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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
小学3年生の頃、初めて仮病で学校をズル休みした。一人で留守番をすることになり、教育テレビを見ることにした。普段は見られない人形劇や図工の番組は新鮮だったが、梅雨時で外が暗くなってきた為、段々怖くなってきた。チャンネルを変えようとすると、

「まだ早ぇよ」とテレビから声がした。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1273193760050966529 

#呟怖
とある遺跡発掘現場より

「見れば見る程良くできているねぇ」
「本当に。でもどうやって作ったのでしょうか?」
「いわゆるOパーツだからねぇ。今の技術でも再現は難しいだろう。年代っていつ頃だっけ?」
「それが…、鑑定によると、猿人よりも遥か前の時代だそうです」 https://twitter.com/Thgiliwt_nwoT/status/1214771910904446977 http://pic.twitter.com/ZHRUn8we7T

#呟怖
社会人生活に慣れてきた頃の話。大掃除中、学生時代の写真を眺めていた。

そのうちの1枚を見て、驚いた。友達だった子の位置が、変わってたのだ。撮影時は、後ろ姿で隅にいたのに。写真の中で、談笑している私と夫を眺めている。

「まだ赦してくれないの?だって、あんたが悪いんじゃない。」 https://twitter.com/r_Okishima/status/1129626895216140288 

#呟怖
「観念しろ!」

大悪魔の全身を纏う呪符を、天使長が1枚ずつ剥がしていく。

「もう少しだ。」

呪符には、怨みや憎しみ等、ありとあらゆる『罪』が封じられていた。

「悪魔め、正体を表せ!」

最後の呪符を顔から外すと、そこには…

世界の悲しみ全てを背負い、絶望した少年の顔があった。

#呟怖
中学生の頃、部活の合宿で学校に泊まった時の話。
親善試合や肝試し等、あっという間に楽しい時間は過ぎていった。

帰宅直前、忘れ物に気づき、体育館に行った。
私1人かと思いきや、天井の大窓越しに覗いてた女と目が合ってしまった。

大窓と同じ大きさの顔を歪め、ニンマリ笑っていた…。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1117853374190215170 

#呟怖
「次に、新婦のご学友からのお祝いメッセージです…。」

いよいよだ。

直にここは修羅場になるだろう。
披露宴会場の大画面には、姉が学生時代、興味本意で手を出した援助交際の「一部始終」が大音量で流れる様に設定済みだ。

いい気味。
いつも私のモノを盗ってばかりいるからよ、姉さん。

#呟怖
ソーセージを口にした瞬間、口内に激痛が走った。
何かの棘かと始めは思った。
だがよく見ると、それは先端をわざと尖らせた爪だった。
マニキュアが塗られているものもある。
この色、どこかで見たような…。

「久々の手料理、どうだった?」
爪から目線を外すと、すぐ目の前に妻の笑顔が…。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1115917973980450816 

#呟怖
夢を見た。
地獄の亡者に四肢をもがれた老人が
「お前、同胞だろ?頼む、助けて!」とすがってきたが、私は異邦人を装い逃げ去った。

目が醒めた。
テレビでは、先刻の老人の訃報が速報されていた。

罪悪感はなかった。
「我々やご先祖様を、散々貶めた売国活動家にはお誂えの末路だろう。」

#呟怖
近頃、近所で自転車事故が多発しているらしい。
負傷者は、主に歩行者を煽る自転車乗りで、その殆どが大怪我を負ったが、不思議と歩行者の怪我人は出ていない。

まぁ、お蔭で、煽り運転は、かなり減少しているみたいだ。

期待以上だ…。

どれ、次は歩き煙草に天誅を下すよう頼んでみるか。

#呟怖
今まで幾人屠りしや
死神太夫が流せし魂魄(たま)は、妖蝶となりて、地獄をたゆとう

たった一瞬の快楽の果てに
命を散らすは男の性(さが)か

羽音が奏でる刹那の音色は
あるいは怨嗟か恍惚か

ごめんね
わっちが求めているのは、この世で1人の生き別れの義父(ちち)
最も愛(かな)しく憎き鬼 https://twitter.com/magma_maniac/status/1114825111964540928 

