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『正義中毒』

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『七不思議の真相』

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『深い落とし穴』

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『偽りの成り立ち』

犬が死んだ。
庭の隅の土をスコップでほじくり、小さな穴を作ると犬を埋めた。穴に横たわる姿はただ寝ているように思えた。
土を被せると墓石代わりに棒を突き立てる。
手を合わせる。
夜が近く、遠くに魂喰いの声が聞こえる。
死に殻 を土地の四隅に備えたので、うちは大丈夫だと思った。

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『実態がよくわからない、この世じゃないどこか』

無数の水泡が水面に向かっていた。青色の光は徐々に薄くなり、真底では光も届かない。
魚が体を啄んで行く、銀色の塊から外れた野良みたいな奴が喰いどきかどうか様子を伺いにきた。時折強烈に一方に流され、突風を連想した。

傷ついた頭から真っ赤な血液が漂う、赤インクを水に垂らしたみたい。#呟怖 https://t.co/IneQ7P0zwG

左、ベンチに腰掛ける私です。約束を果たしました。約束とは生きて帰ってくる事です。
右、私の息子です。
どうやら、声を失い顔を失っている私に戸惑っているようでした。
しばらくするとそこから離れ、帰ったようです。たぶん雪が降ってきたからです。
雪解けの時期には体、消えると思います。
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初恋の話、いつも捏造したストーリーを語ってしまう。自分が異常であるという自覚が有る故。

舌がだらりと垂れ下がり首が30cmくらいに伸びている。黒髪は朝露に濡れきらきらと陽の光を反射している。綺麗だった。

何枚も写真を撮った。その為今もこの瞬間も犯人に狙われている。胸が熱くなる。#呟怖

ある日、夜空を見上げました。

大きな月が2つ、今日は3つありました。
いったい自分達はどこからきてどこに行くのか。
思うと涙が出ました。
やがて自分も死ぬのでしょうが、おそらく今日ではないでしょう。
信仰する神様が記した終わりの日を待つ事にし、今日は寝る事にします。

誰かの為に

#呟怖

羊人間達はせっせと下人間を作り、似せる為の部品を作ります。
なぜかと言うとそういうように作られていたからです。
口先を削り耳を落とし、まともに生活ができない体になってもそれでも憧れる事を辞めません。日光に耐えられない体に大きな腫瘍ができ死ぬとしても脱毛を望みます。

#呟怖

「姉さんきてるのかい?」背を向ける母に問うと、そうだねえと返ってきた。

ぼくはため息をつくと、
「古い考えかも知れないけど、お家存続を思えば良縁であったと思うよ、
なにかあるたびに、
返ってきてても

白煙が立ち昇っている。

そういえば三和土に供えられた靴の向き、内向きだったな。#呟怖 https://t.co/UclnZ3M5Vj

マズルを削り平たい顔にする事が流行だ。当然まともに食事は取れなくなるし、素顔は見れたものではない。
全身を覆う黒い毛も脱毛した。剥き出しのピンク色の素肌に紫外線は致命傷となる。それでも多くの羊は同じ施術を受ける。盲信的な憧れ、同列でありたい祈り。それはあきらかに間違っていた。#呟怖 https://t.co/YSYyfTZgRp

するっと細い煙が天井に向かった。
ああ、この人は死んだんだなと思った。ナースコールを押す。
翌日から遺産整理やら、忙しかった。

忌引き休暇はあっという間に終わり、
リビングで一息つくようにコーヒーを入れると、ぼくもいいかなと天井から聞こえた。薄い煙のような夫は天井で照れ笑った。#呟怖

皆んな今にも倒れそうな様子でようやっとバケツが周る。

空は真っ赤に燃えているし、地面は暗いし熱い、空気を吸い込むと肺が少しずつ腐っていくようだ。
それでも動けるのは動かないと死ぬからだ。

死か、いやそれは、おそらく正解じゃない。
今、鬼の持つ金棒で潰されたらどうなるのだろう。
#呟怖 https://t.co/KjbYaXskXe

地元の祭りに、簡易的なお化け屋敷があった。呼び込みの口上は流暢で、それの周りに少しだけ人が集まっている。

バタッという何かがぶつかる音と悲鳴が聞こえた。
ドタバタという足音と、少年が出口から飛び出す。

「口裂女だらけ!」
呼び込みの口上が止まった。#呟怖 https://t.co/L28SoASA2C

公園のベンチに座り、空を見上げると今にも降り出しそうな表情をしている。ペットボトルのキャップを閉めバックに入れるていると、ポツポツと雨が降ってきた。囁きのような雨音に、怒鳴り声のような雷音。

