呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖
その花魁には魔が棲むという噂がある。抑するため鈴の簪をしているのだと。
白い顔ばせは、この世ならざる美貌だ。鈴を鳴らし重たげな睫毛を上げる。
「魔をご所望でありんすか……ほんに、オツな方」
花魁はフと笑い簪を抜いた。
黒髪がざらりと鳴って解けた。

あとの事を、何も覚えていない。 https://t.co/7ERM9D4Sgl

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
※まとめなどにお題画を載せる場合、このツイートにリンクを貼るなど、作者が分かるようにしていただければ報告不要です。
よろしくお願いします。 https://t.co/jg1kNOZmBQ

#呟怖
骨董屋で買ったカメラは何もかも歪んで映る。風景は瓦礫、生物は腐肉として。
異界と繋がっているのだろうか。

僕は様々なものを撮影した。
見慣れた光景が、めちゃくちゃになるのが楽しかった。

ある日、密かに同僚を撮ってみた。
映っていたのは、眼前の彼と変わらない姿だった。

#呟怖
刑場跡で育てた豆を、呪文を唱えつつ挽き、首洗い井戸の水を注ぐと、ひときわ濃い珈琲が出来る。
牛の刻、覗くとわたしの顔が映る――今ごろ同じ粉を淹れた無数のカップにも。
――サ、呪って杯を干しなさい
囁くと、無数の忌まわしき声が全身に満ち、わたしはそれに酔う。
南蛮の術もなかなか良い。 https://t.co/zEFjXqS73f

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
※まとめなどにお題画を載せる場合、このツイートにリンクを貼るなど、作者が分かるようにしていただければ報告不要です。
よろしくお願いします。 https://t.co/y5Rn7Ldkzc

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
※まとめなどにお題画を載せる場合、このツイートにリンクを貼るなど、作者が分かるようにしていただければ報告不要です。
よろしくお願いします。 https://t.co/dggIexC9ag

#呟怖
時刻は16時を過ぎた。
強風に震える窓の外では、赤い空に丸い雲が浮かび、金色の光が家々の輪郭を溶かしている。影が落ちる道を車や人がせわしく行きかい、サイレンが鳴っている。
――とおき やまに ひはおちて
小さく歌う君の髪が、砕け散ったガラスと一緒に舞う。

そして金色の光が全てを焼く https://t.co/Jurc43QG59

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
※まとめなどにお題画を載せる場合、このツイートにリンクを貼るなど、作者が分かるようにしていただければ報告不要です。
よろしくお願いします。 https://t.co/vKBWmYSPpE

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
※まとめなどにお題画を載せる場合、このツイートにリンクを貼るなど、作者が分かるようにしていただければ報告不要です。
よろしくお願いします。 https://t.co/Q1O23fb0Wn

#呟怖
夏の終わり、季節が巡っても一緒だよ。と指切りして、目眩むほど青い海へ二人で沈んだ。
底へ落ちるまもなく無数の影が彼に群がり、にごった赤色がモヤモヤと広がる。
見届けて私は陸へ戻った。

季節は過ぎ、指には別の男が留まっている。
飢えた子たちのために、また海へ沈む計画を練る。 https://t.co/myRPE6O667

#呟怖
捨てた女からの着信が666回で止まった。留守電には「あなたの後ろに居るの」と吹き込まれていた。
キモいなと思いつつ振り向くと、妙なヤツがドクロみたいな果実を齧っていた。
「呼んだね」
「呼んでない」
「キミじゃなくてさ」
苛つく微笑み。ピンクの尖った爪が顔面を鷲掴む。

頭をもがれる https://t.co/aQOaOXG6cr

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
※まとめなどにお題画を載せる場合、このツイートにリンクを貼るなど、作者が分かるようにしていただければ報告不要です。
よろしくお願いします。 https://t.co/qCDH26wkWV

#呟怖
頻繁な腹痛は腫瘍のせいだった。
腫瘍の中には弟がいた。

手術の前日、夢を見た。
温かい闇の中で、弟が手を伸べている。
これから起こる事を知らず怯えている。僕は手を取った。

目覚めると、まだ闇の中だ。
傍らの手術台には弟がいる。

これから起こる事を知ってる――この恐怖は懐かしい。 https://t.co/Jurc43QG59

#呟怖
初めの供物は花だった。
やがて供物は果実になり、獣になった。
そうしてわたしは、憎しみを知った。

最後の供物はわたしに似ていた、ある器官以外は。
その器官が割かれた時、わたしはそれを得た。

わたしの声は全てを焼いた。

今は巨石に塞がれ黙っているが、息の音だけは聞こえる筈だ。 https://t.co/kO1ElEYQco

#呟怖
彼の絵は、全て歪んでいる。
本人が言うには、昔、恋敵に劇薬を浴びせられ、水晶体がひずんでしまったのだという。

僕は彼の家を訪ねたことがある。
そこには歪んだ事務机が描かれた絵が幾つもあった。
「あの時の光景が、幾ら描いても消えない」
虚ろな声には、抑え難い憎しみが滲んでいた。 https://t.co/CAFVTJt0c2

#呟怖
目覚めると妙に静かだった。
それもそのはず、私以外の生物が消えていた。

確かどこかの研究所から凶悪なウイルスが流出したというニュースを聞いた気がする――どれだけ前?