#呟怖
「今夜はやめとこ…。」
いつもの帰り道、胸騒ぎがしたので、橋の道を避け、遠回りしてアパートに帰った。

酒肴と酒を口に運びつつ、今朝つけた夢日記を眺めると…。
【橋の上、包丁、2本、刺され、倒れる】と走り書きが。

「次逃げたらダメだよ。」
耳元で女の子の囁きと笑い声が響いた。 https://twitter.com/uri_bou02/status/1114839170319441920 

#呟怖
前の常駐先のプロジェクトルームに架けてたカレンダーなんだけど…。月が改まって捲ろうとしたら、勢い余って外れちゃったのよ。

そしたらびっくり。
裏の壁に、営業君の浮気相手の顔写真や、濡れ場の写真が、びっしりと貼り付けられてたの。

犯人は見当つくけど…。
今もあのままかなぁ。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1112181222279540739 

#呟怖
夕日の沈む水平線を見に行こうと言われ、車に揺られること、約1時間…。人っ気のない山道をどんどん進んでいった。

私は、嘗てないほどの恐怖に震え、平静を装うのがやっとだった。

崖の前で車が停まると、隣の男が、ドスのきいた口調で訊いた。

「海か山かチャカ、どれがいいか決まった?」

#呟怖
フッ、人間に情が移るとは、私もやきが回ったものです。
魔人失格ですね。

主も、よもや私が自身の心臓を人間の為に捧げるとは…。
…いや、今思えば、ここまでが私の罰であることをご存知だったのか。

だいぶ魔人化が進行していますね。
些か急いだ方が良さそうです。
参りましょう。
母上。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1114707952370241537 

#呟怖
「去年、新しい左目を移植されてからか。
盲点の辺りから、奴らに狙われている気がする。
1度気になると、もう何も手につかねぇ。
眠れない。
気が狂いそうだ。
ええい、ままよ。」

被験者が自らの左目を潰した瞬間、中から奴らが溢れ、頭部を喰い尽した。
血潮も絶叫も、全て飲み込まれ…。

#呟怖
地方支社に飛ばされて8年目の頃。

夜勤中に、何かを取りだそうと抽斗に手をかけたが、違和感を覚え、顔を近づけた。

中からは、断末魔、命乞い、罵詈雑言が微かに漏れてきた。

「この声!?」

抽斗を開くと、いつもの中身だった。
私はホッとした。

「社長、やっと地獄に堕ちたんですね。」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1110958281034330112 

#呟怖
「外が、どうも騒がしいな。」
ベランダから聴きなれない声が聞こえる?

窓を恐る恐る開けてみると、オウムが屋根に鎮座していた。
「どうした。逃げてきたのか?」
と茶化してみた。

「アンタハモウ、ヨウナシ。」
と言い残し飛んでいった。

昔、私が手にかけた不倫相手の最期の声色だった。

#呟怖
私が育った集落には禁足地があった。
大人達は、大蛇や底無し沼等、嘘の噂を流し、お定まりの脅し文句で子供を遠ざけた。

幼い私が、好奇心に負け、覗いたものは…

噎せ返る息、弾む肉体、家畜のお面を着けた男女と異形の野合だった。

「ここの子じゃなくなるよ。」

脅しは嘘ではなかった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1112553794309521408 

#呟怖
「屋上から、患者さんが飛び降りたらしいよ。」
「嘘でしょ!?」
「朝になって気づいた時には、血溜りだけだったって。」
「えっ、生きてたの?」
「それがね、引き摺った血の痕を辿ると、この建物のすぐ裏の隙間に続いてたのよ。」
「嘘!?あそこ猫も入れない位狭いじゃん。」

