呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「こわいいたい」と声が聴こえるという部屋は物置になって長いと聞いた。
粗大ゴミを出すのに日を分けて入室するも、特に何も無く物は減っていく。
最終日、部屋の隅にボロ布が被った人形は、マーゲンチューブが挿入されたまま鼻血と涙の跡で汚れていた。
「れんしゅういや」と人形が震えた
#呟怖

おじいちゃんが生け垣を指さしながら教えてくれた。
道行く人の何人かがズレているのだという。
下の葉が少ないところを見ると脚が遅れて通るのだそうだ。
ズレた人はその後通らない。何故だろう…
何か嫌だな。

母が車で迎えに来た。

僕にも見えた。
タイヤが見えない。乗りたくない。
#呟怖

謂われなど何も無い大木から音が聴こえるようになったのはここ最近の話。
耳をすませばブツブツ呟く呪ってやるだの殺してやるだのと不穏な言葉ばかり。時折悲鳴まで。
ある日その木に自動車が突っ込む事故が起こった。
ババッと辺りに飛び散ったものは種も大きさも様々なオウムとインコだった。
#呟怖

笑ってるから冗談だと思った。そして上手く歩くもんだと感心する。前後ろ逆に着て周りを驚かしているんだ。
だが周囲の人々は気づいていない。
踏切で追いつくと彼は遮断機をくぐり、あっという間に急行にはね飛ばされた。前と後ろの顔をくるくる回しながら。
今、どちらの顔が前だろう。
#呟怖 https://t.co/XCdTrYhKxb

病棟のとある四人部屋に入る患者がいずれ必ず言うのは「息苦しい」「落ち着かない」「怖い」だ。
そして短い間に急変する。
当直で外の門閉めに出た。月明かりに照らされた病室の窓、窓、窓。あ……
びっしり顔の集まるのはあの部屋。
なるほど確かに、全員あの部屋だったなと腑に落ちた。
#呟怖

メモ帳にぐりぐり書き付けている我が子に何を書いているのか聞くと
「いじわるな〇〇ちゃんをないないするほうほう」
と答えた。
それは悪いことだと叱ると
「ママもかいてるもん、パパとおんなのひとを…」

玄関で音がした。

振り向けない。

我が子は再びメモ帳にぐりぐり。
#呟怖 https://t.co/shPH0yuJ5b

急ぎ身支度を整え外に出た。
向こうから男が歩いてくる。血に濡れたそこかしこに花びらを貼り付けた男が言う。
「あなたもですか」
微笑む男の目はどうしようもないほど狂っている。
私は頷き見上げる。
せめてこんな夜に、美しい夜に逝かせたいと。
そう…思ったのだ
#このお題で呟怖をください
#呟怖 https://t.co/WsyqSwKtsP

友人からLINE
友「この前ラーメン屋でな…指が」
俺「ああ、あるあるだよな」
友「いや…指が入って…」
俺「よくある事だろ、お前以外に神経質か?」
友「……」
間が空いた。
かなり経ってリプが来た

「美味い店だからあなたもぜひ」
……何だ!? あなた?
友人とはそれきり連絡が途絶えた。
#呟怖

顔色の悪い女性があまりに必死に誘うので、つい献血に応じてしまった。
路地裏の暗い部屋で準備を待っていると、人の出入りの慌ただしさに閉まりきらなかったドアの隙間から真っ赤なパックにむしゃぶりつく男女数人が見えた。
#呟怖 https://t.co/6g3LAkxQsS

「だるまさんがころんだ」
誰も動かない、悔しそうな鬼の子。なかなか鬼が変われない。
「だるまさんがころんだ」
皆が片手を上げ始めニヤニヤしている。
「だるまさんがころんだ」
上げた手は見えない何かを握っている。
皆の影は鎌や斧を握っている。
鬼の子、どうなるんだろう。
「切った」
#呟怖

自分しかいない夜のホームで電車を待っている。
止まっていたエスカレーターが音を立てたので思わず目をやるが誰も降りてこない……のに
みるみる周りを囲まれているような圧を感じる。
生臭い風が顔にあたる。
あと3分で来る電車に私は乗れるのだろうか。
エスカレーターはまだ止まらない。
#呟怖

Nさんの祖父は運転中迷うと、同じ地名のナンバーの車を探してついて行くのだそうだ。きっと帰る道が同じだろうという理由で。すると必ず前の車は墓地へ向かうのだとか。
祖父が運転の時、ひとりであろうが同乗者があろうがそれは変わらない。
その現象は最近息子(N父)にも起こるようになった。
#呟怖

彼氏が運転しながら言う
「このトンネルの途中に横道があって、そとに向けて地蔵が立ってるんだ」
ふと窓の外に目をやると、一瞬だが横に開いた道にたくさんの地蔵が見えた。タイミングの良さにそれを伝えると彼は言った
地蔵は一体だけだよ、見間違えたんじゃないか?
#呟怖
#実話
#自殺の名所

夜、自宅までの電柱全てから半身をのぞかせ人が立っている。
#このお題で呟怖をください
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1295236210344882179 

大きく口を開けながら尚も近づくその姿に思わずスマホを放り投げてしまった。
怖々拾い上げ開くと動画は消えていた。終わったのではなく消えていたのだ。アプリの視聴履歴を確認したが、そんな動画は見当たらない。
翌日昼頃ひとりの男性患者が亡くなった。
顔面に火傷の痕が残る患者だった。
#呟怖

