呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
ただ、友達と言える存在が欲しかった。いじめられた経験も買い食いをして帰った経験も、仲間外れにされたこともない。そもそも友達がいないのだから。
父方の田舎に帰省したと言って、僕と同い年の君が現れた時は本当に嬉しかった。
いつか幼馴染と言えるまで。君で色んなことをしよう。 https://t.co/Wmc6B7lnKF

#呟怖
糸は繋がりの象徴。
蜘蛛は孤独がきらいだった。なので己が命を削り、懸命に繋がりを求めた。

ヒョイと。
穴に落とされた。穴の中には様々な蟲がいた。蜘蛛は喜んだ。絶えず糸を紡ぎ、繋がりを求めた。

しかし。
結局、蜘蛛は独りになった。恨みや憎しみを宿し、蜘蛛はこどくが嫌いになった。 https://t.co/JWB72oeYCp

#呟怖
昔、雪山で凍死した女の腕に抱かれた童を雪女は攫った。棲家とする窟で少し面倒を見、麓の村へ帰すつもりだった。

それから幾星霜。
丈夫となった男は、雪女を愛してしまった。雪女もまた己が心が蕩けてしまいつつあった。

初夜。男の温もりに満たされた雪女は、終ぞ溶けて消えてしまった。 https://t.co/Iq5jndqmOa

#呟怖
たあたたたしたはた
たあたなたたたのたこたとたがた
たずたったとたすたきたでたしたたた

山奥の荒屋で毎夜逢っていた女が、こんな意味不明な手紙を遺して姿を見せなくなった。
だが俺は毎晩通った。今、荒屋には手負いの狸がいて、俺が看病をしてやってる。せめてこいつが元気になるまでは。 https://t.co/2mfeALcCpu

#呟怖
かつて、神と人が契りを交わした。
神にも成れず、人にも成れない仔供らは妖怪と成ったが、1人と1柱の親たちは無量の愛を妖怪に注いだ。
妖怪は愛を知った。
親たちのように、神を愛し人を愛したかった。しかし、神からは軽蔑され、人からは怖れられ迫害を受けた。

妖怪は愛を知りたかった。

#呟怖
「まったくB級映画どころじゃないぞ。チェンソーウーマンなんて、何で私が。」
ぶつぶつ愚痴をこぼしながら残りの酸素ゲージを浪費しつつ、硝酸の霧の中を闊歩する。
手慣れた手つきでエンジンをかけ、私の脳天めがけて刃を振り下ろす。
「成仏しなよ!中年ゾンビっ!!!」 https://t.co/HbXTGNLezb

#呟怖
・東北の山奥には有名ブランドの化粧品会社がかかえる工場がある。
・工場の設立と同時期に、子供の誘拐事件が3倍に増えた。
・その有名ブランドは子供向けの番組にスポンサーとしてCMを流している。
・宣伝文句は「艶やかな肌へ マイナス5才肌」 https://t.co/dOAGwY6Tjn

#呟怖
神出鬼没 正体不明 行方不明
騙し 化かし 拐かし
ヨウコそタマモ ダキあわせ
よやよや誰が為、大岡裁き
おのれらいこう まばゆし痛し

悲喜交交あれど 引き篭もり
文明開化が何の園
未だ殺生
馬耳説法
源 喉元 首晒し
あわれ 令和の 恥さらし

恨みはらさでおいて後、
水木茂らずビル生えた https://t.co/mYEoTkX6Ft

#呟怖
「好奇心は猫を殺すってのは所詮、人間が自分の殺しの責任を別の何かに押し付けようとしてる心の表れなのサ。」
ザクッ
「窮鼠猫を噛むってのはァ、気にいらねェ。大人しく殺されてくれりゃァいいんだ。」
ブシャァ...
「じゃあよォ、人間。お前が殺した猫に殺される時はなんて言うんだ?」 https://t.co/sYepKodn8B

#呟怖
俺が獣医として雇われていた社畜時代、身元不明の老衰を待つだけの老猫を預かった。老猫は人語を解し、死んだら背中を撫でてくれと頼まれた。
果たして、老猫は死んだ。
背中をさすった瞬間、猫は人の身体になった。
なんでも、人に成った化け猫が老猫を撫でると、その老猫も人に成るという。 https://t.co/sYepKodn8B

#呟怖
「好奇心は猫を殺すってのは所詮、人間が自分の殺しの責任を別の何かに押し付けようとしてる心の表れなのサ。」
ザクッ
「窮鼠猫を噛むってのはァ、気にいらねェ。大人しく殺されてくれりゃァいいんだ。」
ブシャァ...
「じゃあよォ、人間。お前が殺した猫に殺される時はなんて言うんだ?」

#呟怖
孤独は、一人でいる時に襲ってくる感覚ではない。独りであると自覚した瞬間、足元から喉元へ這い寄るのだ。
人の往来が激しい場所ほど、孤独の臭いは強い。孤独を飼う者同士が出会えば、孤独はまた成長を重ねる。
結局のところ、孤独に襲われない唯一の方法は、触れ合いの幸せを知らないことだ。 https://t.co/JLVJuXcLv8

#呟怖
北船夜話には『火滴る袋』と記載される。
昔——。
陸奥国仙人峠に武士が迷い込んだ。その夜は不運にも雨が降り、彼は寝付けなかった。
ふと辺りを見ると、雨なのに提灯が一列に灯っている。
手前の一つを掴み辿って行くと、思いがけず村に出た。
握っていた提灯は、一輪の花に変わっていた。 https://t.co/DQobzvLSVq

