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#呟怖
 Eさんの通学路では、夜になると躍り狂う影がみられるという噂があった。そして、友人のM君は先日、一緒に踊ったぜと自慢していた。

 母になにげなく、その話をしたところ「あそこは昔、大火事があったからねえ…」と。
 翌日、M君とそこで手を合わせたのは言うまでもない。

#呟怖
 弟はいわゆる見える人らしい。ただ、私はそうではないので確信はできない。
 ただ、幼少時の弟を両親が押さえつけて目に塗り込んだ薬のせいだと思っている。両親に聞いてもはぐらかされるから、これも確信はできない。

#呟怖
 サラリーマンのTさんが残業帰りの時のこと。
視界の端になにか動いた。
よくみると電灯の天辺、変な表現だが、首吊り姿のようなものが突っ立て揺れていた。

 一人ではない。行く先々、電灯の天辺には、老人、学生、老若男女がまさに吊っ立っていたという。

#呟怖
 OLのMさんの住んでいるアパートでの話。
帰宅時のエレベーターに一人で乗ると、「上に参ります」と何処からか女の声が聞こえてくる。
最初は気味が悪かったが、慣れるとなんともない。

 ある日、「下に落ちます」と聞こえた。彼女はそれから階段しか使っていないとのことだ。

#呟怖
 ある女性から聞いた話。
彼女の家の風呂場には河童が、窓の外には鬼が時々現れるらしい。どちらも見つめるだけ。

 そして現在。彼女が何をもってソレらを河童や鬼と認識していたのか?その続きはどうだったのか?
この2つを私は覚えていない。が、それで良い気がする。

「物忘れ」
 ここのところ私は物忘れが激しく、飲みかけのペットボトルを何処に置いたのか、よく無くしてしまう。
鞄にしまったはずなんだけどなぁと、鞄をあさったら腐った飲みかけのペットボトルが三本出てきた。
鞄がおかしいのか、私がおかしいのか、それがわからない。
#呟怖

「お経」
父の実家では黒坊主なる妖怪が出るそうだ。なんでも夜中に戸口に真っ黒な坊主が南妙法蓮華経…と唱える。するとその家で不幸が起きる。
「で、うちにも出たの。でも、浄土宗だからなんも起きんかったよ」と父は話を締めくくった。

その夜、玄関から南無阿弥陀仏…と聞こえた。
#呟怖

いまやコピー機はコンビニに行けば大抵ありますよね。蓋の部分に原本置きがありますが、そこに「君は神を信じるか!?」なんて冊子があって、面白い落とし物だなーなんて手にとって戻したんです。

その日から布教の方が家に来るようになりました。つけられてたようです。皆さんも気をつけて。#呟怖

「靴」
警察の方の体験談。
ベランダから飛び降りた男性の部屋に立ち入ることとなった。

ベランダには遺書と靴が綺麗に並んでいた。
男性の靴。女物の靴。子供の靴。

男性が結婚、同棲していたという話はなかったし、見つかった遺体も1つだけであった。
#呟怖

夕暮れ時。
小学生だったF氏は帰路の途中、帽子を風に飛ばされてしまった。

拾おうとした瞬間、帽子がヒョイっと宙に舞った。

唖然とするF氏を横目に、まるで何もない空間が帽子を被るように持っていってしまった。

先日、庭にその帽子が落ちていてこの体験を思い出したという。#呟怖

「干物」
高校の先輩のご近所、N家の奥さんが駆け落ちしたとのこと。誰もが父子家庭になったN氏に同情した。

しかし、先輩が散歩のときのこと。N氏が干している洗濯にうっすらと奥さんのようなモノがひっかかていたそうだ。
「断言はできないけど、ねぇ…?」と先輩は語ってくれた。#呟怖

「シャッター街」
あるシャッター街に立ち寄ったの男性の話。

平日の昼だというのに誰もいない。自身の足音だけがこだまする。

ふと振り返ると、数多の影のようなものが蠢いていた。
彼いわく、その動きには、まるで人の動きを真似しているような違和感があったという。
#呟怖

「ない」
知人らと誰がいちばん面白い話をつくれるか競いあった時のこと。

会話が弾むなか、一人が指摘した。「君の話は無いはずのものが有るってオチが多いね」

#呟怖 を機にこれを思い出したので、知人に彼の連絡先を聞いた。誰も彼を知らなかった。私も彼の顔すら思い出せなかった。

「墨」
汚い話ですが、先日にイカスミパスタを食べてからウ○チが真っ黒です。一週間になるので、そろそろ病院にいこうと思います。
#呟怖

「実家」
親類から聞いた話。

彼は実家から帰ってこいと強く諭され、ついに帰郷することとなった。

十数年ぶりの故郷。
なつかしさを噛み締めながら帰路を歩む。

珍しくどの建物も残っていたが、一軒だけ更地があった。そこが実家だった。

彼の家族はいまでも行方不明だ。
#呟怖

今日も呟こうと思ってたら
#呟怖 昨日が期限だったんかい!

