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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

『実は、怪談』実話怪談は、その人または、その周囲の実話であって、第三者から見れば、ただの怪談。真実か否かの判断は難しい。ありのまま語っても、表現能力に左右されて、ありのままの現象が伝わらない。私の話も信じてもらえず、死んだ今でも嘘つき呼ばわりされる。 #呟怖 #実話怪談

『カボちゃん』ハロウィンの次の日の朝。身を震わせて生ごみを捨てる為に路地裏に。崩れた南瓜から、聞こえるニャァニャァ。去年の今頃、逝ったあの子の声か。南瓜のような色で、寝姿も丸っこかったな。「ニャァニャァ」生きている子猫の声。べとついた丸っこい、その猫を入れた懐は、暖かい。 #呟怖

『傘泥棒』傘忘れたのでパクった。持ち手が凝っていて高級そうな傘だった。家までは、歩いて5分。小走りで帰った。家のドアを開けると「アンタ、ずぶ濡れで、どうしたの」と言われた。俺が手に持っていたのは、髑髏が装飾された杖だった。その日から、もう十日も寝込んでいる。 #呟怖

『心霊写真?』心霊写真て、本当にあるの? どうかな? まあ、アイテムとしての写真、例えば一枚限りのポラロイドならあるよ。この写真とか。その、異臭を放つ写真には、アイドルとヲタが写る。よく見るとヲタの眼球がゆっくり動いているし、耳を澄ますと舌なめずりも聞こえた。 #呟怖

『下着泥』うっひょー! めっちゃ好みの下着ぃ! 男は、一目で気に入った下着を盗りに向かう。アパートの二階程度なら、すいすいとパルクール。お目当てのレースのパンツに手が届いた。瞬間、右腕に激痛。折れるほどの力で掴まれ、真っ暗な部屋の中に引きずり込まれた。 #呟怖

ドモダチ、トモダヂ、ドボダヂ、ホジイヨ、ミンナドボダヂ、ナガヨグヂデヨォ
#フォロバ100 #RTした人全員ファロー #拡散奇望 #呟怖

『山ン本2』山ン本ローザは、妖喰いの乙女。今日は夜な夜な軋みが煩い旧家。その天井裏でご馳走を頂く。取り出した神木製の箸で淀んだ空気を一摘まみ。粘土の高い不細工な人型を作る。緑色の半透明なそれは、家鳴り。彼女はパクリパクリと、数百匹のそれを瞬く間に平らげた。 #呟怖 #妖怪

『僕の好きな先生』僕は恋をした。放課後の音楽室で、いつもピアノを奏でる先生。そのオリジナルの曲は、瞼が重くなるように安らか。白い指先は、鍵盤を跳ね、黒鍵より黒い眼は物悲しく、宙を見つめる。もう使われなくなった、カビ臭い音楽室に、いつもいる、僕の好きな先生。 #呟怖

『書けない話』不意に思いつく、怖い話がある。何度か同じ話が頭の中に生まれる、ああ、またかとスマホにメモをするのだが、気が付くとデータも記憶も無くなっている。友人にその話をした事もあったが、彼は、その後消息不明。今度、思い出したらツイートしてみようと思う。 #呟怖 #怪談

『海の芋虫』北関東の、とある海岸。淀んだ潮風と煤けたような砂の上を歩く。何か砂浜に流れ着いている。2m程の芋虫のような物。見ると、縄で縛られたびちゃびちゃな布団だった。それはモゾモゾと苦しそうにもがいて消えた。そこは、水死体がよく流れ着く海岸です。 #呟怖 #実話怪談

『雨河童』雨の日に現れる河童がいる。色は緑よりも青に近いやや透明。親とはぐれたらしい、その子河童は、青い合羽を着た大人に懐く。そして、人懐っこい笑顔で合羽の袖を、引き、水かさの増した川の中へと引き摺り込む。雨後、川岸に合羽を見る事があれば、おそらくは……。 #呟怖 #妖怪

『不法投棄』出血多量の瀕死状態で見つかった小太りの男。アイドルのCDを不法投棄しようと山に入ったそうだが、そこで何かに襲われ、CDを無理やり口に詰め込まれたそうだ。口はパックリと裂けたが、それはまだイイ。男は病室で「握手、握手」と手の無い手首を振っている。 #呟怖

『UBR』スマホの某人気カードゲームでUBR(ウルトラバッドレア)と言うカードがあるらしい。見た目は露出度の高い悪魔チックな美少女のカード。レア中のレアカードだが、その画像をツイートしようとしても黒塗りになる。GETした! と稀に報告されるが、それ以降、報告者は消える。 #呟怖

『落書き』神社仏閣に落書きをするという事件が度々起こる。犯人と思しき者が拘束されたが留置場で死亡。海外逃亡を企てた容疑者が、飛行機の中で、又はフェリーの中で遺体で発見される。共通した死因は失血死。全身に梵字を彫り込まれた状態で見つかっている。目撃者はいない。 #呟怖

『サンモトさん』彼女は妖怪、山ン本ローザ。青い瞳に金の髪、白い肌に赤い唇。骨格、色味こそ東欧の美少女なれど中身は純和風。吸血鬼の母と大妖怪の父を持つ。特技は、怪異喰い。魑魅魍魎、妖、神魔の類を食らい尽す。でも、乳製品が苦手でド貧乳。高校五十年生の乙女である。 #呟怖 #妖怪

