呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
床一面が朱に汚れた。中心で彼はもがいている。死魚の腹のように、生白い肌が血に塗れ、てらてら光っている。
私はその眼を覗き込んだ。
いくつもの感情がさざなみのように浮かんでは消え、日の光を映している。
本物の海みたいに。

だから、亡骸は海へ捨てた。

ずっと一緒に、行きたかった。 https://t.co/Fwkb5x3rvb

#呟怖
ようやく俺は棺を開いた。

安らかな寝顔だ
(ひたすら)
野辺のヒルガオに似ている
(愛らしい)

この情に惑って妻も娘も差し出してしまった。
今は復讐だけ考える。

杭を構えたとき思った。

――ああ遂に、独りだ

咽び泣く俺をおぞましくも優しい手が愛撫する。
ずっと一緒にいようね、と。 https://t.co/gxJubcjGZm

#呟怖
おひるねの時間に。
半分起きて眠ってる

背骨の付け根が
ぷつ、と鳴り

体が
軽くなる

暑くなってきた
日がまぶしい
色がにじんでる。

園庭で、私と同じような子たちが、手をつなぎおどってる、カゲロウを囲んで。

伸べられた手を繋いだ時。

とおいところから

先生の泣き声が

きこえた

#呟怖
煤けた喫茶店のTVが殺人事件を報じている。
「殺したのか。俺以外のヤツと」
老人は向かい側の少女に戦きつつ言った。
「あいつの事はもう許したと言ったろう」
少女はおもむろに手を上げ、老人の鼻先で指を鳴らした。
「悪魔の契約は絶対なの」
椅子から落ちた老人に囁き、少女は姿を消した。 https://t.co/fuk7Z0mhoe

#呟怖
メシマズと言われ続けた私は、あるセミナーに参加した。

まず講師の言葉に従い、ぬか床を用意する。
その後、味を良くする材料を順次混ぜ込む。
次第にぬか床は黄金色を増し、甘やかな芳香を放つようになった。

完成したぬか床は、浴槽の夫を一晩で食い尽くした。

今はそこが、彼の住処だ。

#呟怖
ひと仕事した夜は、深煎りのマンダリンか蜂蜜入り紅茶って決めてる。
目ン中の血が取れなけりゃア、ピリつく苦みが気つけてくれるし。
耳ン中の声が煩きゃア、歯に染みる甘みがぼかしてくれるし。ネ。

人懐こく笑って男は言う。
折れた名刺には、拙い字で「しにがみ/ころしや」と書いてある。 https://t.co/wMihVquzQY

#呟怖
「でる」と噂の館は暗く、全てが褪せている。
イイ動画撮れそう、と笑った時、手の中の画面に眼前と違うものが映った。

半獣の後姿。
黒黒とした毛から脂が滴っている。
――なんぢ、今宵の贄か
空中で歪んだ声がし、獣の臭いがする。

俺は何もかも捨てて逃げた、
笑い声と足音に追われながら。 https://t.co/7QtsmYvMMV

#このお題で呟怖をください
#呟怖
過去に描いた絵をアイビスペイントのフィルターでいじくってたらなんか怖くなったのでよかったらどうぞ。

作画・加工:わたし https://t.co/ni4HsZjNeB

#呟怖
胸に突き立てた刃を軋ませ、臍まで深く切り開く。
女はごぼり、と呻いて息絶え、僕は中身が「孔」へ落ちるよう縁へ押しやった。
流れ出た臓物と血は、壁に逆さまの魔女のような跡を残した。
彼方で「孔」が輝く。
どうやら今宵の贄もお気に召したようだ。
僕は拝礼し、空の死骸を拝受した。 https://t.co/k4xjNygHeK

#このお題で呟怖をください
#呟怖
最近呟怖書いてないけど思いつけないなぁ……と思ったのでお題(画像)を作りました。どうぞ。
(撮影・加工:わたし) https://t.co/gFTBJBC0FA

