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こんなに晴れた日なのに、私が今朝干していった洗濯物だけ、ずぶ濡れであった。

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ゴミ屋敷なんて言葉を耳にしますが、うちの近所に通称「人形屋敷」と呼ばれる家がありました。

かなり高齢の女性が一人で暮らしており、中は人形やぬいぐるみで造られた洞窟のようになっています。

女性はその奥でアダムとイヴと名付けられた二体のマネキンの間で虚空を眺めて座ってました。

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小学生の夏、友人が「うちの天井裏に棲みついてるお化けをわざと起こしてかくれんぼしよう」と、言い出し、突然、箒で天井を突き始た。

「さぁ、早く隠れて」

訳もわからず、みんなで押入れの中に隠れると、向こうの廊下を無数の腕の生えた女が駆け抜けて行くのが見えた。

『 ど コ ?』

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以前、近所に廃幼稚園があって、時折子どもたちの笑い声が聞こえてきたんです。

ある日様子を見に行くと、壁中に無数の子どもたちの顔の染みがありました。

そのうち女の怒号まで聞こえるようになって、また様子を見に行くと、今度は天井に巨大な女の怒った顔の染みができてました。

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「一番星見つけた!!」

「それじゃあ、何かお願い事すると良いわよ」

「本当?」

「本当よ」

下校途中、友人が私に言った。

「じゃあ、世界が平和になりますように・・・」

すると、とつぜん、その光輝く一番星が轟音を立てながら、こちらにゆっくりと近づいてきた。

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「奥さん聞きました?また保健所で大量に殺処分されるんですって!」

「まぁ、酷い!身勝手な飼主のせいで多くの尊い命が奪われるなんて!」

その晩、犬の顔したご婦人らがリードに繋いだ人間の少女を連れてそう口にした。

塀には「ペットのフンは持ち帰る」の看板が風に靡いて揺れている。

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「どうか世界を平和にして下さい」

世界中の人々がそう祈りを捧げる中、とつぜん、赤く染まった空から全人類の数だけ、名前の掘られた墓石が降り注いできた。

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この街で相次ぐ子どもたちの失踪事件の真犯人は、街外れの廃工場に棲み着いた巨大な蜘蛛であることを突き止めた放課後の少年少女たち。

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その線から先は秘密の世界。

永遠に赤い空に支配された裏側の街。

第二通学路は子どもたちだけの秘密の抜け道。どんな近道よりも近道なんだ。

上級生たちが教えてくれたよ。

電信柱の樹海の住人。

目の離れたパジャマ姿の老若男女。

魅入られたら最期。

キミもみんなの仲間入り。

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公園で昼間から鳩にエサをあげている老婆が、今度は自分の長い舌べろを使って、集まってきた鳩を一羽ずつ捕食し始める。

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ある大学の地下研究所から逃げ出した「犬面人」が、高架下に出没したと、駄菓子屋で騒いでいる皆の前に、本当にスーツ姿の犬面人が現れた放課後。

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昔、近所の駄菓子屋にナメクジラっていうのが売っててね。

確か一個200円くらいの緑色した卵で、一晩水に浸けて、孵化すると、みんなそれを筆箱に入れて、休み時間に大きさを競うんだ。

でも、ある日、隣のクラスのナメクジラが脱走しちゃってね。

発見時は全長およそ3m位だったらしいよ。

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もう、こんな世界は嫌だ!と、嘆けば、夜空からスルスルと突然、一本の長いロープが垂れてきたが、奇妙なのはその先端に輪っかが結ばれているということである。

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Twitterに棲みついた天邪鬼と、真実の裏側を食べ尽くすアンゴルモア。

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深夜のショッピングモールで、明日着る服を取り合っているマネキン人形の存在を知っているのは警備員だけ。

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数十年ぶりに開けた物置の中で、首を吊っていたぬいぐるみたち。

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早退すると、自宅で飼い猫がピアノのワルツを奏でていた正午過ぎ。

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明日の遠足を楽しみにしている孫のために、祖母がティッシュで、てるてる坊主を作ったところ、翌朝、空から大量のてるてる坊主が降り注いできた。

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夏、天井裏に忍び込むと、注連縄の巻かれた毒々しい巨大キノコが一本、暗闇の中に聳え立っていた。

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「あ!人が倒れてる!」

私は急いでその人の元へ向かおうとすると、

「待って!あれに近いちゃダメ!」

と、隣にいた友人が叫び出した。

「どうして?」

私が首を傾げていると、突然、その倒れていた人は「ちっ」と、舌打ちしながら、スルスルとマンホールの中へと入っていった。

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『あと7日間で世界は逆さまになる』

罪深き人類は逆転し、地上から空へ向かって落下する。

贖罪。神の怒り。

「だから我々は今宵のうちに星となり、神々の棲む楽園へと向かうのだ!」

信者たちはそう口にし、一斉に風邪薬の入った神酒を天高く掲げた。

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我が家の二階は時々、変わる。

ある時はどこまでも続く長い廊下の二階。

ある時は鬱蒼と茂る樹海の二階。

ある時は...

ただ、前に一度、強盗が入った時は血のように真っ赤な世界の二階だった。

あそこが天国か地獄かはわからないけど、上がって行った強盗は二度と戻って来なかったよ。

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「こ の 家 ナ 二 か い る」

失踪した姉の自宅から見つかったメモ書きにはそう記してあった。

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毎年、田舎の祖父母は「裏の山へ入ってはいけない」と言う。

しかし、オレは弟を連れてその山へと入ってしまった。

すると、森の中から無数の蝉たちが飛んできた。

「兄ちゃん、あれ、蝉じゃないよ!」

気付くと、オレは弟と鳥居の前にいた。

身体には無数の蝉の抜け殻がくっついていた。

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祖母は空襲が怖くて、もう何十年と眠っていないのだと語る。

ある日の深夜、私がこっそり寝室に入ると、座椅子でうたた寝する祖母の姿があった。

「なんだ、寝てるじゃん」

私は部屋を後にしようとすると、

   「起きてますよ」

振り返ると、祖母の後頭部にある目がにんまり微笑んだ。

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以前、学校に馴染めなかった私が昼間から祖母の自宅に入り浸っていると、突然天井裏から少女たちの笑い声が聞こえきました。

「うちの天井裏にはアンタみたいに、行き場を失くした座敷童子たちがたくさん棲み着いてるから、暫くアンタが面倒見てやりな」

こうして私の奇妙な夏が始まった。

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夏、裏庭で白い仔猫を拾った。

見つかれば怒られるので、こっそり押入れの天井裏で飼うことにした。

しかし、僕はそのことをつい忘れ、いつしか長い年月が経ってしまっていた。

数十年後、久々に帰省すると、大きく撓んだ押入れの天井板から白い体毛がびっしりと飛び出しているのが見えた。

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引き篭もりの娘は、孵化したら同級生らに復讐する、という旨を綴った手紙を机の上に置いたまま、自室で巨大な繭玉となっていた。

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夕暮れの理科室に、とある時間帯だけ、美しい蝶の標本が現れ、それを見つた者は願いが叶うという噂を聞きつけた女子生徒たちが、血眼になって標本を探している放課後の理科室。

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