呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
いつの頃からだったかな、飼っている家畜を愛で、いいものを食べさせ、服まで着せるようになったのは。
初めの頃こそ世間で不思議がられたが、段々とその趣向に目覚めたものが増えた。
かといって、いつ脱走するかわからないからな。

今でも、人間という家畜からは首輪を外すことはできないよ。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1012704194162188290 

#呟怖
「腕が最近痺れちゃって」
そう言って、友人はのこぎりを手に取った。
「そろそろ取り替えなくちゃと思ったんだよ」
止める間もなく、彼は腕に刃をあてる。
「痛て…なんだ、前はこんなに痛くなかったのに。
 そうだ、腕の前に首の調子も悪いんだよな」
そして彼は刃を引き、病院に運ばれた。

#呟怖
『これから君には地獄が待っている』
『残業はもとより、終電、休日出勤、サービス残業はザラだ』
『君の先輩たちはそれを乗り越えてきた』
『わかっていると思うがドロップアウトは即追放だ』
『だが君への報酬は我々からの賛辞だけだ』
『君の活躍に期待している』

-SEの現実-

#呟怖
胸が痛いですか。心がいたいですか。
良いですね。羨ましいです。

怒らないでください。
事実羨ましいんです。
こっちの住人になってから、いたみというものが感じられないので。

羨ましい、妬ましい、そういうことばかり考えてしまいます。
私のことが視えている貴方も、どうかお気をつけて。 https://twitter.com/9qOtyj1fg7veVuc/status/1010137300754317312 

#呟怖
空が曇ったのか、突然部屋が暗くなった。
サァァァという音が響く。
どうやら雨が降ってきたらしい。

突然の事に人々が悲鳴を上げるのが聞こえた。
無理もない、先程まであれだけの晴れ模様だったのだから。

しかし、悲鳴というよりこれは絶叫だ。
窓の外には、大量の血の雨が降り注いでいた。

#呟怖
空が曇ったのか、突然部屋が暗くなった。
サァァァという音が響く。
どうやら雨が降ってきたらしい。

突然のことに人々が悲鳴を上げるのが聞こえた。
無理もない、先程まであれだけの晴れ模様だったんだから。

しかし、悲鳴というよりこれは絶叫だ。
窓の外には、大量の髪毛が降り注いでいた。

#呟怖
「ねぇねぇ、指切りしよう?」
『嘘ついたら針千本飲ーます、指切った♪』
一緒に歌い終わったその瞬間、彼女は自身の指を切り落とした。
「だめだよー、切るって言ったんだから」
小指を失くした彼女が握っていた拳を開くと、そこには彼女の血で湿った無数の針。
「はい、針千本ね♪」 https://twitter.com/tsubukowa/status/1007902216768839680 

#呟怖
念願のボイスロイドを手に入れたんだよ。
でもどれだけ調声しても声に濁点が入っちゃってさ。
友人に相談したらそんな娘いないよって言われちゃったんだよ。
だからアンインストールしようとしたんだけど画面が固まっちゃって。
…この娘なんだけどさ、どうにかならないかな…。 https://twitter.com/HitoyoShow/status/1009091522870951936 

#呟怖
何もかも失ったら、視えたモノがあった。
手を伸ばせば届く距離に、真っ黒な何か。
手が届いたら終わってしまう何か。
それに手を伸ばした所で、別の何かが見えた。
私が犠牲にしてしまった人。ずっと心にある後悔の塊。
その人は何も言わず、頭を撫でてくれて。
私は生きるんだと、踵を返した。

#呟怖
誰かに対して「死ね」と思うとき
きっとあなたも誰かに「死ね」と思われている

#呟怖
『座ると死ぬ椅子?』
「実際、座ったやつ全員死んでるらしいぜ」
『ばぁか、誰だっていつかは死ぬんだ。そりゃ全員死ぬわ』
「それは言えてるな!」
縁起が悪いということで展示用になった椅子で男の子達がじゃれ合っている。
なるほど、本当に死者というのは生前と同じことを繰り返すらしい。

#呟怖
僕は月曜日が大嫌いだ。
月曜日の朝って電車の遅延がよく起こるよね。だるいよね。
でもさ、月曜日はとても夜空が綺麗なんだ。
星が流れるんだよ。たくさん、たくさん、たくさんの。
なんでだと思う?
きっとね、電車の遅延が良く起きる理由と、同じなんだよ。
......だから、大嫌いなんだ。 https://twitter.com/2y_z3/status/1006122320916668416 

#呟怖
悪夢を見て飛び起きた後、親指大の蜘蛛が布団から這い出すのを見たことがある。
蜘蛛は益虫だからってんで、逃がす隙を伺って布団の上のそれを目で追うんだが、段々と姿が薄くなっていくんだよ。
不思議なことに、最後は背景に同化するように消えるんだ。
こんな蜘蛛、見たことある奴いないか。

#呟怖
「願い事が叶うおまじない?」
『うん、おまじない。簡単だよ』
「どうやるの?」
『鏡の前でお辞儀をしてxxxxっていうのをやるんだよ』
「それ、本当に効くの?」
『うん。願いが叶う御呪い、だよ』
僕は知っている。"あの子"が、"あの子"を、嫌いなことを。
願いが叶うとは、そういうことだ。 https://twitter.com/Manjusaka0622/status/1005798099942379520 

#呟怖
正義のつもりだった。
「犯人はきっとあいつだ!!」ずっとそう言い続けた。
その犯人と思われた女が自殺し、世間が逃げたと評した後。
真犯人が逮捕された。
俺は思ったことを口にしただけ。
周りだって賛同してくれてた。
なあみんな?
そう言って振り向いた先には、自殺した女が立っていた。