「叫び」
我が家は明らかに仲が悪い。皆が不満を募らせているのが分かる。しかし、誰も口には出さない。

ある夜、枕から複数の囁き声が聞こえた。1つ1つが家族の声だった。嫌味、罵り、呪詛、……。

声は夜毎に大きくなった。
眠れない。我が家の崩壊は目の前のようだ。#呟怖

「中毒」
知人から聞いた話。

昔から彼には目玉の親父みたいなモノが見えていた。その事で色々苦悩したらしい。
ある日、それらが煙草の煙に寄りつかないのに気づいてから喫煙者になった。

その彼が禁煙したという噂の後に、違法薬物で逮捕された。
逃避の代償は大きかったようだ。#呟怖

某百物語にまつわる話。

母がその本を読んでいると、外から子供らの騒ぎ声が聞こえた。誰なのか確認しようとして本を閉じた。するとピタッと声が止んだ。

読み直すとまた騒ぎだす。閉じる。止む。開く。騒ぐ……。

気味が悪くなり、母はそれ以来、そのシリーズは読んでいない。
#呟怖

「儀式」
足を洗った老人の話。

その筋では除け者を片付けることもある。時には「跡形もなく」するのだが、彼のグループでは子分らが「そういう作業」後に臓物の煮込みを食べる伝統があったという。

不思議なことに最初に食べきった者が必ず出世するのに対し、他は長生きしないのだとか。#呟怖

「異臭」
家の匂いというものは、どこか落ち着く魅力がある。
私はワガママなもので、父母の実家の匂いがどちらも好きである。

ただ、両家ともになんの匂いもしない部屋がある。
その一室だけ寒気がするから避けている。
#呟怖

笑顔が爽やかな先輩の話。

小学生の頃、父が亡くなった。
葬式も済ませたあと、父の友人が語りだした。
「お前の親父さんが『待ってるぞ~』って夢に出てきたんや」
3日後にこの友人も亡くなった。

以上を語ってくれた先輩の笑顔にはどこか哀愁があった。
#呟怖

「顔」
詳細は伏せる。
地元のトンネルで両手のない女と遭遇した体験を話したところ、自分もそこで同じ体験をしたという学生と意気投合した。タイプの子だったので、亡霊はまるで君みたいな顔だったとからかった。

「うそをつくな」
いつのまにか彼女の顔はあの老婆そっくりになっていた。#呟怖

「自己暗示・続
鏡に向かうことで暗示をかけようとしたところ、自分が自分でなくなりそうになった話を知人にした。

なるほど。でもそのまま続けていたら、今の自分より理想的になれたかもよ。

この返答にどこか心惹かれる自分が少しだけいる。
#呟怖

「隙」
弟は脇が甘い。なにかと忘れ物が多く、またもやリビングに財布を置きっぱなしで出かけてしまった。
私は出来心から財布を覗いてしまったが、もちろん、そのままにしておいた。

その時、弟は帰ってきた。
彼に財布を渡すと耳元で囁かれた。
「とうとう中を見ちゃったね」
#呟怖

自分は頭が悪いうえに暗記が苦手だった。少ないオツムで思いついたのは催眠術。

鏡に向かって「お前は暗記ができる~」なんてひたすらに呟く。

だが脳裏で考えてしまう「お前は誰だ」と。

気づくと、鏡の中の誰かが笑顔になってきた。

自己暗示はやめた。鏡は今でも苦手である。
#呟怖

「集団」
私が小学校の前を歩いていた時であった。

集団下校らしく、ランドセルの集まりがぞろぞろ出てきた。しかし、今日は8/29である。

呆然とする私を飲み込むように彼らは通りすぎていった。

この暑い日差しのもと、誰も喋らず。防災頭巾をすっぽりと被ったまま。
#呟怖

一人暮しの学生から聞いた話。

電話1つで自室にマッサージ師が参ります。学生の皆さんお気軽にどうぞ!…なんて広告があった。

性風俗の類いではないのだが、それが余計に不気味な広告である。

ただ、彼が最も気味悪がったのは最後に書かれた手書きのマークだったそうだ。
#呟怖

小学生のときの話。

私は自転車を前を見ずに運転したので、電柱に激突して額をパックリ切ってしまった。

そのまま血をダラダラと流しながらゾンビのように呻きつつ帰宅し、病院にいった。

ただ、運送業のお兄さん達がそんな私を見なかったことにしたのが一番ショックだった。
#呟怖

妹から聞いた話。

教師Aが数学を教えていたのだが、それが間違えたものであった。
これを知った教師Bは戦慄した。

その日の授業はBがAを教育(=チェック)するということで自習となった。

今年の高校で起きた実話である。
教育し足りない教育者はまだいるのかもしれない。
#呟怖

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