呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

―廃墟ならともかく建設中のビルに幽霊なんか出ないだろ
―それが出るらしンだよ
俺は悪友と共に深夜そこに忍び込んだ。

呻き声がする。行くと床に髪が落ちていた。
引っ張るとずるりと抜け、床から出てくる頭頂部。

―あー見られちゃったか
振り向くと作業服の男がバールで襲ってきた。

―暗転―
#呟怖

『見ィつけた』

※1ツイート内で完結するホラー小説(?)です。
※猟奇学研究所さんのお題に参加。

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車に轢かれた猫をついばむカラス。
眺めているとその体がビクンと脈打った様に見えた。

フギャア。
聞こえる筈の無い声がカラスから聞こえた。猫の首輪から落ちた鈴を咥えカラスは天高く舞い上がった。

翌日新聞に出た。
急に現れた鳥を避け壁に衝突した車。
噂では傍に鈴が落ちていたらしい。
#呟怖 https://t.co/El08Xm3DFf

SNSで奇妙な写真を見つけた。
木の枝の途中に虚ろな目をした生首が引っかかっている写真だ。
ふと何かが気になった。
顔の部分を二本指で拡大してみる。
空洞の様に見えた眼窩には眼球があり、黒目に映り込んでいるのは俺の顔だった。
生首の口が確かに動いた。
-オ・カ・エ・リ・ナ・サ・イ-
#呟怖 https://t.co/yuz0MyqP2A

『わたし守り』

※1ツイート内で完結する怪談(?)です。
※Shichika@呟怖(@Shichika13)さんのお題『渡し守』に参加。

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#呟怖
―シッシッ!
クシャクシャの顔の魍魎たちが船に手をかける。
渡し守が櫂で追い払う。
―アンタも引き込まれんよう気ィつけんさい…
手の一つに引かれ川に落ちた。
最後に目にしたのは魍魎の顔と渡し守の諦め顔。

病室で目覚めた。
最初に見えたのは顔をクシャクシャにして泣いている妻だった。 https://t.co/RYDDsChRRi

『バイト』

※1ツイートで完結するホラー小説です。
※過去作『食べカス』を改題・改稿。

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夫と死別してから不可解な事が起きるようになった。
冷蔵庫の中の物に小さく齧った跡が出来ているのだ。
犬歯が不揃いな、見覚えのある夫の歯型。

羊羹、
筍の煮物、
林檎…

噛み跡は段々硬い物に付き、どんどん大きくなってゆく。
 *****
翌日発見された女性の遺体には頭部が無かった。
#呟怖

『透明な存在』

※1ツイート内で完結する怪談(?)です。

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#呟怖
私は彼にとってただの火遊び。
最初から覚悟していた。

傷つくだけと判っていたがどうしても彼の生活を知りたくなり、ある日家に忍び込んだ。

居間からは彼の弾んだ声。
ー麻美はママに似て絵が上手だなァ

私は彼との別れを決めた。
仲睦まじい筈の妻と娘の椅子には誰も座ってはいなかった。

『とろり』

※1ツイート内で完結する怪談(?)です。

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#呟怖
金に汚い同僚だった。
会社の金をつまんで首になり、マルチに嵌って浄水器を売り始めた。
―なぁ、買ってくれよ、なぁ。お前にも絶対必要になるからぁ
家に来たが叩き出した。
大体借金すら返してもらえてない。

やがて消息を聞かなくなった後、俺は浄水器を買った。
奴が見つかったのは屋上の

『キシュウ』

※ミカンの季節になりましたね…
※1ツイート内で完結する伝奇小説(?)です。
※古い過去作への今更の #返怖 です。

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#呟怖 #返怖
ドアの前にカードを置き部屋に戻ると、机の上の剥きかけの蜜柑に気がついた。
転がり出た一房は幼虫の様だ。

見る間にそれは蛹へと形を変え、艶めいた甲羅のカブトムシになり襲いかかってきた。
防ぐ間もなく目から脳を突き破られ、意識が霞む。

―依頼人の糞が…対象も同業者じゃねぇか https://t.co/4l7YYcl6Yz

『アリバイは多分鉄壁』

※1ツイート内で完結するミステリー小説(?)です。

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#呟怖
ある霊能者が自宅で焼死した。
自分の予知通りの日に。

