呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

Googleマップで、ボカシが入れられている筈の人の顔がくっきりと写っているのを見掛けたら気をつけて欲しい。本来〝ヒト〟として認識している筈のAIが取りこぼしているという事は、いわずもがな。
〝そういう事〟だし、あちら側からこちらを見ているし、笑っているし、だんだん近づいてくる。 #呟怖

■■模型屋潰れたって、と。
先行く小学生の声が響く。このご時世、ネットを利用しない小学生が珍しく会話が耳に残る。彼らは頻りに■■模型屋の閉店を嘆いているが、肝心の〝■■〟が聞こえず興味が湧く。

君達、一体なんの

と、声を掛けようとした矢先。
振り返る子らの眼は⬛︎⬛︎。
#呟怖 #返怖 https://t.co/N1lbfW04Hf

渾身の臓物が撮れたのでコソッと置いておきます。美味しかった。

#このお題で呟怖をください
#呟怖 タグ込みで140字以内、引用RTでお願いします。
※生の鶏モツ画像です。苦手な方はセンシティブ表記を開かずでお願いします。
それも面白いと思うんです。

良かったらお使い下さい。 https://t.co/HoSAqBEu7i

あなた、アレが何に見えると?
……そう、そうですか、カーブミラー、なるほど。

あなた、そのままでいて下さいね。
わたしは、明日からこの道を通りません。
あなたは大丈夫、だってカーブミラーでしょう?

わたしには何に見えたか、なんて。
そんな事聞いてしまって、あなた。
大丈夫?

#呟怖 https://t.co/B9LN8fP7We

『引っ越しました!!』

転居葉書は久しく会っていない友人からだが、読みづらくダサいの一言に尽きる上に肝心の引越し先がよく分からない。
こんな奴だったか?
もっと知的で物静かで、冗談でもこういう事はしない、

……が、酷く楽しそうだ。

見慣れぬ新住所に、わけもなく羨ましさが募る。
#呟怖 https://t.co/f2WzOfgkfb https://t.co/J4VGseoMfB

工場地帯の海に夜ドライブと、埠頭から暗い波間を眺める。
とぷん、と。
波紋が一つ。
工場灯に誘われた魚か。

とぷんとぷん、と。
来る。

不意に全身が総毛立ち、車に乗り込む。
気のせいだ。

以来、草茫々の空き地や田んぼ等を見ても、ザザッザザッと来る。
行けない場所がどんどん増える。#呟怖

人の想いは強い。愛でも憎でも“形”を成す。
豆腐小僧もそんな存在。
安易に名を呼べない、顔の爛れた彼女と同じ。

だから気をつけて。
小僧は気のいい妖怪だ。
滅多やたらと陰惨で凄惨な尾鰭をつけないで。

想いから産まれた怪異は人の期待に応えたがる。

気のいい妖怪だから、余計にね。 #呟怖 https://t.co/UkJ2ZM8wHv

子供達の笑顔が嬉しく、通学路の旗持ちボランティアを引き受ける。が、包帯や眼帯と、結構な怪我の子供がやたらと目につく。何人かに尋ねたら、大怪我しないと出られない公園があると言う。危ないよ、と窘めるが。

面白いんだ

皆一様に満面の笑み。
場所を聞く気は失せたし、旗持ちも止めた。#呟怖

やってらんないんスよ、一番怖いのは人だ、なんて。楽しいンですかい?同属怖い、とか。アレだ、おたくら持ってる脳、ブヨブヨぷるぷるした豆腐の親戚みたいな。アレが感じる恐怖と、快楽はおんなじような場所でしょ?同属だけで気持ちイイなんざ、随分お安いこった。
と、毎夜枕にボヤかれる。#呟怖

教えられないよ、と先生は眦を下げる。
そんな事わかっていたが。

狂おしい程求める気持ちは郷愁を越え恋情と呼ぶしかない。先生と発する声音は甘く先生を追う瞳は濡れる。
何より。
再会した医師である父を、お父さんと呼べない。
一体私に、誰の角膜と声帯を移植したの。

