呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

「君は何も悪くない」
そう言って私の肩を抱くあなたの温もりが心地よくてそれに甘えてた

だけど本当に心地よかったのはその私の全てを肯定してくれる言葉

それに気がついた時はもう遅かった

この狭く苦しい井戸の底のような世界で生きていくしかない

あなたの甘い言葉が私をダメにする

#呟怖 https://t.co/A5mdLlhoKq

《俺の名前を当ててみな》

「この少女に取り憑いた邪悪な悪魔め!
偉大なる父の御名と大いなる筋肉によりその名を示せ」

《そんなものがきkuk...えっ筋肉?ちょっ、なんで脱ぐ!?裸のまま近ずいてくるな、やめやめあーぎゃー》

「筋肉は世界を救う」

#呟怖
#という電波を受信

恋人から貰った《神変奇特酒》を飲みながら酔った友人が笑う

「酒呑童子討伐の時の宴の時の酒がこれで酒呑童子が人間だった頃、美少年で恋文を読まずに捨てていたからその怨念で鬼に変えられたって説があるんだぜ」

今日は物置から見える複数の目には気付かないふりして帰った方が得策らしい
#呟怖

彼への料理を作るのも慣れてきた

レシピも見ないで作れるようになってきたし自分で食べても美味しいと感じるし...
だけど彼は最近、不満そう

それがすごく不安だった

だけどその答えがやっと分かれた気がする

包丁を握った彼はとても満足そうに刃先に着いた私の血を舐めている

#呟怖

あの島は今はひとつに見えるかもしれない
だが日によって...
いや、時間帯によって見え方が違う
無数の島が肩を寄せ合ったり島自体が無くなったり

潮の満ち干きのせいだろう?

違う違う
あの島は神の領域、妖の領域なのかもしれん

島に行った船ごと取って食われちまうんだから

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「この地下室、ワインセラーにピッタリじゃない?」
妻が嬉しそうに話しかけてくる

「そうだな、しっかりと鍵もかかるしいいと思うよ」
お前の彼氏ワイン好きだもんな

ワインに囲まれて死んでいくならお前も彼氏も本望だろうよ

地下だから温度管理もしやすいし匂いが漏れることもないだろう

#呟怖 https://t.co/miaVVa4rjR

近くの幼稚園のマリア像が血の涙を流している

正確にはタチの悪い悪戯されていただけなのだが...

それでも子供達の散歩中に車が列に突っ込んで先生が怪我をする事故が起きた

前にもマリア様に悪戯され事故が起きていた

それから金網で囲まれたマリア様は優しく子供たちを見守っている

#呟怖

廃墟で煙を燻らせながら友人が笑う

「体に悪いのはわかっているけどやめられない、命がかかってるから」

矛盾してるかのように思える言い方だがその理由はすぐにわかった

曰く「取り憑いた霊を払うのに煙が一番手っ取り早い」

吐いた煙が人型に天に昇って消えた

#呟怖

写真の整理をしていると奇妙な写真わ見つけた

いや、その面影があるから幼なじみなのはわかってる

だけど俺は小さい頃に引越して来て幼なじみ達にはもう20年以上子供の時以来会ってない

そしてこんな写真を撮った覚えもない

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酔った勢いで妻に喋ってしまった

「昔な雪女に見逃してもらった事があるんだよ」

「その時にな『誰かにこの話をしたらあんたも...」って言われたんでしょ?』

妻の声がいつもより冷たく感じる

『あんなに言ったのに...』

溶けて消えた妻に涙が止まらない

タイに移住したのは失敗だったか

#呟怖

鵺の鳴く夜は恐ろしい
たまに父の怒声も聴こえる

母のいない僕はあの鳴き声が聴こえる時は祖母の布団に潜り込み震えながら夜を明かす

祖母はそんな僕の頭を愛しそうに撫でながら可哀想にと涙を流す

そんな日々が続いたある日未婚の姉が子供を産んだ

大人になり僕は鵺の鳴き声の意味を知る

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娘に最近友達ができた

誰もいない所に話して笑ってる

いわゆるイマジナリーフレンド

子育て中、よくあるらしいし楽しそうだから良かれと思ってほっといた

が何か違和感を感じる

試しに何気ない時に「さっちゃん」と呼んでみる
満面の笑みで振り向いた娘の顔は別の女の子の顔に変わってた

#呟怖 https://t.co/TzBkl4eKlR

最近当たり前になった手洗いうがい
だが子供は楽しいが優先して忘れてしまう

今日もそんな場面に出くわした
だが近くにいた親が
「ちゃんと手洗いしないと手洗鬼が来るよ!」
の一言で手を洗い出した

忘却の狭間の妖怪や神は人の想いを集めて存在を高めている

あのアマビエのように

#呟怖 https://t.co/zP17oy3xJO

みんな日食が起こるとワイワイ楽しそう
まあ、僕は仕事でそれどころじゃ無いけど

室内で仕事していると急に外が静かになった
今まで日食で騒いでいたのに

あとから聞いた話によると日食と同時に体の半分食われるように消えてしまったらしい
今も太陽は欠けたまま人の減った地球を照らしてる

#呟怖 https://t.co/iwjjnctfcD

あいつの昔からの夢は「星を釣り上げる」
そのために使う道具は天体望遠鏡

先日、急に電話が来て矢継ぎ早に話し出した
「まだ未発表なんだが
宇宙へのメッセージの観測の仕事ををしてるんだがそれらしい返信を受け取った」

それ以来あいつの消息は分からない
根掛かりして持ってかれたか?

