呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。
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呟怖.ORGと参加について#呟怖 #返怖可
娘に自分の体験を基にしたオリジナルの辞書を作るようにと、一冊のノートを渡した。
「お母さん！みて！完成したよ！」
娘のオリジナルの辞書には、様々な昆虫を踏み殺した感触について書かれていた。 https://t.co/NaN7h9NvFO
#呟怖 #返怖可
あまりに酷い頭痛を緩和しようと頓服薬の薬袋を開けると、葬儀の挨拶文についてを指南する紙が出てきた。· https://t.co/wEds75ym1T
#呟怖 #返怖可
「人面魚って昔、はやったよな？」
「懐かしいな。よくテレビとかでもやってたな。」
「もう見向きもされないな。俺達」 https://t.co/UZiq30k5Ov
#呟怖 #返怖可
家族でよく行く遊園地がある。
「あら、あのクマの着ぐるみさん今日は風船を配っているのね。」
私は初めて見た。 https://t.co/JEHc5aaNdd
#呟怖 #返怖可
「パパとママどっちが好き？」
「ママって山に棄てた私の事？」
#呟怖 #返怖可
花壇に水やりをしていると、葉っぱの影からアゲハの幼虫が出てきた。
あら、ごめんなさい。水をかけてしまって。
幼虫の色がみるみる落ちていく。
それは、人間の指だった。 https://t.co/s5zCDbvp64
#呟怖 #返怖可
久しぶりに風呂場を塩素系漂白剤で掃除していると、換気扇がむせた。
#呟怖 #返怖可
「なあ、これ見てくれよ。」
「綺麗な夕焼けの写真だね。」
「でしょ？友達と行った旅行先で撮ってきたの。」
「良いね。人が写ってない静寂な雰囲気が夕焼けって感じで。」
「なあ、俺、気づいて欲しくて両手を振ってたんだよ？」
なあ、やっぱり俺って死んでいるのかな？ https://t.co/OVwp4eXvrW
#呟怖 #返怖可
本のしおりの代わりに友達から貰った恋愛成就のお守りを挟んでいたら、本の内容が友達が私をどう見下しているかになっていた。
#呟怖 #返怖可
何かに追われる夢をここ毎晩見ているが、夢を見なくなった朝の目覚め、手の平ほどの蜘蛛を握りつぶしていた。 https://t.co/qPT6DjdTaj
#呟怖 #返怖可
家に帰ってくると部屋が嫌に血なまぐさい。
何処からだろう？
生ゴミからじゃないし冷蔵庫にそれらしい物はない。
棚に置いているフランス人形が、こちらに背を向けている。 https://t.co/ZWxN80LZY0
#呟怖 #返怖可
久しぶりに実家に帰ると母と２人、しこたま酒を飲み、私が小さかった頃の話になった。
「あんた覚えてる？アニメの時間になるとcmが怖いってよく泣いてたの」
「玩具のcmだけど遊んでる子供達が笑ってないの」
「今だから言えるけど、あんたがアニメ観ていたのは深夜で砂嵐の時間」 https://t.co/sp63GtlTWm
#呟怖 #返怖可
最近、車の調子が悪い。
助手席に誰も乗っていないのに、シートベルトを装着するようにブザーが鳴る。
いつも鳴るのではなく、通勤の途中にある廃屋の前で鳴る。
これはどういう事かと廃屋の前で駐車してみた。
ピーピーとブザーが鳴る車内。
助手席のシートから血が滲み出た。 https://t.co/70XSUjqHDT
#呟怖 #返怖可
リビングでゲームをしていると電話が鳴った。
「あぁ、○○先生。えっ！？うちの娘がそんな事を！？」
僕はひとりっ子。 https://t.co/DIRraDYubn
#呟怖 #返怖可
カンカンカンカン……。
踏切の前で、スマホをいじりながら遮断機が上がるのを待っている。
「皆さん、渡ってますよ？」
背後の女性に催促されて、歩みを進める。
刹那、聞こえてきたのは電車の警笛と骨の砕ける音。
「皆さん、ここから渡ったんですよ。」 https://t.co/uZfdqHUtTe
#呟怖 #返怖可
感情は双六と一緒。
喜怒哀楽に1·2·3·4を振り分け、幸福は5絶望には6。