#呟怖
"俺はヒーローだ。弱きを助け強気を挫く"
「助けてくれぇ...」
血の海にのたうち回りながら悪の組織の幹部が言う。
そうか、もはやこいつは弱者になったのか。
"ならば良し!!"
弱者になった彼らを背に、俺は強者になった一般人を殴り倒した。
俺の戦いは、強者がいなくなるまで続くのだから。

#呟怖
『助けてくれ』と、同僚が泣きついてきた。
植えた種から芽が出て葉が生えて実を付けたらしい。なんだそれ。
生えすぎたのかと除草剤を持っていくと『なんだよそれ!』と怒鳴られる。
やってられんと無視してドアを開けた俺は戦慄した。
『だから言ったろ!目が出て歯が生えて身を付けたって!』

#呟怖
「寝坊しちまった…!」
急いで着替えるが遅刻は必至。大事なお客とのミーティング。
間違いなく怒られるだろうし、それで済めばまだ良い。
報告のための言い訳を考えながら携帯を握り、泣きそうになる。
「今日をやり直したい...!!」

あれから、俺は何回この地獄の朝を繰り返したのだろう。

#呟怖
”その子は悪魔の子だ!渡しなさい!”
奴らから逃げて2年。子供に喋る人形を買ってあげた。
『おてて握ってぇ』
はしゃぐ子供。そうだ、この子が悪魔なわけがない。
『ちがうのぉ』『ちがうのぉ』
人形がやたら否定の声を出している。
振り返ると、子供が笑顔のまま人形の手を握り潰していた。

#呟怖
風呂で髪を洗っていると、突然「ヒッヒッ」と声が聞こえた。
前髪で視界を隠しながら鏡を見ると、見知らぬ老婆がにたにたと笑っている。
驚いた私は仰け反りながら老婆を凝視。
すると老婆は「しゃだっ…」と声を上げ白目を剥き、倒れるように消えていく。
鏡で自分の姿を見て、私は納得した。

#呟怖
目が覚めた時、部屋は真っ暗だった。
変な時間に起きたかと時計を見たが、針は7時を指している。
起き上がろうとして、手足が動かせない事に気付いた。
--ぎぎ。
鈍い音が、聞こえる。
闇に慣れた視界が捉えたのは、蠢く黒髪に覆われた天井と。
そこから迫り出す、複数の見知らぬ顔面だった。

#呟怖
VRが流行り始めた頃。私の友人もまたVRの世界にハマっていた。
しばらくは何ともなかったが、近頃なんだか様子がおかしい時がある。
話している最中、突然「猫がいる」と呟くようになった。
そして今日。「ねこはいます」という書置を残し失踪したと聞いた。
彼は一体何を見たのか。ねこです。

#呟怖
物心付いた頃から、その樹には女性の顔があった。
生まれる蕾を見守る表情、花弁の散り際の悲し気な表情。
そのどれもが、私の眼には美しく映った。
彼女が永遠の眠りについた時。
その表情は、それまで見たどの表情よりも綺麗で、穏やかで。
私は、彼女を深く愛していたのだと初めて気付いた。 https://twitter.com/sa_tsumi/status/998692130057957376 

#呟怖
「最近の文明の利器はすごいねぇ。ぶつぶつ独り言呟いてるから心配で声を掛けたら、その人電話してたんだよ」
『あぁ、あるねそういうの』
「昨日なんて半透明で浮かんでる人もみちゃったのよ、本当にすごいねぇ」
『えっ』
「あんたが肩に乗っけてる女性もやっぱりそうなのかい?」
『待って』

#呟怖
着信音に手を止めて携帯を見る。
そこにはあるはずのない名前があった。
一緒に行こう、だろうか。迎えに来たよ、だろうか。
どちらでも良かった。声が聴ければそれで良かった。
『生きて』
それだけ伝えて切れた電話に、首に掛けようとした縄から手を離す。
日の差してきた部屋で、僕は泣いた。

#呟怖 #返怖 お題『下』
『ほら、ちゃんと前見て歩いて、危ないよ』
お母さんがそういったけど、僕は「そんなことないよ」って言ったの。
だって、下を見て歩かないと、土からでてるおててを踏んじゃうんだもん。

#呟怖
ある日、上司に呼び出された。
「下の階の人が、お前の部屋が煩いと文句が来た」
音には気を付けているつもりだったが、どうやらそういうことらしい。
「毎日、22時くらいにドタバタ足音が聞こえるらしい」
私は、返答に困ってしまった。
23時より早く会社を出られる日がなかったからだ。

#呟怖
明晰夢を見るようになったんだ。
これは夢だってわかって、何をやっても問題にならない世界で楽しく過ごせるようになった。
気に入らなければ自分の好きなようにすればいい、素晴らしい世界だ。
いつの頃からか、その夢から抜け出せなくなった。
-ギロチンに掛けられたとある独裁者の手記より-

#呟怖
なんで"やれ"って言ったことが出来ないの?
お前のために言ってるんだよ?
恥ずかしいと思わないのか?
これだから、あれだから? なんだよ責任転嫁か?
もういいよ好きにしろよ。

『わかりました。好きにします』
僕は凶器を持った腕を振り下ろした。
『あなたが"やれ"って言ったんですよ?』

#呟怖
四月一日って"わたぬき"って読めるじゃない?
あれってさ、四月一日に人のハラワタを引き抜けば幸せになれるっていう話から来てるんだよ。
今はそんな慣習なんてそうそうないけどさ。
…なぁんてね! エイプリルフッ…う…?
え、これ、馬鹿、待っ、あ、ああアアあああっ!?
あがっ、あぁぁ……

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