呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
私を産んで間もない頃、母は父と共に漁に出掛け、海で遭難した

家に帰ってきた母は姉達に

「私は一度海に拾われた…」

と言っていたそうだ

その二十年後、母は突然失踪した

父は

「海へ還ったんだな…」

と言っていた

そして今日その父が、海へ還る……と置き手紙を残し、失踪した

#呟怖
「この前仏壇から爺さんの声がしたとよ」

「爺ちゃんの?」

「うん、何か食べ物よこせって」

「まじで?そんで婆ちゃんどうしたん?」

「それが爺さんじゃなかったとよ」

「えっ?何で分かったん?」

「煎餅と一緒に入れ歯置いたら、こんな物食えるか!って、爺さん総入れ歯やったやろ?」

#呟怖
深夜、玄関の方から女の子の声がした。

「ああ…私は捨てられる…もう用済みだから…もっとこの家にいたかった…」

翌朝気になって玄関に向かうと、柄の折れたほうきが一本横たわっている

ガムテープで補強して繋げておいた

その日の夜

「~♪」

玄関から女の子の鼻歌が聴こえた… http://pic.twitter.com/WagYNQdIws

#呟怖
夜、彼女を送っていると、踏切の傍らの、花束が目に止まった

「ああいうの、ちょっと気持ち悪いよな」

そう言うと彼女に悲しそうな顔をされてしまった

送り終えたあと、ちょっと薄情だったかなと後悔していた時、彼女の実家から電話があった。

「実はあの子、ゆうべ近くの線路で電車に…」 http://pic.twitter.com/g18aCbR2PJ

#呟怖
清涼な風鈴の音が響く

「そこにいるのかい?」

リーン…

「寂しいな…君がいないと」

リーン…

「私も君の所に、」

リーンリーン…

「そうか…君の悲しむ顔は、見たくないからな…」

今日は君の命日…あれから四十年も経つが、君がくれた風鈴は、今でも綺麗な音を奏でてくれるよ……。 http://pic.twitter.com/qstnHZIcEX

#呟怖
地震で兄弟二人、倒壊した家の下敷きになってしまった

「兄ちゃん真っ暗だよ…怖いよぉ」

「大丈夫、兄ちゃんがずっと側にいる、諦めんな!」

救助隊が来るまでの間、兄は僕をずっと励ましてくれていた

二日後、僕らは救助された

が、兄は亡くなっていた

死後、二日が経過していたらしい http://pic.twitter.com/Fis2JFfXQl

#呟怖
娘が公園で綺麗な小石を拾ってきた。

以来、娘は毎晩悪夢にうなされている。

一体どんな夢なのか聞いてみると、知らない男に追い回され、最後には首元に噛み付いてくるのだという。

訝しげに思いながらも、その小石を見せてもらうと、俺は納得した。

小石じゃない、これは…人間の歯だ…

#呟怖
学校の屋上、ふと空を見上げると、分厚い雨雲が、街に陰鬱な影を落としていた。

冷たい風が木々をざわつかせていく。

「ひとあめきそう…」

そう呟くように言った瞬間、

──カツン!

と、何かが空から落ちて来た。

「えっ?」

足元を見る。

飴玉だった。

「ひとあめ……神……様?」

#呟怖
葬式の帰り道ふと後ろを振り向くと、六歳の息子の隣にもう一人、息子と全く同じ顔をした子供が立っていた

恐ろしくなった私は、後ろにいた息子の手を掴み逃げ出した

十年後、山で当時の息子の特徴と良く似た身元不明の遺体が発見された

あの時手を掴んだ息子は、本当に私の息子なのだろうか…

#呟怖
まだ婆さんが現役の海女だった頃

海底で恐ろしい物を見たという

海底に並ぶ、生首の群れ…

まるで海底から生首だけ生えている様だったそうだ

そしてその時の事を思い出しこう言っていた

「皆元海女だった人達なの…私もいつかあそこに並ぶのかしら…いっぱい取ってきたから…ねえ……」

#呟怖
こういう時は相手に悟られてはいけません。
横を通って避けたりせず正面突破で

………………無理っす。
(つд⊂)

#呟怖
バスの中で明らかに人ではない者を見てしまった

バスの中央、着物を着た女の子が、手に血塗れの手毬を持って立っていた

絶対にヤバい

直ぐにボタンを押し、その娘の横を通り過ぎ急いでバスを降りた

直後、後ろに気配かし振り向く

あの娘がいた、ニタニタしながら口を開く

何で避けたぁぁ?