『オレオレ』その方はオレオレ詐欺に巻き込まれたそうだ「母ちゃん、オレだけど」で始まるお金を催促する電話が何度か、銀行へ行く直前再度電話「早くお金おろし、ギャー……ツー・ツー……母ちゃん、俺、死んだだろ。騙されんな」我に返った彼女は被害に合わずにすんだ。 #呟怖

『藁炭』実家の近くの神社では不思議な事が度々起こった。神社の木に藁人形なんて言うのは日常茶飯事。その後の処理も何度か目撃した。打ち付けられたままの藁人形に火を着けて、灰になるまで焼いていた。その灰を集めて、粉をまぶして持ち帰る黒袴の女。神社は無人なのに。 #呟怖 #実話怪談

『角髪(みずら)』実家の敷地内に古墳がある。小さな祠のようなもので、謂れなどは不明。満月の夜だけ不思議なことがあります。深夜、弥生時代風の角髪の男が現れ、月を仰いで涙する姿が見えます。それを見るのは女性だけで、つられて涙を流してしまいます。でもそれだけ。 #呟怖 #実話怪談

『雨女』子供の頃からの噂話。雨の日になると、用水路の橋の上に、女の人の幽霊が出て、子供たちを脅かす。小さい頃、私も見たような気がするけど、あまり覚えていなかった。でも昨日の台風の中、久しぶりに見た。橋の上で私を追い返そうとする彼女。その顔には母の面影があった。 #呟怖

『二口女』ニロ・ベクシンスキーは、ロシア系のハーフモデル。儚げな眼差しと、女子高生らしからぬ冷淡な物言いが人気。彼女は大食いでも知られる。十人分の弁当も数分で完食するが、その食事風景を見た者は誰もいない。また、歴代マネージャーは九人とも行方不明になっている。 #呟怖 #妖怪

『増える廃墟』いつからあるのか分からない家。昔からの廃墟なので、朽ち果ててもいいと思うのだが健在。ボロい、と言う事に変わりはないのだが、その廃墟は増設され続けている。今では三階建てで数十数部屋あるらしい。居住者はいないが、増設される度に新鮮な死体が見つかるそうだ。 #呟怖

『和歌』呪詛の掛けられた和歌がある。詠んだ歌人が死の間際に残した歌で、彼女の石碑にその一部が残されている。全文が残されていないのは、歌を読み聴きした者に災いが降りかかる事例が多数あったから。歌の全文を修復させようという者もいた、今日まで成功した者はいない、らしい。 #呟怖

『食虫植物』部屋中に殺虫剤をまき散らすように罵詈雑言を吐く女。常日頃は、品のある淑女の体で過ごす。ほんの些細な事で人を恨みつらみ。家に隠れて、その思いを晴らす日々を重ねた。私室の観葉植物がその吐け口であったが、彼らも疲れ果て小蠅が如き主を食らいて黙らせた。 #呟怖

『塗り壁』トカベと言う左官職人がいる。身長2mを超える大男。その風貌からは想像のできない繊細さで芸術的な壁を作る。劣化の激しい苔生した古城の壁も一夜にして、新品同様の白壁に塗り直した。彼が塗る土は製造方法不明だが、その壁に向かって、やたらと犬が吠えるそうだ。 #呟怖 #妖怪

『手の目』その男、八正道縁には眼球がない。お幼い頃、猟奇的犯罪に巻き込まれ、家族と両目を失い、その後、異国で暮らす。成人を迎え帰国、民俗学者を経て探偵業に勤しむ。依頼は猫探しから殺人まで、こなすが料理は苦手。目は見えないが、その両の掌にある大きな傷跡から世界が見える。 #呟怖

『クズ屋敷』二階建ての大きな屋敷からは悪臭が垂れ流された。十年以上前から一人の男が引き籠る。夜な夜な激しい口論が聞かれたが、ある日を境にそれも止む。しばらく後、屋敷は不審火で全焼。焼け跡から数体の女性の骨が発見され、その頭蓋骨には男の砕かれた骨が咥えられていた。 #呟怖

『食玩』男の死因は、餓死。痩せ細り、骨と皮になった彼は、栄養などと言うものを忘れていようだ。彼の腹はボコボコに膨れていた。その中身は、胃液や水では無く、人形。女児が遊ぶような、お人形が、ギュウギュウと詰め込まれていた。まだ、冷蔵庫には保存食が数百体残っている。 #呟怖

『リング』彼の指輪がまた消えた。私は、今でも薬指にはめているのに。寝る時も外さず一緒に居たいのに、朝になると指輪がない。探せば見つかるけど……。今回は見つからなかった。しばらくして、ある男性と付き合う事になった。その彼の指に見つけたのは、あの指輪だった。 #呟怖

『すね擦り』私の足に、まとわりつく妖怪? 時々、ふわりとした感触で、温かいものが足の周りにいる。うっすらと、その丸っこい姿が見える事があって、その時は思わず笑顔になってしまう。小学生の時よく遊んだ、白雪と名付けた子猫にそっくりで、冷え性の足が少し暖かくなる。 #呟怖

『元美人』中学の頃、美人だった彼女。女優さんのように美しかった。ただ性格は最悪。口癖は、死ね、糞。当然、ちやほやする人間もいなくなり、孤立。久しぶりに成人式で会った時、変わりように驚いた。皺シミだらけ、白髪の老婆。ブツブツと「死にたい」と繰り返していた。 #実話 #呟怖

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