入院棟の噂話より

#呟怖
俺には、生前の記憶が残っている。

俺は長い顎髭の老人で、2人の幼児に手を引かれ、裸で河原を歩いていた。白い枯木の前に着くと、頭に水を注がれ、瞼を閉ざされた。

次に目を開けたら、俺はお袋に抱かれた赤子だった。

あの子らの手の温もり、忘れられんなぁ。

ある末期患者の回顧録より

#呟怖
痛い、痛い、もうやめてようっ!!
何でママを食べようとするの。皆、きちんと可愛がってあげたじゃないの。

「またあの患者さんか。」
「猫を40匹、多頭飼いしてたお婆さんでしょう?ずっと寝たきりで、毎晩うなされているのよ。」
「ああ、寝煙草で全焼した猫屋敷の…。お気の毒ねぇ、猫が。」

#呟怖

「ここの寺も期待薄だなぁ。」
「そう言わずに、行こ行こ。」
同棲中の彼女は、相変わらず楽しそうだ。

お祓いが終わり、

「ねぇ、どうだった?」
「どうもこうも、お前が元気ってことは、やっぱあれインチキだろ?」
「フフっ、これからも憑いて行きま~す。」

当分、肩の荷は降りなさそう。

#呟怖

久々に自作の怪談を投稿したくなり、過去の自作品を見直す為、SNSを開いて、驚いた。
アイコンや作品はそのままで、ペンネームだけ未知の文字に変わっている。

なりすましか?
恐る恐る、その名前を検索すると、ヒットした…。

プロフィールには一行だけ。翻訳すると…

「ここから出して!!」

#呟怖
朝、いつものように目覚ましに起こされた。
アラームを切る為に手を伸ばすが、
「ベチャ」
と柔らかい感触。
振り向くと、肉付きのいい坊主頭が血まみれで笑っていた。

バッと目を覚ますと、目覚ましが鳴っている。
「夢か」
冷や汗を拭うと、

「やあ」
とすぐ横から声がした。
振り向くと…。

#呟怖
初めて明晰夢を見た。
自分が夢の中にいる自覚もあれば、記憶も鮮やかだった。

廃墟の映画館で、大画面に映る見覚えのない文字列…。

見て、ふと悪寒が走った。
自殺した親友のブログのPW…。
何故かそんな気がした。

夢から覚め、ブログを開くと、
切り刻まれた私の遺影と呪詛がびっしり…。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1106718504651096064 

#呟怖
目覚めた後、まどろむ頭をよぎる夢の記憶。

またいつもの図書館で、鬼ごっこの続きだった。
漆黒の書庫の中、書架の隘路を泣きながら逃げ惑う私。
今度の「鬼」は、鋏ではなく、焼きごてを…。

寝汗で濡れた掌を返すと、爛れた拳が震えている。
「マタ、アソボウ。」
耳元で囁かれた気がした。

#呟怖 発足1周年、おめでとうございます

なんと、まだ1年しか経っていなかったのですね皆様の投稿数や横展開の幅広さを考えても、まだまだ呟怖の可能性は無限大ですね

今後とも、及ばずながら、拙作を投稿させて頂きます。

2年目も宜しくお願いします。

#呟怖
お題:祭り

聳える鳥居、夜店の匂い、心に沁みるは英霊の想い。

今宵は祭り、生者も死者も、歌えや舞えや、逢魔が時。

神々とヒトが織り成す夜に、

献灯が照らすは、とこしえの御霊屋

我らがやがて、還る場所。 http://pic.twitter.com/bvPne5wV0R

#呟怖
お題:人間

その晩も、ひいきにしているグループの怪談朗読を、寝ながら聴いていた。

朗読が終わり、考察に移ってから数分後、女性の囁きが入った。

「ニンゲン…。」

その回は、男性2人だけの収録だった。

丁度、考察から脱線し、ラーメンの旨い出汁について、雑談中のこと。

#呟怖
お題:鬼

焼却炉の録音機より。

「…助けてくれ。
この国には、鬼が巧妙に紛れ…。

毎年…万人…行方不明者と入れ替わり、人との交配種も出回っている。

…は、報道・教育・政治・行政を掌握し…。…奴らの存在は隠され、人同士が憎しみあう様に操作…。

…手遅れに…前に…。あ!畜生…。」

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