数年後、ふたりで外出した帰りに息子は言った。
「ホールの窓からいつも同じ男が外を見てるんだ。顔が灰色で表情がなくてさ、爺ちゃん達の部屋行くのにその窓を見るといつも居たから怖かったんだ」
あの頃、息子の様子が変わった理由が解った。
墓や仏壇じゃなくそこに居る理由は何だろう。
#呟怖

友人と展望台へ来た。雪化粧の山がとても美しく、双眼鏡に100円入れて眺めていると友人も見せろと言うので交替した。
するといきなり手を振りだす。聞くと向こうの人が手を振るから応えたのだと。
冗談だろと笑うとこちらを向いた友人の目は真っ黒で「俺行ってくるな」と柵を越えて飛び降りた。
#呟怖

友人とカフェに入るとマナーに欠ける女性客が居た。
ああはなりたくないと声を潜めて笑っていると、こちらを向いた女の顔は自分だった。が、友人も「わたしの顔だ」と言う。
女が会計を済ませ外で私達のガラス越しに煙草に火を付け自分の額に押し付けて消えた。
私と友人の額に火傷が出来た。
#呟怖

お昼を食べたら眠くなったので横になった。子供は6時間授業、まだ帰らない。インターホンが鳴ったがどうせ勧誘だろうと出なかった。
30分程で目覚めるとまだ鳴っている。しつこいな。
起きようとするが身体が動かない。音が止んで…
「ごめんください」耳元で声がした。
子供はまだ帰らない。
#呟怖

海釣りが趣味の友人からメールが来た。
『持ち帰った魚の全てから指が出た』
『右も左も揃った、綺麗に爪が塗ってある。女だ』
『冷蔵庫に入れたから大丈夫だろう』
『次の週末も行ってくる』
そして
『大物が釣れた』
『二匹で済んだ』
『全部揃うのが楽しみ』
私も次のメールが楽しみだ。
#呟怖

参加してからのものはこちらから
https://tsubukowa.org/search/%E5%BC%A5%E5%8B%92/ 
#呟怖
それ以前て…あったかなあ σ(∵`) ?

ベッドに入り目を瞑ると月明かりも無いのに頭の方から目蓋越しに影が差した。ああまたかと次に来る金縛りを待ったのだが、今夜はそれが無い。
頭から差した影はそのまま私の顔に重なった…
ような気がした。
翌朝鏡を見るのが少しだけ怖い。
自分の顔が逆さまになっているようで。
#呟怖

まだ蕾も膨らんでいない桜の木の下に差し掛かると、吹いた風に幽かに音を立てながら花弁が舞った。
袖に落ちたソレは桜色に塗られた爪。ハッと見上げるとベランダから今も爪を撒いている男と目が合った。花咲爺を気取った男は袋一杯にあったであろう桜爪をしゃらと撒き終えると柵を乗り越えた。
#呟怖

腹這いで本を読んでいる。傍にあるスマホのスリープ画面にテーブルが写っているのに気付いたが、マグカップの横にこちらを見下ろす顔があるのにも気付いたことは気付かれないようにしなくてはと身体に力が入っている。
#呟怖

高校の講堂は1000人近く入る程広い。深夜住み込みで居る用務員が見回りで扉をあけると、講堂はびっしりと人で埋まっていた。
日本兵が音も声も立てず、誰もいない舞台に背筋を伸ばし着席する光景。何だったのか。
#呟怖
#女子校の話

アルバムで自分を探すには服装を見る。写真を撮る時の自分の位置には知らない顔。でも服は自分。どの写真にも私がいない、何故だろう。
鏡に映る顔が無いのだ。誰に聞いても変な顔をされるから困る。
最近は鏡を見るのが怖くなってきた。
顔を映すと周りが黒く縁取られる鏡が遺影のようで…
#呟怖

夜の公園に人が居る。フードを目深に被り、籠を持って何か拾っては入れている。
手にしたモノがジジジッと音を立てたので、その人は少し見詰めてから強く握り静かにさせた。蝉か…
こちらを向いた一瞬口元に鋭く尖るものが見えたその人は、私に頭を下げ、持った籠に火を着けて飛び去った。
#呟怖

加速前の車窓から気づいたマンションの一室はいつもカーテンが開いていて、男女が食事をしているのが見える。男は窓に背を向けていて、日を追うごとに様子が変わり、ある日見慣れた服の中身が黒く崩れ視界から消えた。
翌日迷った末に目をやると、男女はまた食事をしていた。
男の服が違う。
#呟怖

「夕べの夢が何だかね」と友人が話し始めた。
どこもかしこも信号だらけで私の車は赤信号でずっと止まっているの。他の車は青でどんどん進んで行くから、車線変更するとまた赤。前も後ろも車がいなくて…
ナビの表示は真っ黒。
「ね、変な夢」
店を出た友人はいきなり倒れそのまま逝った。
#呟怖

公園で目を剥き一点を指差している男が居る。パフォーマンスかと周りはさして気にする事無く通り過ぎて行くが、男の顔は苦しげだ。
「大丈夫ですか?」肩に手を触れた途端男は消えた。全てを理解した私は男の代わりとなって皆にソレを知らせるため、瞬きも忘れ指を差す。
その先に見えるのは…
#呟怖

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