#呟怖
古くは日本国現報善悪霊異記に記載がある。
紀伊国(現:和歌山県)の山奥には、屋根の葺かれた塚があり、前を通ると赤黒い蟻のような虫の群れが這い出て人肉を貪るという。
桃山時代まで、山の麓には寺があった。その寺は、かつて土着の悪霊を虫の巣穴に封じ込めた僧が開いたものだったそうだ。 https://t.co/X9PxzNH5Cv

#呟怖
江戸時代、土佐国干潟村は作物の育たない村であり、年に一度村をあげて捕鯨を行なっていた。
鯨を海神として祀っていたこともあり、捕らえた鯨の遺骨は、犠牲になった村人の遺体と共に海に還された。
還した日より49日は禁漁となる。その間は、夜な夜な銅鑼の音と鯨の鳴き声が聞こえるという。 https://t.co/vK7eJmCVJG

#呟怖
注連縄の無い大きな岩には近づくな——。祖父がなぜそう言い続けていたのか、俺は身をもってそれを理解した。

山神に魅入られてしまった。
首まで固まってしまった。流れる涙も砂利になる。きっと、周囲に佇む岩も元は人間だったのだろう。
岩になる寸前、遠くから俺に微笑む女性を見た——。 https://t.co/epMpxLuK42

#呟怖
背中にはコンクリートジャングル。動脈の路面電車。静脈の地下鉄。リンパ腺は幹線道路。俺は毛細血管の清掃員。

まったく、この怪異、"東京"を育てるのも楽じゃない。長い長い昔から、この場所で人々が暮らしていたから、いつの間にかこんなバケモンが生まれちまったんだ。 https://t.co/p4WIAYiKAj

#呟怖
いやー、元々あんなところに鳥居なんてなかったんですよ?あのしめ縄も、沖に人を行かせないための境界ロープが台風で岩の間に引っかかっちゃったやつですよ。
で、それ以降毎年夏になるとそのロープを綱渡りするDQNたちが現れて、渡りきれず落下死する馬鹿が増えたんでノリで鳥居つくりました。 https://t.co/rKdwRdeLSX

#呟怖
時は令和24年、コロナ以降頻発するウィルスパンデミックに対し、政府が編み出した対策は大気散布型万能ワクチンだった。
しかしこの政策により、大気汚染は急加速度的に悪化し、健康被害を訴える者が疾患の特定作業すらまともに追いつかないほど激増した。(続く) https://t.co/bwfhAel19j

#呟怖
「海に出て後悔した」なんてのは、釣り仲間では手垢塗れのしょうもない洒落だ。

しかし、今日ほど心からそう思った日はない。なぜ俺の船の甲板にお前たちが…。

 数年前、この海域で漁船の事故があった。8人中7人が死亡、生き残ったのは俺だけだ。
 この海に、帰ってくるんじゃなかった。 https://t.co/BeCk1SNxmh

#呟怖
 あいつは「いつか夢を掴みたい」といい、多くの仕事を経験していた。
 「発展途上国に行ってくる。子供達の夢を守るんだ。」あいつから聞いた最期の言葉。
半年後。
彼の右手が実家に送られてきた。いろんな仕事で汚れた手。最後は、地雷から守るため、子供の肩を掴んだらしい。 https://t.co/ChXLMdMUcO

@majorimapsmuroo もしイモムシなどの生色が可能なら、
舌の上で弄びながらその弾力を楽しんだり、
舌先で足の突起を数えたりして堪能しながら、
最後は八重歯で穴を開けて中の体液を啜りつつ、
鼻先に抜ける青い薫りをじっくり味わいたいと思いました。

素敵なお題をありがとうございました。(ここまで #呟怖 )

#呟怖
その怪異は、「キュビスムの少女」と呼ばれている
——深夜、とある芸大の一室はデッサンをする画家たちがひしめき合う。画家たちの身体には糸が絡まり、その糸は部屋の中央に鎮座する怪異の指先に繋がっていた。
怪異は、無数の指を不規則に動かしながら、画家たちを操り己の姿を描かせていた。 https://t.co/39jH4pZbG2

#呟怖
以前この辺りには、お客に目隠しをして珍しい毛ガニを食べさせる店があった。
その店は月曜が定休日だが、日曜のラストオーダー1時間前になると、とびっきり美味いカニが出ると噂されていた。
あまりの美味しさに、食べた後も肉が喉を伝った感触が忘れられず、何も食べられなくなるという。 https://t.co/DiWGq3VYLL

#呟怖
「しってるか坊主、その年収穫したインゲン豆のマメの数はな、去年死んだ人数とピッタリなんだよ。たから、マメってのは人の魂なんだ」
………。
「あ!疑ってるだろ!本当なんだぞ!?だからよぉ、坊主ももしかしたら、来年は母ちゃんの魂に出会えるかもしれねぇナァ」
………。 https://t.co/jcn9eg5XIM

#呟怖
「今回もダメでしたよ」
【あらそうだったのね。毎回本当に頑張るわね】
「何回やってもうまくいかないもんですな」
【じゃあまたやめにしましょ?こちらにいらっしゃい】
「いつもすみません。今そっち行くんで待っててください」
——この場所では三年に一回、受験生が飛び降り自殺する。 https://t.co/r7cIdXTRro

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