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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

真夜中の参道に出た。
 鳥居の向こうから、牛車がゆっくり進んでくる。
 牛車の車輪の音だけが雷鳴の様に響いている。
 ぼーっと眺めていると、突然、老人の声で
「見てはいけん!顔ば伏しぇろ!祟り神様ばい!」
 慌てて顔を伏せた  ところで目が覚めた
 太宰府の一夜の夢物語。

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夜の参道に出てみると、沢山の人が行き交って居る。
 男は、その喧騒の中を歩いて行った。
 流れに乗って歩いていると、男は、流れから抜け出せなくなった。
 
 丑三つ時に、参道に出てはいけません。
 さもないと、百鬼夜行に捕まりますよ。
 旅館の女将の話しを思い出した。

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真夜中に、人気のない参道の写真を撮りに来た。
 参道は、予想通り静まり返っていた。
 カメラを構える後ろから、ペタ、ペタと裸足で歩く後が聞こえる。
 振り向くが誰も居ない、足音だけが近づて来て来る、突然、男はその場に倒れ込んだ
 人気のない参道に声だけが響く「ご馳走様」

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青空が広がり、海も凪いで、風も爽やかな堤防の先に男は立っていた。
 男は微動だにもせず、立ち尽くしている。
 爽やかな海風に吹かれていた男は、額から大量の油汗を流していた。
 男が呟く「目が・・」
 堤防の先に居る男の足元の水の底から、無数の目が男を凝視していた。

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外を見ると、防波堤に夜釣りの人がライトを点けて釣りをして居るのが見えた。
 一人では無い、何十人もの釣り人が防波堤に並んで居る。
 こんな時間にと見て居ると、突然、釣り人のライトが一斉にこちらを向いた。
 驚いて一瞬目を離す、ライトは消え堤防は、無人の闇に成っていた。

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村外れに、顔なし地蔵が六体有る。
 深夜、地蔵の場所に行くと、顔なし地蔵に、顔が出る。笑った顔、泣いた顔、悲しい顔
 怒った顔を見た者は居ない。
「地蔵様は、閻魔様の化身だで、怒った顔を見たら、そらぁ、そのまま地獄行きよ」
 村の老人は、ニヤリと笑って煙草に火をつけた。

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その昔、この地蔵には頭がなかったんだよ。
 毎晩、自分の頭を探して、村を歩き回った。
 哀れに思った村人が頭に見える石や人形の頭を乗せそうじゃ。
 それ以来、地蔵の頭探しは無くなったが、夜中に此処を通ると
「わしの頭知らんか?」と声が聞こえる様になったんだと

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リーン、リーン電話機のベルが鳴る。
 真夜中の公衆電話
 リーン、リーンと呼び出し音が鳴り続ける。
 恐々受話器を取る。
 受話器の中でもベルが鳴る
 頭の中がベルの音に埋め尽くされる
 
 朝、その公衆電話から119番が押される。

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「この公衆電話、隠しコマンドが有るんだよ!」
「なに?隠しコマンド?何それ」w
「受話器を取って、百円入れてから・・・
 136ってダイヤルすると」
「怪談、メリーさんの話が聞けるんだよ」
「なんだそれ?」
「それで、電話を切ると・・」
 リーン、リーン、突然電話が鳴った。

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夕暮の時刻、帰宅を急ぐ道、T路に差し掛かった。。
 カーブミラーを見ると、葬列が一列に並んでくる。
 目の前を横切るのも悪いので、葬列が通り過ぎるのを待つ。
 しかし、一向にやって来ない。
 もう一度ミラーを見ると、葬列の先頭に遺影が見えた。
 遺影の写真は、俺自身だった。

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祝詞の声が聞こえる。
 入口にいた老人に声を掛けられた。
「鳥居を潜ったら、戻るまで決して後ろ見るな」
「少しでも振返れば、戻れん様になるからな」
 俺は、「何を言ってるんだ?」とカメラ片手に、鳥居を潜る。
 境内までの写真を撮りながら、参道を撮ろうと振向いて・・・

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森を抜けると、それは現れた。
 鬼を祀る社が有ると言われる鳥居が、大口を開けて、参るものを待ち受ける。
 郷土史を研究している者としては、興味深く馳せ参じたのだが、一瞥して諦めた。
 鳥居には、鬼が薄笑いを浮かべる顔が見え
 鳥居の奥には、暗闇だけが広がっていた。
 
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結界には、必ず要が有る。
 その要がこの鳥居だ。
 見上げて居ると、いつの間にか老人が立っていた。
「入るのかい?悪い事は言わない、入るのはやめなされ」
「中に何か有るんですか?」
 老人を見やると、老人は消え石灯籠がボンヤリ辺りを照らすだけだった。
 
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警報器の音カンカンと、耳に響き
 信号機赤々と、目を染める。
 ブレーキの音キイーキイーと、闇を引き裂きエピローグを奏でる。
 遮断機のゴールを駆け抜けた。
 鳴り続ける音カンカンと、目を染める信号赤々と、マクロ拾いの夜は更けていく。
 跡形も残さぬ様に

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輪軸は、悲鳴の如き音を響かせる
 やがて、鮮血を身に纏いその動きを止めた。
 周りの喧騒が、煩わしい。
 千切れた四肢を見つめる瞳に魂はカケラもなく、ただ路傍に佇む。。
 時が過ぎ輪軸が空を切り回り出す。
 次の魂を求めて