#呟怖
『キョウカラズットイッショダヨ!』

抱き上げた人形から、機械音声が鳴った

「私これがいい!」

娘は大層気に入ったようだ

早速人形を持って売り場のレジへと向かう

財布を取り出しながら、

「この喋る人形、娘が気にいったみたいで」

と俺が言ったら、店員が

「これ…喋りませんよ?」

#呟怖
山で渓流釣りを楽しんでいた時、途中、屈強な男が竹竿を持って現れた

地元の釣り人かと思い会釈をし釣りを再開していたら突如

「人間の真似事じゃダメだな」

と、男が言い出し、徐に川に手を突っ込み魚を手掴みで捕まえだした

瞬く間に男の腰袋は一杯になり、男は上機嫌で山へと帰って行った

#呟怖
御盆に帰省した時の事だ

沢山の人が集まった、中には知らない遠い親戚の者もいたが、場は宴会騒ぎとなった

翌日、二日酔いに悩まされつつ昨日の事を爺さんに話すと、昨日は自分と婆さん、そしてお前だけだったと言われた

それを聞いて俺は苦笑し、昨日帰って来てたんだなと、一人納得した

#呟怖
湖畔でキャンプしていた時、ふと目が覚めテントから出ると、目の前に異様な光景が広がっていた

水面から無数の腕が生えていた

しかも花の様にユラユラと漂っている

愕然としていると、腕は突然狂った様に水面を一斉にバシャバシャと叩き出し、こちら目がけて迫ってきた

無我夢中で逃げた…

#呟怖
祖父が山登りをしていた時の話

すれ違う登山客が口々に

「今日は絶好の登山日和ですよ」

と、気持ち悪いくらいに繰り返し言ってきた

流石に怪しんでいると、祖父はその異変に気が付いた

少し前に通り過ぎた登山客と、同じ顔をした人物が降りて来たのだ

祖父はその日、迷わず下山したそうだ

#呟怖
田んぼで兄と遊んでいると、カカシを見つけた

そのカカシを弄って遊んでいたら、兄がカカシの首を折ってしまった

慌てて逃げるようにして家に帰ったその夜、兄が家から消えた

翌日、昨日遊んだ場所を探していると、田んぼの真ん中に首の折れたカカシと、兄と同じ服を着たカカシが立っていた…

#呟怖
「お前はもういらない」

見た事もない人形を大事そうに抱き抱えた母に、突然そう言われた

愕然とする私、だが次の瞬間、世界は暗転した

目を覚ますと、私はベッドの中にいた

部屋を出て下に降りると、父や母が仲良く食卓を囲んでいる

見ると何故か私の椅子に、あの人形が座らされていた

#呟怖
「お帰り母さ…また拾ってきたの?」

「ただいま優君、ごめんね、見過ごせなくてつい…」

「ただいま~」

「あらお父さん、おかえりなさい」

「ん?お前また拾ってきたのか?」

「ごめんなさい…」

「はぁ……」

うちの母さんは直ぐ拾ってくる癖があって困ってる

あ、犬猫ではなくて…

#呟怖
「ねえねえ、牛の首って話知ってる?」

「もう由美、唐突に何?」

「聞いてって、聞くとその怖さで死んじゃうらしいのよ」

「はは、何それ、じゃあアンタ何で死んでないのよ?」

「えっ?」

その途端、由美の顔が真っ青になり、突然口から大量の赤黒い泡を吹きながら…目を見開き、絶命した https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1115090695579025409 

#呟怖
心地よい夜風が、川面に波を立てている

橋の上から眺めていると、ふと水面に、橋の手摺に座り、私と同じように川を眺める少女の姿が映りこんだ

振り向こうか迷った

だってもし実在しない人だったら?

何てね

くすりと笑いながら振り返る

同じ顔の少女が三人、此方をじっと見ていた… https://twitter.com/uri_bou02/status/1114839170319441920 

#呟怖
村の掟、それはただ笑顔である事。

常に笑顔を絶やさず、健やかである事。

そんな村だが……

その昔、災害に悩まされた挙句、村の若い娘を人柱にたてた事があった。

村長はそれを祭事として祭り上げ、

「喜ばしい事だ!」

と村中に流布した。

これが、この村の掟の発端である…… https://twitter.com/iBuKi_O428/status/1114501864303747072 

#呟怖
飲み屋で

「俺は人を殺した事がある」

と、話かけてきた男と出会った

前科者のようで、それ以外にも沢山の悪事で捕まった話なども聞かせてもらった。

「いや~ほんと色々やらかしたんですね、ちなみに殺人って、何年ぐらい刑務所に?」

「あ~それはまだだな」

速攻で逃げた。

友人談

#呟怖
「あら?一緒に行く決心はついたの?」

「えっ?空の飛び方を知らない?そうね、夜の眷族ではない、ましてや生身の人間ですもの、当然よね」

「それでも私達と一緒に深淵を覗きたいの?いいわ、じゃあ眼を瞑って、大丈夫、力を抜いて」

「そう…良い子ね、じゃあまず、人間辞めないと、ね…」 https://twitter.com/magma_maniac/status/1114707952370241537 

#呟怖
死ぬつもりで山に登っていた最中、見も知らぬお爺さんにお茶を一杯ご馳走になった

お礼を言おうと振り返ると、そこには誰もいない

が、どことなくお茶をくれたお爺さんによく似たお地蔵様が一体、ぽつんと、野脇に据えられていた

「また来ます」

そう言って手を合わせると、俺は家路に着いた

#呟怖
「息子は重度の身体障害で、喋る事も、動く事もできません、何とか私一人でここまで育てる事が…」

どこかのテレビ局のインタビューのようだ
母は目に涙を浮かべているが、僕には分かる、とても嬉しそうだ

僕の喉を潰し、身体の自由を奪ったあの時も、母は嬉しそうな笑みを浮かべていたから…

#呟怖
同居人のSとバス停で雨宿りしていた時の事だ

「先客がいるね」

そう言ってSは俺の隣を覗き見るが、そこには誰もいない

雨粒がトタン屋根に弾け賑やかな音を立てる

ふと、誰も居ないはずの隣から鼻歌が聴こえた

「カーペンターズか」

Sがクスリとしながら言った

お化けも雨宿りするのか…

#呟怖
昔から葬儀が嫌いだった

陰鬱で重苦しい雰囲気がそう思わせるのかもしれないが、特に嫌だったのは、棺桶に群がる黒い奴らだった

他の人には見えていないようで、奴らは棺桶に群がると、無造作に手を中に突っ込み、咀嚼音を立てながら見えない何かを食べていた

あれ以来、葬儀には出ていない

#呟怖
4匹の子猫を拾った

飼い始めて直ぐに1匹目が死んだ

すると、後を追うように、2匹目、3匹目と死んでいった

寂しくて後を追ったのだろうか?お前だけは…そう思い、残った1匹を大切に育てた

あれから50年が立つ

あの猫はまだ生きている…

猫の平均寿命は15歳程だと聞くが…まさかな……

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