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基維ひなた|14ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

稲光が部屋を照らし反射的に窓を見やると、誰かが平泳ぎで通過していった。

#呟怖
#一行怪談 https://t.co/7K57ajpkgH

壁一面に手形があるでしょう。
これは全部私の手。
繰り返す輪廻の中で、幾度も非業の死を遂げた私の手。
最期は必ずここに来て手形を残すの。
次は幸せになれますようにって。
ねえ先生、私今度こそ幸せになれるかしら。

染みひとつない白い壁を撫で、はらはらと涙を流す患者が一人。

#呟怖 https://t.co/fZlwKbIgAw

天使が懇願した。
あと一人で飛べるんだ。
君の翼を分けてくれ。

人間に翼?
使わないし、いいよ。
自殺者が多い昨今、人助けもいいだろう。

天使の翼はみるみる輝き、力強く羽ばたいていった。

私が愛や自由や希望といったものを失ったことに気づいたのは、
屋上から飛んだ瞬間だった。

#呟怖 https://t.co/npDlR64nFj

皆様、右手をご覧ください。
あちらにございますのが、
天使の顔でふらふら近づいた馬鹿を捕まえては頭からむさぼり食う「ペ天使の像」と、
ふらふら近づいた馬鹿でございます。

#呟怖 https://t.co/mTbUW4LJsk

刑務所から出所したところを狙う暗殺者がいるそうだ。
通称「死神」。
特徴は黒衣に大鎌、ごつい手甲。
斬られて死ぬか殴られて死ぬか選ばせるらしい。
「助けて」が「殺して」に変わるまでいたぶるって話だがな。
それくらいが丁度いいさ。

陰気な顔の運転手は乗客をちらりと見て、笑んだ。

#呟怖 https://t.co/UkgE0hnNsx

クラスの女子がくれたプレゼントをドキドキしながら開けたら、女の人の惨殺死体の写真が入っていた。
心臓が一際大きく跳ねた。
皆が笑っていた。
これが僕の初恋だった。
今でも理想の彼女を探しているんだ。

隣で彼が機嫌良く話している。

コーヒーを飲んだのに、
なんだか眠くなってきた。

#呟怖 https://t.co/ArbuGFbr6S

週末は会員制のバーに行く。

「今日は若い子がいいな」
「かしこまりました」

淡いピンクのスパークリング。
喉を流れ落ちる感覚が心地良い。
クラリと目眩がした。
酔ったわけじゃない。

「俺を注文したのは誰かな」
バーテンは微笑むのみ。

魂を分かち合うバーは週末にひっそりと賑わう。

#呟怖 https://t.co/TDS3sqFD4k

隣の娘がまた叫んでいる。
夜9時から12時まで続いてパタリと止む。
翌朝、奥さんが疲れた笑顔で挨拶してくれるのが痛々しい。

その奥さんが救急搬送された。
娘に唇を食いちぎられて。
精神病院へ入れられた娘は、
「毎晩耳元でお母さんが言うの。しねしねしねしね」
と言い続けているそうだ。

#呟怖 https://t.co/OcO4NIRVSH

自称魔女の後輩から手作りチョコをもらった。
「惚れ薬入りです!効いたら教えてください」
とぶっちゃけた上で。
口どけの良いチョコの中に、とろりと甘酸っぱい薔薇のジャム。
なかなか美味い。
「良かったあ!その薔薇、頑張って育てたんですよ。肥料の糞尿も自前で」
お前は黙っててくれ。

