呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖
シャープペンの芯の欠片
消しカス
削りカス
ちぎり取ったノートの端
制服の切れ端

髪の毛

指先の皮
唾液
抜歯した乳歯

キミのそれらを小箱に詰め庭を創造する

これからのキミは人のもの、
「今までのキミ」はあたしだけのもの。 http://pic.twitter.com/REUC9fygRP

#呟怖
―ロイコクロリディウムって寄生虫がいるじゃない。アレって1匹じゃなくて中にたくさん幼虫が入ってるんだって。幼虫の形はこんな感じ
と、彼女はカバンから瓶を取りだす。
―アレは人には寄生しないけど…これはね…
次に何が起こるか私にはハッキリわかったが、全身を固定されてどうにもならない https://twitter.com/ButaPonz/status/1102412700972244992 

#呟怖
引越し先には、ガムテープで閉じられたドアがあった。
私が止めるのも聞かず、ダンナはドアをこじ開ける。
中にはまた閉じられたドアがあった。開けるとまたドアがある。

そうして次々に開けていき、
56番目のドアを開けた時、はるか後ろでパタン、とドアが閉まる音がして
何も見えなくなった

#呟怖
国境の山間に2つの塔があった。町を挟んで東と西に。
塔はぬるい霧をまとい、淡い影を町に落とす。
霧の深さで影は蠢く。獣の反芻にも似て。

旅人が訪れると、町の人は必ず言う。
-ここは入れませんよ
しかし両側の山は険しく霧は深いのだ。

町から帰った旅人は居ない。

#呟怖
インフルエンサーが行方不明になり、しばらくして見つかった。死体で。
目立った外傷は無かったが、全身の血液と脳の1部が無くなっていた。そいつの話題がネットからもTVからも消えた頃、似たようなインフルエンサーが行方不明になり、しばらくして見つかった。死体で。
目立った外傷は無かっ

#呟怖
夜中目を覚ますと、胸の上に温かい重みと少し臭い息。触ってみるとモチモチした毛皮とグルグルいう喉がある。

これは猫だ。
でも家に猫はいないから、猫ならざる何かだ。

毎晩ソレは来ていたが、段々軽くなり9日目に消えた。

猫には9つ魂があるんだっけ。
10日目の朝、そんな事を思い出した。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1107818578890227713 

#呟怖
「妖怪DJ.YAKOOデス!今夜も始まりましたモノノケRADIO、本日のゲストは!」
「山姥です〜コンバンハ」
「相変わらずお元気そう…ってか若返ってる!?」
「前は通りすがりの旅人を待ってたんでいつも飢えてたんですけど、最近は向こうから電話くれるし家に来てくれるんで、食に困らなくて…」

#呟怖
ぼくはピアノがすき
でももうひけません。これをひろったら学校のピアノに入れてね

病院の傍で拾った紙には、そんな文と爪の欠片が貼ってあった。
生憎学校には行かないので、代わりに店のピアノに入れた。

それから
拙いアラベスクが聞こえる日がある。
空席にジュースがある日は
そんな日。

#呟怖 #返怖
朝起きると排水溝から湯気がたっていた。

気になりカメラを仕掛けた。
夜中、排水溝から伸びた何かが蛇口を弄るのが映っていた。

やっぱり。と思っていると
何かがソレを引っこ抜き、湯気のたつ鍋に放り込み、ガツガツ喰い、残骸を流し、メモを掲げる。

―お宅の×××激ウマ!毎日ゴチです

#呟怖
歯があんまり痛くて、指でつまんでみた。
ごきり、と音を立て歯が抜ける。
苦いような塩辛いような、臭い液体があふれだす。
思わず吐き出すと、血にまじって無数の糸くずのような物が蠢いている。さらに口中に蠢く感触が広がり、鼻からも耳からも、それがこぼれおち

