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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
「このカクテルは最高だな。」
「ありがとうございます。今日は特別な日ですから…」
「…?」
「上をご覧下さい。」
見上げると、全裸の女が雁字搦めで吊るされていた。男は女の顔を見て青ざめた。不倫相手だ。数日前、口論になりそれ以来音信不通だった。
「実は私の妻なのです。」 https://t.co/RbUFetOqCf

#呟怖
男は庭で一輪の赤い花を摘んだ。そして、それを手に取って書斎に戻り、花弁を一枚ずつちぎった。
「好き…嫌い…好き…嫌い…」
花弁は最後の一枚になった。
「…嫌い」
そして笑みを浮かべた。
「君は僕のこと嫌いなんだ。」
対面には椅子に縛り付けられた女性がいた。彼女の涙は赤かった。 https://t.co/iuGDTwxybv

#呟怖
「はい、これ。」
同級生からプレゼントを貰った。私は不思議に思い、箱を開けた。
刹那、私は息を飲んだ。箱の中には、てるてる坊主が入っていた。顔には私の名前が書いてあった。
「これは…?」
「明日、好きな子が地区大会に出るの。絶対晴れてほしいの。だから貴方の協力が必要なの。」 https://t.co/3hAYfZBZCg

#呟怖
自称芸人の男は小さな鞄だけで深い森を抜け、眼下に広がる小村に向かった。男の鞄には小道具が犇めいていた。
男は笑顔で近くにいた村民に声をかけた。
数週間後、私は妙な風の便りを聞いた。ある村を訪れた妙な男が一夜で村民を抹殺し彼等の首塚を作りその上で一芸を披露していたという。 https://t.co/JoUNSHm5Ec

#呟怖
純は何時も孤独だった。人見知りで、父以外と口を利かなかった。父は多忙で殆ど家にはいない。
突然、窓を叩く音がした。
「純!」父の声だ。嬉しくて振り返ると変なお面とボサボサの髪を垂らした怪しい人がいた。僕は怖くて硬直していた。
直ぐにその男は逮捕された。連続殺人の容疑者として。 https://t.co/ETi1dJl2JH

#呟怖
「ねぇ、そこに立ってて。」
男は彼女をカーブミラーの真下に連れていった。
「良いっていうまでこっち見んなよ。」
彼女は素直に従った。男が車に戻っていると、突然車が暴走し、彼女諸共崖下に転落した。
翌日、匿名の通報によって警察等が駆けつけた。
崖下からは二人の遺体が発見された。 https://t.co/2uG7dBvm7e

#呟怖
「やっぱ君の所で取れた大根は最高に上手いな。」
「ありがとうございます。」
村長はたらふく大根料理を食べていた。
「じゃ、また来るよ。」
「またお待ちしております。」
夜更け、男は畝に赴き、一本の大根を引っこ抜いた。
「美味かったってよ。良かったな。」
その大根には眼があった。 https://t.co/jJjyrmXT8I

#呟怖
数年振りに帰省した。途中物寂しい踏切が目に入った。この先に高校があった。当時と同じ光景に感傷的になった。ここには電車好きな男の子がいた。私は彼に声をかけて「あっちの山から見た方がよく見えるよ。」と言って彼の手を引いた。
一週間後、村では男の子が失踪したと大騒ぎになっていた。 https://t.co/yVkDyQG6op

#呟怖
「じゃ、逆に聞くけどよ…
まともって何?
まともって何?
まともって何?
まともって何?
まともって何?
まともって何?
まともって何?
まともって何?…」
男は人気のない墓地に向かってそうブツブツ言っていた。 https://t.co/1ZxmplH4kx

#呟怖
今日は最悪な日だ。17時なっても日が落ちない。俺は太陽が嫌いだ。見るだけで吐き気がする。余りの明るさに目が眩んで、俺は元気に駆け回る一人の女の子を捕まえて近くの鬱蒼とした森に連れていった。
全部太陽のせいだ。俺は何も悪くない。
…ん…?何がおかしい?
男の目は据わっていた。 https://t.co/1ZxmplH4kx

#呟怖
砂糖中毒になった人間は中肉中背から骨と皮のみになり、とうとう骨だけになってしまった。やがて、お菓子だけでは飽き足らず、人間の甘みにまで虜になり、砂糖中毒を治そうと尽力してくれた母親を石ですり潰して粉末状にしてぺろぺろ舐めた。
とても甘くて幸せな気持ちになった。 https://t.co/ZVkprn5HXo

#呟怖
低学歴で低収入、真面目に働いているのに、上司からも家族からも忌み嫌われ続けた低身長サラリーマンは今日で定年を迎えた。その帰り道、彼の中に潜む悪が一気に巨大化した。そして彼はその影に飲まれ、通行人を次々に襲った。
閑静な街は真っ赤に染まり、烏の鳴き声が遠くから聞こえてきた。 https://t.co/lpOjBXzUlC

#呟怖
雨の夜、一匹の野良猫がやってきた。不憫に思った私は家に入れた。濡れた体を乾かすと一目散に逃げた。猫を追っていると、部屋にあった高価な椅子に居た。猫に触ろうとすると威嚇してきた。私は驚いて何かにぶつかった。見上げると、びしょ濡れの女が立っていた。殺したはずの妻に酷似していた。 https://t.co/sSvbf4ZXQH

#呟怖
「御主人様、連れて参りました。」
部下が若い女を連れてきた。
女は主人の案内で彼の対面に座った。
「こちらをお飲み下さい。」主人が差し出した酒を女は震えながら完飲した。するとぽっくりと眠ってしまった、
「素敵な顔。」主人は女の顔を優しく撫で、鋭い嘴で啄いた。顔に穴が空くまで。 https://t.co/4oFTMqlGMt

