呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖

「呪いだ」
男は家の前で呟いた。
「そうですか」
疲れた表情の女性がため息をついた。
「雪だるま使うね」
「はあ……」
男は返事を待たず服に手を隠すと、何やら呟きながらもぞもぞ動かした。
とたん雪だるまは醜く歪みながら溶け出した。
「ひっ!」
「身代わりになる物が有って良かったね」 https://t.co/NE1bwwrho2

「この駅の階段、時々転びそうになるんだよね。段数多いからかな?」
「どうだろう? ところで階段に0.1カロリーとか書いているアレ何?」
「知らないの?」
「うん。
前から気になっているんだけど、1.3カロリーの所でいっぱい手が生えてるの。何か意味あるのかな?」
#呟怖 https://t.co/5ktEG6Wna6

帰り電車で寝過ごし慌てて知らない駅で降りた。
妙に暗くどこか違和感を覚える駅。
何か飲もうと自販機に近寄りギョッとした。
缶の代わりに人形の首が並んでいたのだ。
ここにいたらヤバイと言う感じが広がる。
電車が来た。
直ぐに乗った。
助かった。

それは路線に存在しない駅だった。
#呟怖 https://t.co/5ktEG6Wna6

#呟怖

「やっと完成したぞ!」
男は長い年月をかけ完成した魔法陣をみて満足そうにうなづいた。
「これで世界中の老害どもは死ぬ。若者のチャンスを奪った怨み思いしれ!」
そう言って呪文を唱えたとたん男は苦しみそのまま倒れ、亡くなった。
それは怨みつらみを一生言い続けた年寄りの最後だった。 https://t.co/RZABAo3vuk

#呟怖

昨日、この左のベッドで寝たら腰が踏まれたように痛くなったんですよ。
そして時々「おばあちゃん気持ちいい?」って子供の声が聞こえるんですよ。
わたしは男だし30代なんですけどねえ、気味が悪くて。
いったい何なんですかねえ。 https://t.co/TsHuoAaanw

#呟怖

複数の人間が間を開けて木の根本に立っている奇妙な風景が目に入った。
誰も直立したまま動かず沈黙している。
近寄ると、枝から垂れている細い紐に首をかけてぶら下がっている事に気がついた。
思わず後ずさる。
後ろの木が背中に当たると全員わたしの方を向いた。

そしてニヤッと笑った。 https://t.co/FI5AkCjcn5

#呟怖

セピア色の記憶。
思い出すのは海岸に立っている彼女の後ろ姿。
彼女はもういない。
彼女は海に消えた。
そして多分わたしを呼んでいる。

      ・・・・
わたしは足を何者かに引っ張られ、

・・・
浴槽で溺れながら彼女の思い出を…… https://t.co/P2JeVB1Ab9

#呟怖

A「このペンション、お屋敷っぽさが気に入っているんだよね」
B「良い感じ。探偵小説の舞台になりそう」
C「連続殺人とかか?写真取ると霊でも写りそうだが」
D「僕は建物より入り口の石が気になるかな。10人以上霊がいるけど誰が殺して下に埋めたんだろう?」 https://t.co/d1VVl0rH4J

#呟怖

また名前を間違えて喧嘩してしまった。
確かに前の彼女と間違えたのは俺が悪い。
だけどそこまで責める事は無いだろう。
だから俺もついカッとなってしまった。
いや、実際顔が前の彼女に見えたんだよ。
前の彼女の時も同じだ。
同じ場所が駄目なのか?
今の彼女を埋めながらそんな事を考えた。 https://t.co/1UwN3qkGzx

#呟怖

雨の中に傘がポツンと一つ。
その傘に恋したのは妖怪からかさ小曽。
近寄りアピールするが無反応。
傘はピクリとも動かない。
横に倒れている女性みたいに。 https://t.co/4ulq8sCghs

#返怖 #呟怖
どこからか
早くして出ないと漏れちゃう、
あー漏れちゃったと声が聞こえ、
少ししとから鼻と耳から血が垂れてきた。 https://t.co/tCrkoHFkxg

#呟怖

白地の四角いスマイリーフェイス。
「嫌ああっ! 」
患者はそれを見て叫んだ。
明らかに精神が病んでいる。
コロナ禍でその被り物が流行ってから現れた、皆同じ顔の恐怖。
渋谷や新宿で発病が多い。
「握手会のフアン全員がこの顔じゃあ……」
医者はそう呟き元アイドルだった患者を見た。 https://t.co/YIe2cyFBWE

#呟怖

流石、都会の駅のホーム下は綺麗だな。
うちの田舎の駅のホーム下なんて、無数の腕がひしめきあって、おいでおいでしているよ。 https://t.co/cicSKzYXeU

#呟怖

何が違った?

