呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 #縛怖

行きは機体の中
帰りは機体の外
体は機体の中 https://t.co/HKufP7lV9o

#呟怖

空から降りてくるような二本の雲を見たと婆ちゃんに話した。
「山の神様のところに今年龍になったばかりの若い神様たちが修行に来たんじゃ」
次の日、いつもより少し多めのお酒とお米が用意された。僕が持つ重箱には団子が詰まってる。これから村のみんなで山を登る。
「さあ、ご挨拶に行こう」 https://t.co/GAoHznUplj

おはようございます。
空腹で目覚めた午前2時。丑三つ時とか言ってられん、わしゃ腹減っとんや!と台所でゴソゴソしてたら窓のすぐそばを通る足音。夜中でも人ぐらい通るわな、うん。
あれ、でもここ2階よ?

ざっざっ ざっざっ

久しぶりの #呟怖 #実話 でした。
オートミール食べました。ごち。

#呟怖

やあ、この辺じゃ見ない子だね
おじいちゃんの家に?
夏休みか、いいなぁ

頼みがあるんだ
君の後ろにある祠、そうそれ
それの扉を開けてくれないか

ありがとう、これでやっと

うん、いいな
子供の体は軽くていい

泣かないで
誰か来たら同じようにすればいいんだ
祠を開けてくれってね https://t.co/ZKQyk5D4cS

#呟怖

雨が降り続く窓辺にペットボトルを並べてみる。絵の具で薄く色をつけた水がちゃぷんと揺れる。

弾ける水色は溺死体を見つけた浜辺で汲んだ海水。輝く緑は首吊り死体を見つけた森の湧き水。

雨が上がり大きな虹が出た。鮮やかな七色がボトル越しに見える空に広がる。

次は何色にしようかな。 https://t.co/WP8JLxLLvF

#呟怖

あの人の隣りに立つのは私よ
あんな女に絶対渡さない

淡いピンクのドレスを纏った女はそう言うと車から降り、野次馬をすり抜けて交差点の向こうの結婚式場へと入っていった

救急車のサイレンが近づいてくる
何台もの潰れた車
前後から挟まれた運転席の血塗れの女性はドレスの女と同じ顔だった https://t.co/hDq5UOoKgJ

#呟怖

エスカレーターのステップに乗ると皆、自然と片側を空ける。
関東は右を、関西は左を。
急ぐ人のために空けているのか?
違う。
そこに人の形をしたナニカが座っているから。
それを無意識のうちに避けている。
ただそれだけのこと。 https://t.co/IdNIZn8ir1

#呟怖
ブレーキが効かないまま、カーブを曲がり続けている。
ハンドルを切る手が滑った。
(しまった!)
だが何事もなかったかのように、それどころか何かに引っ張られているように車は道なりに走っている。
目の前に置かれた蜘蛛のフィギュアから糸が出ているのに気づいたのは家に着いた時だった。 https://t.co/uXpwhg72JV

#呟怖

風鈴の音に合わせたかのように千切れかけていた縄がふつりと切れた。破れた畳の上に落ちた拍子にもげた首はころころと転がり縁側で止まった。見開かれた目に高く湧き上がる入道雲と故郷の山が映る。熱をはらんだ風が風鈴を鳴らし、庭に垂れ下がった髪を揺らす。
蝉の声は鳴き止みそうにない。 https://t.co/L1aOUdaTQm

#呟怖

またあの車だ。山肌を縫うように走るこの峠道で何度すれ違っただろうか。ガラス越しに見えるドライバーの表情は強張っている。
苛立ちを抑えようと火をつけた煙草の煙が窓の外へと流れて出ていく。
突然、眼下に街の灯りが広がった。
あのドライバーはまだ走り続けているのだろうか。 https://t.co/HstXiaqO5q

#呟怖
階段を駆け上がってきた男を避けた時、足元に何かが落ちた。桃だ。拾って声をかけようとしたが男の姿はどこにもない。取りに来るかもと思って桃を階段に置いた時だった。突然、体中を食いちぎられるような感触に襲われた。朦朧とする頭の中で微かに女の声が響いた。
おまえがひとりめ、と。 https://t.co/gGXpE6AyaG

#呟怖

初めて買ったスマートスピーカーを起動したそのときだった。スピーカーに呼ばれた。調べたけどそんな機能はない。でも、ただひと言、一度だけ私の名を。亡き母の声で。
それ以来、スピーカーを買い集めている。また呼んでくれそうな気がして。 https://t.co/pXXiS9ou5P

#呟怖

静かな図書館の中、どこかで声がする。休館日なのにと二階へ上がりかけて足を止めた。踊り場にかけられた絵から微かに聞こえるのは優しい語り口の読み聞かせの声。描かれているのは本を読む母とその膝に抱きつくようにもたれて聞き入る子の姿。邪魔しないようにと静かに踵を返した。 https://t.co/BbiycTFt9I

#呟怖

あれは水溜りを踏んで遊んでいた子。
俯いた一瞬『ドン!』車に跳ね飛ばされた。
夏の午後、遠くで時折り光るのは逃げ水を追い続ける白いTシャツ。 https://t.co/ET0MxU7s8M