表裏の和は常に同一。
絶望の淵に立っているのに。
ほら、裏面は喜でこんなに一杯。
やっとあの人に振り向いて貰えたもんね？ https://t.co/2KbDkNVgxx
#呟怖 #返怖可
廃墟となった巨大な人工構造物の写真集を眺めている。
珍しい写真集で廃墟の住所まで載っている。
あれ？これうちのマンションの住所だ。
ぱらぱら…。頭上から砂のように細かいコンクリート片が落ちてきた。 https://t.co/gjUbGvXQ4v
#呟怖 #返怖可
さっと雨が降って、真昼の街の至る所に水溜まりが出来ている。
水溜まりに映る街は、夕焼けの茜色の空。
どうして？と覗き込んでいると匂ってくるのは鉄錆の匂い。
覗き込んではいけないと気づいた時はもう遅い。
引きずり込まれた。
水溜まりの夕焼けが深くなる。 https://t.co/duoP9S5to8
#呟怖 #返怖可
庭の桜の木に、毛虫のフンが落ちている。
見るのも嫌だし放っていたいけど、増える一方だしスコシ掃除するか。
このフン、落ちてるんじゃない。
地面から生えてる。 https://t.co/uNZQ0aKl2S
#呟怖 #返怖可
下らない遊びを思いついた。
家の近くにある電話BOXから、自分の携帯に電話を掛ける遊び。
公衆電話から自分の携帯へ。「もしもし」と言っても当然、返事は無い。
受話器も携帯も自分が持っている。
「初めまして。ずっと見てました。」
返事がきた。
着信履歴に知らない名前。 https://t.co/sTZd5voXcm
#呟怖
保育園に入園したばかりの息子が、トイレットペーパーの芯を集めては捨てようとしない。
「どうして捨てないの？」
「あなのむこうの人に会えなくなるから。」
これは空想上の友達のこと？
「どんな人なの？」
息子が答えるより早く、１つの芯から酒臭い息を吹きかけられた。 https://t.co/6FQF91tOL8
#呟怖
「この佃煮？蜂の子じゃなくてうじ虫よ。幾ら夫を愛しているといっても直接食べるのは抵抗があるから。間接的にね。」
#呟怖 #実話
大叔母からうちの娘に雛人形を頂いた。
ただ飾っていると妙に気持ちが悪い。
なんというか、妙に生々しい。
よく見ると新品とは思えない小さなシミがある。
大叔母を電話で問い詰めると、近所で亡くなった女の子の雛人形だと白状した。
「女の子が泣いている。」と、娘が囁いた。
#呟怖 #返怖可
枕元に、何時何分にどんな寝言を言っていたか丁寧に記録されたメモ書きが置いてあった。 https://t.co/gZWcRyXJnz
#呟怖 #返怖可
子供の頃に祖母から貰った市松人形を部屋に飾っている。
赤地の着物に黒い水玉模様が散りばめられたハイカラな服を着ている。
不気味で、遊んだ事は無かった。
だって、この黒の水玉ね。
瞬きをするの。
#呟怖 #返怖可
何日もかけて書いた絵のデータが吹っ飛んだ。
落胆しながら夕ご飯を食べると、母親の機嫌がとても良さそうだ。
「お母さんね、夢に向かって頑張る人の足を引っ張るのが大好きなの。」
#呟怖 #返怖可
「私の側にいると下駄の音がするって言われるの、私にとっては何よりの幸せなんです。あの人を埋めた時、下駄を履かせたんです。一緒に歩いて音がなるように。」
#呟怖 #返怖可
今日も母と仏間に籠もって、提灯の灯りを見つめる。
壁を揺らす風、雨が窓を叩き突ける夜、ふっと灯りが消えた。
ガラスが割れて、遠ざかってゆく兄の声。
「連れて行かれたね。」
久しぶりに、痣だらけの母が微笑んだ。
#呟怖 #返怖可
ある日突然、我が家のテレビのリモコンに「幸」と書かれたボタンが現れた。
素晴らしいチャンネルだ。
私の秘めた欲望が流れる。
人の悲鳴、断末魔、一目で分かる助からない命が生放送で。
有給を貰い昼から観ていると、我が子が通う小学生がテレビに映った。 https://t.co/ul7GJVMvO1
#呟怖 #返怖可
代々伝わる満月を刺繍した袴。
満月の光に晒して延びる影は、人斬りと恐れられた先祖の業が写る。
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