呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
週末の明け方
ジョギングの帰りがてら、始発前の無人駅でもの思いに耽けていた。1人きりの貴重な時間。そう思っただけに、線路上の人と、ふと目があった時はびっくりした。

私だった。
血塗れで腐敗していたが、私だと分かった。

あの時選ばれなかった、もう1つの結末。未だに捨てきれない。 https://t.co/LYHkA8kEcS

#呟怖
友の口癖より
「言葉ってのはな、凶器なんだぜ。形はなくても、ほんの一言で、親友や恋人も失っちまう」

私の独白より
「確かに。でも、形にできる思いもあるってことには、最期まで気づかなかった様だね。幸か不幸かは知らんが」 https://t.co/zU7S5XIKqI

#呟怖
実家に住んでた頃の話

両親から、夜中に奇声をあげないで、と苦情を言われたことが何度かあった

身に覚えがなかった
寝付きは良い方だ
だが、余りにしつこかったので、試しにカメラで自分の寝相を録画して、朝観てみると……

当時はきっと、つかれてたのだろう https://t.co/bDVmzm2MMq

#呟怖
河原で子供が泣いていた
級友に苛められたらしい
私は彼に板チョコを分け、励ましてやった
彼は立ち直り、感謝して去った

あれから10年
私は病に蝕まれ虫の息
走馬灯が流れる
幼い頃の私
どこか懐かしい初老男の顔
チョコの味

はっと目を覚ますと
幼い私は河原で泣いていた
男が歩いてくる

#呟怖
長めの横断歩道を渡った時、運悪く安全地帯で足止めを食い、次の青信号を待つことになった。ふと足元を見ると、どこかの神様が震えながら、車が横切る車道を見ていた。どうも怖くて渡れないらしい。私は、何かのご縁だし、近くの神社までお送りした。翌日、同棲中のヒモ男と縁切りができた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1276898071738114048 

#呟怖
「なんか美術館に警察来てない?」
「先週、泥棒が入ったらしいよ」
「マジかよ!?なんか盗まれたの?」
「ううん、何も」
「じゃ、なんでまだ警察いるの?」
「その泥棒の死体について捜査してるんだよ。バラバラな状態で絵の具まみれだったけど、まだ左手と胴体が見つかってないんだって」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1304768172503965696 

#呟怖
両親が他界してはや10年。
足の悪い妹と2人暮らしだが、時期によってはその限りではない。
お盆の頃、自室で休んでいる時に、外から妹の辿々しい足音が聞こえるまでは良い。だがそれに混じって、ドタバタと走る音も何人分か混ざることもあるのだ。只、その足音は、決して両親のものではない。

#呟怖
祖父の昔話より
少年期に、祖父は不思議な風習のある集落で生まれ育った。例えば、出会い頭に人とぶつかったり、すれ違う人を避ける際に同じ方向へ動いたりすることが、不吉な兆しとそこでは信じられていた。だから1回でもその様なことがあれば、その日は自宅に籠り、お祓いを受けていたとか。

#呟怖
私が成人した日、親戚一同がお祝いに駆けつけ、父も私に贈り物をしたいと言った。初めて知ったのだが、我が家には家宝があるらしい。桐の箱の中には、お札に包まれた何かのミイラが入っていた。顔を上げると、皆満面の笑みで私を囲んでいた。
「これで引き継ぎ完了だ」
嬉しそうに父は言った。

#呟怖
真夜中過ぎの友人宅で、霊感について話した時のこと。

私「生まれつきないよ」
友人「…1つ訊きたい。お前ここに来る前に何人すれ違った?」
私「えっ、大体20人位…」

奇妙なことに気がついた。この時間帯の住宅街にしては多すぎる。何より、全員歩き方が、全く同じだったことを思い出した。

#呟怖
村八分を受けると、火事の時か葬式の時しか相手にされないと、一般的に言われる。あまり知られてないが、村落によっては、食糧に選ばれた時も含む、村七部の場所が、今もどこかにあると言う。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1303537203516039170 

#呟怖
薄暗い部屋で、少女は拘束された男の口から自分の口を離した。男は躊躇なく、口移しされた「それ」を咀嚼した。舌に絡まる脚、口蓋に吸い付く翅、甲高い鳴き声が喉の奥に消えていく。少女は薄目の三白眼で満足そうに微笑み、次の虫を自らの口に含んだ。男は歓びに震え、雛鳥の如く口を開けた。

#呟怖
真夜中過ぎ、動画サイトを漁ってたら、可愛いVtuberのサムネを見つけたので、再生してみた。動画では、サムネの少女がドアのベルを押す行為を延々と繰り返している。不意に少女は振り向いた。眼球のない両目から血の涙を流し、笑っていた。急いでスマホを切った。自宅のベルが鳴り始めた。

#呟怖
階段を降りると、あなたは通信機のある部屋に着いた。そこでは、1つだけ願いを叶えてもらうことができる。脱出も可能、それ以外も可能だ。あなたは、通信機の前に立つと、生気のない目で、静かにこう言った。
「堕りたい」と。
あなたは、再び階段を下りて行く。終わることのない階段を…。 https://twitter.com/5000004xxx/status/1301198557488115713 

