呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#君・僕・死で文を作ると好みがわかる
#呟怖

僕は毎日祈りを捧げる。

健康でいられますように。
家族が健やかに暮らせますように。
君が——

「いつまで死体なんかに祈ってるの?」
ミイラ化した君は濁った眼で僕に問いかける。

生き返りますように。
生き返りますように。
生き返りますように。

ハルトと名乗る人物から送られてきたURLを開くと、そこには両親と妹が映っていた。
「お前は何も気にするな」
「こんな事になって、許してね」
「お兄ちゃんは生き」

上から降ってきた鋼材に押し潰される家族。動画はそこで終わっていた。

「お幾らですか?」
「初回なのでお安くしますよ」

#呟怖 https://t.co/MFsIkUDE18

人間の不完全性に神性を見出すことを教義に掲げた新宗教は、SNSに投稿された短い動画を媒体に、若い世代へ爆発的なミーム汚染を拡げている。

あ、今のです!
そうそこ。七枚目の左端。
私の顔とそっくりな子が映ってません?
ですよね!
半分くらい顔崩れてるけど、それも私っぽくないですか?

#呟怖 https://t.co/DhFfjiKn9N

父の書斎で古いブリキ箱を発見した。
開くと、若き日の父母が写ったアルバムが出てきた。
二人の間には小さな子供がいて、楽しそうに笑っている。

問題は、
93年7月23日には既に産まれている筈の僕が何処にも居なくて、その小さな子供は誰だか不明だということ。
アルバムは10冊にも及ぶ。
#呟怖 https://t.co/J6J4B2fQfW

待合室のベンチの上に、紫色の袱紗が落ちていました。
誰かの忘れ物かな、と拾い上げた拍子に中身が溢れ落ちてしまって。

中身は赤ん坊の顔写真の数々
泣いている顔
笑っている顔
青紫に変色した顔
黒ずんだ顔


私は廊下に倒れていたそうです。
その直後です、私の妊娠が判明したのは。

#呟怖 https://t.co/ZAPHvN2yqj

子供がまだ小さい頃に見えない友達ができたんです。イマジナリーフレンドってやつですね。
気持ち悪かったんですけど、子供の自然な発達かなって見守ってたんです。

でも。
子供部屋の天井に煤で汚れた真っ黒な

それを見つけた時には、完全に引っ越しを決意しました。

手遅れでしたけどね。
#呟怖 https://t.co/qPTF2hDjaK

見た瞬間に  と思ったんです。

昔流行ったチェーンメールみたいな、っていうのは古いですかね。ちょっとした悪戯の延長にあるような。
でもまぁ本質は呪詛ですよ。

サブリミナルによる殺人は原理的には不可能です。
自殺は他殺とどう違うんでしょうか。

本日の感染者数は■■名です。
#呟怖 https://t.co/OEKSqGWl9R

おしるしがでた家の水場にまりあさまを置くと、まりあさまは飲み水の中に入っておしるしの子に入定されます。

おしるしの子は「まりあさま」になるんです。

私はおしるし出なかったからお姉ちゃんが羨ましかったなぁ。
燃えながら最期までずっと微笑んでて、本当のまりあさまみたいだった。

#呟怖 https://t.co/s6aOWUELqt

あんまり気にしない方がいいですよ?
近隣の誰も話題にしません。
関わりたくないんです。

知ってますか?
あの首、毎年大人になってるんです。

最初は赤ん坊の人形の首でした。
それが段々子供になって少年になって。
今じゃ高校生くらいでしょ?

誰が置いてくんでしょうね。
哀しいですね。
#呟怖 https://t.co/nWdktMk9Hl

最後にリカを見た時、何やってんのかなと思って声を掛けようとしたんです。
でも、途中で怖くなって逃げました。
リカ泣いてたんです。
道路の側溝を覗き込んで「ごめんね、ごめんね」って呟いてて。
すぐに嫌な予感がしました。

