呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
行方不明の親子のアパートから、一冊の日記帳が見つかった。

おとうさん おかあさんとうめた
いちにちめ めがでた
ふつかめ  はがはえた
みっかめ  みがついた
よっかめ  はながはえた
いつかめ  みみがはえた
むいかめ  おかあさんたべた

七日目の記載は無かった。

#呟怖
「おめでたです」
一言そう言われた。何でも未来では私を聖母と崇めている人もいるとその人は言う。
だからなんだ。相手もおらず経験もないのにおめでたと言われても。
「これから先、貴方は聖母として生きるのです」
突如として突きつけられた使命に、私の目の前は真っ暗になった。

#呟怖
バレンタインとかいう俺には不必要なイベントがやってきた。
なんだよバレンタインて。相手居ない男には苦行でしかねえわ。
貰える奴ほんと爆発しろ。今だけ超能力宿らねえかな。
...え。いや、何これ、え、これ、俺に?あ、えぇと...あ、ありがとう。
これが俺の最後の言葉だった。

#呟怖
友人とおみくじを引いた。
彼のおみくじには一言「足で吊る」と書いてあった。
「足で吊るってなんだよ、足が吊るならわかるけどさ」と笑っていた。
次の日、彼は足で首を吊った状態で発見された。

#呟怖
「でさ、その塀の前を通ると声が聞こえてきてさ、塀を見ると...」
『どうせ人の顔が埋まってるとかいうんだろ」
「なんだよ知ってんのかよ、つまんねぇなぁ...」
『ははは、知らないわけないじゃん』
俺が埋めたんだからな。 https://twitter.com/suika_sheep/status/1086934461533511680 

#呟怖
真夜中、帰宅途中に煌々と光る見慣れない自販機を見つけた。
十数あるラインナップのいくつかに目をやると、「夢」「金」「恋人」...
そして本来値段が書いてあるところには、「目」「耳」「指」...
『買わないなら、どいてくれないか』
驚いて振り向くと、目と耳が片方しか無い男が立っていた。

#呟怖
パーキングエリアに入ると、駐車場に人が寝そべっているのに気が付いた。
見渡すと、空いている場所全部に人が寝そべり全員がこちらを見ている。
きっと彼らは死にたくて死んだんだろうけれど、"死にきれずに"そこにいるんだろう。
...そんなことしたって、もうあちらにいけるわけもないのに。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1087373374211289089 

#呟怖
「葬式の時、近所の子供が歌っているんです」
『優しい子なんですね』
「それが...歌っているのはガンダムなんです」
『ガンダム?』
何でも、"燃え上がれ"と彼が歌うと、御遺体は通常の三倍の速さで燃え尽きるのだという。

#呟怖
今考えてみると滑稽だよなぁ。
手形が地面にぺたぺた付く?
電柱から影が見える?
いやいや気のせい気のせい。

棺桶の中から曾祖父が笑顔で手を振る?
たくさんの手が体中を這う?
クローゼットから顔の上半分だけの女が見てる?

あれが全部妄想や気のせいだったなんて、有り得て堪るものか。

#呟怖
殺してくれ。
そう言われて、私はできないと答えた。
どうしてと聞かれて、私は何も答えられなかった。
殺すことなんて、できない。
だって彼はもう、何年も前に私が殺した人だったから。

その日から、ずっとずっと、ずっとずっとずっとずっと私の傍にいる。
消せるものなら、消してやるのに。

#呟怖
「あっ、疑惑の医師が出てきました! 何人も患者を手に掛けていると言われていますが!?」
『人聞きが悪いなあ。私は患者を大事にしているのに』
「それは嘘をついていませんか!?」
『まさか。私はいつも苦しそうな患者にこう言って接しているんです。
 "今、楽にしてあげますよ"って』

#呟怖
『トリックオアトリート』
どこかで聞いたことのある声で目を覚ます。
鏡を見ると酷い寝癖。そんなことが数日続いた。
「その寝癖、まるで叔父さんのパンチパーマみたい」
亡くなった叔父の墓参り、今年は行ってなかったことを思い出す。
チョコレートを備えると、その日から寝癖はなくなった。

#呟怖
「落ちる落ちる」
幼い息子が道端を指さすと、そこに鳥のフンが落ちてきた。
「よくわかったね、すごいね」
褒めてあげると嬉しかったのか、今度は空を指さした。
「落ちる落ちる」
瞬間、雨が降ってくる。
この子は能力者なのだろうかと思った瞬間、息子が私の顔を指さした。
「落ちる落ちる」

#呟怖
夜中に物音がして目が覚めた。
ふと天井を見ると、一匹の蜘蛛が這っている。
でかいな、というのが最初の印象。それは手のひら台の大きさで。
私の指と同じくらいの脚が5本あって。その先に人の爪のような...
そこまで見て私は目を閉じた。そうだ、あれは蜘蛛なんだ。

私の顔を、何かが覆った。

#呟怖
昔から私の傍には、周りの人に見えない存在がいた。
いつも「もう少しだよ、頑張れ!頑張れ!」と応援してくれる天使。
いつも「頑張るなよ、怠けようぜ」と誘ってくる悪魔。
ある日、占い師に出会った。
「貴女には天使と悪魔が憑いています」
今までの事を話すと、占い師は頷いた。
「逆です」

#呟怖
"現在西暦xxxx年。ついに過去に干渉する装置を発明した"
"聴け。現在機械が暴走して世界を破壊し回っている"
"xxxプロジェクトは失敗する。世界の破滅を招きたくなければ中止させろ"
"繰り返す..."
皮肉なもんだ。
未来の奴らは、もう人間が滅亡して機械しか存在してないことすら知らないのか。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1038792643830931456 

