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#呟怖
兄は心霊スポットに行って以来、悪霊に取り憑かれている。悩んだ挙句、母が高名な霊媒師にお祓いをお願いすると霊媒師はこう言った。一ヶ月、水場に近付けさせるなと。母は徹底してそれを守り、兄を部屋に閉じ込め続けた。一ヶ月間近、兄は自殺した。水辺がプリントされたシャツを首に巻いて…

#呟怖
台所で葱を刻む母を見て言った。
ネギは嫌いと、すると母は、私も嫌いと返してきた。じゃあなぜ味噌汁に入れるのかと尋ねると、嫌いな物でも我慢して食べなきゃと言ってきた。
翌日、母は父を刺殺し自らの命も絶った。血の海に沈む両親を見てふと思う、お母さんは我慢できなかったんだと……

#呟怖
実家の物置で古い木箱を見つけた。
婆にこれは何と尋ねると、爺が入っとるとボソリと言う。試しに封を切り箱を開けると中は案の定空っぽ。私は溜息をつく。すると、婆は半狂乱になって爺が居なくなったと騒ぎ出した。その夜、夢に爺が現れた。満面の笑みで、何度も頭を下げ涙を零しながら……。

#呟怖
#体験談
春の夜風に、桜の花弁がヒラヒラと舞い散り、まるで雪景色の様に私の視界を染め上げた。
桜の下には死体が埋まっている。ふと辺りを見回すと穴が掘ってあった。
死体でもあった?
穴の中に横たわる。
桜、綺麗になるかな?
いや、そもそも誰が埋めるの?
暫く待つが翌朝風邪を引いた

#呟怖
以前から記憶が断片的だった。沼底から手を伸ばす過去の友人、私が必死に手を伸ばすも、絡めた筈の指は空を切る。不幸な事故だと皆は言う。思い出したい……私はあの沼地に足を運んだ。激しい頭痛に耐え記憶を呼び覚ます。助けを求める友人の手、それを無惨に払い除ける私……意外とつまんない https://t.co/d3xDHzzTdL

#呟怖
古い配管跡に腕を入れたら引っ張られたと言うと、友人は意気揚々と自分の腕を穴の中に入れて見せた。何も起こらなかった。嘘つきと罵られ去っていく友人を後にし、僕は配管の中を覗き込む。穴の中に仕掛けられた鋭く光るギロチンの刃……なぜ作動しなかったんだろう……? https://t.co/YA7jMFxiu4

#呟怖
四時四十四分。まただ、何度弄っても、何度修理しても腕時計は止まってしまう。悪態をつき腕時計を弄っていた時だった。不意に眩い光に照らされた。顔をしかめ前方に目を向けた瞬間、それが暴走したトラックだと気が付いた。不意に視界に写り込む時計塔、時刻は四時四十四分。そういう事か…… https://t.co/6YG6a3nEHT

#呟怖
沼底から這い上がる手、私はそれに呼び掛ける。今日は二月の二十一日だよと。手がゆっくりと底へ沈んでゆく。次の日もその次の日も、肉が削げ落ち、白い骨が剥き出しになっても、変わらず声を掛け続ける。君を殺した日、君の誕生日、二月二十二日が、一生訪れないように……。 https://t.co/hjNWZY4LO4

#呟怖
呪われた肖像画……何時になったら俺を呪ってくれるのか……妻も子も死に絶え、残されたのは俺一人、朽ちて行く屋敷にただ一人。何年、何十年、絵は何も語り掛けてこない。呪い殺してさえしてくれれば……傍らに抱いた妻子の髑髏を抱き寄せ思いに耽ける。早くそちらに逝きたい、と……。 https://t.co/i0w8G9Puu8

#呟怖
私は眠っていたはず……なのに気が付くと電車の中。目の前には猿の仮面を被った車掌が一人。

「ねえ、私何処に行くの?」

「次は挽肉です」

「挽肉?私挽肉にされちゃうの?」

「そうです」

「挽肉はやだな…綺麗に死にたい…」

「あちらでは心臓発作ですよ」

「そっか、ならいいや…」 https://t.co/PtMPsRmhmE

#呟怖
ない物を欲しがる事は誰にでもある。
中学の事だ。乳房を手に取り軽く揺すると程よい重みが掌に伝わった。私には胸がある、けれどアレがない、ない物は欲しい、欲しくて堪らない、それは湧き上がる獣じみた衝動。放課後クラスの男子を呼びつけ徐に彼の股間に手を這わせた、耳元で囁く、頂戴と。

#呟怖
夜になり男を漁る私はまるで夜鷹。けれど飛べやしない。飛べても地に真っ逆さま。まあそれもいいけど……。ある日、行きずりの男を手に掛けてしまった。金を渡さないのだから当然だ。初めてのクセに不思議と後悔はない。これはこれで有りかも……私は夜鷹、夜に羽ばたき、虫を食らうのだ……

#呟怖
良く晴れた見通しの良い午後、空は隅々まで晴れ渡っていると言うのに、私の心だけは曇りのまま。
私の手を握り剥き出しの笑顔で隣を歩く子供。もう片方の空いた手を握る、眼球を抉り取られた女性。他の人には見えていない様子。青ざめた顔で俯き、ふと何処まで歩けば解放されるのかと自分に問う

#呟怖
気だるい春の夜に、生温い風を感じながら友人が来るのを待っていた。
煙草に火をつけ煙をくゆらせる。やがて件の友人が現れたが、私は返事を返さず無視を決め込んだ。暫くし、友人は恨めしそうな顔で煙の如く掻き消えた。亡き友人の墓前で、私はほっと胸を撫で下ろす。待ち人来らず……か。

#呟怖
グラスに残っていたウォッカを一気に飲み干す。胃の腑に染み渡り体の隅々まで熱が広がっていく。人を殺めてしまったのだ、呑まずにはいられない

「グラスが空だ、まあ呑めよ」

隣に座った男が並々と酒を継ぎ足す

私が殺した男…なぜ?

震える手でグラスを手に取る

呑まずにはいられない…

#呟怖
涼しい風が水面を撫でるように吹き水面を揺らす。水面に映る青ざめた顔の自分を見ていると、隣にいた小さな子供が、私を不思議そうに覗き見たあと去っていった。

「お母さん!」

「どうしたの?」

「あのお姉ちゃん、水に姿が映ってないよ、何で?」

「お姉ちゃん?そんな人何処にいるの?」

#呟怖
二人はとても仲が良い。
何でも半分こ。
お菓子も、お人形も、大好きなものは何でも半分こ。
二人は警察に連行された際、こう答えたという。

「仲良く分けたのよ、半分こに、だって私達姉妹だもの、何がいけないの?」

後に姉妹の部屋から、両親の死体がバラバラで各部屋から発見された。 https://t.co/QrC7iUiuza

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