呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
誕生日は毎年家に帰らない。
友人が祝ってくれるからでもあるが、帰りたくない。

家族が祝ってくれない…のならまだ、理由になったかもしれない。

俺の心臓になった双子の兄と、兄を祝う親。俺は一体誰なのだろう…

#呟怖
夜の散歩が日課になっている。
運動不足という現実への言い訳なのだが。

毎日同じ風景では飽きるのも早いと変えた道で公園を見つけた。
遊具は少ないが、広さもあり体を動かすには最適だった。

その片隅、光る遊具にきづいた。気になりスマホで地図にマークをしたが、そこに公園などなかった https://t.co/ksj6DMTsQx

#呟怖
長いこと客商売に従事した。
有無を言わさず!の環境から抜け出せず結局は定年まできてしまった。

酒の席では苦労話に花が咲き、あまり恐怖体験を聞かれる事はない。

むしろ、人の形をした何かが夜中に現れる話の方が面白いだろうに。
なぜ、皆はそういう話になると私から顔を背けるのだろう

#呟怖
その夢は、凄く爽快だった。
昔、自分を虐めた奴等へ銃を向けている。
憎悪や復讐心そのものがトリガーなのか、思えば直ぐに撃てた。

斃れ、堆く横たわるそれらに哀れとも感じない。
しかし、「やめたい」そう思っても指はトリガーを引き続ける。
銃口を自分に向ければ終るのだろうか https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1301924199854817281 

#呟怖
友人の住むアパートには、使われなくなった洗面がある。
実際には使えるのだが、誰も使いたがらない。

血が出る。黒い水が出る。
様々な憶測が飛び交っているが、あれは目撃した人間にしか分からない。
死んだ自分に、引き摺り込まれるなんて、
誰も想像できないだろ? https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1299683749878091776 

#呟怖
ある時から、鏡を見なくなった。
そこに罅が見えるようになったからだ。

それは、どこの鏡でも同様に見えてしまう。
それが怖くて避けてきた。

先程急な腹痛で、店のトイレを借りた。
用をたし、ドアを出たところの鏡が目に入った。
わたしの顔中に入った罅から、何かが出ようとしていた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1291999310561738756 

#呟怖
昔付き合っていた女性の名が雫だった。
事故で亡くして以降、命日になるとキッチン、洗面、風呂場、家のあらゆる水場で水滴の落ちる音がする。

日を過ぎれば無くなる音と気にしていなかった。

しかし、今年は音が消えない。
落ちる雫で出来た水溜りの中から彼女が出て来ようとしている。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1292308627139596289 

#呟怖
心霊スポットとして紹介された、その廃工場は地元にある。
夜になれば機械が動き、未だ稼働していると噂されている。

しかし、地元の人間しか知らないことがある。

あの工場は、稼働している。
通りの音に掻き消されているだけで、機械音は常にしている。
ただ、電気は夜だけつくそうだ。 https://twitter.com/mad8068/status/1292450109876133888 

#呟怖
職柄、帰宅は深夜になる。
戸をくぐりただいまと言っても返事もない。

いつもの事と割り切り、リビングで冷めた夕食にありつく。

後日、同じように深夜に帰宅するとTVの音がする。
まさかと思いリビングの戸を開け、ただいまと挨拶をすると、無数の声におかえりと迎えられた。

#呟怖
寝酒は良くない、最近よく耳にするフレーズだがわたしには関係ない。
寝酒のつもりではない。
寝付きが悪くなると言われても、やめられる筈がない。
布団に入ってから長々と続く、読経から気を紛らわすには必要だ。

しかし、そろそろ限界だ。
天井に見える私の姿をした何かとの距離が近すぎる。

#呟怖
その人は芸術家として名を馳せていた。
作品だけでなく、人としても申し分無し。

個展を開けば満員御礼。
しかし、それに満足せず精進あるのみと打ち込む姿が評価されていた。

芸術に疎い人でもわかる作品を目指し完成したそれは遺作となった。
大勢の目に止まったが、避難の的となった。

#呟怖
筆を折りかけた小説家を知っている。
刊行に至ったのは僅か。
故に、志半ばで絶望し未来を閉ざそうとしたのかもしれない。

ある時、一つの作品が世に出た。
彼の名で発表されたそれは好評。
重版に次ぐ重版。
しかし、明らかに彼の文体ではなかった。
一体誰がこの作品を書き上げたのだろう。

#呟怖
深夜の帰路

赤ん坊の泣き声がする。
小さく聞こえるそれは、
出所などわからない。

家へと歩を進める。

夜泣きだろうと気にしなかったが、
声の大きさが変わらない。

怪しさに足を止めると
足下から反響する泣き声。

翌日からその道を使わなくなった。

#呟怖 の作者として、読み手への配慮は考察の余地を作ることと思っています。

フィクションなのかそうでないのか、気になる作品も多いとは思いますが、読み手の方は聞き出そうとせず、その内容と考察を楽しんで頂きたいと思い、作品を作っています。

以下続きます。

実話を元に書くものもありますが、これはフィクションです。

そもそも、#呟怖 としてはこういうあたりを種明かしせず、読み手の想像力に委ねるのが正解と思っています。ただ怖いだけではなく、裏を読む、裏の裏まで…となったときに書き手の意思が伝わるのが最良ではありませんか?