#呟怖
誰も呼んでないのに返事するんじゃねぇよ。
誰もいないのに振り返るんじゃねぇよ。
お前がそうやって反応するから。

「ドウシテ?」

視ろ。

「イツ?」

俺まで聞こえるようになったじゃねぇか。

#呟怖
オフシーズンの冬合宿。
大晦日の前日夜22時頃のこと。
普段からよく見るその子も隣のコースに立っていました。
その子には半身がありません。
下半身、足、腕...?
いいえ、彼には上半身がありませんでした。

#呟怖
大学生時代の話。
母親の「寝る位置を変えろ」という従ったところピタリと夜の怪奇現象が収まった。
「風水的なものね。うちにも専門の風水師がいらっしゃって、助言をもらってる」
あれから数年、ふと気になってその風水師について聞いてみたのだが。
「そんな人いないし、言った覚えもないよ」

#呟怖
欲しいものは何でも与えてあげる。
したいことは何だってさせてあげる。
だから私のそばにいて欲しい。
それだけが僕の望みなんだ。
さぁ言ってごらん、君の望みはなんだ。

"自由をください"

それが彼女の最後の言葉になった。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1035534728906985472 

#呟怖
「知らない人に嫌なことされた」
「それは辛かったね。大丈夫だよ、その人はもう死んでいるから」
「え…」
「なんてね、そう思った方が気が楽でしょ」
「そ、そうだね」
「ついでにいうと地獄に落ちてるし、これから貴方に嫌なことする人はみんな1週間後には死んでるから気にしないで」

#呟怖
人の考えていることがわからなくて、人が信用できなかった。
ある日、人の心の声が聞こえるようになった。
これで安心できる。そう思った。
そしてその日から私は。

もっと、人が信用できなくなった。

#呟怖
生きていたくなくなるような呪いをご所望か。
なら死んだものが全て人に見える呪いをお勧めするよ。
想像してごらん。
つい叩き潰してしまった虫。
道端で死んでいる動植物。
調理されて出てきた料理。
これらが人間に見えるようになったら。

ま、初めだけで慣れたら大したことないんだけどね。

#呟怖
や͜͜͏̘̣͔͙͎͎̘̜̫̗͍͚͓͜͜͏̘̣͔͙͎͎ワば͜͜͏̘̣͔͙͎͎カơ̟̤̖̗͖͇̍͋̀͆̓́͞͡ラい̜ͪ̅̍̅͂͊なイ 「ホま͜͜͏̘̣͔͙͎͎̘̜̫̗͍͚͓͜͜͏̘̣͔͙͎ウす͜͜͏̘̣͔͙͎͎ơ̟̤̖̗͖͇̍͋̀͆̓́͞͡ガか̜ͪ̅̍̅͂͊イ ͜͜͏̘̣͔͙͎͎̘イ
か͇̦̭̯͍̱͖̾助 けて̛̼͔̣̲͙͋ͪͣͦ͑̍ͅ テ か̧͇̼͈̃͊͟

#呟怖
毎朝私のために、跪いて無事を祈ってくれるおばあちゃん。
いつも後ろに居る何かから、守ってくれてるんだと思ってた。
ある日暴漢に襲われた時、後ろの何かが囁いたの。

白目を剥いて倒れる暴漢。
そこでやっと私は理解した。

ねぇ、おばあちゃん。
おばあちゃんは一体、何に祈っているの? https://twitter.com/magma_maniac/status/1025918544901419008 

#呟怖
久しぶりに目の前に現れた親友の晴れやかな顔を見て、私は安堵した。
殺したいほど憎い奴がいるんだと告白された1年前。
「もう大丈夫なの?」
そう尋ねると、
「もちろん! もう考える必要もないよ」
誰にも言わず早く忘れて。と彼は笑った。
「じゃないと、また考えちゃうかもしれないから」

#呟怖
私がいなくなったら生きていけないなんて言ってたのに。
貴方はそうやって笑って。大事な人も出来て。

彼が一枚の写真を手に取った。
『約束、守ったからね』
声が震えている。
写真の裏に、書いてある言葉。
"私の分まで幸せになって"

…んん、遅すぎるのよ全く!
これでゆっくり眠れるわね。

#呟怖
投稿された写真には、綺麗な女性が写っていた。
とても心霊写真には見えなかったが、オンエアした直後。
苦情の電話が局に鳴り響いた。
『なんてもの流してやがる!』
「ただの写真ですよ」
『水面をよく見ろ、真っ黒だろ! この女、抱えきれない穢れを放送を伝って流そうとしてんだよ!!』 https://twitter.com/magma_maniac/status/1015404025322172417 

#呟怖
活きる屍と称され、死に一番近いと言われ続けた男が死んだ。
『やっと迎えに来れたと思ったんだが』
死神が悔しそうに呟く。

目の前の男が遺したものは数知れず。
一国ほぼ全土にその名が知れ渡っていた。
『お前さん、全然死んじゃいないじゃないか』
皮肉、否。彼は元々骨と皮だけだった。

#呟怖
『あの人、ほんとに怒らないし優しいよね』
『ね。仏みたいな人だよ』

澄んだ気を纏った人たちが通り過ぎるのを見ながら、噂の人物を一瞥した。
私は知っている。
誰にも言えない言葉が、呪言が、どす黒く彼の周りに渦巻いて。
もはや取り返しのつかない状態になっていることを。

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