#呟怖 https://t.co/ELKPEhWVi9

何を言うにも、
「そういえば」
から話し始める人がいる。

先の話題に関係があるのかと思えば、全く違ってたり。
その日初めて話す時もだ。

思いきって聞いてみた。

「ねえ、何で『そういえば』なの?そんな話してないのに」

「えっ、してたよね?」

彼女は誰もいない空間に問いかけた。

#呟怖 https://t.co/GSeYMWLtEe

信号待ちでスマホを見ていたら、腕を掴まれた。

「あの時見てましたよね!」
「あの時?」
「私がひき逃げされて死んだ時です!」

そういえばなんか騒いでたな。

「運転手がスマホに夢中で突っ込んできたんです!」
「大変でしたね」
「証言してください!」

でも私、スマホ見てたし…。

#呟怖 https://t.co/kPhymgbxac

ほら、あれ。
変わった看板だよね。
なんでも、カーブミラーを設置してから事故が増えたとか。
そこを企業が買い取って鏡を潰して、看板にしてるんだって。
えっ、看板じゃない?
ちゃんと向こうからくる車が映ってる?
ははは。
向こうは崖だよ、何言ってんの?
そう、今向かってる方向だよ。

#呟怖 https://t.co/pg4fBBEDYn

はい、確かに主人です。
女も一緒にいませんでしたか?
ええ、遺書に。
決して離れぬよう、
誰も入る隙間のないよう、
互いを堅く縛って飛び込むと。
そうですか。
段ボールが全身に。
女に騙されたのでしょうか。
それとも女は段ボールだったのでしょうか。
破れて千切れて、
いい気味ですね。

#呟怖 https://t.co/o6KDSieXBy

べけべけさんが来るのよ。
垣根から顔を出して、
「最近どう?」
って。

で、べけべけさんに愚痴るでしょ。
そしたら次の日には愚痴の元を潰してくれて。
「最近どう?」
って。

でも愚痴のネタも尽きちゃって。
あ、そうそう、
あなたのお名前、教えてくれる?

#呟怖 https://t.co/7miZGYARYC

ある日突然「偽物」が黒く見えるようになった。
食材やブランド品、人の顔も。

気持ち悪くて引きこもっていたら、彼女が遊びに来た。

ドアを開けると真っ黒な雨に濡れた世界。

「なんで、雨が…」

「やっぱり気づいてたんだ」

彼女の声で言ったそれは、頭から爪先まで全てが真っ黒だった。

#呟怖 https://t.co/uK3b2WtXs5

これね、鼎っていうんだって。
かなえ。
私とおんなじ名前ね。
神様への供物を煮るための道具。
女性器の隠語でもあるんだって。
ぴったりだよね。
これで煮たら、可愛い赤ちゃんできるかな。
他の女にばっかりあげて。
ねえ。
聞いてる?
ねえ。

猿轡を濡らして首を振る夫にハサミを向けた。

#呟怖 https://t.co/82JSSq1IV6

暗闇の中で目が覚めた。
椅子に縛り付けられているようだ。

目の前には一本の蝋燭。
小さな炎の他に光源はない。

何時間経ったのか。
それとも数分なのか。

大声で助けを求めようとして、
炎が揺れるのを見て慌てて止める。

時折部屋の床を這いずる音がする。

蝋燭は残り少ない。

#呟怖 https://t.co/MzW3yooGE8

村の娘に守り神が言いました。
お供えにご馳走はいらない。
心のこもった花で良いと。
娘は村に帰って伝えました。

神様は花をご所望だ

翌朝、
花で飾られた娘が捧げられました。

守り神のいなくなった村は、
程なく水害に沈みました。

跡には睡蓮の花が、
村人の手足の数だけ咲きました。

#呟怖 https://t.co/64BjRVw48f

広大な丘に立っていた。
青い空、一面の緑。
風も優しい。
嬉しくて回った。
くるくる、くるくる……

車のブレーキ音。
横殴りの衝撃。
地面が固く冷たい。
母が泣いている。

「お母さん、ここ、どこ?」
「あんた、わかるの!?」

何を言ってるんだろう。

痛い。
寒い。

あの丘に帰して。

#呟怖 https://t.co/K6vEx1ok1b

@suika_sheep #返怖
#呟怖

塩を撒いたら、
増えた。

ならばと砂糖を撒いたら、
大きくなった。

「何が弱点なんだよ…」

困り果てて呟くと、
一匹がもじもじしながら、

「マメ…」

と答えた。

くっ…駄目だ、
俺には退治なんてできない!

