一人ひとりに定めます。

ある聖人は天国で高待遇を受けすぎてダメ人間に、ある悪人は苛烈な責め苦で新しい扉が開き、ご褒美になってしまった。 https://t.co/mT7DCym95h

#呟怖
豆腐小僧に人間の子供の友達が出来た。「良かったねぇ」「前から欲しがってたものなぁ」両親は友達にあげる豆腐を作る息子を目を細めて見守っていた。

「爺になっても仲良い奴は親友だとさ」沢山の管に繋がれた友達が言った。「来世でも友達になってくれる?」「お前の豆腐、また食べてやるよ」 https://t.co/CSSXbtGxar

#呟怖
先生は好青年。マドンナの告白を振った糞野郎。優等生街道をひた走っていた僕は学校をサボった。公園でスプリング遊具を激しく揺さぶって乗っていた。ベンチに2つの人影。絶世の不細工な人形と先生が仲睦まじい。人形が僕に秋波を送る。なんだ、この胸の高まりは…!僕は道ならぬ恋をした。

#呟怖
人に合わせるのが得意な女が立ち話をする神々の輪に無断で入った。一人の神が女の傲慢に腹を立てた。女は人の群衆に紛れて隠れた。神は更に怒り、呪いをかけた。女と道で擦れ違っただけでも関わった人は死ぬ。屍の道。孤独と絶望に耐えきれず、女は神に赦しを乞うた。神は呪いと女を忘れていた。 https://t.co/GrxtSBQnUy

#呟怖
「待ってて」母は告げたきり、杜に戻ってこず、待ち惚けていた。「何をしている」赤い顔に長鼻の山伏に声をかけられ、保護された。「ここは神が坐す杜。踏み入れた人の仔は死なねばならぬ。だが御遣いになれば話は別じゃ」休日は山伏に教えられた場所に行った。人界が見渡せる、夕日が美しい峰。 https://t.co/M5levbc00Q

#呟怖
日給1万5千円でビルの警備員をしている。
14階建てのビルは南に玄関があり、東北に登り階段、南西に下り階段がある。このバイトはエレベーターで最上階まで登ると、1階ずつ階段で降りて見廻りをする。
巡回中に欠伸とクシャミをしてはならない。それをした後、アイツら、体内に入ってくる。 https://t.co/6p5USp23hk

#呟怖
ロクデナシが飲酒運転して、スピードを出しすぎて、子供達が遊んでいる公園に突っ込んだ。死人も怪我人もいなかったが、行方不明者が一人。消えたのは例のロクデナシ。車は公園の木に衝突した瞬間に車ごといなくなった。木は無傷。風もなく、木も揺れていないのに木の影が勝手に踊るように蠢く。 https://t.co/oJy1PwKCNi

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