公衆トイレで流したってニュースで見て、あぁやっぱり、って。
#呟怖 https://t.co/zoLRMrJsLt

「靴を揃えて置いたぞ」
「置いたねぇ」
「柵を乗り越えたぞ」
「乗り越えたねぇ」
「あッ」
「「飛んだ……」」

……

「では、後ほど」
「ええ、後ほど」

刑吏と案内人はそれぞれ仕事に向かう。
それぞれ高層階から飛び降り自殺した魂と、不幸にもそれを頭にもらった通行人の魂を連れに。

#呟怖 https://t.co/miYUABYEbm

朝焼けが鈍色に反射する。
彼女が乗っていたシルバーのセダンを林道で見つけた。
燃える紅葉が映り込む車体は、墜落し炎上した宇宙船を思わせた。
緑の宇宙人がこっちを見て微笑んでいる。

誰かが叫んだ。
よく見ろ。
目貼りされた車内。窓に繋げられた排ガスのダクト。緑色に腐敗したそれは——

#呟怖 https://t.co/FwOhgrCWDO

先日閉幕しました第二回呟怖冬祭り、歳倉も参加させていただいておりました。

歳倉脳主 →→→ エントリーナンバー8

でした!
バレバレだったでしょうか?笑

作品へお寄せいただいたご感想、とっても嬉しかったです!いつも応援いただき本当に有難うございます。

#呟怖
#第二回呟怖冬祭り https://t.co/Rj1fOVyRzG

悔いる気持ちが貴方の罪を清めるのです。
反省していますか?もうしませんか?
呪われて当たり前なのですよ?
お前がやったんだもんなぁ。
貴方のせいで犠牲になった全てに贖罪をしなさい。主に私に。
黒猫は黒猫である限りにおいて黒猫であることを咎めてはいけない。
痛かったんだよ。

#呟怖 https://t.co/IDjgWRlffn

その男の家からは女物の靴が27足発見された。下足箱に入り切らない分はビニール袋に雑に詰められていた。男と共にこの家で姿を消した女性は優に三十名を超える。彼女たちは見つからない。湯舟に残る黒く濁った粘液からは複数人のDNA反応があったが特定の人物に結びつく証拠は見つからなかった。

#呟怖 https://t.co/D4JDNDJAW4

ずーっと見られてるもんだからさ
ずーっと見られてるもんだからさ
俺なんかしてやんなきゃと思ってさ
見てくるから 見てくるからさ
つまんなそーに見てくるからさ
笑わしてやろうと思って
笑ったらかわいいと思ってさ

「だから自分の腕を噛み千切ったんですか?」

あの子ずーーっと笑ってたあ
#呟怖 https://t.co/01vqhgTf95

おとうさんごめんなさい
まなわるいこでごめんなさい

⬛︎宮⬛︎奈ちゃん(8)歳の遺体が山中で発見された事件で、県警は父親である⬛︎瀬⬛︎人容疑者を逮捕。容疑を否認しており、

手紙は⬛︎奈ちゃんの口腔内に丸めこまれていて、死因は窒息死でした。

茉奈、大丈夫。もう怖くないからね。

#呟怖 https://t.co/Iuoo9yLqBu

【秋の防災週間のお知らせ】
空気の乾燥する秋から冬にかけては火災が多く発生します。常日頃から防災の意識を持って火の始末に気を付けましょう。

以下のご家庭は町内のバケツリレーに参加されません。失火の際にもご自身たちで責任を取られるとのことです。

・⬛︎谷家

※消火栓利用禁止

#呟怖 https://t.co/ZfaEEWwcjX

「昔は良かったんです」
「はぁ」
「夜の貴族、真相、不死の王……私を讃える異名は数限りなくありました」
「はぁ」
「それが今や明日の食事にも窮する有様。……クク、嗤うがいい人間」
「そういうのは大丈夫です」
「はい」
「では仕事ですが、これを」

VXガス

「なに、死にゃしませんよ」
#呟怖 https://t.co/w7JKTiu14s

バナナの皮を剥いた。
外皮が真っ黒になっていたが中身は予想外に綺麗だったので、虫籠のクワガタにあげた。
舐め取る様に食べ始めたクワガタは、暫くすると動きを止め、脚を丸めて登り木からポロっと落ちた。
死んでいる。
「おばあちゃんまだ恨んでるのかしら」
仏壇の供物、伏せられた遺影。
#呟怖 https://t.co/7rXj9u7n6C