思い出せない。

干からびた街々を旅して、私はどうにか生き延びた。
時々ヒトの残滓を見つけると、寄り添って眠った。 https://t.co/GwbTok3avc

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
※まとめなどにお題画を載せる場合、このツイートにリンクを貼るなど、作者が分かるようにしていただければ報告不要です。
よろしくお願いします。 https://t.co/0zz3m8LkFX

#呟怖 #このお題で呟怖をください
引用RTのお題なのですが、書いた人の分違う4人の登場人物がいる、という点も面白いお題だと思ったので、まとめを作成してみました。
【ここではないどこかの、わたしでないわたし】
https://t.co/uaVxJCCnte
並び方は投稿された順になっています。 https://t.co/w7cBMF4zzF

#呟怖
全てのものは、意味、を孕んでいる。特に、何か、の痕跡は。それに気づいてから、私は、痕跡から、意味、を、読み取ってきた。ぬかるみの靴跡=過去の後悔、電柱のステッカー痕=社会の執着、シャッターの凹み=誰かへの失望、壁の貼跡=単純で純粋な欲望、羨望、そして、呪い、呪い?、呪い! https://t.co/LrN7cZzRqG

#呟怖
依頼人の女が取り出したのは古い鏡だった。
「死んだ父が毎晩映るんです」
ミカが小さく声を上げる。助手になって長いのに未だにこうだ。僕は彼女を睨んだ。そして、今の声がただの恐怖でない事を知った。
「……お父様は……こんな表情ですか」
女の目は、それが真実であることを物語っていた。 https://t.co/w7cBMF4zzF

#呟怖
#このお題で呟怖をください
画像の人物を使った呟怖をどうぞ。
【ルール】
・ #呟怖 をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
・登場するのは1人でも全員でも、生きてても死んでてもOK
・設定が合っていれば、外見は画像と違ってOKです。 https://t.co/ZfaQl2lFln

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
タグが無い場合、呟怖と判断できかねるためRTいたしません。
よろしくお願いします https://t.co/k8offhww2F

#呟怖
夕焼けの日の翌朝、玄関先に首のない小鳥が落ちていた。
夕焼けの日の翌朝、玄関先に首のないねずみが落ちていた。
夕焼けの日の翌朝、玄関先に首のない猫が落ちていた。

今日も、夕焼けがきれいだった。

家のどこかで、ハサミの音がする。

#呟怖
電光掲示板を流れる急死した人の名を知っていた。ヤツが愛しげに呼んでいた名だ。

人気の無い地下街へ降りると、懐かしい人影が立ちふさがった。
「老けたね」
「人間だからな」
「人間って楽しい?」
「日の光が美しいよ」
忍び笑いと細い腕が絡みつき、首筋に痛みがはしる。

泣きそうになる

#呟怖
TVでは殺し屋が無慈悲に人を撃ち殺す。彼はそれを眺め、いいなァ、と呟き包丁を研ぐ。金属の擦れる音が、わたしの鼓動と同じように速くなり、やがて、耳障りな音を響かせて止まる――おれは銃がないからこれで――鼻先に切っ先――かつて聞いた少女の悲鳴と痛みと現状の痛みがわたしのなかで交錯――

#呟怖
転校生は酷く卑屈で、みんな彼を避けた。
僕はそうしなかった。委員長だから。
みんなは僕を崇めた。

偽善者
と言われたのは、独りで帰る彼に声をかけた時だ。
必死で反論したが冷笑され

僕は翌日から彼を無視した。

みんなの視線が失望へ変わっていく。

彼は僕を、楽しそうに観ている

#呟怖
駅を下りると雪だった。
通りで子供たちが賛美歌を歌っている。その姿が白く光り、炎のようにゆれている。
わたしは思わず足を止めた。肩先を幾人もが足早に通り過ぎる。
(ありがとう、聴いてくれて)
不意に雪が強くなり、気づくと暗い空き地の前にいた。足元には古びたロザリオが落ちていた。 https://t.co/iTx3jum0od

#このお題で呟怖をください #呟怖
※ハッシュタグ「#呟怖 」をつけ、引用RT・1ツイート以内でお願いします。
タグが無い場合、呟怖と判断できかねるためRTいたしません。
よろしくお願いします。 https://t.co/LKUcUCBF12

#呟怖
町に見世物小屋が来て、友達はみんな観に行った。
私はママのお手伝いで行けなかった。
翌日、どうだったと聞くと
「インチキだった」
「板に赤ペンキで「大イタチ」とか」
「あれで500円なんて」
と文句を言った。

休み時間、私はママに電話した。
――誰も信じてないわ。今日ごはんを連れてくね

#呟怖
クリスマスプレゼントを抱えて帰る途中、川沿いの公園で気配を感じた。
――幸せそうだね
静かにブランコが揺れ始める。
「おまえ、まだ居るの?」
――この時期になると思い出すんだよ。沈みながら見たみんなの顔
寒気を覚えて彼を見る。
しかし、透き通った笑顔はどこまでも無邪気だった。 https://t.co/fVXaIYoMSJ

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。