わたしはエサになった

#呟怖
ついに入れた。会員制ラウンジ。
会場の全員、超一流の生活を送っているのは確かだ。
談笑していると
「皆様ようこそ…まずは我社の自信作、ビネガル塩ミルクをどうぞ」
と二人の男がクリームを配りだす。
塗っていると、雷鳴のような音が。
同時に奥の扉が開き、緑に燃える巨大な猫の瞳が…

#呟怖
終電で寝過ごした時、通る道がある。
一軒いつも明るい家があり、無数の笑い声がする。深夜なのに。

ある夜、家の前に車があった。
「先生今まで有難うございました」
「体には気をつけンだよ。笑い袋は体が資本だからね」
思わず見ると、車の中でたくさんの笑い袋が、寂しそうに震えていた。

#呟怖
公園でキャッチボールしていた。

オレ、引っ越すんだーと友達が言う。
あんまり急で、黙ってボールを投げ返す。

遠くサイレンが聞こえる。

友達がボールをキャッチする。

そういえば誰かが世界の終わり的な事をいってたと思った時
光がきて

友達が虹色のカタマリに姿を変え、何もかも消えた https://twitter.com/uYxT38KerOs3AIM/status/1050310977265135616 

#呟怖
俺は猫。

ある晩、見回りをしていると、線路脇の草叢から視線を感じた。
身構える間もなく何かが俺を抱きしめる。

…ねこ…モフモフさせて…
妙な囁き。

ぎょっとした時、それは消えた。

猫好きの人がいるからには猫好きの霊ってのもいるんだろうか?
同じ体験をした仲間は、今の所いない。 https://twitter.com/sa_tsumi/status/1046760318930567169 

#呟怖
「あー、こりゃクワだけじゃ無理だな」
上司がぼやく。
庭の主は独居の老人だ。この人型キノコに惚れてしまい、駆除依頼が遅れたらしい。
これ、ほっとくとどうなるんですか?と聞くと、上司はズボンの裾をめくった。

そこには足首へ喰らいつき、肉体を糧に増殖しつつあるショウジョタケが… https://twitter.com/magma_maniac/status/1044049753154105344 

#呟怖
#呟コラ
自分的に完成したので投下。

岡花光鬼さん(@okabanamitsuoni)のザクロ女と、トワイライトタウンさん(@Thgiliwt_nwoT )のカラス女が戦う話の続きです。

「路地裏の咆哮~ zakuro vs crow ~」(一応タイトルつけた)
http://10galow.wpblog.jp/2018/09/21/post-420/ 

*長いので自サイトに上げました。

#呟怖
祭りでウサギのお面を買った。
翌日、お面がしゃべるようになった。鈴を降るような少女の声で。
意外と可愛い!と、他愛もない会話を楽しんでいたのだが、ある日突然、血反吐を吐き、嗄れた老人の声で言った。
「ごめんねぇ…アタシ、ちょっと無理してたみたい」
それきりお面は喋らなくなった。

#呟怖
#現国で呟怖
羅生門
https://goo.gl/hsNoPo 

「羅生門の続きを書きましょう」という課題をやった記憶はあるけど、何書いたかは覚えてない。

#呟怖
白象への仕打ちを弁解するオツベルを象たちはじっと見つめ、言った。
「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」
オツベルは工場も財産も全てあげると言ってみたが、象たちは侮蔑的に見ているだけだった。

闇の中で象たちは、オツベルの五体を一つ一つ、粉々に押しつぶしてしまった。

#呟怖
格子窓の空が青さを増し、日暮れが早くなった。

食事は日毎に減り、今は干からびたゼリーが土まみれで転がっている。
土は乾き、外に出される事もなくなった。

ー来世は森がいいね
彼は壁に顔を押し付けたまま動かなくなった。
私は隅で身を縮めた。

夏が終わる。

死がやってくる。 https://twitter.com/hacca0505/status/1035112960127991808 

#呟怖
雑踏を歩いていた筈が、気づくと知らない路地にいた。
家か店かよくわからない建物と、無言で砂遊びする老夫婦、指揮棒を降る男、女と書かれた凧を揚げる女、子供は道端で変に鳴くカニをいじめている。
ここはどこだっけ?と思った時、その場の生き物が一斉にこっちを見て言った。