#呟怖 https://t.co/16KP3eeuCO

急に車が止まる

今日の現場はここか...

確か女性の悲鳴が聞こえるスポットだったはず

定点カメラをセットして収録を始める

今回も心霊ロケは不発

毎度の事と肩を落とし一縷の望みをかけて映像とにらめっこを始めた直後カメラの前に目の焦点のあってないおじさんのアップがずっと映ってた

#呟怖 https://t.co/4kww2rkKZp

あるところに《実り》に愛された人物がいた

彼がひと撫ですると農作物や木々は大いに実を実らせる

ある時から『子宝』すらも実らせると噂がたった

人物が子宝に恵まれない人のお腹をさすると瞬く間にお腹を大きくなった

が、臨月に出てきたのは果物たち
お腹の中の種が成長したものだった

#呟怖 https://t.co/Mc6S2r8gM6

#呟怖耳袋

小学生の時田舎すぎてよく川釣りに出かけてた

ある日釣りをしていると釣り人が対岸から手を振っている
こちらも手を振り返していると釣り人の体が崩れていく
怖くなり逃げ帰り父に話した

父は仲間の鉄砲打ちと辺りを捜索
爪でボロボロにされた鞄と死体を見つけて帰ってきた

#呟怖

「なんか時が長く感じる」
アナログ時計を見ていた彼女が不思議そうに話し出す

「それはきっとクロノスタシス、錯覚の一種だよ」
そう笑いながら答えて数十年

年老いた僕とあの頃から変わらない君

時間の流れは残酷だ

#呟怖

#呟怖耳袋
先輩の車はUFOキャッチャーのぬいぐるみで埋まってた

「ぬいぐるみ好きなんですね」
俺の言葉に先輩は
「厳つい風貌や車に似合わないって思うか?」
って笑ってた

後から聞いた話ではぬいぐるがないと空いた席に知らない女がずっと座っているのがバックミラーに映るらしい

#呟怖
#実話

#呟怖耳袋

にわか雨の降ってきた盆踊り
櫓に飾られた提灯の灯りが幻想的で魅入ってる私の腕を引いて盆踊りの輪から連れ出した男の人

「ボーッとしてると彼岸に誘い込まれるぞ」

どうやって帰ってきたか分からないが仏間に飾られてる遺影の中にさっきの男の人が優しい笑顔で私を見つめてた

#呟怖

#呟怖耳袋

高校生の頃
先輩に連れられて行った隣町の山の中にある廃墟

1階の割れた窓から中に
ふざけながら侵入
何事もなく探索終了

帰りの車の中、探索中に録音した音源を再生する

「お邪魔します」
「イラッシャイ」
男しか居ない俺達は女の囁くような声に無言で再生を停止した

#呟怖
#実話

我先にと埋まっていく百物語

物語の供養、祭りへの参加、風物詩...
参加者側の理由は色々とある

だが開催者側の目的は?

それは百物語語られる時にわかるだろう

ほら、百物語で魔法陣の線が埋まってく

#呟怖耳袋
#呟怖

#呟怖耳袋

自分の話が終わり蝋燭を手に取り吹き消すと揺れる煙が天に昇る

その煙があの人の優しい笑顔に見えたのは気のせいではない気がする

#呟怖

「おいてけ堀ってあるじゃん?」

「怪談の?」

「そうそう」

「で、ここがその?」

「いやいや、違うよ
あれは架空でしょ?」

「それもそうか
じゃあここは?」

「ここは、ほっとけ堀
人のやる事にいちいち文句つける人が殺されて埋められたんだって」

「あーあいつらウザイもんね」

#呟怖

あるBARの店主が店の不況ぶりを嘆いていた

ある日「幽霊の出る水商売の店は売れる」という噂を聞き付け店員達に心霊スポット探索に行かせ取り憑かれるよう仕向けた

それでも店は閑古鳥
失敗だったか

落ち込む店主に常連客が
「幽霊が満杯で見えない人でも遠慮する」
と言って消えていった

#呟怖

最近話題の巨大立体迷路

装飾が明るく施されていてマスコットも可愛らしく子供にも人気がある

だが地元の人間はほとんど近寄らない

だってあそこは元々廃病院を改築して建てられた
噂では迷ってしまってスタッフに助けを求めると元霊安室までの地図を渡されるらしい

#呟怖 https://t.co/9lJS98iQAq

毎朝朝礼で訓む社の訓示

新入の頃から訓まされてるから疑問に思わなかったが改めて考えるとつくづくブラックだ

最初の頃に気がついてすぐ辞めて行った同期達が羨ましい

ブラックすぎて資格も取る暇なかったしもうこの歳だと再就職も難しい

周りを見ると上司でさえ無表情
洗脳って怖いな

#呟怖 https://t.co/vfJGlvkq3Y

4、むく

君のその無垢な瞳が好きだった

だけどその瞳は僕を見てはくれない

ならそんな瞳なんか要らない

もっと綺麗に透き通ったものと変えてあげる

くもりひとつないその瞳はやはり僕を見ない

ただ虚しく空を眺めてる

#呟怖 https://t.co/vfJGlvkq3Y

「空のお弁当箱出しておきなさいっていつも言ってるでしょ!」
毎朝のように聞こえる妻の金切り声

何故かその声を聞くと「今日も平和だ」とホッとしてしまう

そんな俺に妻が怒鳴りつける
「あなたからもあの子に言って聞かせてよ」

...無理だろ
もうあいつ40すぎのいい歳のおじさんだぞ

#呟怖 https://t.co/vfJGlvkq3Y

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