呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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まだ蕾も膨らんでいない桜の木の下に差し掛かると、吹いた風に幽かに音を立てながら花弁が舞った。
袖に落ちたソレは桜色に塗られた爪。ハッと見上げるとベランダから今も爪を撒いている男と目が合った。花咲爺を気取った男は袋一杯にあったであろう桜爪をしゃらと撒き終えると柵を乗り越えた。
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