#呟怖
先日、風水師に家を見てもらった。
玄関、キッチン、トイレ、バスルーム、その他各部屋を回った。

バスルームが気になると言ったその人の
アドバイスに倣い、出来る限りの事をした。
その日から夫が日に日に弱っていく。
あの人は、わたしに何をさせたのだろう。

#呟怖
日本家屋に住むのが憧れだった。
住み始めは正直不安が強かったが、慣れればどうにかなるものだ。

購入時も、相応の金額と覚悟をして臨んだが、
「そこまでかかりませんので安心して下さい」
という不動産屋の言葉通りだった。

住み始めて1か月経つが、ずっと続く障子の鳴りが気になる。

#呟怖
我が家では、毎晩声が聞こえてくる。皆が寝静まった後に、何処からともなく。

内容が気になり深夜に出所を探したところ、納戸からだった。
「誰の顔がいいかしら」
「奥さんのがいいんじゃない?綺麗だし」

その声によるとわたしは危ないのかもしれない。
気付くと納戸の戸が開いていた… https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1281499523009769473 

#呟怖
私の勤める学校は、体育館の天井の高さ確保のため、地下にその入り口がある。
換気の為なのか、ドアが開いている事が多く、大きな鏡があるので通り掛かる度に映り込む。

先日、地下倉庫に行く為その前を横切った。
行く際は何も居なかったが、帰り際わたしの真後ろに何かが写り込んでいた。

#呟怖
例年の如く、西瓜が送られてくる。
母に、どこから届いたの?と聞いてもはぐらかされ分からない。

今年こそ僕が受け取って確認するぞ、と思っていた。

ある日宅配便を受け取ると西瓜だった。
送り状が見当たらない。
サインは?と見上げた配送者の顔が西瓜に見えた。母が寄ってくる音がした https://twitter.com/molmol299/status/1281573111012311042 

#呟怖
人間性が無いんだよ。
その言葉を何度浴びせられたか。

ただまぁ、そういう連中に人間性があったのかわからない。

そのぐちゃぐちゃの顔で、
誰に向かって吐き捨てたのだろう。
見るに耐えないその姿で、
誰を罵倒したのか。
そんな姿になるとも思わなかったろう。

「肉塊風情が吠えるなよ」

#呟怖 (#返怖可)
孫が人形遊びをする姿をよく目にしていた。
微笑ましいと思っていた。

「○○さん、もういらしたの?」
「やぁねぇ、約束していたじゃない」
人形遊びにしては、聴き慣れた声で妙に生々しい会話だった。

孫に人形を見せてもらうと、よく見知った顔だった。

#呟怖
噂ばかりで実体験なんて聞かないじゃないか!
そう言って、友人はそのトンネルに向かった。

何も無かったわー、面白くない。
無事に帰ってきた彼がそう吹聴する。
しかし、毎日繰り返される、無限にループするトンネルと沢山の反響する足音の夢に気をやってしまったらしい。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1279992275964067840 

街中を歩いていると、ふと目を逸らすことがある。
自分には、霊感なんてものは無い。
無いのに、何かを察したように目を逸らしてしまう。

まただ…

人混みを歩いているときはないのに、誰も居ない街を歩いている時だけ…
耳元で、「ねぇ、見て…見て…」と聞こえて以来ずっとだ…

#呟怖

赤色、朱色、紅色。
友人に勧められて始めた染物だったが、ある程度ハマってきた頃に赤の種類に凝り始めた。

誘ってくれた友人が、ある時自ら命を絶ってしまった。
ショックだったものの、彼女の姿ニ私が表現しタい赤がそこニはアッタ。

今度、ワタシも同じ方法で試しテミヨウ。

#呟怖

妹が産まれてから、何事も半分に分けるようにしてきた。
おやつ、おもちゃ、その他。

分けられないものは、わたしが終わった後に必ず貸してきた。

互いに歳を重ねた。

これまで半分にしてきたもののツケも、歳を重ねた分貯まっているはずだ。
入院生活にも疲れた、そろそろ返してもらおう。

#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1260860041747300352 

#呟怖(#返怖 可)
布団に入り、寝付くまでの微睡みの時間が好きだった。
何を考えるでもなく、深く落ちていく感覚に酔い、身を委ねるのが気持ちいい。

ある時、いつもの様にそれに浸っていると、首を絞める何者かと周囲を取り囲むそれらを俯瞰してしまった。

その日以来、寝れなくなってしまった。

ちょっと真面目に文章書くリハビリが必要になってきたかもしれない…
#呟怖 の文字数じゃ100%足りない。

父が亡くなった。

古いアルバムを眺め、懐かしむ母の様子がおかしい。
そこには、母が撮ったであろう私と父が映る何枚かの写真。

「どうしたの?」と覗き込むと、「何でもないわよ」と震える声で答えた。

父の腰に抱きつく私の写真の筈が、父の腰に抱きついていたのは棄てた筈の人形だった。
#呟怖 https://twitter.com/uri_bou02/status/1174239217607741440 

通りかかった路で、古びた鳥居を見た。
それは、朱に染まった鳥居ではなく茶けた鳥居。

ある時同じ鳥居を見た。
その時は茶けているだけでなく罅が入っていた…

また違う日に鳥居を見た。
その時は、石のように乾いた色をして崩壊寸前の様相だった。

もし鳥居が壊れたら、どうなるのだろう…#呟怖 https://twitter.com/usagamisousuke/status/1173072344459300864 

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