呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
暗くなったPCの画面に自分の顔が映った時、
わざと驚いた風に冗談を言う遊びを偶にやったりしないか?
俺も同じなんだ。ほんのちょっとの遊びのつもりだったんだよ。
真っ暗な画面に映った顔に、

「何だこのブサメン!?」

あれから般若みたいな顔したおっさんが画面から消えてくれないんだ。

#呟怖
「同僚が死んだ」
そういう彼の目には、涙が光っていた。
「なんで自殺なんてしたんだ…」
俺の隣で、彼が空のコップを握りしめる。
「俺は味方だってずっと言ってたのに」
震えながら、彼は号泣した。
「あんなに頑張れって応援してやったのにッ!!」
成程。だから彼はお前に憑いてるんだな。

#呟怖
『以前、顔が潰れた死体の画像をリプする奴がいたんだと』
「人気のツイートに載せてくる奴?」
『そそ。でもさ、そんなことするような人じゃなかったんだって』
「アカウント乗っ取られたってこと?」
『そう思った知り合いが覗いたらしいんだけど』
「うん」
『本人だったんだって。その画像』

#呟怖
会社に新しいロボットがやってきた。
簡単な作業やお客様への案内をさせることが出来るようだ。
ある日、荷物持ちをさせようとしたが言うことを聴かない。
「故障か?ロボットの癖に使えねえ」
そう愚痴ると、無機質な機械音声が返ってきた。
『君たち社畜の方がよほど僕達みたいじゃないか』

#呟怖
これでこの世ともおさらばだ。
マンションから飛び降りる瞬間、いろんな場面が頭を廻る。
走馬灯って、本当にあるんだな。

『実は私、彼のこと好きなの』
嘘だろ? こんなのただの妄想で、
『メール、送ってみようかな』
やめろよ、これじゃ

ピリリリリ。

待ってくれ、メールが

ぐしゃり。

#呟怖
うちの職場ではプログラムを消すことを「殺す」と表現する。
今日、何年も使われずに放置されているプログラムを殺すよう依頼された。
作られてから20年ほど経つ長寿な奴だ。
念の為中身を確認すると、ロジックはなくただ一言だけ「キエタクナイ」。
私は上司に「もう死んでました」と報告した。

#呟怖
-ずるずる。
誰かが鼻を啜る音がする。
-ずるずる。
花粉症だろうか、ずっと啜っている。
そろそろ帰ろうか、と席を立つと、耳元で鼻を啜る音が聞こえた。
ちょっと悩んでから、机にティッシュ箱を置く。

「お大事に」

誰もいない室内に、私の声と鼻をかむ音がやけに響いた。

#呟怖
帰宅後、電気を点けるためのスイッチを押したが反応しない。
仕方なく天井から下がる紐を引っ張ると、途中からぶちぶちと切れてしまった。
なんだか感触もおかしい。
手の中でぱらぱらと解けていくそれを見る。

「髪の毛...?」

訳も分からず仰いだ天井が、漆黒のそれに覆い尽くされていた。

#呟怖
「うわー、俺当てはまっちゃった!」
「まじかー、お前サイコパスじゃねーの?」
同僚たちが心理テストの結果を見て一喜一憂している。
何がサイコパス診断だ。バカバカしい。

こんなもの、当てはまるのが普通じゃないか。

#呟怖
ある夜。暑苦しくて目が覚めた。
外から踏切の警告音が聞こえる。…こんな時間に?
不思議に思いながらも駅に走り、停車していた電車に乗り込んだ。
赤い光が目に入り、窓の外を見る。
家が燃えている。人だかりの中心に、両親と泣き叫ぶ妹が見えた。
「あぁ、そうか」
俺は今夜、死んでたんだ。

#呟怖
本当に寂しいとき、本当に辛いとき。
優しい声を掛けてくれる人なんて居なかった。
だからこそ、声を掛けてもらえて嬉しかったんだ。
『一緒にいこう』
その暖かい声と裏腹に、冷たい彼の手を取った。
それから、僕は痛さも怖さも感じなくなった。

今では僕も誘う側だ。

#呟怖
学生時代。勉強中にうたたねをしてしまった。目が覚めると体が動かせず、耳元で女性の悲鳴がけたたましく響いている。視線を動かして部屋を見回すと、クローゼットから鼻から上しかない女の顔が覗いていた。

#呟怖
簡単に「死にたい」なんて言っちゃいけないと私が言うのは、『ならおいで』と寄ってくるモノがいるから。「自殺なんてもってのほかだよ」と私が言うのは、そうした末路だろうモノを見たことがあるから。あの姿を見てそれでもしたいという人は、もうこの世の者ではない。それくらい、酷いんだよ。

#呟怖
小学生の頃。夜勉強机に向かっていると、屋根裏でドタドタ走り回る音がした。またネズミかなぁ、と無視して勉強していると、今度は屋根裏からズルッ、ズルッとゆっくり何かを引きずる音が聞こえた。「くちゃくちゃ」という音がしたあと、屋根裏は静かになった。

