呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
父の手術が成功した。しかし高額な手術費が待っている。母と相談していると医者が側に寄って来て口を開いた。

「手術費は結構です、素晴らしい家族愛ですね、貰うものは貰いました」

私は医者に感謝した。
しかし数日後、父は体調不良と胃の痛みを訴え出した。
まだ術後だから仕方がない様だ

#呟怖
私の彼は人間離れしている所がある。
この間もデート中、アパートの前を通りかかった時、屋上の植木鉢が偶然落ちてきた。それを見て私は叫び声を挙げる事しかできなかった。でも、彼はそんな私を強く抱き締め庇いつつ、落ちてきた植木鉢を受け止めた様だ。本当に凄い……

#呟怖
長女はとても私を愛してくれていた。だが、彼女は死に魅入られている。関わる者が次々と亡くなってしまったのだ。妻、次女、それに長女と仲良くしてくれていた私の同僚だった女性。皆仲が良かったのに長女だけを残して……せめて父親である私だけでも、ずっと側に居てあげようと固く誓った

#呟怖 #キスの日
蕩けるようなキスを交わした。女の艶やかで驚くほど柔らかい唇。生暖い舌が口の中で生き物のように蠢く。俺の歯をなぞり、舌に絡みつき、喉を犯し、器官を責め、心臓にとぐろ巻いた。驚愕する俺の目の前で、蛇のような瞳で女が囁く。

「フフ、美味しそう……頂きます……」

#呟怖
盆に実家に帰省した。今は亡き祖父に手を合わせる。ふと酒好きだった事を思い出し供えられていた水を捨て酒を注いでやった。暫くすると仏間から祖母の叫び声が聞こえた。駆け付けると仏壇が酷く散らかっている。すると祖母が怒鳴る様に言った「あんた爺ちゃんが酒癖悪かったの知っとろうが!」

#呟怖
彼女と雪山に出掛けた。真っ白に覆われた荘厳な景色。記念写真を撮ってあげると彼女に言い、立ち木から見える眺めのいい場所へ立つよう指示する。ところで雪庇というのを知っているだろうか?雪国の家の屋根に良く見かけられるもので、屋根からせり出している雪の事を、雪庇と言う……

#呟怖
新婚三ヶ月目。私の夫は誰よりも優しく、そして誰よりも私を大切にしてくれていた。彼の願いなら何だって聞き届けられる。夫に進められるまま書類にサインし、ふと彼に尋ねる。

「ねえ何でそんなに私を大切にしてくれるの?」

夫は微笑み答えた。

「まだ君を死なせる訳にはいかないからね」

#呟怖
メンヘラな彼女に別れを告げた。しつこく掛かる着信を無視し自宅マンション前に辿り着く、すると今度はLINEで(一緒に死のう)とまで送ってくる始末。続けて(今逝くから)と送ってきた。勝手にしろよと呟いた時だ「お待たせ…」声に釣られ上を見上げた瞬間、笑みを浮かべた彼女の顔が頭上にあった

#呟怖
大海原に一人取り残された。救命着のおかげで浮助かったが周りには死肉に釣られた鮫が無数に居る。喰われて死ぬのはごめんだ。救命着を脱ぎ捨て海底へと潜る。が、突然鮫が襲ってきた。しかし鮫は掠り傷を負わせるだけ。何度も試みるがその度に鮫は襲って来る。楽には死なせてくれない様だ……

#呟怖
お昼の生放送でニュースの記者が速報ですと伝え始めた「無差別銃撃事件が発生致しました。死者が多数出ており犯行を行ったジャーナリストは、世紀の事件を特ダネとして報じたいと常日頃から訴えていたそうです」言い終わるや否や、記者が拳銃を手にし撮影カメラを撃ち抜き画面は暗闇に包まれた

#呟怖
突然車が衝突してきた。その瞬間、周りの全てがスローモーションの様に見えた。飛び散る破片、ダッシュボードから零れ落ちる書類、砕けるフロントガラス、その先に見えるぶつけて来た車。運転席の男がニヤリと笑みを浮かべている。見覚えのある顔、先程轢き逃げしてしまった男と瓜二つだ……

#呟怖
男にナイフを突き付け穴を掘らせた。掘った穴に男を落とすと泣き叫ぶ男の頭上に次々と土を被せる。が、妙な胸騒ぎを感じ急いで穴を掘り返す。男がいない……更に掘り進めるが見当たらない。その瞬間、頭上から土が降ってきた。見上げると、あの男が薄気味悪い笑みを浮かべ此方を見下ろしていた

#呟怖
男は女を乱暴し、証拠隠滅を図る為殺す事にした。恐怖に震える女をドラム缶の中に入れ、ガソリンを掛け火を放つ。女が断末魔を挙げた。男はそれを愉快そうに眺めた。ふと、男に変化が起きた。燃え盛る女が愉しく踊っている様に見えたのだ。羨ましい……翌朝、男女の黒焦げの焼死体が発見された

#呟怖
木元さんはその日、美しい着物姿の女と出会した。見とれる木元さんに、女は手に持っていた雅な木箱の中身を見せてきた「ね、綺麗でしょ…」箱の中を見て目を見開く木元さん。そこにはドクドクと脈打つ真っ赤な心臓があった。その事を友人に語った木元さんは、以来狂った様に箱を作り出したという

#呟怖
私は過去、何度も人の死を目の当たりにしてきた。車に跳ねられそうになった者、海で溺れていた者、どれも皆手を差し伸べたが助けられなかった。ある日、目の前で車が炎上した。私は見て見ぬふりをした。どうせ助けられない……そう思った矢先、運転手は車から脱出した。私は胸を撫で下ろした

