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呟怖.ORGと参加について

数年ぶりに祖母の自宅に寄った。

茶の間で祖母と話してると、さっと廊下の向こうに走り去る着物の姿が見えた。

「あの、座敷童子まだいるんですね」

「久々にあなたに会えて嬉しいんですよ」

見るとテーブルの上に、昔好きだったマーブルチョコが置かれてあった。

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巨大な子どもの顔が泳ぐ盆の海。

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長年創作を続けていると、途中で何も浮かばなくなる期間があります。

大概、そういう時はあの「奇妙な街」に行くんです。

それはふとした瞬間に突然、迷い込む。

景色、店、売り物、ポスターの全てが知ってそうで知らない。

私はそこでアイディアを盗んでくる。

ただ、その帰りがねぇ…。

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「もうすぐ時間が来る!」
「時間が来るって?」
「時間は幽霊や妖怪と同じ、視えなくても存在している0と一緒なんだ!」
「落ち着きなって!時間は怖くないよ!」
「人間はいつだって存在しないものが怖いんだ!」

友人は屋上から飛び降りた。

彼にとって仕事の時間は恐怖でしかなかった。

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夕刻に現れるその老婆は、子どもたちにビー玉を渡しました。

「このビー玉を夕陽に翳してごらん」

すると、海が見えました。

もう一人の子は月、もう一人の子は砂漠。

「あたし、塔が見える」

老婆はその子に「当たりだよ」と、微笑みました。

翌日、その子は失踪してしまいました。

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町外れの「駄菓子屋『犬面人』」の店主が、実は噂の犬面人であるという噂を流したのは実は言葉を話せる人面犬であるという噂の、噂。

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僕の住む団地は5時の門限を破ると恐ろしい鬼がやって来る。だから、みんな急いで帰宅する。

しかし、その日転校してきばかりの少女が階段で泣いていた。

僕は急いで彼女を帰宅させる。

これで、彼女もわかってくれただろう。

門限を破る恐怖。

「遅かったわね…」

母が鬼の形相で笑った。

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「あの仏間だけは絶対に入ってはいけないよ」

毎年、夏になると遊びに来る私たちに、祖母は毎回、そう口にする。

しかし、入るなと言われれば、入りたくなるのが人間の性。

私は夕方、その仏間の障子をこっそり開けてみた。

するとそこは、何処までも続く、樹海の道だった。

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友人が失踪して数日、俺は僅かな情報を頼りに、ある街へと出かけた。

『Bar 迷子』

店の扉を開けると、客は全員猫で、博打に興じている。

俺はマタタビでトリップした着物姿の猫に誘われカウンターで一杯やる。

「ねぇ、あなたも猫になっちゃいなさいよ」

スティンガーには早すぎる。

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「月 が 綺 麗 で す ね」

膝の上の飼い猫が突然、そう口にして、にんまり微笑んだ。

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月の溶け出す午前二時

野良猫ぞろぞろ二又の

みんな唄ってにゃんにゃんにゃん

壊れた人形夢遊病

みんな唄ってランランラン

口裂け女にピエロにテケテケ

花子さんもワルツを踊る

寝ない子どこかないるのかな

行列蠢く歩道橋

月夜のもののけ大合唱

赤い夜が続くまで

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公園の木の下で少女が一人踊っている。

まるでバレリーナのように、クルクルと春のワルツを奏でていた。

そのあまりに幻想的な光景に私はつい見惚れ、近づくと、途端に花びらとなって散ってしまった。

桜の木は時折、人を誘惑する。

ひょっとしたら、魅入られたのかもねと、祖母は笑った。

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時折、人身事故が起きた駅の柱に無数の黒い蛹が付着してる時があるんですけど、駅員さん曰く、それは孵化すると、まるで人型のように群れを成して飛んでいき、列車が来る度に悲鳴をあげながら、線路内に飛び込むようになるんですって。

死体が見つからない飛び込みの理由は概ねにそれらしい。

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その街ではスピーカーから夕焼けチャイムが流れると同時に、巨大な日本人形の着ぐるみを被った集団が不気味な笑顔でお菓子を配り始めるので、子どもたちは足早に家路へと急ぐ。