#呟怖
公園の上空で三日月と釣竿が光っている。
地上へ垂れる糸の先には黒猫。

缶詰を手に男が来る。
猫が鼻を近づけた瞬間、男は荒っぽく首を掴んだ。

ぐいと糸が上げられ、月の切っ先に男が刺さる。
――ざまみろ!ねこごろし
猫は楽しげにニヤニヤする。

月から滴る血には誰も気がつかなかった。 https://t.co/5J7dEFLCTg

#呟怖
駅から宿への道は凸凹で、蛙が鳴いていた。
空き地の傍を通った時、子供の合唱を聞いた気がした。
見回しても月と田圃しか無い。

宿の主は語る。
昔あそこに学校があってね。
校長さんが生徒に、たくさん歌を作ってたそうで。
廃校になって壊されて随分経ちます。

歌の魂が残ってるんかね。

#呟怖
宵の縁側で涼んでいると、風が止み、海鳴りと足音がした。

この家は時折何か来る。

「君は、誰」
僕は遂に尋ねた。
間があって何かが僕に添う。鬢付けの香がする。
─人には縁の人と無縁の人が居りなんす。ぬしさんは
言葉が嗚咽で途切れる。
手を伸べると冷たい頬が触れ、温かな雫が滴った。 https://t.co/n1vPAgMvpV

#呟怖
これがお菓子の家か。と思った。
屋根も壁も飴がけのビスケット製、バタアと蜂蜜の香が漂う。
しばししてドアが開き、探していた娘が現れた。
思わず駆け寄る。

娘は悲鳴をあげ、家の中に俺を突き飛ばした。
「魔女様!親父が連れ戻しに来たわ!早くかまどに!」

脳天へ激痛が落ち意識が薄れる

#呟怖
幼い頃から見えなかった。
ただ光の濃さは分かる。

学校へ行く途中、突然世界が暗くなった。
地響きが近づく。
人波に呑まれ、為す術なく立ちすくむ。

不意に獣的な息が頬をくすぐる。手を伸ばすと温かな毛皮が触れ、私を包んだ。
同時に怒涛の様なものが背後を駆け、無数の悲鳴が耳を打った。

#呟怖
――中庭にあるトピアリーの中で、一晩何も成さずに過ごした恋人達は、一生幸せでいられる。

そんなジンクスを真に受けて、実行する生徒が後を絶たない。
大抵は2、3時間程で出てくるのだが、翌日、日が高くなっても出てこない時がある。

中を覗いても誰もいない。
ただ、枝の数が増している。 https://t.co/7nee22ahTF

#呟怖
君に請われ、僕はルゴシの映画から離れてその眼をぢっと覗いた。

洞穴みたいな眼だ。
奥で命らしきものが光っている。
見つめていると鳩尾で、押し殺している衝動が疼く。

君の呼吸を感じた時、堪えきれず僕は齧り付いた。

血がひたすらアマイ

眼の光が消えていく

だけどドウにもならない https://t.co/QgwsvHbeAv

#呟怖
朝、ポストを探ると紙片があった。
誰かが握っていたらしい、湿って皺の寄った紙片は仄かに何かの臭いがした。
広げるとTaoに似た文様が描かれている。

よく見ると文様は文字で出来ていた。
使われているのはただ一語だ。

「廻れ」

再び紙片を畳む。
破裂しそうに心臓が鼓動している。 https://t.co/UYcR3nhW3a

#呟怖 #返怖
帰宅途中、戯れに途中下車した。
駅裏には、単語が書かれた紙がびっしり貼られた妙な建物があった。
入口には板が打ち付けられ、煤けたカーテンが下がる窓は罅が入っている。
微かに声がした気がして窓の隙間を覗く。
何も見えない。

いや。
見えないと思うほど近くに猫の瞳孔がある。 https://t.co/7x9QU8IhLg

#呟怖
旅先で入った店は無人だった。
翡翠色の液を満たした広口の壜がずらりと並び、甘やかな香を発している。
思わず口をつける。
触れた時、何らかの抵抗があったが、壜からか己からか、分からなかった。