#呟怖
学校からの帰り道、友人のT君が声を掛けてきた。「Sちゃん知らん?」知らないと答えると「嘘や、ここまで一本道で。学校出てくの見たもん。教えてや」それでも知らないと答えると、彼は怒って帰って行った。その時Sちゃんは学校でサッカーをしていたらしい。T君が見たのは誰だったのか。

#呟怖
小学生の頃、友達の家に行った時のこと。おもちゃの電話を使って「もしもし、もしもし」と遊んでいた時、ふと自宅の電話番号をダイヤルしてみた。「はい」母親の声だとすぐに分かった。「今日ハンバーグがいい!」「わかった」そう言って電話は切れた。その日の夕飯はハンバーグだった。

#呟怖
学生の頃『いるはずもない男の子を見る』と相談を受けたことがある。「気にしたら負けよ」と相手に伝えたその日の夜のこと。寝ようと思って電気を消すとキッチンに男の子の生首があり、思わず声を上げてしまった。次の瞬間にはもう何もなかったのだが、ものすごく負けた気がして悔しかった。

#呟怖
後輩の自衛隊員に聞いた、とある駐屯地の話。そこではトイレやら食道のドアの窓の向こうに人影が映るのに、開けると誰もいないという怪現象が多発。今では窓両面に人の写っているポスターをつけているという。後輩曰く『視線を感じて振り返るとポスターがあって。それはそれで怖い』のだそうだ。

#呟怖
上司の話。同業者の方が親族を亡くされた。その後の仕事ぶりは無理をしているようにも見え、たまらず『無理をするな』と声を掛けたそうだ。しかししばらく経っても彼の仕事ぶりは変わらない。彼が言うには、亡くなった親族が天井に張り付いて仕事ぶりをずっと見ていて、手を抜けないのだという。

#呟怖
数年前、skypeでチャットをしていた時のこと。『うえぇぇえぇい……』という低い男の声が聞こえた。会話相手に聞いてみたが聞こえてないとのこと。知らない効果音かと思って検索してみても引っかからない。誰か、こんなskypeの効果音聞いたことある人いたら教えてほしい。

#呟怖
亡くなった方はみんな仏になると信じて疑わない親父の、唯一の不思議体験。幼馴染の女の子と庭で遊んでいた時、隣の家の網戸から狐火がふわふわ出ていくのを二人して視たそうだ。その日、隣の家で住んでいたおばあさんが老衰で亡くなったという。

#呟怖
「お寺では不思議な体験も多いんですか?」僧侶の彼は、坊主頭を撫でながら笑った。『えぇ。お供え物の部屋で話し声がしたり、夜中階段を昇り降りする音がしたり』「怖くないんですか?」『ははは、相手は仏様ですし』流石だなぁと思った直後、彼は笑いながら言った。『そりゃ怖いですよ』

#呟怖
幼稚園時代、逆上がりは出来るのに前回りができなかった。そんな私を見ていた幼馴染が、善意で私の背中を強く押しすぎて地面に頭をぶつけてしまった。その日からなぜか前回りができるようになったのだが逆上がりが出来なくなり、さらに「おとなしかったのに急におしゃべりな子になった」という。

#呟怖
満員電車で運よく座れたのだが、ふと視線を落とすと赤い靴を履いた子供の足が見えた。大人がぎゅうぎゅうの車内でその子の足はゆったりと地面についている。すると減速で電車が軋み、数人の大人がバランスを崩した。その子供の足は、全く揺れることはなかった。

#呟怖
とある記念日に数人と生放送していた時のこと。
ビールを取ってくるかと席を離れようとした時、テーブルにビールが置いてあるのに気付いた。「持ってきてたの忘れてるんじゃないですか」と言われ、そうかもしれないとビールを掴んだ。
キンッキンに冷えていた。幽霊の仕業なら、また来てほしい。

#呟怖
大学生の頃。部屋で起きる怪現象にノイローゼ気味になり、同ゼミの友人に相談したことがある。一笑に付してくれたらと思ったのだが、友人は神妙な顔で頷いた。「わかるよ。俺の部屋もカーテン閉め切ってるのに、部屋に変な光が入ってくるから」。なぜか嬉しくなった自分がいた。

#呟怖
怖い話の動画を作っていた時のこと。夏が近い季節なのに急に部屋が寒くなった。さらに何か視線を感じて慌てて部屋を見渡すと、何か違和感。閉じていたはずの郵便受けの覗き窓が、開けられて固定されていた。

#呟怖
高速バスが定刻を5分過ぎてもやってこない。聞いてみるととっくに通過したらしい。慌てて切符を取り直す。真正面を見て待っていたが、また遅れている。問い合わせると、やはりバスは通過してしまっていた。

#呟怖
うちの会社のエレベーターは銀色の縁取りがしてあるのだが、それが後ろの景色を楕円のように歪ませて映すようになっている。
その背景の中に、いないはずの「よれよれの背広をきたサラリーマン」が立っていることがあった。
ふと思うことがある。あれは、未来の私なんじゃないだろうかと。

#呟怖 友人が麻雀で天和を上がった。死ぬんじゃないかと心配されたが今も健在だ。ただ、彼は天和を上がったその年の必修テストの日に目覚まし時計が壊れていて寝坊した挙句、台風並みの土砂降りの雨に遭いテストに間に合わず留年した。

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