お母さんが怖い。 #呟怖 https://t.co/Zj2mJbB8zx

※呪詛ぐるみの作り方※
・徐ろに編み始めましょう
・ヒトガタにしましょう
・完成は呪詛の大きさに比例します
・頑張りましょう
・完成したら首吊りましょう

※血、髪、爪、蛇の抜け殻、生米、赤い糸の類は入れないで下さい。
※呪詛ぐるみの周囲で小虫が死に始めたら焼きましょう。絶対に。 #呟怖 https://t.co/BfQ5p48Dh4

不合格、……不合格、……

壁の前に立たされ選別を受ける。面接と思いきや得体の知れない選別に、無職の日々と天秤に掛けるが心許ない。自分の番だ。
読めます?と選別官が問う壁面には、貼紙を剥がした痕シカシクマツルセミノイトモレ……

「合格」

無職の日々どころか、日常を失うようだ。 #呟怖 https://t.co/b6T7k8H1Sk

#このお題で呟怖をください

こちらの動画で、ハッシュタグ #呟怖 を含めた1ツイート、引用RTでお願いします。
“このお題で〜”のタグは付けて頂かなくて大丈夫です。

良かったらお使い下さい。 https://t.co/y2HI4F49z8

公園には“はこのお姉さん”が居た。
赤い包みを解き蓋を少し開け、隙間から覗いてはクスクス笑い、耳を寄せ内緒話。
僕らは気になって仕方がない。
傍に行くとパチンと締められる。
指を一本立てるお姉さん。

1人だけ

選ばれたのはあっくん。
羨ましい。
あっくんには二度と会えなかったけど。 #呟怖 https://t.co/eaY3spWdPu

お名前は?
“わたし”

保護した子供に名を尋ね面食らう。一人称でしか表現出来ないのかと思いきや、名が『私』だという。酔狂が過ぎるし、そんな親だからこそ寒空の下、我が子を遺棄したか。

“ただいま”

私の腰にしがみつき消える。
そうか、捨てた筈が無駄だった。
善人の顔はもうおしまい。 #呟怖 https://t.co/30DgIoPYWt

死ぬ/死なない

ビルの屋上乗り越えたフェンスの先、選択肢は二つのみの筈なのに、縁に立つ私の真横にぴったり張り付く不定形な存在が“もう一手”を示す。
私を凝視する暗い穴に次第目玉が生まれ、ギョロギョロ蠢き、ぱっくり開く赤い一閃の口は繰り返し呟いた。

“幽霊とは選択肢の一つなのです”#呟怖 https://t.co/sb2sOmaKm6

知ってる?歌には“真実”が隠される。例えば、森のくまさん。原曲のアメリカ民謡が自然への畏怖を啓蒙するのに、日本語訳は随分呑気で。
あれは、神殺しの告解。
“逃げろ”は入るな。
貝殻はカルシウム。
警告を無視し、神域を侵した人の死体は穢れとなり神を殺す。
赦しを乞う歌は、もう届かない。#呟怖 https://t.co/otezRllgmr

くろにゃんこいる、と孫が指した先には白いような黒いような烟る霞が漂っている。
そうか、君には猫に視えたか。私の時は白鴉だったよ。君の父さんには何も視えなかった。君は私に似てしまったんだね。苦労するだろう、誤解されるだろう。
すまないね。
でも大丈夫。
彼等はきっと、君に優しい。 #呟怖 https://t.co/VjaLOYsOM0

瓶詰めの手紙を拾うのに、読む寸前でいつも目が覚める。何が書いてあるのか気になるよ、と。病床で笑った夫は逝ってしまった。

ねぇあなた。
私が繰り返し見たのは手紙を瓶に詰めて海へ流す夢。とめどない愛してると行かないでを乗せた夢。
あなたが手紙を開いたなら、私の願いは届いたろうか。 #呟怖 https://t.co/OlrFYLkmRk

貴方の時は何でした?僕らは『地獄』でしたよ。

その日も僕らは、道路の白線の上を歩いてました。一人が僕を小突き、よろける様を囃し立てる常のお巫山戯を混じえ。でもその日、何人か白線を超えてしまった。

地獄は本当にありましたよ。
ねぇ、貴方の時は?白線を超えたら、何が待ってました?#呟怖

人が笑う時はどんな時だ?徐に口を開く先輩。

楽しい時嬉しい時面白い時?

