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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 「すごく怖い話を教えてくれ」と言われて、有名ではない自己責任系の話を教えた。私の所にもやってきたお墨付きだ。翌日「あれ、来たよ!でも教えてくれた対策はしなかった、何が起きるか楽しみじゃん」その数日後、彼は葬儀で実家に帰った。

#呟怖
よく『怖いと思うから変なものを見るんだ』っていうじゃないですか。
じゃあ怖いと思っていないのに道端で3つの影がこちらを覗いていたのはなんだったんでしょう。あぁ、人影と言えば人影かもしれない。だって本当に"影"しかなかったから。

#呟怖 ある日、祖父と散歩している夢を見た。『今日はこっち泊まっていくの?』そう聞いたが、祖父は首を振った。『今日は行かんといけんところがあるけんなあ』。目を覚ますと、枕元の携帯に母からのメール着信があった。『姪、無事に生まれたよ』その文字を見て少しだけ、喉の奥が痛くなった。

#呟怖 友人としょうもないことで喧嘩した後、その友人が突然笑い始めた。顔を見てぎょっとした。焦点の合わない目でこちらを見ながら笑っている。しばらくして笑うのをやめた友人は、笑っていた時のことを覚えていなかった。

#呟怖 『なんでそれができないんだ』『やる気があるのか』上司と揉めた際、3時間程説教されることが数日続いたことがある。「やれよ」スピーカーから声が聞こえた。「やっちまえよ」。後でわかったことだが、その場で同じ声を聴いた人はいなかった。

#呟怖 お盆。迎え火をしていた時のこと。煙が空に昇っていくのをひたすら見ていた。ふと隣にいる姪っ子に目が行く。姪っ子は煙ではなく、玄関の方を見て指差していた。何を指し示したかったのかは、分からなかった。

#呟怖 ある夏の日。部屋の前で死んでいた蝉をアパートの前の土に埋めてやった。『ようがんばったな』少し、泣きそうになった。次の年から毎年のように複数の蝉が部屋の前で死ぬようになった。別の意味で泣きそうになった。

#呟怖 エレベーターに真っ赤なジャンパーを着た人が乗り込んで、私の目の前で扉が閉まった。上に上がるボタンを押すと、先ほどしまった扉が開く。ジャンパーの人がボタンを押し忘れたのかと思ったが、エレベーターの中には誰もいなかった。『真夏の昼間』のことだった。

#呟怖 『あぁ、家族の方と暮らしてるんですね、道理で』スカイプで通話した時、通話相手と家族の話になった。「なにがです?」そう聴くと『いえ、よく声の後ろから生活音が聞こえるので。でもまさか一緒に住んでる方がいるとは』残念ながら、社会人になってから私はずっと一人暮らしだ。

#呟怖 体育の授業の後、幼馴染と遊んでいて、次の時間が教室移動なのを忘れていた。新校舎と旧校舎のどちらの教室かで悩み、みんなで旧校舎に行くことに。教室の前まで行くと、大勢がしゃべっている声が聞こえる。安心してドアを開けた後、私たちは悲鳴を上げて逃げた。教室の中には誰もいなかった。

#呟怖 「〇〇さん」と呼ばれて「なんですか」と振り返る。上司はうんざりした顔で言った。「呼んでねえよ。いいとこ知ってるんだけどお祓い行く気ないか?」曖昧に答える私に上司は続けた。「お前の隣にいるとさ、俺も変な声が聞こえるんだよ」その数日後、上司と私は席を離された。理由は知らない。

#呟怖 両親に隠されたゲームを探そうと引き出しを漁っていたら、一枚の写真を見つけた。卒業したばかりの小学校の旧校舎だ。その窓に、顔中が真っ赤なパーマの女性が笑顔で写っていた。母に尋ねると写真を取り上げてこう言った。「気にしなくていいよ。処分しておくから」。

#呟怖 プールで泳いでいた時、誰もいないはずの隣のコースに人が立っているのが見えた。息継ぎのために顔を上げたが誰もいない。また顔を下げてわかった。水面から上に、在るべきものがなかった。

#呟怖 『お前、昨日の夜覚えてる?』兄が言ったが、私はわからなかった。『やっぱりこいつ覚えてないよ』兄は母にそう言って笑った。話を聞くと、前の晩突然起き上がり布団の周りをぐるぐる歩き始めた挙句、ラジオを付けて30分ほどノイズの音を聞きながらふんふん頷き、満足したように寝たという。

#呟怖 小学4年まで、葬式は生きた人を燃やす儀式だと思っていた。だって初めて出席した葬式の時、花を供えるときに曽祖父が棺桶の中で笑いながら私に手を振っていたから。

#呟怖 うちの会社のトイレの個室は特に何の変哲もない個室だ。一度だけ、タンクと床の間にある数十センチの隙間から男の子の顔が満面の笑みでこちらを覗き込んでいたことを除けば。

#呟怖 お化け屋敷に入った感想を言い合った。「途中で飛び出す男が怖かった!」「部屋から出てくる女が怖かった!」皆が盛り上がっていたので私も続けて「一番最後の角で立ってるだけの女が怖かった…」といった。その女性を見たという人は誰もいなかった。

#呟怖 定刻通りやってきた電車のドアの向こうには、たくさんの人がいた。道を開けるために横にずれたが、誰も降りてこない。開いたドアの向こうには、誰もいなかった。

#呟怖 実家には、神様を祭っているところが複数個所あり、毎朝そこにお供えをするまではご飯を食べない。正月の朝、どうしてもお腹が空いた私は親に許可を取り雑煮を頂いた。その結果、一日中トイレから出られない残念な新年になった。

#呟怖 小学生の頃。夕方ゲームボーイをしていると視線を感じて振り返った。そこには誰もおらず、安心して向き直る。私の後ろから、誰かが画面を覗き込んでいるのが反射して写っていた。

#呟怖
休日出勤していた時のこと。カタカタ、カタカタとどこかで音がした。
何だろうと音のする方を見てみると、他の人のキーボードがカタカタ音を立てている。
事故で腕を骨折し、入院している上司のものだった。
退院時、上司は「休んだ気がしない」と笑った。

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