はこだよ。 https://twitter.com/tsubukowa/status/1033079779673571328 

#呟怖
古い家が残る一角に、苔むした石が転がる窪地がある。かつては墓地だったらしい。
日が暮れ、空の茜色が藍へ変わる頃、窪地に入ってはいけない。
足を踏み入れた途端、石達が動き出し、歪んた円形を描き始める。
やがてその中央から巨大な緑の眼球と帽子が出現し、侵入者を飲み込んでしまう。 https://twitter.com/hacca0505/status/1033325539077963779 

#呟怖
【呟怖観光ガイド】
「瓶詰美術館」
S県I市にあるという、あらゆる瓶詰めを集めた美術館。 
館長お手製のピクルスやオリーブの瓶詰めは販売もしている。
近隣のホテルでは、バスルームで殺された女の霊が出るという噂があるが、ドラマでその様なシーンを撮るのに使われただけで、ガセである。

#呟怖
旅先で瓶詰美術館に行ってみた。
ピクルスやボトルシップの他、寄生虫や病気の患部、奇形の赤子の標本…あらゆる瓶が並ぶ。
撮影可能なので何となく撮った。

後日、写真を整理していると赤子の写真が変化していた。

ある子は微笑み、ある子は小さな手を広げ。
思い思いの可愛らしいポーズを…

#呟怖 #返怖
帰宅中、道を聞かれた。
長身の女性で大きなマスクをしている。
時々釣りをする堀の傍の病院に行くとかで、通り道だし案内する事にした。
ーこの辺、バス釣りで有名だそうね
と、女は不意にこっちを睨みマスクを外した。
ー私も針を引っ掛けられて…ね。
その唇はズタズタに裂けていた。https://twitter.com/suika_sheep/status/1029927730966450177 

#呟怖
SNSで自分と同じアイコンと名前と投稿をしているアカウントを見つけた。
時間をよく見ると、私の投稿より先に投稿している。

怖くなってSNSを辞めようと決めた日、駅で隣り合った人のスマホに例のアカウントが表示されており
「さよなら世界」
とあった

列車がくる
隣の人が歩き出す

わたしも

#呟怖
目覚めると死んでいた。
ヒマなので漂っていたら、魂が昇っていく道を見つけた。
道端では妙な男が飛んできた方角と数を記録している。
ー画期的な薬を作ったけど普及する前に死んじゃって…
なんの薬か聞こうとした時、あらゆる方角から大量の人魂が飛んできた。
男が叫ぶ。
やった成功だ!

#呟怖
あのね。
あたし殺されたみたいなの。

犯人は知ってるけど、なんかもうどーでも良いし。
そんな事より、埋めたっきりの宝物がどうなったか知りたいの。
だから審判の前に、あの公園に連れていってよ。
その位いいでしょ?死神さん。

やれやれ、と、つないでくれた手は、骨なのに温かかった。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1025918544901419008 

#呟怖
突如現れたゾンビにNYは支配され、国は特別部隊を結成した。
特殊部隊の強者が揃う中、なぜか剣を下げた東洋人がいる。
ーやられ役のサムライか
皆そう嗤った。
俺は日系の祖父を思いだして気になり、声をかけた。
相手は俯きつつ虚ろに言う。
ー屍には我が剣しか効かぬ。鉄砲や爆弾は撒き餌だ…

#呟怖
夏が終わり、子供達と渡りの準備をしていた頃、それは空から来た。
彼らは銀の乗り物を操り、あらゆる人間を捕獲していく。
どうするのかな?と呟いていると、彼らの一人が言った。私達にわかる声で。
ーキミらみたいに飛べないし美味しくもないけど、とにかく量が多いから燃料にするらしいよ!

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