真っ暗な中、各自持ち寄った食材を何かわからないように鍋に入れる。
煮えたら暗くわからないまま鍋から食材を取る。明かりを付け何を取っても食べる。
10個しか無いはずの皿がちゃんと全員分揃っている。
「闇鍋って怪異イベントじゃないよな」
誰かの呟きに11人全員が頷いた。 https://t.co/1tUKQaTOGj

#呟怖

おかしい。
山奥を走っていたはずなんだ。
霧に覆われ、真っ白になって危ないので止まってハザードランプを点滅させていたはずなんだよ。

なのに霧が晴れたら街中。
クラクション鳴らされて走り出したけど、ここは何処なんだ。
信号が青黄赤って、黒灰白じゃないのかよ。
ここは何処なんだ!? https://t.co/HfAgINQssi

#呟怖

初めて入るきしめん店だった。
変わった出汁だ。
昼なのに客はわたし一人しかいない。
流行らない店なのだろう。
店を出るとパトカーが止まっていた。

「殺人。平うどんと言われついカッとなり」
昼見た店主の顔が夕方のニュースに流れていた。
「右手首未発見」
……

わたしは吐いた。 https://t.co/tmYQQV80fr

#呟怖

「わたしの趣味を理解してくれる人なんて初めてだわ」
「僕もだ。君を誤解していた」
二人は恋に落ちた。
そして結婚しA市に新居を構えた。

その頃からである、A市の警察が不思議な傷をつけられたバラバラの死体に頭を痛めるようになったのは。 https://t.co/l8c0lyzCbU

#呟怖

訪ね人とあるのに白い四角で顔を隠しているポスターを見つけた。
四角には「Nail」の文字。
不思議なのでスマホで写した。

ポスターが変わった。
文字は「ear」だ。
写そうとして気が付いた。
顔は見えないが写真はわたしだ。
そしてスマホには、爪が剥がされた死体発見のニュースが…… https://t.co/Kaf8AVUDir

#呟怖

電子音が鳴る。
皆蓋を開け麺をすすりはじめた。
カップメンの早食い競争。
熱い戦いが始まった。

いつもと違い取り憑かれたような狂気じみた雰囲気が漂う。
一人喉を詰まらせ倒れる。
やな予感。
最後は全員リタイア。

だから嫌だったのだ。
亡くなった選手の遺品のタイマーを使うのは。 https://t.co/Ab41ia8UCL

#呟怖

後姿が知っている女性そっくりだった。
あり得ないが思わず声をかけてしまった。
振り向くとその顔は皺だらけで、返事の声は男声だった。
わたしは驚き、後退りした拍子に尻餅をついた。
とたんそいつは姿を消した。

あれは妖怪の類いだったのだろうか?
それとも昔殺した女の霊なのだろうか? https://t.co/DLETxfXuRx

#呟怖

暗い洞窟に不思議な向日葵が咲いている。
いっせいに洞窟に入ってきた人の方を向くと言うのだ。
わたしは暗視装置を付けて入ってみた。
ライトより良く見える。
入ると、向日葵はいっせいにこちらを向いた。
わたしは悲鳴を上げた。

全ての向日葵には人の顔が浮かんでいた。 https://t.co/XCLalPGVjy

#呟怖

最初は誰かが電柱に果物を投げつけたのだと思っていた。
しかしそれはコンクリートを食べる『何か』だった。
やがて電柱が枯れたかのように萎み『何か』は増殖した。
『何か』は、建物なんかのあらゆるコンクリートを食べ、アスファルトまでも食べ始めた。
そして街は『何か』に覆われた。 https://t.co/9jPBqyMCuU

#呟怖

物置代わりの屋根裏から時々子供の笑い声が聞こえた。
「座敷童がおもちゃで遊んでいる」
霊感のある友人が言った。

ある日、小学生の頃のゲームを処分しTRPG関係の物を屋根裏に移したら友人は家に来なくなった。
そして笑い声も消え、
聞こえるのは

ふんぐるい むぐるうなふ…… https://t.co/v8xOmFY39b

#呟怖

3遅刻魔

遅刻魔の俺が時間厳守に変わった理由?
きいても参考にならないよ。

なぜなら、わたしを待っていたばかりに事故に巻き込まれて友人が亡くなったからさ。

反省?
違うよ。
時間を守らないとそいつがせかすのさ。

男は、そう言って首に付いた赤い痣を指差した。 https://t.co/mOyNNx1hUs

#呟怖

M君は不思議な地球儀を見せた。
地名は外国語で日本の型も少し違っていた。
面白いのは、二つに割れて、断面には地球が空洞になっている図が書かれている事だ。
見た帰り道、僕は長身の黒ずくめの変な男とすれ違った。

次の日、M君は行方不明になった。
地球儀は見つからない。 https://t.co/LEBJWZyJHQ

#呟怖

女は手を動かしカードを並べた。
意味ありげな薔薇の入れ墨が甲に見える。
女は並べ終わると一枚づつ順にめくった。
男はその様子をジッと見ている。
「殺された恨み、それでこの世に未練が残っている」
カードを覗いていた男は、そう言われて自分が死んでいる事を思い出す。
そして消えた。 https://t.co/61ZZfU8KRN

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