#呟怖
老朽化した実家を取り壊し、仏壇をうちに移した。母との同居が始まったその日の夜、玄関で『ドサッ』と音がした。あれは父が靴を脱ぐ前に鞄を置く音。いつもこの時間に帰ってきていた。「変わらないわね、あの人」固い表情の父の遺影を見て母が笑った。 https://t.co/zy2IegtTYe

#呟怖

幼い頃、雲間に見えた飛行機に歓声をあげた。あんな高い所を行くなんて、と。UFOに龍、巨大戦艦。いろんなものがあの向こうに隠れてると信じていた。誰か気づくかな、あの頃の私みたいにわくわくしてくれるかな。雲の隙間から地上に向けて手を振る私を温かな光がゆっくりと包んでいった。 https://t.co/eRqXCTmLNJ

#このお題で呟怖をください
#呟怖
(撮影:壱合) https://t.co/wsulpBZMZL

#呟怖
#返怖

私の子は私と共に土に埋められたけど、この飴で生き長らえた。泣いて、その泣き声を聞きつけた人達に救われた。

さあ、その飴を食べて、泣いて叫んで伝えるの。
私はここにいるって。
誰かが気づいてくれるから。
もうそんな危ない所にいちゃだめよ。

その飴の味、忘れないで。 https://t.co/BxJStN9Vt7

#呟怖

釣鐘のような白い花が群生している。淡く光るのは蛍が入っているからだろうと中を見ると人の顔。目が合った。その顔が苦痛に歪むたびに花が明滅する。
「捕まえたばかりですの。しばらくすれば消えますがそれまでは楽しめますのよ」
突然の声は誰のものか。林の中に女の笑う声が響く。 https://t.co/TYVZNcXWU0

#呟怖

研がねばならぬこの鎌を
眩く輝く切れ味に
痛みを感じさせないほどに

受け継がれてきた技と鎌
錆つかせてはならぬもの
付焼き刃では務まらぬ

山を谷を草原を
町を都市を人混みを
風の如く駆け抜ける

人は我らをかまいたちと呼ぶ https://t.co/Po31hnTvBp

#このお題で呟怖をください
#呟怖
(撮影:壱合) https://t.co/mPWzuAiTFO

@suika_sheep #呟怖 #返怖

あいつの後ろのお坊さま
じっとこちらを見つめてる
たまらず居住まい正したら
坊さま微笑み経を詠む

どうしてあいつに憑いてるの
婆さまにまで口ごたえ
婆さま睨んで諭したが
意味わからんとあっけらかん

坊さまにっこり微笑んで
まだまだ修行が足りないと
あえてあいつに憑いたらしい

#呟怖

私って霊感は無いし恨みとかぶつけられてもはね返しちゃうんだって。道端にいた占い師っぽい婆ちゃんが言ってた。で、はね返しちゃったのは近くにいる人にくっついちゃうんだって。
嘘っぽいよねー。
え、どうしたの?
背中がぞくぞくって風邪?
後ろに何か居るって言われても私わかんないよ。 https://t.co/HTsv9RwnZv

#呟怖

種を蒔いた土の上
髑髏が一つ捨てられた
目の穴から出た緑の芽
大きくなって飲み込んだ
髑髏をそのまま木の中に
土に還れぬ悔しさに
髑髏は泣いて苦しんで
辺り構わず八つ当たり

どれがその木か判らないし近づいただけでもだめ。よくできた呪いだよね。だから鳥居の向こうに行っちゃだめだよ。 https://t.co/tbQpMAqKDR

#呟怖
この植物は地中から吸い上げた穢れを葉の先端に集めます。穢れはやがて大気に溶け、残った血肉は他では見られない早さで大地に還ります。豊沃な大地に広がる緑の絨毯はこの地に遺体を捨てざるを得なかった人々の心を癒します。
ここにしか生えない希少な種です。
皆で大切にしましょう。 https://t.co/FuR1WwUoVd

#呟怖

その音は昨日までは聞こえていた。
金属を引っ掻く音が。
耳の奥を刺すようなか細い音が。
どうやら我慢できなくなった奴がいたらしい。

(あのロッカーを開けたのか)
(これで当分の間は静かだな)

みな安堵のため息をついた。
だが、誰もが思っているはずだ。
次に喰われるのは誰だ、と。 https://t.co/ZyXfxXHYLr

#呟怖
品物を出したあとに残るのは空っぽの段ボール。
そのままだと嵩張るからとカッターで切り刻んでいると色々なことが思い出されてきた。
あの感触、手応え。
「ねぇ、全部切れた?」
背後から妻が聞いてくる。
届いたばかりの服に着替えている途中の姿。
剥き出しの肌。

いや、まだこれからだよ https://t.co/W3DDpmEwEh

#呟怖
線路上に這いつくばる女がいた。肌に付いた錆色の線が痛々しい。大切なものを探しているのだという。俯くたびに剥き出しの脳が揺れる。
何をと聞こうとした時、女はあっと声を上げ何かを掴むと頭に当てた。
それは頭蓋骨の欠片だったらしい。
錆色の繋ぎ目が斜めに走る笑顔は美しかった。 https://t.co/IsvJHZ0kTi

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