浅い時間に既に眠気をもよおしている。それ自体が誘いにみえる。

おぼれるかんじがする

#呟怖
終電で微睡んでいる。
目を覚ますと乗客の顔が猫になっていた。 https://t.co/ifFEr7XQKI

#呟怖
山麓の宮へ、財や子を納めても、山は火を噴き煙を上げる。
人々は噂する。
宮の巫女は物の怪らしい。
贄の肝を喰ったとか。
見たのか。
……見た

いっそ全部焼いちまおう。

曇天へ鬨と黒煙が昇る。
刹那、山が爆発し、泥流が村を呑んだ。

村の跡には巫女と似た女が今も住むという。

#呟怖
紅花栄の宵に遭った女は赤い服を着ていた。
物狂わしげな目をしている。

もうすぐ今宵は終わってしまう。
用事があるなら早くしろ。
わたしは密かに呪符を手に、その目の動きを追っていたが、女は不吉な笑みを残して闇に溶けてしまった。

次にくるのは麦秋至か。
きっとその宵は金色の服。 https://t.co/6NjCVoZFmz

#呟怖 で書いた動物の話をまとめてみました。
猫の話多め。
けものかいい - カクヨム https://t.co/mC6SagsKDm

#呟怖
飼い猫が毛玉を転がしている。
彼の毛と違う色の毛玉だ。
耳を角の様に立て、黄色な目をぐりぐりさせて、猫は厳しく毛玉を叩く。
ぶ厚く丸い指には鉤爪。ぶつりと突き刺さる。
毛玉が鮮血を噴く。
悲痛な声がする。

思わず取り上げると、毛玉は私の爪を剥ぎ、悪態を吐きながら逃げていった。 https://t.co/H6bzStGTTQ

これは!!誰か読んでおくれ!!!!
と思って待っていたのですが、待ちきれずに自分で読んでみました……が、普段朗読をやらない人なので、このままで良いのだろうかと思い、朗読した音声を編集(ピッチを上げたりとか)して動画を作成してみました。
#呟怖 #呟コラ https://t.co/I8t7x29CK0 https://t.co/FJbZT395Gy

#呟怖
引越し先の納戸には古い木箱があった。
天面は磨硝子で薄く中が見える。

緋と藍のうずまき。
切れ切れに白金がきらめき。
魅入るうち酩酊する。

夜ごと酔い痴れる内、うずは形を変え。
無垢な面差しの顔になった。
深色の眼に誘われ硝子を開ける。

そして。
抗う間もなく食い散らかされた。

#呟怖
春嵐の夜、道端にナメクジのような生物が居た。
水溜まりで溺れ死にそうだ。思わず拾い上げる。
よく見ると猫に似た金の眼をしている。
「たま。お前の名は、たま」
懐に抱いて呟くと、生物は小さくナァと鳴き、モチモチした猫になった。
そういうわけで
うちの猫を猫にしたのはわたしである。 https://t.co/A6gzy05mlD

#呟怖
人混みから少し離れて、わたし達は花火を眺めている。

スターマインが始まる頃、視界が滲んできた。
もう帰る時刻だ。

傍らの横顔は、生身の目で見ていた時より老けてみえる。
――いちずな人って、辛いねえ
耳元で嘯き、手向けられた煙草を吹かすと、煙と共に傍らの気配が遠ざかっていった。 https://t.co/7Qoz6h7JRz

#呟怖
町では開発が進み、ごぼう公園の巨木まで抜かれた。
抜いた途端に砂が噴き出し、町を人を襲う。
町も人も削れ、粉になる。
抜かれた巨木は砂波に乗り、鯨のように砂漠を泳いだ。やがて元居た場所へ泳ぎ去り、煙が2、3あがって砂は止まった。
呑まれた町は、今も砂として漂っている。 https://t.co/BGhLvPd69y

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