呟怖.ORG | 呟怖

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#呟怖 #返怖可

#一行怪談

暫く物置きに仕舞っていたチョコレートの包み紙を開けば小さな骨が出てきた。

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#一行怪談

その電話ボックスを使わなくなったのは、足下に流れる血を溜めながら笑顔で電話を掛ける女性を見掛けたから。

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#一行怪談

陳列されている水筒の前を通ると、一斉に中身が溢れ出した。

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#一行怪談

どうしても顔と名前が思い出せない同級生は、卒業アルバムには背面が載っていて名前はいくら調べても出てこない言語。

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「もーいーかい!?」

友達に向かって問えば

「みぃ…つけたぁ…‥」

舌を入れられた。

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この国の一番広い劇場でマジックショーが行われた。

老若男女で満員御礼、立ち見席もぎっしり埋っている。

「次は人体浮遊!」

進行役のひと声で、女が浮かぶ。

「種も仕掛けもありません!これは奇跡!」

湧き上がる観衆。

立ち上がれない人も増えた。

奇跡の内訳は誰かの命。 https://t.co/B2UXRGKbc7

#呟怖 #返怖可

#一行怪談

人々が街の守り神の存在を忘れた途端、空から生爪が降り注いだ。

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#一行怪談

ふらり立ち寄ったバーの女給は酒に毒を盛って殺した女そのままで、グラスと酒もそのままで。 https://t.co/Ns8MS5kvK8

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#一行怪談

朝、目が醒めると天井からスイッチがぶらさがっていた。

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「あとこれが裏の鍵」と渡されたのは良いものの、アパートで裏の鍵ってどこの事?

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轢死体をマグロって言うの聞いたことあるだろ?

マグロってさ、泳いでいないと死んじまうんだ。

働かないと死んじまう。

思いつめて死んじまう。

だからあの日、俺も。

仕事帰りの始発を待つホームで、ベンチに座る真っ二つの男は嗤った。 https://t.co/X0OGjxTfSX

#呟怖 #返怖可

日めくりカレンダーって面白い。

大安カレンダーに何の日か書かれていたり、休日は赤字で旗日には凝ったデザインが施されて素敵。

明日は?この日は何の日とつい捲ってしまう。

日めくりカレンダー曰く、来月は私のご臨終の日があるらしい。 https://t.co/AB574BPhox

#呟怖 #返怖可

一人暮らしの姉が妊娠したと私にだけ連絡がきた。

知る限りで姉に恋人はいない。

アパートで姉はずっとバランスボールに座っていた。

臨月の運動にぴったりだと言う。

どう見ても普通のお腹。

気味が悪い。

姉がトイレにたつと、ボールがころり。

エコー写真が貼られていた。 https://t.co/qQ9akVtnLz

#呟怖 #返怖可

何もないこの部屋で窓から見える空が私の世界。

何も変わらない景色。

昨日も今日も明日も変わらない世界。

例え糊付けされた景色でも。 https://t.co/vWpU5GDZm9

#呟怖 #返怖可

そう言えばうちの息子、昔イマジナリーフレンドによく話し掛けていたっけ。

「ねぇあんたさぁ、空想上の友達とよく話してたよね?どんな話してたの?」

「僕のこと………覚えていてくれたんだぁ」

息子の首が180度まわった。

#呟怖 #返怖可

物置きに放置された木札。

整理の拍子に落としてしまった。

木札が2枚。

くっついていた?

挟まっていたのは私の名前のが記された紙。

生贄として毎年……

以降は掠れて読めない。

#呟怖 #返怖可

元旦の枕元に置かれた「蕎麦代」と書かれた封筒には幾らかの万札。

短くなっている私の髪。 https://t.co/RU3gkEbkOq

#呟怖 #返怖可

合コンで出会った男性と会員制のバー。

二人っきりで幸せな時間。

「ねぇねぇ?私のどこがよかったの?」

「初めて見たときから全部だよ。笑顔も驚いた顔も、仕事の時の顔も。でも……やっぱり一番は昨日の寝顔」

#呟怖 #返怖可

刑務所の空に風船が昇っていく。

あぁ、あの極悪人が処刑されたか。

被害者と同じ数の風船が昇っていく。

でもあの極悪人、殺したのは指名手配の殺人鬼ばかりだったよな。

地獄はとっくの昔に一杯で、空の向こうは天国じゃないのに。

行き着く先は、地続きの地獄。 https://t.co/3rVbdIAVWd

#呟怖 #返怖可

初恋の味なんて甘酸っぱい炭酸飲料らしい謳い文句だ。

「何が初恋の味だよ」

嘲笑混じりに空き缶を草むらに投げ捨てた。

そういやなんか妙に生暖かい飲み口だったな。

飲料は冷たかったのに。

「私の唇……どうでしたぁ?」

草むらに嗤う女がひとり。 https://t.co/gEvRLqIgBH

#呟怖 #返怖可

「ちょっと前にさぁ、街中でこの話を聞いたら死ぬってやつめっちゃ流行ったよな」

「あったなぁ。うちの親も知ってたわ。何だったんだのかな、あれ」

「最近、毎日のように救急車を見ないか?」

#呟怖 #返怖可

寂れた神社の手水舎で手を清めると、みるみる肌がただれていく。 https://t.co/hgexlYX1tt

#呟怖 #返怖可

頭から掛け湯を被る時の確かな違和感。

一瞬、粘つくような冷たいような。

正体を知りたい。

目を開けたまま掛け湯を被る。

何度やっても浴槽の湯が減らない。

#呟怖 #返怖可 

スクランブル交差点の真ん中で、上下雨合羽の男が懐から取り出した拳銃を咥えて自殺した。

辺りに血が飛び散って迷惑を掛けないように。

誰も彼の死体に目もくれず、雑踏が過ぎ車が轢いてゆく。

雲一つない午後のひと幕。 https://t.co/DY1bkVXX6X

#呟怖 #返怖可

僕が事故物件に住んでいるのは、お金を浮かしてアイドルグループのグッズの購入に使う為。

何も起きていないが、壁のシミが気になるからポスターで隠している。

ある夜、ポスターが瞬きをした。

気持ち悪いから剥がすと、グループ全員の目の部分がくり抜かれていた。

#呟怖 #返怖可

緊急搬送を要請する無線で聴いた住所。

間違えようのない、あいつの家。

僕は、サイレンを鳴らさずゆっくりと珈琲でも飲みながら向かう事にした。

#呟怖 #返怖可

生きのいい魚を頂いたので魚焼きグリルで焼くと、ドンドンと暴れ人の声で叫んだがそのまま焼いた。

#呟怖 #返怖可

カーラジオをつけたままエンジンを切ると、最期を看取らなかった祖母の恨めしい声がした。

#呟怖 #返怖可

お寺の境内で、近所の人達と一緒に落ち葉を集めて芋を焼いた。

焼き上がった芋にかぶりつくと、肉汁が滴った。

「そんなに美味しいかい?」

処刑場の跡地に建立されたお寺。

誰かが熾火の間からこちらを窺っている。 https://t.co/BxnwwbCUCr

#呟怖 #返怖可 杖

最近、街で老人が立て続けに亡くなる。

横断歩道を渡る途中で車に、橋で足を踏み外して川に、遮断器が降りた踏切に入って。

老人達の共通点は、杖をついていた事。

生前、知らない方から頂いたと語っていたそう。

誰かが伐採した街の御神木。

杖には、番号が振られていた。 https://t.co/jpxUXW2RyP

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