順路は徐々に明度が下がり、やがて赤色灯が照らす深海の魚の一角へ辿り着いた。
『水子』
水膨れして白くぶよぶよした皮膚に覆われた、毛のない猿が水槽の中で浮かんでいる。
こちらに気がついた。
ごん ごん
水槽のアクリルに頭を叩きつけながら、見せつける様に口を動かす。
「おとうさん」

#呟怖 https://t.co/WuvJZvcrWW

「もしもし?あ、今着いた。とりあえず今んとこ平気。いや全然普通。嫌な感じとかしないし。あーでもコレなんだ?なんか古いカードが落ちてる。うわ、なんか赤ちゃんの顔写真に赤マジックででっかくバツ描いてある。何だこれ気持ち悪ぃ。……え、いや、俺一人だけど。……は?子供の泣き声?」

#呟怖 https://t.co/eUkGZYuf58

昭和の大合併でこの辺りの地名は隠されてしまったが、本来の名称には『斎』の字が用いられていた。
『斎』とは神を祀る、神に仕えるという意味だ。○○大学の調査でこの村の起源が縄文まで遡れると分かったが、何をどう調べても一つたりとも出てこないそうだ。

この地が祀る、神の名前だけは。
#呟怖 https://t.co/nMM7zEE2UI

葬式を出す日は西に面した窓を開けちゃならんよ。
子供の頃な、見た。
窓から入った黒い影が伸び上がって、死んだ爺さんの口に入り込んでいったのを。

それからだったなぁ。
爺さんの死体が勝手に腕を動かしたり、供物を喰ったりしてな。

最期は手足を捥ぐしかなくてな。
酷いことよな。

#呟怖 https://t.co/W0sixOsNDJ

眠れない。脳裏に賛美歌が響くから。
歌に重なるように祈りとも嘆きともつかぬ声が混ざる。獣が人間を真似た歪んだ声音。艶やかな血臭。
祭壇の前で跪いて祈りを捧げる。
「我等に日毎の糧を御与え下さい」
裂かれたばかりの腹から臓物が溢れる。忌避。喜悦。食欲。

目が醒め、私は涎を拭った。
#呟怖 https://t.co/nYXLNQGhaV

満月の夜は明るい。
青白い光がアスファルトに反射して、私のアパートの狭いベランダを照らし出す。
道行く人も途絶えた午前二時。
柵の足に結びつけた縄を首にかけたまま、前の道路を眺める。
輪郭の曖昧な人影が幾体もこちらに向かって集まり、その時を待っている。

チッ、見せ物じゃねぇぞ。
#呟怖 https://t.co/VcJvQxA165

社の片隅に干涸びた猫の死骸がある。
「埋めるの」
耳障りな声が聴こえるが、これが幻聴だと知っている私に動揺はない。
「嫌がってるよ」
子供の声だ。娘の幼い頃の声に似ている。幻聴だ。
「苦しかったんだよ」
鳥居越しの西日が強く顔を照らして目が眩む。そして思い出す。
私が埋めたのは——

#呟怖 https://t.co/bbMbPbJx0k

息子を知りませんか。
この中に入って行ったんです。
五歳の男の子です。
一人で先に行ってしまって。
あの子を誰か知りませんか。
見つけて下さい。
誰か息子を知りませんか。
返してください。
返して。
返して。
返せよ。

「……入り口からずっと着いてくる女の人怖かったな」
「え?」

#呟怖 https://t.co/HSj4MGzXEy

友人の養女に出した娘が亡くなった。自殺だという。
遺書は無く、代わりに娘が描いた絵画が遺されていた。花と櫛を纏う異形の女性からは娘の悲哀と痛みが伝わってくる。

イーゼルの足元には絵から零れ落ちた様に椿が三輪落ちていた。
友人夫婦と幼い息子の死体から見つからない首と、同じ数の。
#呟怖 https://t.co/UpafRALBHc

山歩きの途中で、
住宅街の曲がり角で、
オフィスビルのエレベーターで、
僕は偶に「それ」と出くわす。

昏い森の奥へと続く、橋。

奥から僕を呼ぶ声が聞こえる。
遠く懐かしい、帰りたくなる声。

必死に誘いに抵抗する。
着いて行けばきっと帰れないから。

翌日、橋は玄関扉の前で現れた。

#呟怖 https://t.co/5wawnjQVip

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