#呟怖
「あの時のこと覚えている?」
「え、何か言ったっけ?」
「忘れちゃったの?私と結婚してくれるっていってくれたじゃない。」
「ああ…そうだったかな…」
「やっぱ忘れてたんだ。」
「いや、そういうわけじゃ…」
「当たり前よね…だって…」
「それ私じゃないもの。妹よ。もういないけど。」 https://t.co/E7SCMVCmML

#呟怖
「あ、雨だ。」下校途中、俄雨に遭った。生憎傘を持っていない。慌てて近くの軒下へ避難した。
「いやぁ、土砂降りだな。」
雨は更に勢いを増して降り注いだ。雨足をよく見てみると少し横に膨らんでいた。僕は不気味に思って足元を見やった。
足元には大量の小人の遺体が散らばっていた。 https://t.co/iUH6jvX152

#呟怖
私はずっと林の中に迷い込んでいる。全然出口に辿り着かない。焦燥感が募るばかり。
漸く微かな光が見えた。出口だ。嬉しさの余り一目散で光の射す方へ向かうと、傍らの木に誰かが倒れていた。
「大丈夫ですか?」
顔をよく見ると自分と瓜二つだった。彼女の頭は綺麗に真っ二つに割れていた。 https://t.co/Aw87KcOOTz

#呟怖

「こうま…」
幼い頃、友達のいない僕に唯一話かけてくれた青いエイリアンがいた。虐められっ子の僕に優しく接してくれたのも奴だった。
大人になった今でも偶に夢に出てくる。
でも思い返して見ると、僕の名前はこうまではない。
何でこうまって呼んでいたんだろ。

こうマ ころマ… https://t.co/XWfo3SAJLG

#呟怖

堆く積まれた煉瓦の隙間には白い腕が伸びていた。線の細い美しい腕は純金だった。
無職の私はその手をグイッと引っ張った。しかし、二の腕が見えた所で詰まったので、もっと強くグイグイ引っ張った。すると、すぽっと腕が抜けた。
ふと見上げると壁をかけ下りる片手の女の姿が見えた。 https://t.co/UIqcKqSynY

#呟怖
エリートサラリーマンは勤務を終え帰宅した。家には美人嫁と活発な子供が待ち構えていた。
「パパ、早くリビングに来てね。」
子供に手を振って男は自室へ向かった。一息つき、ライトと袋を持って自室の屋根裏に上がった。
「食べな。」
男が袋から出した人間の腕を食べる女性は垂涎物だった。 https://t.co/xSgLhKqQ6Y

#呟怖

「開けろ!警察だ。」
扉を開けると真ん中でグツグツと鍋が煮込まれていた。部屋には誰もいない。
「どこに隠れていやがる。早く出てこい。」
「うぐっ。」
突然、仲間の呻き声と倒れる音がした。
「どうした!?」
警官がライトを向けた。すると、悍ましい姿の人間が仲間を喰らっていた。 https://t.co/zPIiSpn7VQ

#呟怖

僕は怪談が嫌いだ。そんな僕を差し置いて友達は蝋燭に灯りを付け、それを囲うように座り怪談を始めた。
僕は怖くてずっと目を瞑り、耳も塞いでいた。
暫く物音がしなかったので、僕は薄らと目を開けた。誰もいない空間に「灯火」が揺らめいていた。灯火の裏に気配を感じた。
あ、火が消えた。 https://t.co/5DxJ7LHtxy

#呟怖

彼女が死んだ。それは突然の出来事だった。俺は夜中、彼女が運び込まれた死体安置所に行った。彼女は冷たくなって寝ていた。俺はうら淋しくなって、彼女の足だけを切り取って持って帰った。淋しさを慰めるよう足を舐めていたら、俺はダンボールになっていた。
良かった。これで一緒になれる。 https://t.co/UpAV1EauQy

#呟怖

孤島に聳える小高い塔に僕は彼女と同棲している。
僕は部屋の奥で彼女を眺めている。偶に目が合うと赤煉瓦のように真っ赤になってしまう。
彼女とは死ぬまで塔にいる運命なのだ。
僕と目が合った彼女は向かいの壁に凭れ、剥き出しの煉瓦を撫でた。
僕は余りの恐怖に叫び声をあげた。 https://t.co/HituAWTRvp

#呟怖

「俺は昔から月が大嫌いだ。せっかくの夜を台無しにしやがるからな。」
ある日、男は羽を広げて空を舞い、鎮座する月を取り外すと、それを地に向かって叩き落とした。
翌日、男は失踪した。
しかし、夜空には消えたはずの月が浮かんでいた。よく見ると羽を携える人型のような模様があった。 https://t.co/OH6xiWDq2w

#呟怖
この世界線の下にはかつて栄えた巨大な都市が眠っている。それらはある日を境に突如沈んでしまった。 そこに暮らす住人と共に。そして、その海の上で異世界のエイリアンが旨い空気を吸いながら闊歩している。
それは遠い未来のことではない。
エイリアンは夜な夜な、海に潜って溺れた人間を、、 https://t.co/lBNL5wcbnz

#呟怖

、、、ようやくここまで来たか、、、
後1人、後1人で、ようやくピースがそろう。

待っててね。お父さん、お母さん。
もうすぐ妹を連れていくから。
それまでは寂しいと思うけれど、もうすぐだから、、、
待っててね。

そう言いながら、男は2つのピースを置いた。 https://t.co/CvGJDxESQy

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