さっきから気になっている女の子に声をかける。
「君も死んでるよ。気づいてないの?」

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「君死んでるよ。気づいてないの?」

座席を倒し横をみると、ニコニコ顔のお爺さんがいた。
大きなキャリーバックを持っている、目が合うと会釈をしてきた。
「旅行ですか?」
「ええ、ずいぶん苦労かけたから、これから思い出巡りです。一緒に」
皺々の手でキャリーバックを撫でた。
バック脇から灰色の髪がはみ出てるように見えた。#呟怖 https://t.co/JCN24vhf9z

ぼくは逆さ吊りにされ死んだ。
木の枝が徐々にたわみ、頭から地面に落ちた。

頭が埋まり、手足は木の根のように垂れ下がり、長い年月をかけ土に埋まる。新芽が出る頃には死んでから30年経っていた。太い幹になるのにそれから30年、自分の思念を形にするのにさらにかかる。

目の前に少年がいた。#呟怖 https://t.co/v4dqoZxPI9

今年も祭りがはじまった。煌びやかな飾りに胸が高鳴る。連なる提灯を目で追うと先に櫓がある。そこに登ると祭りの喧騒が耳の奥に聞こえた気がした。お囃子のリズムを口ずさむと、泣きたくなる。
そろそろ帰ろう。櫓から飛び降りると物音が立った。遠くから数人の青白い女が走ってくるのが見えた。#呟怖 https://t.co/8MxGkGzpyf

結晶化した彼女は硬く、柔らかかった頃の面影がない。優しい言葉をかけたり罵倒してもなにも変わらない。やがて内側に残っていた人部分も透明になってしまい大きな宝石となった。
彼女を舐めていると食事の代わりになるようで、もう何日も食事を摂っていない。なんだか自分が死ぬような気がする。#呟怖 https://t.co/biU7FGkf1C

でさあ、これすごく肌にいいんだよ。
うねうねと動くそれは、シャーレの上粘液を撒き散らしていた。彼女はそれをつかみ大舌で包み、咀嚼する。
美味しいのかな。
ボリボリと砕く音から見た目と違って固いみたい。

通販で調べたら、人もどきと言う。小さい生き物で成体になっても1mくらいとの事。#呟怖 https://t.co/Nvzf8eAv0n

「こいつ」彼女がテレビを指差す。そこには人気芸人が映っていた。
「LINE見せるね」
その内容は怖ろしく、僕は刺激せずに別れる方法、この部屋から脱出する方法を考えた。

「散々愛してるって言ったくせに、恥ずかしいって言ったのにいっぱい写真撮って、その癖に付き合ってないってなんなの」#呟怖 https://t.co/7FwF9SLzn6

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『ストーカー』

「暑いですねぇ」首筋のあたりに手のひらを添えてくれる。ひんやりとした感覚に汗が引く。
雪女を名乗る女性を家に置いて半年となる。
適当に時間が過ぎるとそのあたりの事はどうでも良くなった。
「雪女は夏を越える事はできません」
そうだ。そんな事を言っていた。
水溜りは春夢を思わせた。#呟怖 https://t.co/2wOetXNbyv

扉を開けると、家族がいた。

涙が止まらなかった。1番下の子は俺を不思議そうに眺め、くしゃくしゃのハンカチで涙を拭ってくれた。

妻は夕飯の支度をしていて、上の子2人はスマホから目を離しおかえりと言ってくれた。

瞬きをしたそれらは消えた。

涙は頬を伝い、芝生に落ちる。

#呟怖 https://t.co/pljQDzIic4

意外に思われるかも知れないですが後藤ってあだ名なんですよ。
ゴートから来ていてね。
マズルでバレてると思ったけどわからないものですね……
それだけぼくの擬態が上手かったって事ですか?
どうでもいいですが、ぼくの中には20入っています。
あの儀式は失敗して1人のキメラが誕生しました。#呟怖 https://t.co/Syp6XLyty0

そのショッピングモールは建築途中で頓挫したんだ。
だから餌場として、提供してやるよ。老朽化するまでは権利問題が難しいなどと理由をつけて手が入らないようにする。
維持はやってくれ俺は関与しない。
水道くらいは引いてやる。ルミノール反応が出ると不味いのでその辺りは専門家紹介する。#呟怖 https://t.co/PnK8SbnaFX

自分の心音を聴きますというプラカードを提げた若者がいた。思春期特有の肌荒れをしていた。肌の色は少し黒く、それは自分らの人種からしたらだが、偏見的な貧しさを感じてしまった。
金を取り出し束からクリップを外す。値段を訊ねると、人差し指を立てた。
紙幣を足元に投げつけると、ナイフで
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