ぼんやり答えると頷きつつ、それら全部重なってもイイ時だとは限らねぇよな、なんて言う。そっか、人の不幸はなんとやら。

……いいか、早く引っ越せ

と、事故物件に住む僕の肩越しを睨み、歯の音が合わない先輩。 #呟怖

気に入りのBARで隣り合わせた客が、それではお先に、と軽く杯を掲げる。眦下げる相貌に労い込めコツ、と己の杯を合わせ、互いに中身を空けると霞んで消えた。自分も間もなくだろう。

おばけなんてなーいさ
おばけなんてうーそさ

歌は祈りだ。
古来、妖として君臨した我々が消え去るまで後少し。#呟怖 https://t.co/5rgtuRNYEC

気分転換に引越した。古い長屋の一角で、自分以外住人は居ないし、その佇まいに不似合いな意匠の細工柱が決め手だ。
暮らし始めて数日、頗る体調が悪い。
頭痛と嘔吐。
見舞いに来た骨董屋の友人は自分に目もくれず、柱の前に小さな飯椀と水を置き、

この寄木、仏壇だよ

と、線香に火を灯す。#呟怖 https://t.co/ZMnIyUpsxf

淋しい話だとお笑い下さいよ。タコ部屋なんてもんにおりますと、里に置いた女への恋慕やお母ちゃんへの憧憬が綯い交ぜになってね、壁の節目すら“そう”見える。

郷里に帰る前夜、剥落した壁に押し潰され圧死した男は、生前そう語った。
夜毎男の精を堆積した壁は、自然艶かしい女体を象っていた。#呟怖

酷く暑いのに首の後ろだけが異様に寒い。所謂コレは……と、骨董屋の友人の掌がポン。じんわり拡がる温みと共に、消え失せる寒さ。

素直過ぎるのも毒だねぇ……大方、霊は首の後ろから、なんて聴いたかい?

図星刺され立つ瀬がないから、有り得んよ、と笑う友人が握り潰した影の事は尋ねない。#呟怖 https://t.co/qOHr5ZIBM6

暗順応にしては長く店内を漂う黒い靄に、骨董屋の友人が目を見張る。

しまったナモナキだ……ぁあっ捕まえて

言われるまま靄を捕えると、鋭く冷たい印象。
鋏、か?

……助かったよ、“名”を失うと彼等は姿を保てない

ごめんよ、と一撫でし、友人は袖口から出た端糸を鈍色の鋏でチョンと切る。#呟怖 https://t.co/JGUCI2z4ti

彼女が、人であるか人でないかは瑣末な問題だ。ただ彼女の手料理はとても旨く、腹だけが異様に膨れ上がる。破れそうな程苦しいのに「あーん……」されると口を開いてしまう。流し込まれる。吐く。吐瀉物の中、蛆が跳ねている。いや、米粒か。
体にいいの、と彼女が笑む。誰の?には答えない。 #呟怖 https://t.co/OLwTS0tKpW

売れない小説を楽しんでくれたのは友人唯一人で、足繁く続きをせがみに来ると思ったらヒロインへの恋心を打ち明けられた。真剣らしく、面白半分で友人を登場させると咽び泣く。以来、二人の“営み”を執拗に描写してやった。

この小説が売れたのは友人の失踪届が出された頃で、シリーズ化予定だ。#呟怖 https://t.co/OLwTS0tKpW

いつ頃からか、玄関先に人の欠片が在る。
歯、爪、舌先等、日付や大きさや順番に規則性はない。警察に届けたが“それだけ”なので次第相手にされなくなった。数日寝ずの番をしたが、一瞬の隙をついて在る。引越しも考えるが、金はない。
目下の悩みは、部屋に溜まったこれらを“どう処理するか”だ。#呟怖

通過儀礼だよ、と父。余所者の僕らが早く馴染む為に応えなきゃいけない、と。ムンと鼻につく草いきれ、掻き分けた茂みの向こう、唐突に開けた場所に聳える”御神木”。

御札を納めるだけだから

嘘つき。
御神木から垂れ下がり無数の御札を纏ってモゾつくソレはみるみる僕の顔になり。

笑ってる。#呟怖 https://t.co/JT3iZHSbkD

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。