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輪軸は、悲鳴の如き音を響かせる
 やがて、鮮血を身に纏いその動きを止めた。
 周りの喧騒が、騒がしい。
 千切れた四肢を見つめる瞳に魂はカケラもなく、ただ路傍に佇む。。
 時が過ぎ輪軸が空を切り回り出す。
 次の魂を求めて

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此処は何処だろう?
 薄霧の立ち込める中に私は居る。
 先程、若者達が霧の中を奇声を上げて走り去って行った。
 
 此処は何処か聴きたかったのに
 私は、何故此処に居るのだろう?
 足元には、彼岸花が咲いてる。
 あっ!思い出した。
 私は、この花の下に埋められて居る。

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些細な喧嘩で、女房を殺してしまって、近くの廃校に埋めてから10年に成る。
 来年には廃校も更地に成るらい
 
 今朝、30年前の卒業生が廃校のタイムカプセルを掘り起こすので、その卒業生だった女房に代わって出席して欲しいと言われた。
 俺には、女房の手招きが見えた。
 
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俺は、廃校になった校舎を唖然として見上げていた。
 そこには、当時のままの校舎が立っていた。
 彼は酷く混乱した。
 あの日、先生とクラス全員を校舎ごと燃やしてやったのに
 焼け跡になっている筈なのに
 校舎の窓には、先生やクラスメイトが笑顔で手招きをして彼を呼んでいる

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「こんな処に呼び出して、怪談オタクは何を考えてるんだ?」とボヤいていると
突然、襟首を何かに掴まれ柱の影に引き込まれる。
 
 少し離れた車から男が出て来た。
「やっぱり此処に来ると異界に引き込まれるんだ!
「アイツを囮にして正解だったな!」
 笑うオタクの足元から白い手が

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夜間警備のアルバイトに来た時、先輩から駐車場は、点検しなくて良いと言われた。
不思議に思いながら巡回をしていると、5階駐車場から子供の声がする。
迷子の子供でも居るのかと思ったが、先輩の言葉が頭を過った。
しかし、本当の迷子が居たら?

以降、彼の姿を見る事は無かった。

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こんな処に居たのですか。
 貴方の待っている人は、もう行ってしまったのに。
 えっ? 貴方も行きたい? あの人の処へ?
 それは 無理です。
 貴方は、49日が過ぎてしまいました。
 もう 此処を離れる事が出来いんです。
 だからって、余り他の人を恨まないで下さいね。

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私は、廃墟マニアだ。
 今日もお気に入りの廃墟の写真を撮る。
 すると、頭上で轟音が響いた。
 山間に一機の飛行機が一本の飛行機雲を引いて消えていった。
 ラジオから旅客機の行方不明事件が報じられていた。
 あの飛行機雲は、まるで悪魔の口に飛び込む様に夕焼けに包まれていた。

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部屋の内見をした。
 駅近で、商店街も近い割に静かな住宅街にその物件があった。
 部屋は明るく、和室の部屋も綺麗に掃除されていて、家賃も格安である。
 絶対何かあると思い聴いてみると、営業マンは明るく答えた。
 「外から見ると障子に刺された女と血飛沫が映るだけですよ。」

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「私、N市観光協会のM崎と申します。」
「今回は、N市ミステリーツアーにご参加頂き有難う御座います。」
 男女5人を連れての市内観光して。
「さて、本日の最終目的地は、肝試しです、存分にお楽しみ下さい。」
 5人を送出してから、踵を返す。
「5人には申し訳ないが、市の為です」

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山で道に迷った。
 夕暮れが近づく中、道なき道を必死に歩き、やっと開けた場所に辿り着いた。
 建物が見える。
 皆は、安堵感からか足元の雑草を気にせず近付いて行く。
 そんな時誰が
「何かおかしいぞ!建物への道がない!」
 建物からは、赤トンボのチャイムの音が響いている
 
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昔、此処には人の営みがあった、子供の声や、人々の騒めきで満ち溢れていた。
 今は、人の匂いさえ残っていない、有るのは、遺物となったものだけ。
 しかし、人間とは、愚かなものだ、こんな所に遊び半分で来るのだから。
 お陰で、私の腹は空腹を感じる事がない。

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お互いに愛し合っていると思っていた。
 君の言葉は何時も優しく、俺を気遣ってくれていた。
 毎晩の食事も作ってくれた。
 
 今、俺は病院のベットの上にいる。
 ヒ素中毒で倒れたのだ。
 俺は、君の心が分からなかった様だ。
 君は、塀の中で何を思っているのだろう

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夜釣りに自慢のボートで沖に漕ぎ出した。
 何時ものポイントに錨を下ろして釣り糸を垂れる。
 波も静かな月夜の晩で有る。
 しかし、今日は魚の当たりがない?塩の加減でも悪いのかと、船縁を覗いてみた。
 黒い大きな影がボートの下に見える?
 何かと?覗き見ると巨大な目玉が此方を

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先週の深夜に この階段で殺人事件が発生しまして、そりゃあ酷い有様でしたよ。
 被害者の鮮血は、辺り一面に飛び、照明までも赤く血に染めてました。
 事件後、現場は綺麗に清掃されて元通りになったのだが、深夜になると照明が赤く光り、辺りを事件当日と同じ色に染めるのです。

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