#呟怖
町が寝静まった時間、薄暗い自室でラジオを聴くのが日課だった。翌日が休みということもあり、その日は最後まで聴いていた。放送が終了すると、機械的な音声が俄に流れ始めた。雑音に混じって、この辺りの地名、住民の名前を次々と読み上げ、最後に私の名前が読まれた瞬間、砂嵐に代わった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1303627053200076800 

#呟怖
曰くある場所と言えば、湘南地区の小坪トンネルはそこそこ有名ですが、その近くにある古井戸についてはあまり知られていません。私の知人は、仲間数人でその井戸に胆試しに行き、井戸の中から女性の声を聞き、涙が止まらなくなったとか。井戸と言っても、人一人入れない位狭い穴なのにです。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1281831746783203328 

#呟怖
一人暮らしの母が心配なので、たまに帰省して、家の大掃除をしている。田舎の広い敷地なので、掃除は骨が折れるが、毎回神棚のチェックは楽しみである。薄く積もった埃に、今回も足跡や土俵の跡が描かれていた。私は、神棚を綺麗にした後、柏手を打ち、母を見守り下さったことに感謝を伝えた。

#呟怖
地下鉄ホームで終電を待っていた。ふと、目の端に何か映ったと思い、線路奥の闇を覗き込んだ。兵隊の服装をした人が3人、負傷者を担架で運んでいた。彼らは、線路を横切り、壁の扉に入る所だった。俄に、最後尾の兵隊が私の方を振り向き、目が合った。次の瞬間、電車が到着し、兵隊は霧消した。

#呟怖
友達と2人でバスに乗った時。彼は、急に別の席に移った。と次の瞬間、バランスを崩した乗客が空席に凭れた。降り際私は、「凄い!!予知したの?」と訊くと、彼は「うん。あのままぶつかってたら、あの人、謝ったのに何で無視すんだって僕に因縁つける未来が見えたんだ」と屈託ない笑顔で答えた。

#呟怖
「このパズルを、、完成させたら、、大変だ…。元に、戻れなくなっちまう。」
何気なく入った骨董屋で、何となく選んだパズルの会計を済ますと、陰気臭い店主の爺さんは、目も合わせずに、呟いた。

あれから3週間、漸くパズルも完成しそうだし、そろそろ良い感じの枝を見つけなきゃ♪ヒヒっ♪ https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1271420144753840130 

#呟怖
少女は笑顔で後1本
と言うと、男は嬉し泣きして指を差し出した。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1295236210344882179 

#呟怖
ある村にて
「この部屋です、先生!お願いします。」
「…。」
「お金に糸目はつけませんから。」
「何もいないな。」
「!?そんな訳ないでしょう、右隅にはっきり映ってるじゃないか!何で…。」
言える訳ない。影の正体が、私と契約を交わした悪魔だなんて。人のワイフを寝取った報いだろう。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1302259487911194629 

#呟怖
その山が禁足地なこと位は知っていた。でも、御神体の写真を撮らないと、また奴等に虐められる。降りしきる雨に打たれ、辛くも本殿の前に辿り着いた私は、不意に立ったまま金縛りにあった。左側から近づく、ただならぬ気配。姿を一瞬見た後、次に目を覚ましたのは、麓のコンビニの駐車場だった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1302564067068977153 

#呟怖
20年住み慣れてきたこの町で、近頃妙な噂を聞くようになった。「墓場で遊ぶと猫になる」と。実際、夏に胆試しをした若い子らの内、少女の何人か行方不明になっているが、逆に、野良猫が増えた話は聞かない。ただ、墓地の外れ側にある猫屋敷からは、夜な夜な地下室から呻き声が絶えないという…。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1295755160119963648 

#呟怖
アル中を克服するため、ネット通販で買った薬を試してみた。服用すると、どうもアルコール飲料が激マズに感じる様になるらしい。騙されたと思って続けること3ヶ月、かなり辛かったが、妙薬のお蔭でアル中は克服できた。しかし酒気が消えてから、奇妙な生き物や物音に気づく様になった気がする。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1296149218084626433 

#呟怖
台風が去った日の夕暮れ、生暖かい風に頬を殴られ、たまには一興かと思い、浴衣で川原を散歩していた時。ふと目の前に、烏帽子を被った小人が旋毛風で転がっていった。この辺りは水神信仰の篤い地域ということもあるが、たまに迷子になる神様もおられるのだろう。そんな些細な残暑の夕暮れ。

#呟怖
推しのVtuberがほしいものリストを公開したので、いくつか購入してみた。

後日、DMが届いたことを知り、私は有頂天になった。動画のリンクが貼られてたので、移動し再生すると、流れ始めたのは、人間の少女が首を吊る動画だった。

驚いて、動画を再生し直すと、正常に返礼動画が始まった。 https://twitter.com/moon04cat/status/1301747091048247298 

#呟怖
目が覚めたら、老人ホームで最期を待つだけの寝たきり老人だった。目の前には花瓶の破片を握りしめる、老いた妹が口角を広げて笑っている。今迄に見たことのない笑顔。破片が降り下ろされ、

私は夢から覚め、20代に戻った。
目の前で、朝食に呼びに来た妹が微笑んでいる。
妹は今日も優しい。

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