彼女は児童七連続殺害事件など数々の迷宮入り事件を解決に導いて来た。

ーこれでやっと私の娘らの魂も浮かばれますね
密かに催された遺族会で年長者が呟き周囲が思い思いに頷く。

焼け跡から遺書と血の付いた7本のナイフが発見された。

『デコイ』

※1ツイート内で完結するミステリー小説(?)です。
※過去作『罠』を改題・改稿。

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#呟怖
全て埋めたはずだ。
靴も鞄も口紅も。

なぜ靴の片方がここに?
隠さなければ。
同じ場所に
埋めに行かなければ。

山中を掘り返していると、
背後で妻そっくりの声がした。
―お義兄さん、やっぱりあなたが…

横に連れている見飽きた顔は担当刑事か。
自分の馬鹿さ加減に笑いがこみ上げてきた。

『ペット・ソファー』

※1ツイート内で完結する怪談(?)です。
※過去作『ニャアロン・チェア』を改題・改稿。

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#呟怖
その猫は中国人の家で飼われていた。

ある日猫はTVを観て知ってしまった。
―中国人は、四本足のモノは机と椅子以外ならなんでも食べる

驚いた猫は、自分が喰われないよう必死に神に祈った。

その後、中国人の家には誰が買ったか判らない椅子が一脚増えたという。

猫の行方は、誰も知らない。

『動機』

※1ツイート内で完結するミステリー小説(?)です。

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『かいろ』

※1ツイート内で完結するミステリー小説(?)です。

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#呟怖
真夏にカイロを買い続ける男がいた。
私も長年薬局で働いていたがそんな客は初めてだった。

ー事故で妻に先立たれまして
独りが辛くてカイロで温めた布団に入るのだという。

同情心から付き合い始め、結婚した。

来夏も彼はカイロを買い求めるのだろうか。
沈まされてゆく車の中、独り考える

『たったひとつの冴えた』

※1ツイート内で完結するミステリー小説(?)です。
※こういった事件は二度と起きないようにと願います。
※被害者の方の一日も早いご回復をお祈りします。

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死にたかった、ひたすらに。
誰か手にかければ国が俺を…
各停のシートでぼんやり考える。

ふと向かいの席の昏い顔と目が合った。
一瞬で判った。
思考が俺と同じだと。

―2人で、やるか?
奴が頷く。
お互い鞄の刃物を握る。

―本日、男2人が互いを刺す事件がありました。2人に面識はなく

『トリック・オア』

※1ツイート内で完結するミステリー小説(?)です。
※皆さまハロウィンは楽しんでらっしゃいますか?

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『トリート・オア・トレイン』

※1ツイート内で完結するミステリー小説(?)です。

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#マイクロノベル #twitter小説 #twnovel

#呟怖
山手線にコスプレ達が乗ってくるのにも慣れた。ケロイド状の傷を顔に貼った女、狼男マスクを被った男達。残業帰りの俺の方が異端者に思えてくる。
俺にもたれて寝こけてる背広の男も目鼻に血糊つけてるようじゃ向こうの仲間か。

夜のニュースにそいつが映った。
10周してたらしい、冷たいまま。

―ブゥーン
ミツバチの唸る様な音で目覚めた。
手術台の上だった。
周囲に白衣の男達。

―おお!起きたようだ!
騒々しい。

―今何が見える?
視たままだ。アンタらが視える。

―手足は動かせるかね?
普通に立てるさ、ほら。

―実験は成功だ!

医師達が見守るのは、円筒の中に浮かぶ脳髄ひとつ
#呟怖 https://t.co/vicnrsg9wZ

仕事で近所のカーシェアの車を良く使っている。
最近、時々通る裏道の交差点で自動ブレーキが勝手に作動するようになり、カーシェア会社に故障のクレームを入れた。
それから数日たった頃、俺の2回ぐらい前に車を借りた奴が小学生の轢き逃げ容疑で逮捕された。
さっき交差点に花を供えてきた。
#呟怖 https://t.co/J8RlCjjwzq

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