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駅員の仕事で、何が一番嫌かって、終電後の誰もいなくなった駅のホーム下に棲んでるアレに餌をやらなきゃいけないことですよ。

だって、アレに餌忘れると、翌日もっと嫌なことが起きるんですから...。

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娘が行方不明になってからというもの、毎日ずっと娘のタッチで描かれた娘の似顔絵が届くようになった。

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小学生の夏、時折海沿いの公園に異人さんと呼ばれる女性が出没しました。

その女性は巨大な軟体生物型の滑り台を教会と呼び、その中で地元の子どもたちを集めて、オルガンを奏でてくれました。

隅の方には「あんごる=もあ」と名付けられた生物が祀られ、少女のような声で鳴いてましたよ。

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深夜、泥酔して線路に落ちると、駅のホーム下にある無数のお地蔵様と目があった。

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月夜の晩に声をかけられた。

「月の宮駅はどちらでしょう?」

異様に耳の長い老婆だった。

「お稲荷様の裏手にあるとお聞きしたのですが」

私は一緒に探してやると、林の向こうに廃駅を見つけた。

老婆はそこで列車に乗ると、私は月に棲む兎に化かされたのか、夜の道に突っ立っていた。

#呟怖 https://t.co/QL7RLtcpQ6

一人暮らしを始めて数日、自宅の中で誰かの視線を感じる。

翌日、突然、隣人の男から私の部屋は曰く付きなのだと聞かされた。

「前に若い女性が殺されて、犯人も死体もまだ見つかってないんです」

そう言うと、隣人は私に小さな御守りを握らせた。

「オレ、視えるんですよ」

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深夜のショッピングモールのショーウィンドウでマネキン人形が時折、喧嘩しているのは警備員だけの秘密。

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高校時代、合宿所で寝ていると、頭上から子機が三つ、下がってきた。

『ドレガイイ?』

私は右を選ぶと、無機質な電子音で「願イ事ハ?」と訊かれた。

「先輩と付き合いたい!」

すると翌日、その先輩と付き合う事になったが、同じ夜、左の子機を選んだ親友は私に先輩を奪われてしまった。

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深夜。

終電を逃した俺が駅のホームで途方に暮れていると、何故かもう一本電車がやって来た。

「やった!ついてる!」

俺は急いで飛び乗ろうとすると、駅員に慌てて止められた。

「ダメですって!これは本当の終電ですって!」

直後、電車は無音のまま発車し、暗闇の中へと消えて行った。

#呟怖 https://t.co/t8OEfjIOy2

深夜。

終電を逃した俺が駅のホームで途方に暮れていると、何故かもう一本電車がやって来た。

「やった!ついてる!」

俺は急いで飛び乗ろうとすると、駅員に慌てて止められた。

「ダメですって!これは本当の終電ですって!」

直後、電車は無音のまま発車し、暗闇の中へと消えて行った。

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まだ旧校舎が残ってた頃、深夜に宿直の先生が旧校舎の見回りをしていたら、二階の全ての教室の窓のカーテンの下から女子生徒らの脚が何本も生えてたんだ。

でね、おかしいと思った先生が声を荒らげた途端、その女子生徒らは無数のムクドリとなってカーテンの向こう側に飛んで行ったんだって。

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この家に引っ越してからというもの、息子の様子がおかしい。

誰もいない部屋で壁に向かって話している。よく見ると壁の木目模様がとんがり頭の笑った女の顔に見える。

ある晩、息子が一人でトイレへと向かう。その跡をつけるようにあの木目模様のとんがり頭が歌いながら壁を移動していた。

#呟怖 https://t.co/Zn5Gfck2sQ

記録的猛暑が続く中、全ての蛇口と排水口からサボテンの生えた民家の廊下で、ミイラ化した老婆の遺体が発見された。

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#一行怪談 https://t.co/6FQ74PzSA1

テレビをつければ、どこのチャンネルも、今年の夏は雪女の気まぐれで、どこも大雪になっていることを告げている。

#呟怖
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こんな晴れた日なのに、その不登校の友人宅の窓だけ、ずっと土砂降りの大雨なんだ。

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