#呟怖
外八文字の花魁が、しなりしなりと雅に歩み行く。唯ならぬ色香に惑い、後ろ髪を惹かれる思いで後に着いた。艶やかなうなじにそっと手を伸ばしそうになり、ハッとして我に返った。目の前に広がる渓谷、咆哮するかのように流れゆく滝。そう私は今日、花魁淵に来ていたのだったと、ふと思い出した

#呟怖
ハワイに行った時、街を散策しているとパレードを見掛けた。様々な民族衣装、統一性はなく異国の衣装も混ざっている。出鱈目だがそこがまた面白い。しかしホテルに帰りその事を尋ねても、そんな祭りはないと否定されてしまった。後にパレードという曲を書いたスガシカオは、ラジオで語っている

#呟怖 #実体験 #今
夜中にポストから音がした。
怖くて近付けない。
朝になるのを待ち日の出と共にポストを確認する。
まっ更な赤い折り紙が一枚、ポストに挟んであった。
今日はもう、家から出れそうにない。 https://t.co/A9hreMLOt4

#呟怖 #実験談 #今
深夜、足音で目が覚めた。
マンションのエントランス通路から聴こえる。誰かが小走りで走っている。スコープを覗こうと忍び足で玄関に向かう。足音はまだ聴こえる。スコープを覗く。足音がビタりと止んだ。目の前で。誰もいない。とりあえずもう眠れない……。

#呟怖
スマホゲームをダウンロードした。クラゲを育てる放置ゲーム。操作は簡単。スワイプさせて餌を与えるだけ。早速やろうと画面に指を這わせたが餌が掴めずそのまま指をなぞらせてしまった。瞬間、指に痛みが走った。見ると指先が薄らと切れ血が滲んでいる。画面のクラゲは何処か嬉しそうに見えた https://t.co/yay1EQebt8

#呟怖
君にはあれが何に見える?と友人が言った。あれと言われてもただの森林公園の入口だ。お前にはどう見えるんだと逆に問いだたすと。彼岸だよ、向こうで手招きしてる、と訳の分からない事を言った友人の顔は、何処か嬉しそうだった。その翌日の事だ、友人の自殺を知らされたは……。 https://t.co/RyyAMRZquM

#呟怖
「入ります……ピンゾロの丁!」

「またあの女の勝ちだ、強すぎだろ……」

「お前は負け続けだな、ヒヒ……」

「何でかな」

「そりゃ当たり前だ、お前一つ目だもんよ」

「なるほどな……でもあの女が強いのは何でだ?」

「百眼鬼に勝てる奴なんていないさ」

「鬼に金棒だな……」 https://t.co/zZqY1Hs3Ek

#呟怖
一夜限りのはず。だが俺は彼女を手放す事ができなかった。燃えたぎる情事に身を委ねる。離さないでくれ。「離さないわ」もっと強く抱きしめてくれ「ええ、こうかしら」女の腕が背中を強く抱きしめた。え?無数の腕が絡み付く。不意に女の顔を覗き込む。何処までも黒い無数の瞳が、そこにあった https://t.co/As7Hiw4D2D

#呟怖
僕は君を愛している。だからこの十年間、僕は君を大切にしてきた。母の時とは違う、そう違うのだ!だが……十年前閉じ込めたはずのアイツが心の底から顔を出す。無駄だと心の牢獄をこじ開けてくる。ダメだ、もう抑えられそうにない。愛してるから殺めたい……この手で、愛しき母の様に https://t.co/22Zz6ngO3A

#呟怖
夕刻になると現れる昔ながらの豆腐屋さん。とても美味しいと評判になり、近所ではリピーター続出の賑わいとなった。しかし妬んだ他社が保健所に出鱈目なクレームを入れた処、営業許可を得ていない事が分かり町から消えてしまった。販売していたのも幼い少年だっ為、色々と問題になったのだろう https://t.co/c6VqHOU2Ms

#呟怖
マッチで煙草に火をつけ煙草をふかすと、突然携帯が鳴った。友人からだ。久々の長電話。気が付くと二時間も立っており慌てて互いに通話を切った。灰皿に目をやる。何故かまだ一口吸って間もない煙草が、チリチリと火を灯したまま灰皿に転がっていた。 https://t.co/2aJauDUfcr

#呟怖
禁域とされる祠に酔った三人の男達が肝試しに入った。村人が祠に駆け付け心配して入口で見守っていると、突然中から悲鳴が挙がり、しばらくして人影が姿を現した。が、それは素っ裸の三人の子供だったという。子供達は皆記憶をなくしており、今現在も自分がどこの誰だか思い出せないらしい。 https://t.co/8GKkzL5XCJ

#呟怖
リストラされ朝から一人公園のベンチに座り込んでいた。日も暮れ始めそろそろ帰ろうかと立ち上がりふと思う。滑り台で遊んでいるあの男の子…朝からずっと滑り続けている気がする。次の日、家に居ずらくあの公園に足を運ぶと、昨日の子供がまた滑り台で遊んでいた。次の日も、その次の日も…… https://t.co/00yHV2ZHEw

#呟怖
夜中になると庭の人感センサーが反応し明かりがよく点く事があった。気になってセンサーが反応したのを確認し外に出ると、案の定そこには誰もいなかった。すると、玄関からガチャりと音が鳴った。急いでドアを開こうとするも中から鍵掛かって開かない。次の瞬間、家の中から妻の断末魔が響いた

#呟怖
下校時、降り積もる雪に深々と脚を入れると何だか楽しくなり同じ様に繰り返した。すると「うぐっ」と、くぐもった呻き声が聞こえ怖くなり家に逃げ帰った。夕時、食卓を囲んでいるとこんなニュースが流れた「今日の昼頃、雪の中から男性の遺体が発見され、死後二日経っている事が分かりました」

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