周りをぴょんぴょん跳ねる何か。
うちの一匹がニタリと笑った。

@ahomaja #返怖
#呟怖

「やっぱり返事は『あたし、死んでもいいわ』かしら」
「もう死んでるじゃーん」

ベランダで彼女とクスクス笑いあっていると、パトカーのサイレンが止まり、ドアが乱暴に叩かれた。

うるさいなあ、邪魔しないでよ。

ふらふらと街中をさまよう。
お腹が空いた。
お金はない。
もうこれでいいか……
その辺のものを食べようとした時、
食堂のおばちゃんが手招きした。
内緒ね、と出されたご飯。
おいしい。おいしい。
涙がぽろぽろ零れた。
「生まれ変わってまた食べにおいで」
私は頷き、透けた手を合わせた。

#呟怖 https://t.co/oUTQeEFTpj

・恥ずかしがりやです。
・暗いところに巣を作ります。
・目を合わせないようにしましょう。
・毎日お風呂に入れてください。
・人が好きです。
・餌は細かくしてあげてください。
・必ず自分よりも細かくしてあげてください。

細かくって、これくらいでいいのかな。
ほら、ご飯だよ。

#呟怖 https://t.co/XVIPRUsJ2e

「月が美味しそうだから」
「でも、手が届かないから」
そんな理由で飛び降りてしまったあの子。

その執念はしっかり届いたようで、
満月の晩になると、
月を口の中で転がし満足げに笑っている。

たまに勢いがつきすぎて、
目から飛び出してるけど。

#呟怖 https://t.co/VNMg7aEnPM

被害者はスタンプを手に絶命していた。
お笑いコンビ「ニコイチ」の公式グッズ。
二個を重ねて押すと絵柄が完成するらしい。
犯人を示しているのか?
悩んでいると鑑識の結果が出た。
遺体から二人分のDNAが検出されたと。
髪の毛から爪先まで複雑に混ざっていると。
被害者の顔は笑っていた。

#呟怖 https://t.co/WY5Y0FBLet

前を歩く男性が突然たたらを踏み、尻餅をついた。
縋るように伸ばされた手は空を切り、後方へと引きずられていく。
どこかを擦りむいたのか、ペンキを雑に塗ったような赤い線を残して。
影だ。
影が嬉しそうに本体を引きずって走っている。

視線を落とした。
自分の影がひらひらと手を振った。

#呟怖 https://t.co/tzRIZOWoph

昔から、宿題やお手伝いが不思議と片付いていることがあった。
私は「小人さんが助けてくれる」と言っていた。

「お人形で遊んでもいい?」

幼い妹が見覚えのない人形を持ってきた。

「いいよー」

どうせまた壊しちゃうんだろうな。

それから小人さんが助けてくれることはなくなった。

#呟怖 https://t.co/0p8pbmxgBP

箱庭療法。
砂の入った箱の中に、患者が自由に玩具を配置する心理療法だ。

担当の患者は真ん中にぽつんと塔を置いた。

「中にお姫様がいるんだよ」
「王子様が助けに来るのかな」
「来ないよ」

患者は屈託なく笑う。

甘い匂い。
塔に蟻がたかり始めた。

悲鳴が聞こえた気がした。

#呟怖 https://t.co/j5zULtsL5A

「今日はやめといた方が良いよ。女子が降ってくるから」

通りすがりの男に妙なことを言われたが、折角来たので展望台へ向かった。

澄んだ空気に満天の星。

カンカンカンカン
ガシャッ、
……ドサッ
カンカンカンカン
ガシャッ、
……ドサッ

姿は見えねど繰り返す音。

やめとけば良かった。

#呟怖 https://t.co/gFew9hXtAg

山菜採りに行くと、観光客らしい女性が親指を立てていた。
「ヒッチハイクですか」
声をかけると笑顔で頷く。
「ここの人たちは親切ですね。食べ物も分けてくれて」
鞄から虫が湧いた饅頭を取り出し、半分に割って寄越す。
入口のお地蔵様を倒したのはこいつか。
「良い旅を」
私は踵を返した。

#呟怖 https://t.co/7EUAx8RjtC

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